高杉良のレビュー一覧
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燃ゆる時の続編。東洋水産がアメリカに進出し、インスタント麺市場でNo1メーカーになるまでの軌跡をつづったもの。苦労を跳ね返し、成果を上げて内容に、元気をもらえる一冊。
文化や考え方が異なる国で、いかにして東洋水産は快進撃を進められたのか、それは「人を大事にする」という日本企業が持つ強みを十二分に活かしたから。理解に苦しむ出来事に七転八倒しながらも、失敗した人にもチャンスを与え、人を信じ、人に任せることが成長に繋がる。文化の壁はコミュニケーションで乗り越える。文字にすると当たり前なことかもしれないが、この当たり前のことを非凡なレベルで愚直に追い続けたことが、成功の要諦。
組合対策の詳細記述何かは -
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2013年9月8日、朝からテレビやマスコミでは、
「2020年東京オリンピック決定」の報道を流していた。
この時話題を呼んだのが、オールジャパン態勢で挑んだというプレゼン作戦。日本からのプレゼンター、一人一人がそれぞれの想いを精一杯語りかけ、ゼスチャーを使って表現することで、IOC委員たちの心をつかんだといえるだろう。
笑顔と「おもてなし」精神。これが効いたのか、2020年に東京でオリンピックが開催されることとなった。実に1964年の東京オリンピック以来、56年ぶりということだ。
全員一致で取りに行った今回のオリンピック開催地だが、前回の東京オリンピックの時には、戦後の日本でぜひオリンピッ -
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高杉良の企業小説。
第二部のポイントは、復興金融公庫から日本開発銀行への移管の問題が主題にあり、とー読んだ。
その過程で、日本興業銀行が開発銀行の設立にコミットしていくなか、のちに興業銀行頭取となる中山素平の出番が描かれる。
まずは、日本興業銀行の金融閉鎖問題。
GHQの金融機関に対する方針をめぐり、「GHQ内部の思惑の違い」が事態解決の行方を渾沌とさせる。
またGHQにとって、日本興業銀行、戦時金融公庫、復興金融公庫の三者の関係が正確に理解できていないことも、事態の進捗に影響をあたえ「興業銀行戦犯論」の壁が、興業銀行スタッフに雄縛りをかける。
事態を複雑にするのはGHQとい -
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今作が私にとっての初めて体験したビジネス小説。読み始める前は、ストーリーも難解ではないかというハードルのようなものを感じていたが、学生の私でもストーリーを楽しめた。それは想像していたよりも難解な用語が出てこなかったという点が大きい(読み手全員がそう感じるとは限らないが)。
タイトル通りから、主人公は人事権に翻弄され不幸な結末を迎えるとばかり予想していたが、主人公はなかなか恵まれた環境におり最終的にはハッピーエンドに向かう形で終わる。現実はこうはいかないだろうとも思ったが、フィクションだと切り捨てる程ではないリアリティがあり、人事権の怖さ感じた笑。