【第61回毎日芸術賞受賞作】警察官が関連する事件が続発した。麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補とその同僚の巡査部長が射殺され、麻薬吸引者の元警察官に婦人警官が刺殺された。何か巨大な陰謀が警察内部で進んでいる模様である。警察庁特別監察官・倉木尚武が乗り出し、執念の捜査を開始する。そして“ペガサス”という名の謎の人物にゆき当たるが…。
Posted by ブクログ 2019年03月17日
この本が面白いのは間違いないところで、茫然自失のラストを目の当たりにして衝撃に打ちのめされつつ、実は続きとなる「よみがえる百舌」と「鵟の巣」も読み終えておりまして、個々の面白さはいうことなし!
ただ、「百舌の叫ぶ夜」や「幻の翼」と同列に、これらを百舌シリーズとしてもいいのかという思いがふつふつと湧...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月08日
森原法務大臣や、百舌らが関わった一連の事件は一旦集結。しかし、根本的な問題は何も解決していない。
今回は薬物所持や警察による殺人、そして警察内部での不祥事や暴露本が明るみに世間に出て警察に対するイメージが崩壊寸前。謎の「ペガサス」なる人物も現れ捜査は難航。これは警察組織に対する陰謀なのか。一体誰の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月27日
3作目もあっという間に読んでしまった!結論が知りたくてドンドンページをめくってしまった。
結末は、辛いがなるべくしてなったのかと読み終えた今は思います。美希は無鉄砲過ぎる…とも思いますが、紅一点でもあるのでそのくらいがいいのかもしれない。
またまた1992年に新興宗教の話を書いてるところに驚きで...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月04日
百舌シリーズ第3弾。
夫婦となり子も産まれた警察庁特別監察官の倉木と美希。
辞職後探偵となった大杉と難事件に挑む物語。
序盤から難病を患う子が爆弾事件に巻き込まれ復讐に燃える美希と、表向き家庭に冷たいが家族思いで燃ゆる漢・倉木。
そして暴走する美希を心配する大杉。
前作より環境が変わり、新しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月26日
百舌シリーズ3作目。主要な登場人物にあまり変化はないにせよ、1・2作目とは違った雰囲気がある。それは結婚、辞職と倉木・明星・大杉の3人の配置の転換が物語の雰囲気をうまく変えているような気がする。ある種、前作とは別物とも感じられるシリーズ3作目。
謎めいたシーンや入り組んだ展開にどうラストになだれ込ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月11日
序盤から突き刺さるような場面が続く。
生まれてきた我が子は難病に侵され、高額の治療費を工面するためにすでに借入額を超えているにもかかわらず、再度借り入れを申し入れるが断られる。
病院で我が子の面倒を見てくれている母は父親としての倉木に不満があるが、忙しい中病院に見舞いに訪れていることを知り、久しぶり...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月08日
えっ?
と言うスタート
大杉が警察を辞めた?
と思いながら・・・
途中中だるみ部分も有ったが
最後は再び
「え?」
倉木警視好きだったから
このシリーズ読むのやめちゃおうかとまで
思ってしまった。
でも、もしかしたら・・・
エピローグで
「病院のベッドで・・・」と
最後のどんでん返しがあるか?...続きを読む
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