あらすじ
6尺豊かな巨躯と鋭い眼光、26歳の若さながら博学と豪胆さを持つ傑物・近藤重蔵は長崎奉行手附出役に抜擢され、天領・長崎へ赴任する。抜け荷(密貿易)と切支丹(キリシタン)を取り締まり、縦横無尽に事件の解決に当たる。忍び寄る薩摩の影。オランダ甲比丹(カピタン)の企みとは!?舞台を長崎に移しての傑作時代小説シリーズ第4弾。
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Posted by ブクログ
舞台が長崎に移ったことで、シリーズが大きな転換を迎える。江戸を舞台にしていたときの橋場同心や呑み屋のはりまの夫婦が登場しなくなる寂しさはあるが、替わる人々があらわれ、それはそれで新鮮さが加味され、別のシリーズに出会ったような楽しさがある。舞台は変わっても、重蔵の切れ味は変わらず、どの小編をとってみてもミステリータッチのハードボイルドの味わいが深い。