あらすじ
【第61回毎日芸術賞受賞作】元刑事が殺された。後頭部を千枚通しで一突き。伝説の暗殺者、百舌の手口だ。闇の彼方から百舌が帰還したのか? それとも、警察の汚濁に基づくあの事件を知っている者が始末されていくのか? いまわしい記憶に怯える女刑事・倉木美希の前に第二の殺人が起こる! 野に下った大杉良太も友のために立ちあがる。警察の腐敗を告発し、サスペンスの極限に挑む大ヒットシリーズの長編作品。
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Posted by ブクログ
3作を立て続けに読んでしばらくぶりの本作でしたが、前作までの内容が次々によみがえり、複雑に絡み合っていきました。
圧巻の600ページでしたが、非常に読みやすく映画を見ているかのようでした
Posted by ブクログ
ぐいぐいと、最後まで一気読み。
止まらなかった…
倉木がいなくなってからで、これだけ面白いとは⁉︎
むしろ、残されたこの2人がなんか微笑ましくて気に入りました!!
早速、次作を読みます
Posted by ブクログ
千枚通しで首筋を一突きで殺された元刑事。現場には一枚の百舌の羽根が残されていた。
伝説の暗殺者「百舌」に酷似した手口による殺人事件に、倉木美希と大杉良太は、疑念を抱きながらも捜査を始める。
一方、ちょっとしたことで美希が知り合った青山署・生活安全課の紋屋貴彦という警部が、彼女に近づくようになり…
百舌シリーズの新たな展開。
前作くらいから、「あぁ、このシリーズって倉木美希が主人公なんかなぁ」という気がしてましたが、完全にそうなったという感じです。
その美希ですが、本巻では何度も屈辱的な目にあったり、相変わらず命の危険にさらされたりというところですが、大杉との強力なタッグの中でより強い女になっていきます。
シリーズ初期二作のドラマ化作品では、真木よう子さんが演じておられたとか。
容易に想像ができる見事なキャスティングですね。
Posted by ブクログ
いや〜、マジでバンバン死ぬなぁ〜w
まさかのあの人も死んじゃったしなー。
それにしても、美希はスゲーわww
大杉さん、尻に敷かれるんじゃ?www
Posted by ブクログ
シリーズ三作目の砕かれた鍵で百舌は死んだはずなのに、同じ手口で元刑事が殺され、津城警視正と美紀、大杉が真相を追う。
今回も政治と警察がからむ事情や対決が背景にあり、隠ぺい・工作・罠が次々と起こる中、美紀と大杉がどうなるの!?というエッセンスもあって一気に読んだ。
百舌の復活もそう来たかという、最後にちゃんと解説があるのですっきりするけど続編も期待。
Posted by ブクログ
ハラハラする展開で犯人が読めず。
また今回も最後撃ち合いになって悪役側とこちらの重要人物が死ぬという…
毎回死にすぎだしこんな大騒動が揉み消されるという展開。またかという感じはするものの面白いからついつい読んでしまう。
そして美希と大杉が結ばれる感じになっていて、切り替えが早いなーという印象。
母親と子供と亡くしてたはずだけどあまり出てこずちょっと違和感…
Posted by ブクログ
長編と多忙が重なって1ヶ月かかりました。今回も真実は闇に葬り去れ、謎を残したかたちになりました。そして何より美希の肝の据わりように感服刺せられました。百舌シリーズ…ホント面白いです。
Posted by ブクログ
百舌シリーズ4作品目☆死んだはずの百舌が、よみがえった?!百舌とバードウォッチャーの正体は?だんだんと関係者がいなくなる百舌シリーズ…どうなっていくのだろうか?という疑問が1番大きいが、美希と大杉の展開も、益々楽しみになってきた
Posted by ブクログ
百舌シリーズ第4弾。
あの百舌事件の警察関係者が千枚通しで次々と殺害される。
美希と大杉は警察内部の腐敗を明らかにしていく物語。
倉木ロスの中、新たな物語が進みます。
今度は伝説の百舌の殺害方法と酷似した事件が発生。
百舌復活かどうか真相を暴くため、警察内部に挑みます。
いやはや倉木亡き今ハードボイルドは大杉が担当します。
ただそれ以上に美希は必死に頑張ります。
そして新たな百舌の正体は何と…驚きです。
倉木ロスで気持ちを次に進めたい方にお薦めの作品です。
Posted by ブクログ
シリーズ中でも高い緊張感が保たれたまま展開される作品。犯人が最後までわからず、なかなかハラハラさせられる。犯人の生死に含みを持たせて終わる感じもシリーズものとしてはアリと言える。
Posted by ブクログ
百舌(2代目? 3代目?)の正体は巧妙に隠されていて、お見事としか言いようが無い。政治絡みの話とか、美希がやたら恋愛体質になってんのは何だかなぁって気もするが、それらの不満を補う面白さ。
百舌シリーズでは一番好きかも。
Posted by ブクログ
MOZUシリーズ第四弾でーす
いやー相変わらず
おもしろーい!!!
