高杉良のレビュー一覧

  • 首魁の宴 政官財 腐敗の構図
    政官財をめぐる構造的腐敗に迫っています, 2003/8/1
    レビュアー: dqg00527 - レビューをすべて見る
    金のためには手段を選ばぬ経済誌主幹の杉野良治と、その周囲にうごめく政官財の「老害」、一方、杉野から同社への復職を迫られ、思い悩む義理息子の田宮大二郎を中心に、日本の社会構造に潜在...続きを読む
  • 金融腐蝕列島(下)
    銀行の腐敗の原因が、権力者の公私混同、社内政治の横行といったものに原因がある事が描かれている。
    金融機関だけでなく日本の企業経営者は多かれ少なかれ当てはまるのではないか。
    小説であるが、自分の勤めている会社のことを描いているように思えた。現代の日本企業の病巣を抉り出した力作
  • 金融腐蝕列島(上)
    の勢力に侵食され、信用を失った銀行・証券会社が次々に崩壊していく。総会屋対策のポストに異動させられた大手銀行員・竹中に活路はあるのか!? 日本の大銀行の内実を明らかにした迫真のドラマ。
  • 青年社長(下)
    お好み焼きチェーン撤退から和民設立、株式公開まで。様々なやり取りがあり、会社を守ることの難しさを知る。この下巻では「人」の難しさが印象的。他企業との利害関係、モチベーション・人材管理など。人を導く、って難しいよね。
  • 青年社長(下)
    下巻。お好み焼き店の成功と衰退、和民の始まり、店頭公開から現在。正直本にしたらあと2冊は必要。それぐらい物語後の成長はすごいし、これからも伸び続けるだろう企業。
  • 転職
    常に人に対して誠実であろうとする主人公が、さまざまな職種を通して人に向き合っていく経済小説。

    主人公である小野健一は、学生時代は野球一筋で、英語もあまり得意ではなかった。そんな彼がシカゴ研修に憧れてアンダーセン(現アクセンチュア)に新卒で入社するところから物語は始まる。
    転職を6度行うが、彼は常に...続きを読む
  • 転職
    マーケティングを積極的に学び、体力と行動力で実践し、次々と高次のレベルにチャレンジしていく野心家のビジネスパーソンを描いている。徒手空拳で生まれた人のビルディングス・ロマンと言えるが、平たく言うと立身出世の物語かな。
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    社長業の泥臭さ、バイタリティ、仕事への向き合い方を間は学ぶ。
    樋口社長の言葉から仕事の考えを多く習える。
    ただ、小説というより社歴?や伝記?のような形式で、読むのには苦労した。
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    アサヒビールを復活させた住友銀行副社長の樋口氏の話

    優秀な経営者とは思うがクセが強く自信満々な印象を受ける
  • 転職
    読みやすく、仕事に対して前向きになれた
    小説の中とはいえ、前向きに挑戦することの
    大事さを思い出しました
  • 転職
    ビジネスサクセスストーリー

    サクサク成功していく(実際はかなりの努力や忍耐もあったと思うがそのあたりは細かくは描かれていない)ので物語としては物足りないが、挑戦、信念、情熱のつまった話だった。

    マーケティングなどの勉強にもなった…
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    作者の過去作に好きなものがあったのでチョイス。
    この人はこんなにすごいんだぞ!と畳み掛けるようなエピソード調で、小説というよりは伝記風。
    脇役の人はあえて名前が変えられていたりするが、実在の人物がモデルなので、そのあたりの知識豊富な人の方が楽しめそう。
  • 転職
    経済小説と言えば、高杉良さん。 やはり読み応え満載でした。主人公の小野健一曰く、現在の日本ではか価格を下げる競争に慣れすぎて価値を上げる努力をする企業が少ない。消費者も品質が良くて安価であることが当たり前となり、品質と価格のバランスが崩れている。日本の企業は自分で自分の首を絞めているのだと思う、との...続きを読む
  • 転職

    ノンフィクション。

    ビジネスサクセスストーリー……

    軸がぶれないこと、論理的思考ができること、信頼できる仕事相手をみつけること、かな
  • 辞令
    「高杉良」の長篇ビジネス小説『辞令』を読みました。

    「内館牧子」の『終わった人』に続き、ビジネスマンの命運を描いた作品です。

    -----story-------------
    ビジネスマンの命運は、たった1枚の紙切れに左右される!

    大手エレクトロニクスメーカーの宣伝部副部長「広岡修平」に、突然、...続きを読む
  • 辞表―高杉良傑作短編集―(新潮文庫)
    短編5編収録。執筆は1978-85。講談社文庫の著者の短編小説全集、上中下からの再編。
    ミドル以上のサラリーマンにお薦め。読めば感ずるものがある。
  • 新装版 会社蘇生
    序盤は少し読みにくさはあったものの、読み進めていくごとに奥深さがあった。
    宮野の冷静でありながらも、心の奥に燃える炎、社員を引っ張るリーダーシップ、考えさせられるものがあった。
    終盤、更生法が適用されてから、もうひと展開、もう一声欲しい作品だった。
  • 欲望産業 下 小説・巨大消費者金融
    上巻よりは面白かった。
    どこまでが本当の話かは不明だが、武富士社長のなりふり構わずは酷い。
    裸の王様とはまさにこのこと。

    社内の乱れぶりも昔の話と聞き捨てればそれまでだが、サラ金の被害者たちも酷いもんだと思う。
    現代の異常なまでの多重債務者の保護はこの時代の悲劇をもとに生まれたのかと思うと納得。
    ...続きを読む
  • 欲望産業 上 小説・巨大消費者金融
    元エリート銀行マンがサラ金に転職するという小説。
    実話をもとにしていて、三井住友銀行の頭取候補が武富士の幹部に転職したらしい。

    主人公の元銀行マンが正義というわけではないが、武富士の社長とその側近達がかなり悪どい様子が描かれている。
    もっと消費者金融や武富士の実態に迫った様子が描かれているかと思っ...続きを読む
  • 辞令
    まぁまぁかな。

    追記です。
    30年も前に書かれた話であったんですね!
    時代は変わってるのにひとは変わらない。ひとの本質を見極められる目がいつの時代も必要ですね。