高杉良のレビュー一覧
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今だとカリスマと呼ばれたりするのかな。
理念と実行力があって本当に素晴らしい経営者だと思いました。
ただ、現代から見ると日本昔話の様な働き方だなぁと思ってしまいます。
でも、それだけ全身全霊で仕事に賭けたからこそ変革し、いいものができたのか。
現代は働き方改革がどうとか言うけれど、何か大きなことを...続きを読むPosted by ブクログ -
(上下巻合わせてのレビューです。)
経済小説の重鎮・高杉良先生の作品。
実は僕は苦手です…(笑)
なのですが、なぜか読みたくなって、読破しました。
外資系メーカーでCFOとして、
30年間勤め上げた主人公の物語。
巻末の解説によると、かなりノンフィクションに近い
仕上がりになっているようです。
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実話ベースの物語ということで、大変興味深く読ませていただいた。
大学の学費を払うために、花屋のアルバイトから始まり、そこからの出会いによって、さまざまな試練を乗り越えてのストーリーだが、低い立場からコツコツと仕事をこなし、独立することの大変さが読み取れるが、まわりの人の協力は大きいのだなと、つくづ...続きを読むPosted by ブクログ -
二十年も前のことになるのか。みずほフィナンシャルグループが立ち上がった舞台裏を描いた実名ノンフィクション小説。
著者の思い入れを少し感じるが、日本興業銀行の頭取の即断即決がこの大統合の引き金を引いた。わずか数か月で実を結んだのは、優柔不断な自分から見れば驚きである。
また世の中が大混乱に陥った、20...続きを読むPosted by ブクログ -
日本企業が昭和50年前後にイランの砂漠に巨大石油プラントを建てるという一大プロジェクトに基づいた企業小説。イランとの国民性や文化の違い、オイルショックによる経済の混乱、イラン革命によるイラン人作業員達との対立等多くのことに翻弄され奮闘する姿が本当に大変。Posted by ブクログ
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経済小説の雄 高杉良が描くノンフィクション小説。
日系二世のアメリカ人 フレッド・和田勇は幼き頃の苦労を乗り越え、青果店を営んでいたが太平洋戦争が始まり肩身の狭い思いをしていた。
戦争が終わり、敗戦に打ちひしがれる日本だが、国際水泳連盟に復帰した日本水泳連盟は全米水泳選手権大会に日本選手を派遣するこ...続きを読むPosted by ブクログ -
前提として賢い方なのは言うまでもないけれど、何より人間味の溢れるトップだったんだろう。口は汚いが愛がある。やり口は好き嫌いあるかもしれないが温かみを感じる。それでいて根回しも怠らず年長者だろうが筋が通ってなければ日和もしない。小説だからあらましだけなんだけど、もっと、なんかこう、日々一つ一つの物事に...続きを読むPosted by ブクログ
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アサヒビールの凋落に歯止めをかけ、トップダウンの意志決定と率先垂範の営業力、行動力等でシェア回復に多大なる貢献をした稀代の経営者、樋口廣太郎像を描く。オペラや絵画など文化事業への造詣も深く、その支援も惜しまなかった経営姿勢に惹きつけられる。Posted by ブクログ
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ゴーンによる会社の私物化がどうして起きるのか。
理解に苦しむヘンな会社の日産が、30年以上前にも労働組合トップによる私物化がなされていた。
原題「労働貴族」。
銀座で飲み、子会社名義のフェアレディZに乗り、佐島マリーナでヨットに乗る組合委員長による横やりで、日産の英国工場進出計画がすったもんだする...続きを読むPosted by ブクログ