逢坂剛のレビュー一覧

  • 百舌落とし 上(百舌シリーズ)

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    2019年。百舌シリーズ第8弾。これで終了!
    「百舌落とし」とは。百舌の足をテグスで枝につないだり、目を縫い合わせたりして、自由を奪う。騒ぐが動けない百舌になんだろ?と他の野鳥が集まってくるので、それを捕獲する、という技なんだそーでーす。百舌、かわいそうだなぁw
    まほろとひかるの関係が何回も書かれ、そんないらん。そもそも前作のエピローグで提示されていたではないか。
    殺したり殺さなかったりの基準が不明。まほろは単なる殺人マシンなのか?と謎をはらみ終了。

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    2025年06月22日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    2019年第61回毎日芸術賞受賞作
    ドラマ&映画の「MOZU」シリーズは未鑑賞
    小説はいつか読もうとBOOKOFFでお安く見つた時に徐々に購入
    そして、この「百舌の叫ぶ夜」の西島さんの写真で
    西島さんが刑事で百舌なのだと勘違いをしたまま読み始めてしまい、途中で脳内修正

    能登半島で保護された記憶喪失の男
    新宿で過激派による爆破事件
    この爆発で公安特務一課の倉木警部(これが西島さん)の妻が巻き添えで亡くなる
    幾つかの事件の幾つかの場面が巧妙に入れ替わりながら物語が錯綜していく
    途中で場面が変わるヒントに気がついて読みやすくなりました
    百舌が何を指すのか途中まで明らかにされません
    誰が味方

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    2025年06月17日
  • 裏切りの日日

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    逢坂さんの百舌シリーズを読もうとすると
    この「裏切りの日々」がエピソードゼロとして
    紹介されます

    公安の桂田刑事は裏社会にも繋がりを持つ凄腕
    商業ビルで人質身代金目的立て籠もり事件が発生
    同時刻ビル近くのマンションで大物右翼が射殺
    この二つの事件を追う桂田
    それを疑う津城警視
    警察内部に留まらず政治家やら防衛庁やら
    それぞれの拠り所により裏切りが続く
    刑事の皆さん家族にも出ていかれ大変な警察人生

    登場人物は津城警視がシリーズに続けて登場
    この公安とその他諸々との裏切りハードボイルド
    百舌への布石

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    2025年06月16日
  • のすりの巣(百舌シリーズ)

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    2002年。百舌シリーズ第5弾。
    狂った鳥と書いてノスリ。変換されないな。鳥すきね。
    拳銃やコカインを奪われる事件が相次ぎ、大杉が巻き込まれる。美希は異性関係がハデなかりほを要注意人物として気に掛ける。この2つが重なるんだな。
    あいかわらず、警察を牛耳りたい政治家が裏に。しかし、今回のかりほといい、美希といい、あんまり女性が魅力的には見えないんだよなぁ・・・個人的に。倉木を死なせたのはいかんな。
    しかし、どーしても一気読みしてしまうんだよねぇ。
    そして、解説が今までのも含めネタバレしずぎ。いるのか、それw

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    2025年06月18日
  • よみがえる百舌(百舌シリーズ)

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    1996年。百舌シリーズ第4弾。
    千枚通しで殺し、もずの羽を残す(羽集めるの大変では)。過去のあの事件の黒幕たちがどんどん殺されていく。
    新谷和彦、死んだんだっけ? 残念なり。
    大杉、正式に離婚してる。このシリーズの主人公はもはや美希だ。倉木いなくても、疾走感やおもしろさは変わらない。
    だんだんエロが増えていく。「エロ出しましょうよ~」と編集者が言ったのかなぁ・・・ 昭和のエロなんだけど、それが懐かしいというか・・・。事件解決後は二人でハワイ。ほら、昭和(* ´艸`)クスクス いや、ハワイ大好きだよ!

