逢坂剛のレビュー一覧

  • 新装版 カディスの赤い星(下)

    Posted by ブクログ

    そんなに何度も同じようなピンチに見舞われるなんて…と思わずにはいられなかったけど、通信手段が発達していない時代のミステリーはやっぱりおもしろい。

    0
    2012年09月03日
  • 情状鑑定人

    Posted by ブクログ

    精神物は好きなジャンルなので評価は甘め。
    でも精神物は表題作だけだからなぁ・・・
    短編だけど、全体的によいです。

    0
    2012年08月24日
  • 情状鑑定人

    Posted by ブクログ

    どれもひねりが効いていて、面白い。
    が、時代であろうが、女がバカ過ぎ、しかも「身体さえ奪ってしまえば、男の言うことを聞くんだよ」ふうな、オッサンの夢満載で失笑。
    時代ですけどね。仕方ないですね。
    表題作、こんなセクハラおやじでなければもっと評価が高かった。気持ち悪いんだよ。

    0
    2012年05月22日
  • 空白の研究

    Posted by ブクログ

    ◆真実の証明・・・大病院の院長が自宅の書斎で何者かに殺された。院長は生前、医療ミスではないかと死亡した患者の兄から脅迫を受けていたようで・・・。
    ◆美醜の探求・・・醜男ばかりが殺される連続殺人事件が発生していた。捜査線上に浮かびあがったのは長身の美人。事件を追う榊部長刑事の元に、かつての仲間・山倉から、被疑者に似た女に今まさに誘われている最中だと連絡が入る。
    ◆嫌悪の条件・・・大手カメラメーカーの「アルファカメラ」の広告合戦に挑もうとしている新生アド。しかしこれが出来レースであり、勝者はすでに西央広告に決まっていると見抜いた大津と中倉は、アルファカメラの社長・井手が人に言えない性癖で精神科に通

    0
    2012年03月15日
  • イベリアの雷鳴

    Posted by ブクログ

    速いテンポでぐいぐいストーリーが引っ張れて楽しく読めた。 第2次世界大戦さなかの独西関係は良く知らなかったが、緊張関係がよく分かった。
    この後に続く連作の物語も読みたい。

    0
    2012年03月05日
  • 新装版 カディスの赤い星(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スペインと日本をギター一本が結ぶ、壮大なハードボイルド。
    まず細かさに驚く。スペインはヨーロッパの中ではイスラム教の影響が色濃く残る異質な国だというのが、現代に生きるわたしのイメージだった。だが自由の国として歩むようになったのはつい最近だと知ったときのまず、歴史的な面白み。そして日本からスペインへ移動してから無茶苦茶とまで言えるような主人公がぶち当たる壁の冒険性。そこにハードボイルドには欠かせない美女もからんで…。大人な雰囲気もしっかりとあるというか、冒険性の多少のルパン的な子供っぽさとそのほかの大人の雰囲気が絶妙にミックスされているのだ。
    特に後半、スペインへ行ってからの物語の終息までの展開

    0
    2012年02月23日
  • さまよえる脳髄

    Posted by ブクログ

    精神科医・南川藍子。彼女の周りに集まる何人かの男。彼女を命の危機に晒すのは一体誰なのか?
    怖くて意外な真実。

    0
    2012年05月28日
  • 重蔵始末

    Posted by ブクログ

    蝦夷地探検家として知られる近藤重蔵の、火付盗賊改方与力を務めた破天荒な青春時代を描く。

    同心の橋場余一郎や配下の密偵・根岸団平を使い、機知と独自の戦略で難事件を次々と解決していく。

    重蔵自身に魅力が無い為、楽しんで読むことが出来ない。

    0
    2012年02月08日
  • デズデモーナの不貞

    Posted by ブクログ

    バー「まりえ」を舞台にした5つの短編ミステリー集。精神病?みたいな問題を抱えた人達が起こす事件をラストにどんでんがえしを加えている。

    0
    2012年02月06日
  • じぶくり伝兵衛 重蔵始末(二)

    Posted by ブクログ

    重蔵がふてぶてしいので好感が持てない。内容もよく覚えていない。このシリーズはユーモアもあまりなくつまらない。

    0
    2012年02月06日
  • しのびよる月(御茶ノ水警察シリーズ)