百舌と称される殺し屋は二作前に死んだことになっております
主役であった倉木尚武も前作で死亡したことになっております
後付け的なお話になってないか・・・・・・心配だったんですけど
心配ないさー
そう!!黒幕の総大将はこっそり生き残っていましたから
倉木尚武の妻・美希と尚武の相棒として活躍した大杉良がやってくれます
稜徳会事件の真相を知る関係者が次々と闇に葬られていく・・・・・
千枚通しを使った殺しと現場に残された百舌の羽・・・・・・・
次に狙われるのは、美希か、大杉か、それとも・・・・・・
最初から最後まで分からないことだらけです
百舌の復活を即する『バードウォッチャー』の存在
新たに百舌と名乗り殺しを続ける奴の正体
百舌復活の理由とは!!
最後まで油断してはいけませんよ
何が起きるか分かりませんからね
っていうか起きますからね
手に汗握るストーリーに興奮間違いなし!!
期待を裏切らないエンターテイメントになっております!!!!!!!!!!!
Posted by ブクログ
百舌シリーズの第四作。第三作で夫の倉木尚武を失った倉木美希が私立探偵になった大杉とよみがえった百舌と対決する。今回も驚愕の展開が待ち受け、倉木美希が味わう艱難辛苦に身震いした。
巨大な警察組織を背景にシリーズを重ねるごとに主人公が交替していくのが、このシリーズの独特の仕掛けであるようだ。第一作は文字通り百舌の物語であったのが、第二作では百舌と倉木尚武の物語になり、第三作ではペガサスが登場し、倉木尚武と倉木美希、大杉の物語に変わった。第四作では再び百舌が登場し、倉木美希と大杉の物語に変わっている。
いよいよ次の第五作がシリーズ最終作となるようだ。果たして、どんな展開になるのか楽しみである。
Posted by ブクログ
Mozuシリーズの4作目。倉木美希と大杉の前に再びあの死んだはずの百舌が殺人をおかしていく。百舌の正体は誰か。
倉木と大杉の切ない恋心や葛藤。百舌との熾烈な戦い
。ページ数は前作に比べて長いけど読ませてくれます。公安と政治が現実にありそうで怖いです。
Posted by ブクログ
登場人物の少ない閉鎖的なミステリーでした。
最後には消去法で犯人がわかってしまう。
しかし、最後の最後まで犯人の二択で話をひっぱるのはすごい。
ラストなかば強引に犯人に導く。
若干無理があったな。
Posted by ブクログ
1996年。百舌シリーズ第4弾。
千枚通しで殺し、もずの羽を残す(羽集めるの大変では)。過去のあの事件の黒幕たちがどんどん殺されていく。
新谷和彦、死んだんだっけ? 残念なり。
大杉、正式に離婚してる。このシリーズの主人公はもはや美希だ。倉木いなくても、疾走感やおもしろさは変わらない。
だんだんエロが増えていく。「エロ出しましょうよ~」と編集者が言ったのかなぁ・・・ 昭和のエロなんだけど、それが懐かしいというか・・・。事件解決後は二人でハワイ。ほら、昭和(* ´艸`)クスクス いや、ハワイ大好きだよ!
