逢坂剛のレビュー一覧

  • 幻の祭典

    Posted by ブクログ

    1992年バルセロナ五輪開催にあわせ、広告代理店の重堂光毅は1936年にベルリン五輪に対抗してバルセロナで開催されるはずだった人民オリンピックを描くドキュメンタリー番組を企画する。制作会社の久留主誠とスペインへ向かった重堂は、50年の時を隔てた国家的陰謀に巻き込まれることに…。

    ラストの都合よい人物の繋がりはちょっと無理がある感じ。

    0
    2012年02月07日
  • 空白の研究

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。逢坂の本はなれてきたせいか、犯人らしき人を疑わないように読む癖ができた。が、やっぱり最後には意外な真実が!って感じで一気に読める。

    0
    2012年02月07日
  • 牙をむく都会(下)

    Posted by ブクログ

    (上下合わせた感想)
    勲章欲しさに戦後ソ連の収容所に囚われた二人が相手を候補から外そうと企む話。

    スペイン内戦も映画祭もその道具に過ぎない。スペイン内戦とカーボーイ映画も逢坂が趣味をとことん描きたくて描いたという感じの作品。両方とも興味はないが逢坂のマニアックなオタクくささが出て、また、変わらずの筆力で最後まで圧倒させられて読み進める。

    0
    2012年02月06日
  • 牙をむく都会(上)

    Posted by ブクログ

    (上下合わせた感想)
    勲章欲しさに戦後ソ連の収容所に囚われた二人が相手を候補から外そうと企む話。

    スペイン内戦も映画祭もその道具に過ぎない。スペイン内戦とカーボーイ映画も逢坂が趣味をとことん描きたくて描いたという感じの作品。両方とも興味はないが逢坂のマニアックなオタクくささが出て、また、変わらずの筆力で最後まで圧倒させられて読み進める。

    0
    2012年02月06日
  • 重蔵始末

    Posted by ブクログ

    良くも悪くも鬼平である。かなり過剰に時代の風俗をプロットに差し込むのはなかなか新奇だ。ミステリーとしての骨格もしっかりしている。あとはどれだけキャラ立ちしてくるかにかかる。

    0
    2011年09月29日
  • おれたちの街(御茶ノ水警察シリーズ)

    Posted by ブクログ

    単行本出版時に加え文庫化されたこの段階で再読。相変わらず面白く再読の価値はある。お茶の水署のデコボココンビ、プラス1の愉快な刑事達を主人公にしたお笑い系ミステリー作品。お茶の水から神保町を舞台に駆け回るのだが実在する通りや、お店が出てきたりで興味は尽きない。神保町の食い物屋を網羅する地図が図案になっている三省堂のブックカバーを見ながら読むのが正しい読書姿勢。

    0
    2011年09月15日
  • しのびよる月(御茶ノ水警察シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ナツイチ小冊子で興味を持ち買ってみた。思ってたよりダサい(笑)二人の安全課の刑事さんのお話。短編。どの物語も面白かった。
    この作家さんは初めて。続いて読んでみようかな?

    0
    2014年04月07日
  • 新装版 カディスの赤い星(下)

    Posted by ブクログ

    一介のPRマンがスペインの内乱に巻き込まれていく話。

    上巻にくらべて、下巻のほうがスピード感があってよかった。

    0
    2011年06月03日
  • 新装版 カディスの赤い星(上)

    Posted by ブクログ

    1010 読みごたえ有り!前半は日本で主人公のキレのある会話を堪能。後半スペインでどうまとめるのか楽しみ。第96回直木賞。第40回日本推理作家協会賞。第5回日本冒険小説賞のトリプル受賞。

    0
    2010年10月13日
  • 燃える地の果てに(下)

    Posted by ブクログ

    1960年、スペインで起こった原爆搭載機墜落事故を題材に
    逢坂剛が一流のサスペンスに見事に料理した作品。
    最後のどんでん返しに期待せよ!

