高杉良のレビュー一覧
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小説というよりは、企業経営者向けの海外展開時のマニュアルといった感じ。
小説のモデルは「マルちゃん」ブランドのあの食品会社社長とのことだが、こういう小説を読んで、しかも面白いと思える年齢になってきたという点でも感慨が。
初の高杉良だったがなかなか気に入った。Posted by ブクログ -
なにが凄いって、大きなミスがあったとしてもそれを飲み込み、糧にさせる上司の姿。今の日本企業じゃ間違いなく左遷、降格だろうな。でも高度成長期の日本には大きなことをできる市場があったろうな。今じゃ、厳しいだろうが。Posted by ブクログ
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「産業金融の雄」として日本の経済発展を支えた興銀は魅力的に描かれていた。実際に働いてみると本当に素晴らしい銀行であった。興銀で得たものは一生の財産であり、この会社で働くことができた自分は幸せだったと思っている。Posted by ブクログ
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おもしろいっ!!
一気に読んでしまいました。
1970年代から始まっており、自分の生まれる前の世界から書かれており、とても興味深く読めました。Posted by ブクログ -
金融腐蝕列島シリーズその2
続編はうってかわって銀行内部のちまちました人事抗争の話に終始する。
銀行役員同士のゴミのような人事抗争。それに振り回される銀行員たち。この話もおおむね事実に即しているのだろうから(モデルは某銀行)
主人公と若い女子行員との不倫の話も現実感が乏しい。おやじ好きの若い女...続きを読むPosted by ブクログ -
1999年8月20日に発表され、その後の日本金融業界の方向性を大きく左右した第一勧銀、富士銀、興銀の三社大合併の内幕を、綿密な取材に基づいて描く実名企業小説。
高杉良の小説を読んだのは実は初めてだった。実在の企業と実在の人物を使って現代の事件を再構成する実名企業小説の手法は、歴史小説の現代版といっ...続きを読むPosted by ブクログ