【感想・ネタバレ】新装版 カディスの赤い星(下)のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年01月09日

バイタリティあふれる主人公がおれSUGEEEと大活躍し
職業的うんちくや床屋政談も盛り込んだ
中高生ならぬ中高年むけライトノベル
とは時代劇と呼ばれるものだが
本作も題材が江戸時代でないだけで中身は同じ
といったら失礼だろう
大衆向けエンターテイメントとは大衆がそれをもとめているのだから
そうあるべ...続きを読むきである
にしても25年前にかかれたとしても古めかしい描写だが
古めかしいからこそ笑いつつ読める
現在同じようなことを現代を舞台に書いたら馬鹿であり
つまりだから時代劇は舞台が現代でないのだから

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Posted by ブクログ 2015年08月27日

単行本で発行された直後に購入し、一晩で読んだ記憶が残っている。この作品がきっかけで逢坂剛にのめり込んだ。新装版を改めて読み、やはりおもしろいの一言である。

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Posted by ブクログ 2013年09月10日

文句なしに超一級のエンタメ小説。著者の実質的処女作だけあって、スペインへの愛情と楽しんで書かれていることが伝わってくる。

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Posted by ブクログ 2023年04月30日

下巻から舞台はスペイン。
もう主人公(漆田)がPRマンという事実を忘却させられる大活劇に唖然(何度死にかけるのw)。
帰国してからはエピローグくらいかなと思っていたが、それにしては残りページの量が多い。そこからのミステリ解決編的怒涛の展開には「満腹でもう食べられないよう」と贅沢な悲鳴をあげた。
後味...続きを読むは決して良くないし、漆田の皮肉屋キャラも鼻についたが、総じて高カロリーな大盛り焼肉定食のような満足感であった。

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Posted by ブクログ 2017年10月20日

上巻と下巻で世界観がまるで変わる。
上巻は広告業界のビジネスストーリー。漆田の仕事ぶりがとてもスマートで、時々爆笑してしまうほどの面白さだったが、下巻は、何故一般人がそんな危ない目に!と思うほどハラハラドキドキの展開だった。
この本が3つの賞を受賞したのも頷ける。
冒険あり、推理あり、恋愛あり…。つ...続きを読むいていくのに必死だった。
サンチェスがいいキャラだった。でもやっぱり漆田に惚れたかな(笑)

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Posted by ブクログ 2014年12月23日

いや〜(●´∀`●)ノ面白かった!
上巻は日本が舞台で「サントス」という人探しがもっぱらやったけど、下巻の舞台は主にスペインで、内容もガラッと変わって、めっちゃハードボイルドε=(ノ。・`д・)ノ
主人公の漆田さん、命かけすぎー!!
一体どうなるのー?って、先が読めなくてハラハラしました。
最後はち...続きを読むょっと悲しい結末があったけど、読み応えあるお話でした。
読んでいる間のイメージは、西島さん&真木さんでした(*´艸`*)

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Posted by ブクログ 2013年07月13日

登場するスペインの各土地にはすべて回ったことがあるが、明らかに現地取材を経て書かれている。歴史的背景や当時(1985年頃)の社会状況についても良く調べられている。登場人物の繰り広げる物語にはちょっと漫画的なところもあるが、背景に感じられるリアリティがすごいので、成長し過ぎた大人が読んでも十分に楽しめ...続きを読むる。

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Posted by ブクログ 2012年11月08日

初逢坂剛。1986第96回直木賞作品。スペインに魅せられた逢坂剛のハードボイルド作品。作家になる前10年前に書きあげた実質処女作ということらしい。

「カディスの赤い星」を追ってスペインに渡り、反体制集団のフランコ総統暗殺計画に巻きこまれる日本とスペインを舞台に展開されるドラマ。
テンポとしゃれた会...続きを読む話、何よりスペインへの思い入れが楽しい。いつかのんびりと1ヵ月くらいまわろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年02月08日

(上下あわせた感想)
上巻では舞台が日本。PRマンが顧客である楽器会社の依頼、これもスペインのギター製作者の依頼なのだが、によりサントスということしか分かっていない人物を探すことから始まる。

上巻は何か進行も遅く、ところどころにある少し間の抜けた冗談にも若干興ざめの感もあるのだが、下巻に入りスペイ...続きを読むンに舞台が移ってからは話しがフランコ総統暗殺になると話しが一気に展開し、テンポも早くなる。 一気に読める。

ただお気に入りの登場人物が居ないので好感を持つ感じではない。

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Posted by ブクログ 2011年06月03日

一介のPRマンがスペインの内乱に巻き込まれていく話。

上巻にくらべて、下巻のほうがスピード感があってよかった。

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Posted by ブクログ 2021年05月26日

ただの、PRマンの仕事じゃない。
外国のテロ組織に乗り込むなんていくらマージンもらえばやるんだよ!って話。普通の経費じゃ済まないよ。
ブラックすぎて笑えた。
後半の怒涛のネタバレのオンパレード。
世間狭すぎ。近場だけでやりすぎ。

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Posted by ブクログ 2012年09月03日

そんなに何度も同じようなピンチに見舞われるなんて…と思わずにはいられなかったけど、通信手段が発達していない時代のミステリーはやっぱりおもしろい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年02月23日

スペインと日本をギター一本が結ぶ、壮大なハードボイルド。
まず細かさに驚く。スペインはヨーロッパの中ではイスラム教の影響が色濃く残る異質な国だというのが、現代に生きるわたしのイメージだった。だが自由の国として歩むようになったのはつい最近だと知ったときのまず、歴史的な面白み。そして日本からスペインへ移...続きを読む動してから無茶苦茶とまで言えるような主人公がぶち当たる壁の冒険性。そこにハードボイルドには欠かせない美女もからんで…。大人な雰囲気もしっかりとあるというか、冒険性の多少のルパン的な子供っぽさとそのほかの大人の雰囲気が絶妙にミックスされているのだ。
特に後半、スペインへ行ってからの物語の終息までの展開が怒涛。スペイン中を飛び回り読者は本書を読むだけでスペインを多少なりとも知ることが出来る描写も楽しめる。
ただ、なんていうか大人の小説なのだ。盛り上がり方も冒険性を通して子供っぽさがあるのだが、逢坂さんの文章がダンディ。
北森鴻は楽しめるけどこれを楽しむにはまだ年齢が足りないのかな、と思ってしまった。

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