    0
    2009年10月07日
  • 燃える地の果てに(上)

    Posted by ブクログ

    本当にこの作家とは相性がいいと思う。。

    この作品もまた、最後まで読ませる書きっぷりと最後の最後に出てくる驚きの結末。

    いい意味で裏切られた感のある作品だった
    (2007年9月)

    0
    2009年10月04日
  • さまよえる脳髄

    Posted by ブクログ

    脳みそってすごい部分なんだな!!て、とても関心しましたが…女主人公ってやっぱり好きになれない。でも面白かったです。

    0
    2009年10月04日
  • 嫁盗み 重蔵始末(四)長崎篇

    Posted by ブクログ

    やっと纏めて購入した4冊目まで終了。
    現在の重蔵は26歳。幕府の学問試問に上位で合格する秀才。火盗改から今回は長崎奉行となる旗本からの抜擢で長崎へ赴任。年上の若党である団平と二人で向かう。
    秀才で剣の腕もある重蔵だが、ヒーローものに珍しく傲岸不遜であり、何か好きになれない。事件を得意の推理で解決するのだが、何故そうするかを若党に説明せず顎で使うので、突然事件が解決する感じ。どの事件もスッキリしない終わり方。

    0
    2025年10月30日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ★★★☆☆公安警察、爆弾、倉木。面白いところとそうでないところがハッキリ感じられたかな。新谷の正体や倉木、大杉が事件の謎に迫って来るところはとても面白かった。後半のネタばらしはうーん。エチュバリアとか、大臣とか。警察も上り詰めると政治的な要素をださないと収集がつかなくなってしまうのか

    0
    2025年08月30日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

    Posted by ブクログ

    【第61回毎日芸術賞受賞作】警察官が関連する事件が続発した。麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補とその同僚の巡査部長が射殺され、麻薬吸引者の元警察官に婦人警官が刺殺された。何か巨大な陰謀が警察内部で進んでいる模様である。警察庁特別監察官・倉木尚武が乗り出し、執念の捜査を開始する。そして“ペガサス”という名の謎の人物にゆき当たるが…。

    0
    2025年08月28日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

    購入済み

    ハラハラの展開

    章が変わると、誰目線で話が進んでいくのか、理解するのに時間がかかる。というくらい、展開が早い。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

    0
    2025年08月18日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作も大概きな臭かったが今作は〇朝鮮の工作員だのロボトミー手術だのきな臭さと生々しさとフィクションとしてはほどよい胡散臭さがあってこれはこれはおもしろい。話は前作の方がまとまっているような。

    0
    2025年08月07日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズを1から読んでいますが、ところどころに出てくる女性の感情が「男としての作者の願望」みたいたのが透けて見えてしまいます。

    ネタバレになりますが、最後に倉木が亡くなって、まだ何ヶ月も経ってないのに、見舞いに行った大杉に倉木の妻がキスするとか、、、それまで2人と間にそういう関係性ができているなら、まだ理解できますが、ほとんどそんな描写はありません。強いて言えば大杉の方だけ意識している感じだったのに、最後に突然の展開で、モヤっとした終わり方でした。

    0
    2025年07月31日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    MOZUシリーズ第4弾の位置にあると思われる
    「砕かれた鍵」
    それなのに百舌の登場はありません

    事件は変わらず警察内部の腐敗に関連したものなのですが、それ以外のところでこのシリーズの豪胆さに驚きます。
    前作で美人刑事が倉木の子を妊娠
    そして、すでに結婚して息子の出産後から始まる
    息子には心臓に病気があり入院が続く
    そして、この入院先で爆破事件
    名前を間違えられたこの倉木の息子は巻き込まれて短い生涯は終わる
    なんてことでしょう
    倉木は前妻の子を(他の男の子でしたけれど)事故で亡くし、続けて息子を亡くしてしまう
    と、こちらにばかり気を取られていると
    警察内部の腐敗が進んでいく
    今回は新たな敵ペガ

    0
    2025年06月27日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

    Posted by ブクログ

    そうか、前作「百舌の叫ぶ夜」から物語は続いているんですね
    「百舌」と呼ばれた殺人鬼は、能登半島の断崖から生き延びて、北朝鮮の工作員として教育を受けた模様
    前作の病院内大量殺人は捜査打ち切りとなる
    それら巨悪の根源が法務大臣の森原
    この大臣を放逐するため、津城警視正が倉木を使って病院潜入的な極秘計画を実行するのですが
    この計画がざっくりすぎて、危険なことこの上ないのです
    ざっくりすぎて、あの美人刑事まで無謀な行動で監禁されてしまう
    美人が監禁されれば、それは危ない
    西島さん演じる倉木が写真からの想像と違って割と弱め?前作でも元ボクサーにボコボコ
    今回も病院内でボロ雑巾の扱い
    「百舌」は、最後に弟

    0
    2025年06月20日