逢坂剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2019年第61回毎日芸術賞受賞作
ドラマ&映画の「MOZU」シリーズは未鑑賞
小説はいつか読もうとBOOKOFFでお安く見つた時に徐々に購入
そして、この「百舌の叫ぶ夜」の西島さんの写真で
西島さんが刑事で百舌なのだと勘違いをしたまま読み始めてしまい、途中で脳内修正
能登半島で保護された記憶喪失の男
新宿で過激派による爆破事件
この爆発で公安特務一課の倉木警部(これが西島さん)の妻が巻き添えで亡くなる
幾つかの事件の幾つかの場面が巧妙に入れ替わりながら物語が錯綜していく
途中で場面が変わるヒントに気がついて読みやすくなりました
百舌が何を指すのか途中まで明らかにされません
誰が味方 -
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1992年。新装版。百舌シリーズ第3段。
百舌は出てこない。どうしても公安庁を作りたい人がいるようで、今回もそんな話。あいかわらず、さくさく読み進んじゃうんだな。
美希と倉木は結婚して、心臓に難のある子供を入院させてる。美希ママが面倒をみているのだが、二人とも爆弾で殺される。大杉は警察をやめ、探偵事務所をやっている。警察内で金貸ししてる涼子。ペガサス(鳥すきだよね。鳥じゃないけど)の正体には、おおーと思ったが。いろんな伏線が回収されるのも、おおーと思ったが。
倉木呆気なく死んじゃうし。「美希をたのむ」とか大杉に言うし、勝手に頼まれても・・・・そして最後のキス。なんじゃそれ?、ペガサスなんでそん -
Posted by ブクログ
ネタバレ医師です。医療系ミステリーということで読んでみたかった作品でした。
まず、海藤が半側無視であることは医学生レベルでも序盤で分かるはず。優秀な精神科医とされる藍子がそれに気付かず、ましてや脳神経外科医の丸岡に指摘されて初めて気付き専門書で学ぶ、という描写はかなり不自然です。
右脳と左脳の機能。海藤や藍子の実験の描写などは、非医療者には少し難しいのではないでしょうか。
脳神経専門外の医者である私にとっても、少し複雑に感じました。
全体としては、結末が気になりどんどん読み進めてしまうところではありますが、脳に障害を持った3人の連続殺人犯-本間、追分-のエピソード、また主人公らとの関連について、 -
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MOZUシリーズ最終章。
どちらかというと前作と続編です。前作をしっかり読まないと面白さが半減と思います。
なので、前作を思い出しながら読み進めました。
下巻です。
大杉の娘の警察官のめぐみが追う事件。軍事技術の極秘開発、その技術の流出。
そして、公安の倉木美希もそれを追います。
そこにはやはり政財界の大物の陰が..
そんなか、再び残間が行方不明に..
そして、呼び出される大杉と美希。
いよいよ百舌との直接対決となります。
百舌の正体は?
事件の真相は?
黒幕は誰?
という展開。
前作もそうですが、さらにその前の作品も絡みます。
シリーズで読まないと厳しい。
解説にもコメントされてい -
Posted by ブクログ
MOZUシリーズ最終章。
どちらかというと前作と続編です。前作をしっかり読まないと面白さが半減と思います。
なので、前作を思い出しながら読み進めました。
上巻では
民政党議員の茂田井が両目まぶたの上下を縫い合わされた状態で殺害。
大杉、公安の倉木美希、新聞記者の残間が独自に捜査を始めます。
茂田井を殺害したのは百舌。
その百舌の正体は?
そんななか残間が行方不明に..
そして、茂田井の妻が殺害された現場で、残間と茂田井の秘書が発見されます。
しかし、残間も両目まぶたの上下を縫い合わされた状態。
百舌の目的は?
といった感じで下巻に続きます。
前作から続く人間関係がわかりにくい(笑)