高杉良のレビュー一覧
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渡辺美樹は、次々に成長していくが、
あとのスタッフが落ちこぼれている。
創業者 金子、黒沢
「金子」が常務になるが、しかし、岡本の参入で脱落。
「黒沢」が、唐変木つくりでがんばるが、落ちこぼれる。
「笠井」が、日本製粉のきっかけつくりとなるが、
しかし、お好み焼き 宅配チェーンの閉鎖で撤退。
江村が途中参入でがんばる。
「利益を上げる構造」がいります。
何故、お好み焼きがうまくいかなかったのか?
お好み焼きは、「高級感」を演出しにくい。
お好み焼き宅配は、うまくいくと思ったが・・
「早くつくる」というハードルを越えることができたが、・・
「高い」というハードルを越えることができなかった。
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「青年社長」を読みながら、実に勇気づけられる。
自分は、何をしたいのか?
そのことをもっと鮮明にする。
<できないことはできない>こととして、率直に話をする。
腹を割って話すとは・・
ベンチャーは、つねに利益を上げねばならない。
「つぼ八」は、何故失敗したか?
そして、「ワタミフード」は、何故成功したか?
社長って何か?
いまあるところから始める。
どう人から信頼を受けるのか?
ケンカすべきところは、ケンカする。
結局は、株式上場のところで、うまくケリをつける。
このテクニックは、とてもうまい。
自分をうまく演出している。
30億円くらいの売上から、上場を狙うところに意味があるのか?
「材 -
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ネタバレ【小説 消費者金融】 高杉良さん
代議士秘書をしていた玉崎英太郎は政治の世界に見切りをつけ,金融業へと転職し「京阪クレジット」という消費者金融会社を立ち上げた。
当時、銀行は大口融資先しか取り扱わず、個人を相手にする「京阪クレジット」は急成長を遂げる。しかし一方で彼は、その厳しい取り立てから「鬼玉」とも呼ばれ恐れられていた。やがて彼の噂を聞きつけた新聞や雑誌が彼を叩き始めた。
鬼玉問題が大きくなり、彼が国会喚問の恐れも出だした時、大学時代のクラスメイト・渡辺が尋ねて来た。渡辺は通産省の官僚だった。渡辺は彼に、消費者金融の先進国アメリカの金融鵜システムを学んで来るように奨め、英太郎は渡米する。 -
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ネタバレマルちゃんで有名な東洋水産の創業からアメリカ進出頃までの話が
実名で描かれている実名小説です。
まあ、この作者お得意の製作パターンですね。
高度成長期を背景に着実に大きくなっていく企業。
時代だけではなく、創業社長の決意と意思決定で着実に
大きくなった様が描かれています。
確かに時代背景は、拡大均衡ですが、決意が無ければ、
時代に飲み込まれてしまう。
かといってむやみに拡大すれば均衡は保てずに破綻する・・・。
バランス感覚にも優れていた証拠ということでしょうか。
現在の日本経済は果たして縮小均衡状態なのか、単なる縮小だけなのか、
意外に拡大傾向で拡大均衡ではなく、拡大のバランスを崩し -
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故あって中東での石化プロジェクトの歴史を調べている中で読んだIJPCは華々しい失敗の例だが、その外側内側で起こっていた緊迫したやり取りを小説化している。
小説ということでドラマチックなストーリーにしたて上げなければという意図を感じるところはあるが、現実に起こった緊迫感あふれる事態を感じながら読み進めることができる。なかなか入手することは難しいが実際に三井物産をはじめとするプロジェクト関係者が編纂した「IJPCプロジェクト史」という本があり、こちらも合わせて読むと遠いペルシアの地で苦労した日本人の足跡をより深く追うことができる。
とりあえず読んでいるとピスタチオが食べたくなります。 -
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ネタバレ自転車メーカの「ホダカ」の創業者である武田光司さんの物語。
これって、小説?ノンフィクション?
イトーヨーカドー含め実名企業がバンバン出てくる小説と思いきや、小説というには、オチがないので、武田さんの半生を語るノンフィクションだと思います。
武田さんってすごい人です。
何も知らずに自転車販売事業に入って、失敗、成功、を繰り返しながら、企業を成長させていく、人間味あふれる機関車のような人を想像します。
本書の中で、一番感じられるところは、人との縁。
ヨーカドーとの取引から始まり、さまざまな人との出会い、人との縁の中で経営者として、企業として成長していきます。もちろん、だまされた縁もあります。