Posted by ブクログ
独立した作品としては☆4つくらい、最後までハラハラして一気読みしたのですが、百舌シリーズとして読むと、やはり新谷兄弟は圧倒的な魅力があるし、倉木無くしては魅力減。
2014年46冊目。
Posted by ブクログ
百舌シリーズ第4弾。
主人公が女性で、スピーディかつアクションのハードボイルドとくれば、読むのも早い。
「元刑事が殺された。後頭部を千枚通しで一突き。伝説の暗殺者、百舌の手口だ。闇の彼方から百舌が帰還したのか?それとも、警察の汚濁に基づくあの事件を知っている者が始末されていくのか?いまわしい記憶に怯える女刑事・倉木美希の前に第二の殺人が起こる!野に下った大杉良太も友のために立ちあがる。警察の腐敗を告発し、サスペンスの極限に挑む逢坂剛の大ヒットシリーズの最新長編。」(表紙裏より、1999年)
逢坂剛の作品はカラッとしているからいい。
情緒、叙情たっぷりの作家の作品郡と取り混ぜ読むには最適、なんていうと失礼かな。
けして単純明快だけとは言わない。サスペンスとミステリとエロティシズムとの色濃い作品なのだから。
つまり、複雑怪奇、情緒、叙情たっぷり入り組んだプロットの作品が好きな私だけれど、時にはおもしろくて、硬質が欲しいのであった。贅沢だ!
Posted by ブクログ
またしてもあっという間の百舌シリーズだった。
話としては…そこの恋愛いらないんじゃない?話が飛躍しすぎじゃない?という点がたくさんありますが…。
白黒つけたい性分というかやっぱり悪しき者は罰せられて欲しいという気持ちも作品を読んでいて思います。
矛盾を感じながらも読み進めてしまう逢坂剛作品。
2作目はダークヒーロー百舌を期待するところがありましたが、この作品では百舌が出てくるたびにヒヤヒヤでした。
Posted by ブクログ
1月-5。3.5点。
百舌シリーズ。死んだはずの百舌。しかし、病院事件の悪徳警官が、千枚通しで刺されるという、百舌の手口で殺害される。
600頁超、一気読み。面白かった。
相変わらずの権力争い、美希と大杉の関係など、見どころ有り。
Posted by ブクログ
MOZUシリーズ第4段
面白かった!
前作をしっかり読んでいないと、内容がついていけないストーリ展開です。
なので、「砕かれた鍵」をきちんと読んでから読みましょう。
本作は美希と大杉がメインのストーリ!
本作では、百舌がよみがえった如く、前作の稜徳会事件の関係者達が、後頭部を千枚通しで一突きする手口で殺されていきます。
次々と稜徳会事件の関係者が殺される中、その新しい百舌は誰なのか?そしてその黒幕は誰なのか?
いろいろ怪しい人が出て来ます。最後まで百舌の正体が明かされず、こいつ?やっぱりこいつ?って思いながら読み進めることが出来ます。でも、結局は、やっぱりなってな感じでした(笑)
今回も、前作同様、ハードボイルドな展開なわけですが、それに加えて、エロティックな描写が追加されたり、美希と大杉がより接近したりと、そっち系の話も追加されています。今後の美希と大杉の関係が気になるところです。
しかし、この一連の殺人事件の動機がイマイチ。
政治と警察のごちゃごちゃしたところから起こっているわけですが、だからといって、わざわざ百舌の手口をまねて殺していく必要ある?
さらには、事件解決後の展開も、ほんとぉ?そんなのありえる?って感じ。
とはいうものの、サスペンス系ハードボイルドでハラハラドキドキしながらあっという間に読み切ってしまいました。
Posted by ブクログ
ほんとによく主人公級の登場人物が死ぬ、このシリーズ。。。
稜特会病院事件の関係者が次々に始末されていく。
黒幕と、百舌をよみがえらせた驚きの人物。
倉木美希のレイプ描写は、、、ないだろうって感じです。作者はそんなに女性知らないのでは、、、若干冷める。
読み疲れた。
Posted by ブクログ
そう来たかー!
まさか百舌が途中で変わったとは思いもよらず、怪しいと思っていた人も怪しかったけど百舌ではなく。
相変わらず人はたくさん死に、お色気シーンも増え、大杉さんとも接近し。盛りだくさんでした。
Posted by ブクログ
百舌シリーズの4作目。
先が気になりつつ、最後まで読めましたが読後感としては何も残らなかったような…むしろ今は亡き倉木の存在感がただただ惜しまれます。
Posted by ブクログ
うーん。
残された大杉と美希がくっつく・・・
は何となく頷けた。
お似合いだよ!
