逢坂剛のレビュー一覧

  • 燃える地の果てに(上)

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    逢坂剛お得意のスペインと核爆弾落下という史実をおりまぜて、素晴らしい作品を書き上げています。デビューしてから10数年の作品だと思いますが、このレベルを維持しているのは脱帽です。ぜひぜひお勧めします。

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    2009年10月04日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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    百舌、かつて弟が名乗った名前、能登半島の岩壁から落とさ、北朝鮮の工作員として弟の敵を撃つ為に日本に戻ってきた兄、新谷そして今は百舌となる。
    政界や警察内部の陰謀を暴く為、敢えて敵地のに乗り込み自分を犠牲ににした倉木警視、捕虜になった倉木を救い出す為、翻弄する大杉警部と明星美希、誰を信じていいのか探り合いが始まる。
    百舌はどう弟の敵を取るか倉木は助かるのか?
    ハラハラした展開が幾重も広がっていく。
    一気に読み、一気に作者の虜になった。

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    2026年09月22日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    初読みの作家さん。
    東京新宿で爆弾事件が発生。倉木尚武警部の妻が巻き添えとなり死亡した。

    時系列がバラバラで話は進んでいき最初は少し、混乱したがそれが逆に事件の謎が少しづつパズルの様にピースが埋まっていく感じがして、とても良かった。
    30年前の作品で少し強引な所もあるが、違和感なく楽しめた内容だった。





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    2026年09月19日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    能登半島の突端にある狐狼岬で発見された記憶喪失の男新谷和彦。
    自分の記憶を再び自分の元へ呼び戻す為、病院を抜け出し
    す。
    百舌の物が始まる。
    東京都新宿では過激派集団による爆破事件が発生して公安課の警視倉木の妻が巻き添い爆死する。
    バラバラになった妻を検視した倉木は自分こそがこの事案に適したと上官に求めるが、捜査を外され書類整理の第四課へ飛ばせれる。
    上官に慰労の為、休暇申請を出し自由に動けるようになった倉木の妻が何故、爆死にいったたかの単独捜査が始まる。
    政治、裏社会、警察官の汚れた場面が次々とあらわになって行く。

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    2026年09月12日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

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    今回は事件そのものよりも、警察という組織の中で誰を信じていいのか分からなくなっていく怖さのほうが強く残りました。
    倉木は相変わらず執念深く真相を追い続けますが、その姿を見ていると、正義を貫くことよりも、組織の中で正気を保ち続けることのほうが難しいのではないかと思えてきます。
    味方だと思っていた人物まで疑わしく見えてきて、読んでいるこちらまでずっと落ち着きませんでした。
    正義を守るはずの組織が、自分たちの都合で真実を隠してしまう怖さはかなり印象に残りました。
    派手さよりも、人を信じられなくなっていく不気味さがじわじわ残る一冊でした。

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    2026年09月03日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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    百舌シリーズです。
    病院で起きた大量殺人事件をきっかけに、公安、警察、そして国家の思惑が複雑に絡み合っていく物語です。
    前作以上にスケールが大きくなり、誰が味方で誰が敵なのか分からない緊張感が最後まで途切れませんでした。
    読み進めるほどに、それぞれが守ろうとしているものが違うからこそ、正義という言葉の曖昧さを強く感じさせられます。
    倉木の執念深さはもちろんですが、大杉や明星といった登場人物それぞれに見せ場があり、シリーズとしての厚みがさらに増した印象でした。
    終盤に向けて点と点が一本につながっていく展開は見事で、「正義とは誰のためにあるのか」という問いが読後まで重く残ります。
    派手なアクションだけでは終わらない、人間の信念と国家の闇を描いた百舌シリーズらしい読み応えのある一冊でした。