    Posted by ブクログ

    元小学校の同級生のいじめられっこが上司という刑事コンビもの。体力勝負の部下がストーリを導く馬鹿キャラの役割。まあまあ楽しめる。

    0
    2012年02月06日
  • さまよえる脳髄

    Posted by ブクログ

    帝国医科大学付属病院・精神神経科医師・南川藍子。

    彼女の周りに3人の脳・精神疾患をもつ男が現れる。

    犯人逮捕の際のけがが元で、脳梁が損傷し、右脳と左脳の交通がたたれた刑事の海藤。試合中にマスコットガールを絞め殺そうとしたプロ野球選手・追分。そして制服姿の女性の胸に裁ちばさみを突き立てる連続殺人犯北浦。

    この3人と関わりを持つうちに、藍子自身の命もねらわれることになる。

    0
    2012年02月06日
  • 重蔵始末

    Posted by ブクログ

    火盗改近藤重蔵が活躍する江戸時代の物語。
    恵まれた体躯と切れる頭脳を武器に、傲岸不遜な近藤重蔵が江戸の町で怒る事件を解決していくという設定は魅力的なのだが、イマイチ描写が頭に浮かびにくくて苦戦してしまった。ハードなハードボイルドは冷めた目で淡々と書かれるが、なんとなく盛り上がりに欠けると思ってしまったのは逢坂剛がそのハードボイルドの大御所だからというのがあるのかもしれない。

    0
    2012年01月28日
  • おれたちの街(御茶ノ水警察シリーズ)

    Posted by ブクログ

    第4弾ですが、久々に読んだ、このシリーズ
    短編4作だが、最初の頃に比べて斉木と梢田の絡みが少なくなった?

    新しく新人イケメンキャリアも加わりました

    0
    2011年12月23日
  • 猿曳遁兵衛 重蔵始末(三)

    Posted by ブクログ

    最終話のびっくりしたこと。
    こんな話とはね。
    あと、相撲取りの話も良かったなぁ。
    油断すると重蔵の年齢の若さを忘れてしまうのが、ちょっと難点のシリーズですね。(^^;
    シリーズ全体としての敵役がはっきりしてきたのが、捕物帖ジャンル内での特徴になりましょうか。

    0
    2011年12月03日
  • 伴天連の呪い

    Posted by ブクログ

    これも逢阪剛の時代小説だが既読本を再購入したもの。「道連れ彦輔」と題名にあるが第一巻では道連れ道中の話しが殆どなかった記憶があるがこちらは何度か目黒や高井戸まで道連れに行っているので偽りなく道連れ彦輔だ。御家人の二男で厄介の彦輔が金を稼ぐために幼馴染の目付迅一郎の仕事を手伝い手間賃を稼ぐという物語。しゃちほこばった時代小説とは違いちょっと力を抜いた感じで読めるシリーズだ。藤沢周平「用心棒日月抄」を弱くした感じだ。とは言え、剣も使えないわkではないのだが天下の剣豪とはとても言えない普通の強さというのが等身大で良い設定だ。

    0
    2011年10月24日
  • さまよえる脳髄

    Posted by ブクログ

    サイコサスペンスの走りだそうだが、まぁ、ラストにちょっとびっくりしたというか、あきれたというか。精神医学のリアリティーはなかなか。

    0
    2011年09月26日
  • 水中眼鏡(ゴーグル)の女

    Posted by ブクログ

    『ミステリーの書き方』という本で著者が
    読者に対し作品を作るにあたっての参考本として、自らこの本を挙げたので読んでみた。

    最後まで読んだけど、肝心の「なぜこの女はゴーグルを着けていたのか。外さなかったのか」が全く描かれていないのはなぜだろうと思った。
    物語の引っ張りとしては面白い要素だけど、ちゃんとそこんとこ書き損ねないようにしないとね。

    0
    2011年08月05日
  • 鎖された海峡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界史を選択すればよかったと今頃になって後悔しています。私の中で時代背景があやふやで、ネット等で調べながら読みました。史実に則っているので、背景がはっきりすると面白いです。ただ、前作と比べると、恋愛にしてもスパイにしても、迫力がなくなっていたかな。

    0
    2011年06月18日
  • さまよえる脳髄

    Posted by ブクログ

    本文の流れの間に間に、犯人の心理描写が書かれていて、慣れないと読みにくいかもしれませんが、私は好きです。

    0
    2011年01月23日