高杉良のレビュー一覧

  • 不撓不屈

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    経営基盤が脆弱な中小企業を支援するため、税理士・飯塚毅が編み出した「別段賞与」の手法が税務当局を刺激した。脱税指導だとして糾弾する国税局を相手に、納得のいかない飯塚は正面から闘いを挑む。訴訟が泥沼化する中で彼を支えたのは、家族や心の師の存在だった。「一円の取りすぎた税金もなく、一円の取り足らざる税金も無からしむべし」の信念で、国家権力から税理士の独立を勝ち取った男の闘いを描く、実名経済小説。

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    2014年06月16日
  • 挑戦 巨大外資 下(小学館文庫)

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     題名が「巨大外資」とあるので世界狭しと飛び回るストーリーを期待した。しかしお話の大半は昼ドラの様相を呈している。内容は職場の人間模様と池田という実力者の成功物語である。読みやすさは折り紙つき、暇つぶしには丁度よい。

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    2013年11月21日
  • 東京にオリンピックを呼んだ男~強制収容所入りを拒絶した日系二世の物語~

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    2013年9月8日、朝からテレビやマスコミでは、
    「2020年東京オリンピック決定」の報道を流していた。

    この時話題を呼んだのが、オールジャパン態勢で挑んだというプレゼン作戦。日本からのプレゼンター、一人一人がそれぞれの想いを精一杯語りかけ、ゼスチャーを使って表現することで、IOC委員たちの心をつかんだといえるだろう。
    笑顔と「おもてなし」精神。これが効いたのか、2020年に東京でオリンピックが開催されることとなった。実に1964年の東京オリンピック以来、56年ぶりということだ。

    全員一致で取りに行った今回のオリンピック開催地だが、前回の東京オリンピックの時には、戦後の日本でぜひオリンピッ

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    2017年11月09日
  • 不撓不屈

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    全部が本当かどうかわからないけど、実名で有名政治家やら大蔵官僚やら出てきて丁々発止のストーリー展開に、どきどきしながら一気に読めました。実名じゃなかったら途中だれちゃうかな?と思わなくもなかったけど、そこは(ほぼ)ノンフィクションの強みなのかも。

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    2013年09月02日
  • 新装版 大逆転! 小説 三菱・第一銀行合併事件

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    ネタバレ

    改めて読み直しました。大合併は本編の焼き直しで、後半はやや緊張感に欠けましたが、これは著者の傑作だと思います。主人公・島村元常務の骨っぽさ、井上会長の熱意、そして長谷川頭取との対決。登場人物が全て魅力的ですね。取引先、支店長、労組を巻き込んで劣勢を跳ね返す、そして大逆転の結末へ。

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    2013年08月24日
  • 不撓不屈

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    いるんですね、こういう人。

    飯塚事件。知らなかった。
    そしてTKCという会社も知らなかった。

    まだまだ勉強不足ですなー。

    題材はいいのだが、小説としてはページ数の割には同じような内容の繰り返しで、退屈であった。

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    2013年07月27日
  • 新・青年社長 下

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    こうも人が集まるか?

    パワーのある人には、人が集まってきます。
    もうただの居酒屋じゃないですね。

    もっともっと社会に貢献する会社になってもらいたいものです。
    だから政治家目指すのやめて・・・

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    2013年06月15日
  • 新・青年社長 上

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    物足りなさは否めない。

    渡邊氏についてはいろいろ言うひとがいるが、それだけ注目されているということ。
    素晴らしい人だと思います。

    ただ政治はやめてほしいなあ。

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    2013年06月15日
  • 小説 日本興業銀行(2)

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     高杉良の企業小説。
     第二部のポイントは、復興金融公庫から日本開発銀行への移管の問題が主題にあり、とー読んだ。
     その過程で、日本興業銀行が開発銀行の設立にコミットしていくなか、のちに興業銀行頭取となる中山素平の出番が描かれる。

     まずは、日本興業銀行の金融閉鎖問題。
     GHQの金融機関に対する方針をめぐり、「GHQ内部の思惑の違い」が事態解決の行方を渾沌とさせる。
     またGHQにとって、日本興業銀行、戦時金融公庫、復興金融公庫の三者の関係が正確に理解できていないことも、事態の進捗に影響をあたえ「興業銀行戦犯論」の壁が、興業銀行スタッフに雄縛りをかける。

     事態を複雑にするのはGHQとい

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    2013年05月04日
  • 炎の経営者(下)

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    八谷社長は日本触媒という会社を一流会社にした。その情熱のすごいこと。最期は社長室で他界。すごすぎる。

    情熱があればオールオッケイ。そんな風に思えてしまう程、情熱あふれる社長だった。己の会社で創った技術が世界に認められる。なんていい響きだ。憧れます。

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    2013年04月29日
  • 炎の経営者(上)