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    2025年06月14日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

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    1992年。新装版。百舌シリーズ第3段。
    百舌は出てこない。どうしても公安庁を作りたい人がいるようで、今回もそんな話。あいかわらず、さくさく読み進んじゃうんだな。
    美希と倉木は結婚して、心臓に難のある子供を入院させてる。美希ママが面倒をみているのだが、二人とも爆弾で殺される。大杉は警察をやめ、探偵事務所をやっている。警察内で金貸ししてる涼子。ペガサス(鳥すきだよね。鳥じゃないけど)の正体には、おおーと思ったが。いろんな伏線が回収されるのも、おおーと思ったが。
    倉木呆気なく死んじゃうし。「美希をたのむ」とか大杉に言うし、勝手に頼まれても・・・・そして最後のキス。なんじゃそれ?、ペガサスなんでそん

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    2025年06月09日
  • 裏切りの日日

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    1986年。
    9Fで社長を人質にとった犯人「隼」(鳥すきなのかな)は、どうやっていなくなったのか? 同じタイミングで殺された右翼の大物はどうやって射殺されたのか?
    ほーと思ったけど。
    わきがで興奮する若い秘書ってのもなぁ・・・いるらしいけど、少数派だよねぇ。なんつーか、昭和だ。

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    2025年06月01日
  • ブラック・ムーン

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    ジャケ買いした作品
    失敗した。これがシリーズ最後の話だと知らずに最後まで読んでしまった
    読めてしまった笑
    確かに途中でこれは土方歳三の話なのか?とか要所要所で?が浮かびながらもとりあえず読み進めた
    最後の関連年表を見て、納得
    読む順番間違えた
    でも、前作を読みたくなる面白さだった

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    2025年04月11日
  • 水中眼鏡(ゴーグル)の女

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    ネタバレ

    性描写が生々しい。水中眼鏡の女:夫が焼死したショックで目が見えなくなった女が精神科で治療しその担当医と結婚。不倫しているのは前の夫だと思ったがその担当医で、その後女が正当防衛で焼き殺す。前の夫だと思って読んでいたのが担当医だとわかったときはびっくりした。ベンテジレアの叫び:初恋の人が独身ということにショックを受けた人妻が歩けない口聞けないふりをして精神科(初恋の人)と逢い引き、最終的に夫を殺そうとしたけど、夫が気付き初恋の人と妻両方を殺す

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    2025年03月24日
  • さまよえる脳髄

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    ネタバレ

    医師です。医療系ミステリーということで読んでみたかった作品でした。

    まず、海藤が半側無視であることは医学生レベルでも序盤で分かるはず。優秀な精神科医とされる藍子がそれに気付かず、ましてや脳神経外科医の丸岡に指摘されて初めて気付き専門書で学ぶ、という描写はかなり不自然です。

    右脳と左脳の機能。海藤や藍子の実験の描写などは、非医療者には少し難しいのではないでしょうか。
    脳神経専門外の医者である私にとっても、少し複雑に感じました。

    全体としては、結末が気になりどんどん読み進めてしまうところではありますが、脳に障害を持った3人の連続殺人犯-本間、追分-のエピソード、また主人公らとの関連について、

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    2025年01月15日
  • 新装版 カディスの赤い星(上)

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    途中ややダレた(物語のドライブが弱くてページをめくる手が淀む)感はあったけど、後半そこそこ読ませた。まあ読みやすいね何より。
    下巻からが本領という感じの小説だと思うので期待。

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    2024年08月13日
  • 道連れ彦輔 居直り道中(上)【毎日文庫】

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    逢坂君の作品では数少ない時代もの。
    最初は取っ付きにくくて読み進めるのに時間がかかったが、だんだんとのめり込んできた。下巻早よ読もうっと。

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    2024年04月02日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    警察、公安、殺し屋、暴力団と爆弾事件。様々な思惑が複雑すぎて始めはやや苦慮する。時系列が前後するのでより難解だった。休日にのんびりと読むのには辛かったが途中からは一気に読み進めて楽しめた。

