高杉良のレビュー一覧

  • 燃ゆるとき
    「ザ・エクセレントカンパニー」を読んで、その前編である本書が読みたくなった。内容は、マルチャンブランドの東洋水産を、昭和28年の築地魚市場での創業から一部上場の企業に育てていく、創業社長森和夫の実名小説。 「下町ロケット」が共感を生む時代として、本書も大手商社との闘い、特許闘争など、ワクワクする部分...続きを読む
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー
    「マルチャン」の東洋水産の海外発展の関連の本。 社会人なりたての一時期、ひたすら高杉良さんの本をいくつか乱読したが、社会人10年経験して、またふらりと読みたくなった。 大企業で10年くらいやっていて、閉塞感を感じているころなので、読んで力をもらいました。 と同時に、自らがおかれた立場にどう展開できる...続きを読む
  • 小説 ザ・ゼネコン
    初めはどうなる事かと思ったが、読み進めるにあたりどんどん引き込まれた。

    まさにスロースターターの小説だ。

    バブル前の話だが、今現在にも共通する組織の体質がみられて面白い。

    組織の中で自分を曲げない強さ、そして良きにつけても悪しきにつけてもコミュニケーションの大事さが良く分かる小説だ。
  • 炎の経営者(下)
    八谷率いる日本触媒化学工業が軌道に乗り始めた頃が描かれている。上巻と同様面白いが、勃興期の方が熱さを感じられ、好きである。
  • 消失(上) 金融腐蝕列島・完結編
    中・下を読まないとレビューは書けないわけですが。。。
    おもしろくてためになることは間違いないのですが、このシリーズの前作
    「混沌」のときと、登場人物の描き方が変わってきているのがちょいと違和感を覚えます、正直。
  • 銀行大統合 小説みずほFG
    震災後のシステムトラブルが記憶に新しいみずほFG統合に関する実名小説。実名ということで、他の高杉良作品に比べて記事や資料の引用が多く、エンタメ性が低く感じる。統合直後のシステムトラブルも、経営トップの観点から書かれており興味深い。
  • 新装版 大逆転! 小説 三菱・第一銀行合併事件
    高杉小説はいくつも読んでいます。常務という立場にありながら頭取の合併案にただ1人反対します。左遷後も粘り強い反対活動を行う姿はけっして自分の信念を曲げない男の強さを感じました。
  • 呪縛(下) 金融腐蝕列島II
    権力争い面白いー。外から見る限りだけど(笑
    第一勧業銀行がモデルになっているらしい。現みずほ銀行。

    人それぞれの葛藤や、罪の償い方が興味深い。
    清廉潔白な人でも、周りの状況等を考えると、
    消極的賛成をせざるを得ないときがあるんだろうなあ。
    特に、このような大きな組織であればなおさら。
    ...続きを読む
  • 青年社長(上)
    現ワタミ会長の渡邉美樹さんが大学卒業後から起業、
    店舗拡大までをつづった本。

    生まれてこの方、本気で起業しようと思った事はないけど
    起業することの苦労や努力がしっかりと書かれている。

    目的を持って仕事を選び技術を習得する事は
    本当にすごいと思う。
    今のワタミを見ると、つい20数年前にこんな苦労を...続きを読む
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー
    「サンマル」のブランドで知られる大手食品メーカー東邦水産は、サンマル・INCを立ち上げ、即席麺の米国市場に進出した。長年悩まされた赤字からもようやく脱却し、第二工場も稼動を開始するが、セクハラ問題、ユニオン対策など、従業員の文化の違いに直面する...。山積する問題に、「事業は人なり」の理念で臨んだ結...続きを読む
  • 金融腐蝕列島(下)
    限りなくドキュメンタリーに近いフィクションという印象。綿密な取材がベースにあるんだろうなあという事は感じられる。長い割に話の流れはトピックスごとに分断されていて、もう少しクライマックスのある物語を期待していた自分としては若干残念。
  • 金融腐蝕列島(上)
    バブル崩壊後の金融業界の裏話的な内容。というか、金融に疎い自分にはこれが真の「裏話」なのかすら”?”なのだが、誰もが知っている大手銀行にもこういう裏の顔があるんだろうな、と勝手に納得。
  • 消失(下) 金融腐蝕列島・完結編
    メガバンク誕生時の銀行内を描いた経済小説。
    主人公竹中の物おじしない言動に共感を覚える。
    高杉良先生の小説は経済と日本語の勉強になる。
  • 金融腐蝕列島(下)
    今でこそ銀行が倒産するなんて事は当たり前?ですが、
    あの時代にここまで書けたというのはすごい。
    主人公の竹中が臨機応変に対応し、総会屋の大物とも懇意
    となるというのが若干無理があるが。。。
    二転三転するストーリー展開にどんどん引き込まれる。
  • 挑戦 巨大外資 下(小学館文庫)
    導入はどうなるのかなと不安だったのですが、読み出すとあっという間に読んでしまいました。まさか30代から定年までの話だとはびっくりです。
  • 挑戦 巨大外資 上(小学館文庫)
    導入はどうなるのかなと不安だったのですが、読み出すとあっという間に読んでしまいました。まさか30代から定年までの話だとはびっくりです。
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー
    なかなかよかった。
    泣けるねー。
    アメリカに進出しながらも日本型の経営を貫き成功する姿は感動ものです。
    最後は「人」なんですね



    出版社 / 著者からの内容紹介
    日本型経営が、市場原理主義の米国を制す。迫真の長編経済小説!
    食品メーカー大手の東邦水産は、「サンマル」ブランドで知られる即席麺の米国...続きを読む
  • 小説 ザ・ゼネコン
    途中までは面白かったが,最後はよくわからない終わり方だった。華麗なる一族の最後みたいな,中途半端に将来を予測させておわりといった感じでした。あと,政治家を変名にしているのですが(例えば「田中角栄」→「中田栄閣」など),読んでて頭がぐらぐらしてきます。
  • 社長の器
    高度経済成長期の日本企業を描いた作品で、非情な経営者の兄・人情肌な経営者の弟。経済成長とともに会社も大きくなる中、会社は誰のものか!?と投げかける内容だと感じる。
    2010年の日本では考えられないほど強力な労組の登場もあり、当時の社会情勢が窺えた。
    いつも高杉作品を読むと仕事への活力が湧いてくる。時...続きを読む
  • 金融腐蝕列島(下)
    ヤクザこえぇ...・'97頃の銀行の不良債権処理を描いているが、そこらへん丹念に書きすぎていて退屈。・農林系の住専の不良債権処理に関して自民党の政治家による介入で都市銀行がより多くの負担を被ったみたい。自民党の指示基盤は地方の農民たち。・バブル期に無茶な投機をしたやくざらに対する債権の回収がうまくで...続きを読む