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    日本触媒化学工業株式会社 八谷社長の波乱万丈な涙なしには語れないサクセスストーリー。

    会社の某先輩に貸して頂いた本。一時期会社で流行ったらしい。八谷社長の熱意が存分に伝わってくる話。自分の夢と日本の化学工業の夢を重ねているところが八谷社長のスケールの大きさと熱意の激しさがすごいと感じた。この人の下で働くことが出来たら無我夢中で居られて、辛いことの方が多いかもしれないが充実感を得ることができるんだろうなぁ。

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    2013年04月29日
  • 小説 ザ・ゼネコン

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    覚悟を決めるために読んだ一冊。

    半分くらいは事実を多少脚色して描写しているので、ゼネコンという業界の嫌な面を知るのには最適な一冊かもしれない。
    ただし経営者レベルにならなければ感じないことではあろうけど。

    小説としては、盛り上がりからクライマックスへの運びが急すぎる、かつ、あっさりしすぎなのではないかと思った。
    途中までのワクワク感はとても良かった。

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    2013年04月19日
  • 小説 消費者金融 クレジット社会の罠

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    消費者金融に関して、もう少し違った考え方をしていた。
    鬼玉といわれる玉崎と早苗は、違った使命を持っていた。

    高杉良らしい切り口で、うまくかかれていた。
    銀行が、サラ金に金を貸す。
    サラ金は、高利で利益を上げる。

    クレディットカード時代になれば、いずれにせよ、
    債権回収業務は、重要になってくる。
    キャッシュレス時代は、いずれにせよ、
    お金を巡っての様々な問題が発生することは確かである。

    「ご利用は計画的に」といいながら、
    高利で貸すことに、大きな問題がある。

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    2013年02月12日
  • 社長の器

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    一気に読める小説。物語は良くできているようで、人物の感情描写は結構表面的かも。その変わり登場人物のプロファイルを同じ表現で何度もするので、どういうキャラクターかは完全に刷り込まれる。暇つぶしにはいいと思います。

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    2013年02月04日
  • 人事権!

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    今作が私にとっての初めて体験したビジネス小説。読み始める前は、ストーリーも難解ではないかというハードルのようなものを感じていたが、学生の私でもストーリーを楽しめた。それは想像していたよりも難解な用語が出てこなかったという点が大きい(読み手全員がそう感じるとは限らないが)。
    タイトル通りから、主人公は人事権に翻弄され不幸な結末を迎えるとばかり予想していたが、主人公はなかなか恵まれた環境におり最終的にはハッピーエンドに向かう形で終わる。現実はこうはいかないだろうとも思ったが、フィクションだと切り捨てる程ではないリアリティがあり、人事権の怖さ感じた笑。

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    2013年01月20日
  • 労働貴族

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    ネタバレ

    労働組合が強すぎて会社ごと失敗しちゃう物語。会社の労組がしきりに「モラール維持」って言うのが分かった気がする。

    しかし、労組のせいだけで沈没したとはいえるのか?結局は北米日産の大赤字が直接の原因なわけだし。

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    2013年01月13日
  • 迷走人事

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    大手アパレルメ-カ-広報ウ-マン竹中麻希
    タイトル「迷走人事」とはかけ離れた恋愛小説
    創業社長、二代目の専務、異母弟(社員)、昔からの番頭(専務格)
    の訪販化粧品会社との提携話などのビジネスの話もあるがこちらの方がおもしろい。
    専務と不倫関係にある麻希が最後に異母弟からの強いアプロ-チでゴ-ルイン。あり得るか??

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    2013年01月12日
  • 管理職の本分

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    日本の保険会社が社長の世代交代が遅れた事により経営破綻になり、それに関わった社員の行動が書かれていた。

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    2013年01月06日
  • 挑戦 巨大外資(上)

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    高杉良の経済小説好きなのだが、これは「外れ」かなあ。

    本業と無関係とは言わないが、内部のゴタゴタがひたすら書かれた感じ。
    人事をめぐっての足の引っ張り合い。

    うーん。いまいちだ。

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    2013年01月06日
  • 青年社長(下)

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    下巻まで読み終えて
    第16章「資本の論理」も第19章「店頭公開」もワタミ側からの視点しかないのは止むを得ないところか。もう少し多面的な視点があればもっと勉強になった。

    ワタミ氏のバイタリティはすごいと思うし、参考になる点は幾つもあった。
    でも、この本を読んでもワタミやワタミ氏に対する良くないイメージを払拭できなかった。自分が正しいと思うことがすべてだと思えなきゃここまでのことは成せないのかもしれない。

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    2013年01月04日