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    2024年02月18日
  • 裏切りの日日

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    スピード感のある話
    公安の話は、日本ではあめり馴染みないテロや銃などがよく出てくるけれども、人の消失等のトリックがあり、なかなか読み込めた
    最後はなかなかショッキングだけども
    続きがあるので、読みたいと思えた

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    2024年02月08日
  • 百舌落とし 下(百舌シリーズ)

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    MOZUシリーズ最終章。
    どちらかというと前作と続編です。前作をしっかり読まないと面白さが半減と思います。
    なので、前作を思い出しながら読み進めました。

    下巻です。
    大杉の娘の警察官のめぐみが追う事件。軍事技術の極秘開発、その技術の流出。
    そして、公安の倉木美希もそれを追います。
    そこにはやはり政財界の大物の陰が..

    そんなか、再び残間が行方不明に..
    そして、呼び出される大杉と美希。

    いよいよ百舌との直接対決となります。
    百舌の正体は?
    事件の真相は?
    黒幕は誰?

    という展開。
    前作もそうですが、さらにその前の作品も絡みます。
    シリーズで読まないと厳しい。

    解説にもコメントされてい

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    2023年11月11日
  • 百舌落とし 上(百舌シリーズ)

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    MOZUシリーズ最終章。
    どちらかというと前作と続編です。前作をしっかり読まないと面白さが半減と思います。
    なので、前作を思い出しながら読み進めました。

    上巻では
    民政党議員の茂田井が両目まぶたの上下を縫い合わされた状態で殺害。
    大杉、公安の倉木美希、新聞記者の残間が独自に捜査を始めます。

    茂田井を殺害したのは百舌。
    その百舌の正体は?

    そんななか残間が行方不明に..

    そして、茂田井の妻が殺害された現場で、残間と茂田井の秘書が発見されます。
    しかし、残間も両目まぶたの上下を縫い合わされた状態。
    百舌の目的は?
    といった感じで下巻に続きます。

    前作から続く人間関係がわかりにくい(笑)

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    2023年11月11日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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     百舌シリーズの続編。話が独立していることにはなっているが、やはり前作を読んでいないと展開が分かりにくいと思う。時系列が乱れているようなことはないし、読み進めやすい。特別などんでん返しというのもなくて、前作と比べるとちょっと物足りない気もする。

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    2023年11月07日
  • 水中眼鏡(ゴーグル)の女

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    メンタルを病んだ患者をめぐるサスペンス。
    三つの短編小説。
    迫る恐怖の描き方が上手い。読んでてハラハラした。
    ただ、オチが強引。

    ・水中眼鏡の女
    火事が原因で心因性の視力障害に陥った未亡人が精神科の医者と恋仲になる話。
    ・ペンテジレアの叫び
    大学の教授に家政婦として雇われた女は心因性の口がきけない奥さんの世話をすることになる。ある日、奥さんから「あの男は夫ではない」とメモを受け取るが…。
    ・悪魔の耳
    五年前に逮捕した男が二人の刑事に復讐しようとする話。男は刑事たちの一番大事な存在を消そうとするが…。

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    2023年10月06日
  • 平蔵の首

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    池波正太郎氏の長谷川平蔵とは、全く別物の長谷川平蔵となっているのが、素晴らしい。
    逢坂剛氏の長谷川平蔵も、これは、これでまたひとつの作品として成立している。
    ただし、逢坂剛氏の長谷川平蔵を読み、改めて池波正太郎氏の作品の凄さを知ってしまった。

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    2023年06月23日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

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    百舌シリーズ。警察官が関与する不祥事が頻繁する。
    そのような状況下、倉木警視と美希の息子が入院している病室が爆破され、息子と美希の母が死亡する。
    美希は、自分の手で必ず二人の仇を討つと決意を固め、ひとり犯人を追い詰めていく。
    飽きさせる事なく、次々と進行していく。相変わらず美希が暴走し、ハラハラさせられる。
    百舌シリーズ第1部終了と言ったところかな。

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    2023年06月22日