感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年07月06日
シリーズ第一作「重蔵始末」を読んでからかなりの時を経て二作目を読んだ。一作目の記憶が薄いのだが、二作目を読むと次に読み進みたくなる。読んだときの環境や年齢で作品の印象や面白さの基準が変わってくるのかもしれない。逢坂剛は、時代ものについては池波正太郎を意識して書かれているようだが、簡潔な文章や展開の早...続きを読むさは確かに似たものを感じる。一方、情実の面では、ドライな感じを受ける。
Posted by ブクログ 2023年02月11日
21才の重蔵は相変わらず傲岸不遜の言動。
主人公に面白味が無いと、サクサク読み進めが難しくなる。表題の「じぶくり」とは下世話に屁理屈を捏ねたり、ぐずぐず文句を言ったりすることとか。店先で喧嘩の芝居をして騒ぎを起こし、どさくさに紛れて店内から盗む話しだった。
wikiなどで見ると、借りた金を返さないと...続きを読むか、息子の罪に連坐したとか、不遇な晩年を送ったようだ。巻末の解説では、作者は重蔵の最後まで書く予定で超大作を目指すとのこと。纏めて4冊購入したので、あと2冊は読もう。