【感想・ネタバレ】嫁盗み 重蔵始末(四)長崎篇のレビュー

あらすじ

6尺豊かな巨躯と鋭い眼光、26歳の若さながら博学と豪胆さを持つ傑物・近藤重蔵は長崎奉行手附出役に抜擢され、天領・長崎へ赴任する。抜け荷(密貿易)と切支丹(キリシタン)を取り締まり、縦横無尽に事件の解決に当たる。忍び寄る薩摩の影。オランダ甲比丹(カピタン)の企みとは!?舞台を長崎に移しての傑作時代小説シリーズ第4弾。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

舞台が長崎に移ったことで、シリーズが大きな転換を迎える。江戸を舞台にしていたときの橋場同心や呑み屋のはりまの夫婦が登場しなくなる寂しさはあるが、替わる人々があらわれ、それはそれで新鮮さが加味され、別のシリーズに出会ったような楽しさがある。舞台は変わっても、重蔵の切れ味は変わらず、どの小編をとってみてもミステリータッチのハードボイルドの味わいが深い。

0
2020年08月24日

Posted by ブクログ

やっと纏めて購入した4冊目まで終了。
現在の重蔵は26歳。幕府の学問試問に上位で合格する秀才。火盗改から今回は長崎奉行となる旗本からの抜擢で長崎へ赴任。年上の若党である団平と二人で向かう。
秀才で剣の腕もある重蔵だが、ヒーローものに珍しく傲岸不遜であり、何か好きになれない。事件を得意の推理で解決するのだが、何故そうするかを若党に説明せず顎で使うので、突然事件が解決する感じ。どの事件もスッキリしない終わり方。

0
2025年10月30日

「歴史・時代」ランキング