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まったく新しい「鬼平」。ハードボイルド時代小説! 「平蔵の顔を見た者は、だれもいねぇのよ」。 盗賊・黒蝦蟇の麓蔵は復讐を遂げるため、いまは平蔵の手先となった女に案内を頼む(「平蔵の顔」)。 両国橋の界隈で、掏摸を働いていた姉弟に目をつけたところ、思わぬ大事件に巻き込まれる(「繭玉おりん」)。 火付盗賊改・長谷川平蔵のまったく新しい魅力を引き出した六編。 特別対談・佐々木譲 挿絵・中一弥 【目次】 「平蔵の顔」 「平蔵の首」 「お役者菊松」 「繭玉おりん」 「風雷小僧」 「野火止」
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Posted by ブクログ 2014年09月24日
本家の鬼平犯科帳を知らないので何とも言えないのですが、面白かったですね! 時代物を読まない私ですので、名前とか役職名とか言い回しとか不馴れでしたが、それでも楽しめました 登場人物が多く、裏の裏をかいた捕物があるのです何回か読んだ箇所もあります 長谷川平蔵さんのファンになりました
Posted by ブクログ 2023年06月23日
池波正太郎氏の長谷川平蔵とは、全く別物の長谷川平蔵となっているのが、素晴らしい。 逢坂剛氏の長谷川平蔵も、これは、これでまたひとつの作品として成立している。 ただし、逢坂剛氏の長谷川平蔵を読み、改めて池波正太郎氏の作品の凄さを知ってしまった。
Posted by ブクログ 2022年11月28日
なかなか面白かった。 時代ものであるけど、ハードボイルドチックでラストにいい感じで景色を変える。いいですね。
Posted by ブクログ 2015年06月25日
池波平蔵とは違い、まったく新しい火盗改・長谷川平蔵。 作者の逢坂剛さんの「池波流の鬼平臭をできるだけ消したい。」という言葉が、読み終えた後痛切に感じられた。
Posted by ブクログ 2014年11月21日
鬼平といえば池波正太郎が白眉なので、独自の鬼平を出そうと、著者はだいぶ苦労したと、巻末の対談で語っている。 ハードボイルドタッチで、盗賊の間に顔を知られていないというシチュエーション。何故なら、白州で鬼平に裁きを受けた者は、みんな死罪ということらしい。 こういう鬼平ものも、あっていいかも。
Posted by ブクログ 2015年09月04日
池波正太郎著【鬼平犯科帳】と全く違う設定(年齢が30代と若い)や話の展開に新鮮味を感じた。「長谷川平蔵の顔を見た者は、死罪か獄門だ。それゆえ、盗っ人仲間で、顔を見た者はいない」と捕物の時でさえ、影武者が振る舞うことがある。いかにも、殺陣シーンが少なく小説向きで、連続ドラマ向きではない展開は面白かった...続きを読む。
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