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    2026年08月06日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    能登で発見された記憶喪失の男と、新宿の爆弾事件の点と点が線になるまでの緊張感がとにかく濃く、読んでいるあいだ、常に背後を気にしているような感覚でした。
    倉木という男の抱える喪失と怒りは、正義という言葉では括れない重さがあり、物語をただの警察小説に留めません。
    ハードで乾いた筆致なのに、どこか人間臭いく、常に緊張しながら読み続けました。
    前作の「裏切りの日日」と地続きで読むと、裏社会と警察の因縁がより立体的に浮かび上がり、シリーズとしての厚みが一段増します。
    まだ続くはずだという余白が残されていて、続編で倉木がどこへ向かうのか、期待せずにはいられません。
    読後は不穏さが残り、そのざらつきこそが、この物語の強さだと感じました。

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    2026年07月28日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    ネタバレ

    暗殺者を警察と公安が追いかける。暗殺者は一体誰なのか、黒幕は?公安と警察の関係、多くの謎が面白い。外国大統領の暗殺まで話が及び途中でついていけなくなるが、最後にはまあ納得できた。

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    2026年05月17日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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    百舌シリーズ第2弾
    おもしろかった。
    前作同様、ドラマとは違う展開
    倉木尚武は主役ではないような、そうでもないような

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    2026年03月06日
  • 墓標なき街(百舌シリーズ)

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    百舌シリーズどんどん面白くなっていますが 次で最後なんですね
    今までの話が全部回収されるのは楽しみです
    武器輸出の話ありそうで面白いです

    200ページくらいから あれ?横溝正史さん読んでた?って思っちゃいました ははは…

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    2026年02月24日
  • のすりの巣(百舌シリーズ)

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    今回も面白かったです
    百舌は? 鳥つながりでノスリ
    いろいろ無理な感じはありましたが
    (色仕掛けで昇進?) 警察と暴力団の裏とか 政治家との裏話とか 面白い要素がありすぎでした

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    2026年02月10日
  • よみがえる百舌(百舌シリーズ)

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    倉木さんが亡くなったいま 誰が主人公なのかなぁ〜と思いながら読んでいましたが 百舌ですね 主人公は百舌です
    そして 百舌復活!?
    誰が百舌なのかホントは死んで無かったのか バードウォッチャーとは誰なのか倉木さんもよみがえるのか?とか考えながら読んで 面白かったです

    それとタイムリーです 政党の名前が 民主中道ってすごいびっくりしました

    最後は思いっきり隠蔽しまくって だから 警察小説大好きです

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    2026年01月24日
  • 平蔵の母

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    ミステリー作家が描く長谷川平蔵の世界を短編にて描く至極の作品集。表題の作品は、驚くべき知らせが平蔵の元に届く事がら始まる。売り出し中の料理屋に、「自分は平蔵の母である」と名乗る老婆が現れ、そのまま倒れ伏した。平蔵は幼い頃に実母と生き別れており、その顔すら知らない。折しも料理屋には盗賊の「押し込み」の影が迫っていた。老婆は、生き別れた本物の母なのか、それとも盗賊が仕掛けた巧妙な罠なのか。平蔵が鋭い洞察力でその素性と事件の真相を暴いていくミステリー仕立ての物語。。。池波作品の人情を全面に押し出す作風に対し、徹底的に「謎解き」と「伏線」にこだわり、パズルのピースを埋めるような理知的な面白さを優先する点が特徴かな。一気読み間違いなしの外れなしの作品ですよ~

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    2026年01月23日
  • ブラック・ムーン

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    この物語に出てくる人々は皆それぞれの「執念」があった。それは愛なのか、友情なのか、金なのか。執念を剥き出しにして生死をかける姿がとても爽快でロマンを感じた。ここに西部劇ならではの魅力が詰まっているように思える。
    全作とても面白かった!続編出して欲しい!