しかし・・・ピンチが多すぎる。
何度頭殴られて
気を失ったのだろう・・・・
どんどん信頼できる
かっこよい人々が死んじゃって・・・
どうなっていくのか?
しかし、このシリーズ
1冊のボリュームが結構有るので
読み応えはある。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
元刑事が殺された。後頭部を千枚通しで一突き。伝説の暗殺者、百舌の手口だ。闇の彼方から百舌が帰還したのか?それとも、警察の汚濁に基づくあの事件を知っている者が始末されていくのか?いまわしい記憶に怯える女刑事・倉木美希の前に第二の殺人が起こる!野に下った大杉良太も友のために立ちあがる。警察の腐敗を告発し、サスペンスの極限に挑む逢坂剛の大ヒットシリーズの最新長編。
Posted by ブクログ
百舌シリーズの第4弾。エンターテイメント性は高いと思います。ハラハラする展開も今までと変わらず。政治が絡んでくるところは少しわかりづらいですが、楽しむ分には問題ないと思います。
ただ、ちょっと主要人物がいなくなりすぎてしまいました。
Posted by ブクログ
倉木の遺志を継ぐべく、津城警視正の下、特別監察官となった美希。
そこへ、すでに死亡した殺し屋"百舌"を彷彿とさせる千枚通しでの殺人事件が起こる。被害者の側には、百舌の羽根が残されていた。
そして、被害者の共通点は、稜徳会事件・来迎会事件に関わった退職警察官だった…。
事件に関わった退職警察官となると、大杉もターゲットに!?
<以下、ネタバレです。>
千枚通しに百舌の羽根。
明らかに"百舌"を連想させるこの事件を津城は「単なる偶然」と取り合わない。何でなんでしょうね?
で、"百舌"と、"百舌"に標的の指示を出す"バードウォッチャー"は誰なのか?
"百舌"候補として疑わしいのが、青山署の紋屋警部補か、東都ヘラルドの残間記者。
"バードウォッチャー"はまさか津城ですか?
で正解はというと。
"バードウォッチャー"はアルツハイマーを装い、さくら愛護園にいた栗山で、"百舌"は三宅。
そして、栗山を操っていたのが、津城だった、と。
ただし、"百舌"は途中で入れ替わっていて、紋屋を襲った三宅は返り討ちにあい、そこからの"百舌"が紋屋だった。Σ(゚д゚|||)
そして、相変わらずの公安と政治家の陰謀事件では、治安警察庁実現を企む馬渡を消そうとする(!!)津城。
どうしちゃったの!? と思ったけど、『裏切りの日日』でも、自ら手を汚していたしね。
で、津城は馬渡を射殺したけど、自らも"百舌(紋屋)"に殺されてしまう。
その紋屋もまた、大杉と美希によって死に追いやられた、と。
このシリーズっては、どれだけ登場人物が亡くなるんでしょうね。(ノ∀`)
Posted by ブクログ
やっと読み終わった。
ダメだ、私のなかで美希のキャラが崩壊しすぎて、シリーズが進むにつれ楽しめなくなってきてる…。
恋愛要素もあんなにいらないのに。
話自体はハラハラしながら面白く読んだけど、人も死にすぎだし何だか微妙でした。
Posted by ブクログ
百舌シリーズ第4弾。
今回面白かったです~!!
百舌の手口をまねた殺人が繰り返される。
あの百舌が蘇ったのか?
百舌事件を知る誰かの仕業か?
百舌の正体が最後の最後まで明かされず、ドキドキしながら読めました。明らかに怪しい人物が1人居て、その人は百舌なのか?やっぱり違うのか?ってのも読みどころでした。
ただ、しつこいようですが、美希が好きになれない。
美希への違和感が大きくて、なんかのめり込めない・・・美希と大杉の恋愛沙汰もいらない。
でもまぁ、かなり疾走感のある、重厚なストーリーでした。相変わらずアクションも派手で、人がバンバン死にます。しっかしあの方が死んだ時にはめっちゃビックリしました。。。主要登場人物が死にすぎでは・・・