高杉良のレビュー一覧
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ネタバレ小野健一
一九六九年九月十三日生まれ。神奈川県立平塚江南高校に進学。軟式野球部で野球を続けた。横浜市立大学商学部を一九九二年三月に卒業。五月にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。七年半勤め、マーケティングの能力が必須と考え、P&Gへ転職。リーバイ・ストラウスジャパンへ転職。
福田幸弘
小野と同じグループで一緒に内定が出た。
小野正秋
小野健一の父。工作機械の設計事務所を営んでいる。厳格。
貴志
健一の一歳下の弟。
和宏
健一の五歳下の弟。
優子
健一の母。大らかな性格。
荒木望
研修で小野と同じドベチーム。慶應義塾に幼稚舎から通っていたお坊ちゃん。
山 -
Posted by ブクログ
小野健一。野球部で180センチ以上と体躯が良く、人当たりが良い男性。将来は社長になると目標を掲げて、6つ以上もの企業を転職。その都度自分に足りないものを学び吸収していき、少しずつ大企業の社長に上り詰めていくサクセスストーリー。
著者:高杉良の娘の夫をモデルにしたほぼノンフィクションらしい。小説にするにあたり着色はあるやろうけど、モデルになった人物がいるから、物語に超絶大ピンチ!みたいな描写は少ないように感じた。それでも大ピンチはしょっちゅう起きててその都度機転を効かしギリギリ乗り越えてきた。
田中修治の「破天荒フェニックス」と同じジャンルやな。
実際に社長になる人の人生の一端を覗いた気分 -
Posted by ブクログ
ネタバレノンフィクションみたいな感じの小説だった。
物語としてあまり感情の表現が書かれてなく、かなり淡々として話が進む。例えば仕切りに物語では北脇上司について嫌がらせや嫉妬の感情を向けられているがそこの原因ついてはあまり深掘りされず、なぜそこまで嫉妬に駆られるのか?何かコンプレックスを刺激されてるのか?等の小説ではかなり深掘りされそうなところをほぼスルーして主人公の悩みの種の一つとして書かれている。
他の人物もほぼそんなため、人物はかなり多く出てくるが一人一人に感情移入がしづらくいまいち物語に没入できなかった。それでもゼネコンという知らない業界や銀行とのやり取りは雑学としてみれば面白かった。
作者自身 -
Posted by ブクログ
常に人に対して誠実であろうとする主人公が、さまざまな職種を通して人に向き合っていく経済小説。
主人公である小野健一は、学生時代は野球一筋で、英語もあまり得意ではなかった。そんな彼がシカゴ研修に憧れてアンダーセン(現アクセンチュア)に新卒で入社するところから物語は始まる。
転職を6度行うが、彼は常に物事と人に誠実に取り組み続けており、どこの職場に行っても周りの人間から慕われている。物語の中で彼は比較的淡々と昇進、転職していくのでいかに難しいかが伝わりづらいが、彼が簡単に行なっている「人、物事に対して常に誠実であること」「今までと異なる環境に行っても素直に指摘を受け入れること」「相手を信じて託す -
Posted by ブクログ
「高杉良」の長篇ビジネス小説『辞令』を読みました。
「内館牧子」の『終わった人』に続き、ビジネスマンの命運を描いた作品です。
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ビジネスマンの命運は、たった1枚の紙切れに左右される!
大手エレクトロニクスメーカーの宣伝部副部長「広岡修平」に、突然、辞令が突きつけられた。
異動先は「人事部付」。
有能で人柄も良く、大きなミスもせずに社内の出世レースのトップを走っていた「広岡」に、左遷される節は思い当たらない。
仕事に対する情熱と正義感では引けをとらず、自他共に認める同期の第一選抜だった「広岡」が脱落したのは、なぜか?
その内実を自ら調査し始める