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    2025年12月25日
  • さまよえる脳髄

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     さて、いよいよこいつか。精神医学バリバリで、美人の女医が主人公だっていうんだから、メチャメチャ期待してた。「Esの方程式」も「クリヴィツキー症候群」も越えてくれってのが希望。
     右脳左脳の問題が精神分裂や二重人格と関係あるとか、性的なトラウマが分裂症の原因になるとか、大脳生理学と精神医学とを結びつけたプロットはこれまでのサイコものに比べてもかなり優れもの。中でも特に脳梁の断裂が二重人格を引き起こすというくだりが興味深かったな。妙に納得してしまった。だからといって、多重人格がその数だけ脳が分割されているわけでもないんだろうけど。
     「クリヴィツキー症候群」をさらに濃密にしたような雰囲気は、もう言うことないっす。完璧OK。ただ、文体があいかわらずあっさりしててちょっと感情移入しにくいのが気になったけど、今回は状況がかなりエロいっすからねぇ。藍子はいい女だ。とくに太股のあたり(^^;)。
     読み終わる前の予想としては、藍子を狙ってるのが誰なのかなかなかわからなかったけど、こういう話だからなってことと、太字のところって全部ガラスがからんでるから、「犯人は藍子の分裂したもう一つの人格」でガラスに移った自分の姿を見ているっていう予想だったけど、正解でした。ラストをチラッと見ちゃったからわかったんじゃないかという話もあるけど(^^;)。作者は本間や追分や海藤にも犯人とおぼしき行動をさせてるんだけど、こういうテーマでちゃんと落とそうと思ったら、まあこれしかないわな。残念ながらこのネタは、基本的には「クリヴィツキー症候群」の焼き直しって感じだから、衝撃という意味ではもう一つだった。こっちを先に読んでたら、当然評価はもっと上がったと思うけど。ただ、二重人格になる原因を医学的に説明している点では、結構画期的かもしれない。
     その他にもミルグラムの実験とか、左脳右脳の分離実験とかおもしろかった。大学入る前に読んでたら、俺心理学の方に行ったかも(^^;)。
     最大の問題は、俺も制服コンプレックスがあるかもしれんということか(^^;)。
     p.s.ひょっとしてひょっとするけど、これも「ガダラの豚」と並んで「Esの方程式」の元ネタの一つかも。

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    2025年11月12日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    ネタバレ

    警視庁とかの警察ミステリ?はわりと好きなので、そこは面白く読めた。
    百舌って結局誰なんだ、とか爆弾犯とか、えっ!?と驚く展開もあり面白かった。
    倉木の冷徹なキャラわりと好き。
    美希と恋仲?になるのはちょっと訳わかんなかったが。
    時系列を掴むのが難しかった。
    シリーズ化してるみたいなので、続きも読むか悩む。

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    2025年09月12日
  • 道連れ彦輔 居直り道中

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    うーん、婿取り考える誰かが試しているのかと考えた~目黒富士は試しだった。彦輔が頼まれたのはおひいさまを伴って中山道を通って京へ上ること。怪しげな渡世人は無邪気なだけだと仲間に引き込んだが、美形に見向きもしない勤番風の侍二人は何者か。関所を通れない連れは関所破りを敢行し、山賊に襲われながら飯田まで辿り着くと、この旅の秘密が明らかに~飯田ですか、目的地は・・・。一行は長崎でなくて阿蘭陀行きも狙っている

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    2025年09月03日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    【第61回毎日芸術賞受賞作】能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編小説。

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    2025年08月16日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    ネタバレ

    ドラマを観てから読んだ。ドラマの倉木は嫁の死の真相以外になんの執着もなく自暴自棄気味なように見えたが、原作では幾分か冷静な気もする(気のせい?)。
    のっけからド派手な爆破テロから始まるからさぞ大きな陰謀が絡んでいるだろうと思って読んでも期待を裏切らない規模の話の展開だと思う。

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    2025年08月07日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    ドラマを観て原作を入手

    モズは
    小さく可愛らしい見た目に反して
    はやにえという
    人からは惨たらしく見える行為を行う

    作中、モズという名の出演者は
    プロフェッショナルの殺人者として描かれてる

    この鳥とイメージは重なる

    物語は
    公安倉木尚武、
    捜一大杉良太、
    公安明星美希に加えて
    百舌こと新谷宏美目線で語られる

    ちょっと警察内部の人間関係で
    リアリティに欠けるような所が
    あるが
    ストーリーとしては
    ドラマを先に観てしまってるせいもあって
    脳内映像化し易く
    テンポよく進む

    楽しめた

    あとがきで、
    百舌は
    また後作で登場してくると思うが
    ゴメンねと作者

    で、シリーズ化されているのが判明
    読むかな

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    2025年07月16日