【感想・ネタバレ】迷走人事のレビュー

あらすじ

大手アパレルメーカーで広報主任を務める竹中麻希は、ワンマンで鳴らす創業社長の健康不安を耳にする。後継者は、息子の専務か、片腕として支えてきた副社長か。ワンマン社長の指名に反して専務は社長就任を固辞、副社長の社長昇格で一件落着と思われたが…。一方、専務と不倫関係にある麻希は、営業部のエースからの求愛に心が揺れ始める。働く女性の視点から、会社組織、業界の問題点を浮き彫りにした力作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これは経済小説のトップランナーである高杉良さんが、あえて一度出した作品を10年後にリニューアルして世に問うた作品である。設定はほぼ変えない状態で、さらにブラッシュアップしてリニューアルして出すということは、新しく小説を書き下ろすよりも骨の折れる仕事である。それをしっかりまとめ上げたのは、著者である高杉氏の構想力であろう。


物語は、一人の女性の目を通して描かれる。会社の仕事、取引先、同僚や経営陣との関係性。それらに織り込まれた伏線が、最後に見事に回収される。


実際にファッションメーカーに取材をして、描き上げた小説であろうことは想像に難くない。しっかりした舞台の上に成り立っている、物語になってるからだ。とても面白い。


20年前の小説であるが、今でも十分 読者の目に耐えうる 経済小説である

0
2025年03月11日

Posted by ブクログ

大手アパレルメ-カ-広報ウ-マン竹中麻希
タイトル「迷走人事」とはかけ離れた恋愛小説
創業社長、二代目の専務、異母弟(社員)、昔からの番頭(専務格)
の訪販化粧品会社との提携話などのビジネスの話もあるがこちらの方がおもしろい。
専務と不倫関係にある麻希が最後に異母弟からの強いアプロ-チでゴ-ルイン。あり得るか??

0
2013年01月12日

「小説」ランキング