【感想・ネタバレ】牙をむく都会(上)のレビュー

あらすじ

行きつけのバーで出会った女は、業界最大手の広告会社の社員だった。彼女の依頼で、現代調査研究所所長・岡坂神策は、映画祭プロジェクトのPRを手がけることに。一方、新聞社が主催するスペイン内戦シンポジウムのコーディネーターも引き受ける。二つの依頼の背後から、戦後史の重大な疑惑が浮上する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

逢坂先生の趣味趣向がギッシリと詰まっています。昔の映画の話は全くわかりませんが、知っていたらもっと楽しめるんだと思いますが、知らなくても本筋には支障ないかな?映画祭とシンポジウムの準備の合間に知り合った阿久津…彼から依頼されている仕事が、下巻でどう展開されるのか楽しみです。第二次世界大戦直後の日本とソ連の密約…そんなものが本当に存在したのか?
それにしても岡坂所長、モテますね。

0
2025年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公のマニアックぶりにびっくり。
映画もスペイン内戦もあまり知らないけれど、それでも楽しく読めた。登場人物たちの腹の探り合いのような会話がとても楽しい

0
2014年08月12日

Posted by ブクログ

(上下合わせた感想)
勲章欲しさに戦後ソ連の収容所に囚われた二人が相手を候補から外そうと企む話。

スペイン内戦も映画祭もその道具に過ぎない。スペイン内戦とカーボーイ映画も逢坂が趣味をとことん描きたくて描いたという感じの作品。両方とも興味はないが逢坂のマニアックなオタクくささが出て、また、変わらずの筆力で最後まで圧倒させられて読み進める。

0
2012年02月06日

「小説」ランキング