あらすじ
フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。男の名はサントス、20年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。
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Posted by ブクログ
めっちゃオモシロイ!!
上巻は、主人公か依頼を受けて「サントス」と言う呼び名しか分からないフラメンコギター奏者の日本人を探していく。
描写が細かくて、グイグイ読んでるんやけど、なかなか読み進まない…(´皿`;)
だからなのか、本を読んでるのに、ドラマを見ている感じだった。
単なる人探しじゃなくなってきて、下巻のスペイン編が楽しみ!
Posted by ブクログ
今から四半世紀前の作品である。それにしても、非常に面白い。想像していた以上に面白い。主人公の漆田亮の洒落た冗句、謎のギタリスト・サントスを巡る物語の展開といい、現代のミステリー作品以上の面白さである。さて、いよいよ下巻。物語はスペインに舞台を移すようだ。
Posted by ブクログ
気障な男と目の覚めるような美女、酒と煙草とセックスなど、今から見ると設定や筋書きに古臭さを感じなくはないが、1986年刊行なのだから時代の空気を感じて当然ともいえる。
リーダビリティが高くぐいぐい読ませる。
Spotifyでフラメンコギターを聴きながら読んでた。
いざ下巻へ。
Posted by ブクログ
一気に読める痛快エンターテイメント。ハードボイルド味。最初に読んだのは25年程前だったが、いくつかの台詞は、この作家のものであることを忘れたまま自分の中に残っていたことを今回発見した。
Posted by ブクログ
(上下あわせた感想)
上巻では舞台が日本。PRマンが顧客である楽器会社の依頼、これもスペインのギター製作者の依頼なのだが、によりサントスということしか分かっていない人物を探すことから始まる。
上巻は何か進行も遅く、ところどころにある少し間の抜けた冗談にも若干興ざめの感もあるのだが、下巻に入りスペインに舞台が移ってからは話しがフランコ総統暗殺になると話しが一気に展開し、テンポも早くなる。 一気に読める。
ただお気に入りの登場人物が居ないので好感を持つ感じではない。
Posted by ブクログ
1010 読みごたえ有り!前半は日本で主人公のキレのある会話を堪能。後半スペインでどうまとめるのか楽しみ。第96回直木賞。第40回日本推理作家協会賞。第5回日本冒険小説賞のトリプル受賞。
Posted by ブクログ
途中ややダレた(物語のドライブが弱くてページをめくる手が淀む)感はあったけど、後半そこそこ読ませた。まあ読みやすいね何より。
下巻からが本領という感じの小説だと思うので期待。