【感想・ネタバレ】宝を探す女のレビュー

あらすじ

岡坂神策は、ある晩ひったくりにあった女を助ける。が、なぜかその女は、東京御茶ノ水に埋まっているという幕末埋蔵金探しを持ちかけてきて(表題作)。失踪した男の近所で起こった殺人事件の真相。ある女子中学生が転落死した事故の謎。人気女優から依頼された、恋人の尾行調査の結末。「カティンの森事件」に埋もれた闇など、ハードボイルドの巨匠逢坂剛が描く5つの大人のサスペンス。「岡坂神策」シリーズ短編集。(『カプグラの悪夢』改題) 解説:千街晶之

※本書は二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『カプグラの悪夢』を改題、修正したものが底本です。

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Posted by ブクログ

全話大満足の短編集でした。 このシリーズ本当に面白い。表題作“宝を探す女”の“佐々木比呂代”さんが◎でした。60過ぎの未亡人・中華料理店店主…こんな女将さんがいたら自分も通いたくなるかな?最後の“過ぎし日の恋”は締め括りに相応しい素敵な恋の話でした。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

逢坂剛 著「宝を探す女」、「カプグラの悪夢」(2001.8刊行)の改題・文庫化、2017.3発行。現代調査研究所(なんでも屋)所長、岡坂神策(しんさく)を主人公とする連作短編5話。カプグラの悪夢、暗い森の死、転落のロンド、宝を探す女、過ぎし日の恋。最初の3話はよくわからなかったですが、宝を探す女と過ぎし日の恋は私好みの話でした。

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2020年04月06日

Posted by ブクログ

逢坂剛さんの作品には、御茶ノ水、神保町界隈がよく出てくる。

「古今の多くの小説家が通いつめてきた神保町だが、この街への思い入れにおいて追随を許さないのが逢坂剛である」と千街晶之さんが今作の解説に書いている。

ワタシが逢坂さんのファンである理由の一つに、このことが大いに関係する。御茶ノ水はワタシが青春を過ごした街だからだ。

20代前半、駅前の喫茶店でバイトをし、そのバイトにのめりこみ、恋をし、大学をやめ…。

いろいろあったなぁ。

この作品には、御茶ノ水駅に近いビルで調査研究所なるものを開き、さまざまな種類の調査を行う岡坂紳策の短編5編が収録されている。

岡坂神策シリーズ、いつも御茶ノ水の街を思い出しながら、楽しませてもらっている。

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2017年09月03日

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