高杉良のレビュー一覧

  • 辞令

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    ハラハラはするし面白かったのに、最後は特段盛り上がりもなくあっさり。
    悪人がのさばったまま終わりで、消化不良な感じ。

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    2017年12月17日
  • 新装版 虚構の城

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    時代背景はちと古いが、昭和のクローズドなバンカラ企業の内実が分かるようで面白い。デビュー作で荒々しいので、次回作にも期待!

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    2017年10月24日
  • 青年社長(下)

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    ワタミ創業者の渡邉美樹にフォーカス。社長になったあとのことしか知らないひとにとっては、何となくブラック企業のイメージが先行してないだろうか。
    本書を読むとこの人の初志貫徹ぶりを貫く姿勢に驚く。まだ若かりし頃佐川急便のセールスドライバー時代の描写は面白い。入れ替わりの激しい外食産業において一代で地位を作り上げたことは名を残した経営者と言っていいのでは。
    どうでもいいですが自分はワタミファンです。マラソン後に高校同級生とビールをひたらす頼み続け、最高のタイミングでビールのおかわりを届け続けてくれた千葉のワタミの女性店長が忘れられません。

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    2017年08月20日
  • 虚構の城 完全版

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    高杉氏の作品をはじめて読みました。かの出光興産の社風、文化等をリアルに描写している。75年に発表された本作だが、現在でも同社独特の考えは続いている。労働組合は今でも存在せず、創業家が影響力を持っている。

    しかし出光のような大企業が残業無し、労働時間管理無しというのは驚かされた。時代の要請か少し変化しつつあるようだが、体質が変わるには時間がかかるだろう。

    昨今話題となっている昭和シェルとの合併についてもこのような会社文化が強く影響してしるのは間違いないだろう。

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    2017年08月12日
  • 巨大外資銀行

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    東大経済⇒長銀⇒ハーバードMBA⇒GS(VP)⇒中小証券会社⇒製薬会社(ラストは上級取締役)といったエリートキャリアを送る主人公。
    転職を繰り返してステップアップする点や、コンプライアンスに問題があると思えば入社後、間もなくても退職する点は、これぞ米国エリート、といった感じか。
    プライベートでは、ヒステリックな元妻や、思春期の娘、不倫相手に振り回されているところもあるが、ご愛嬌。

    小説のなかに特段メッセージ性を感じないものの、主人公の目を通して、小説仕立てで分かり易く日本経済の変遷を見れる点に、本書の価値がある。
    リップルウッドによる長銀の買収に関しては、外資による国税の集金システムといった

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    2017年08月08日
  • エリートの転身

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    4作からなる短編集。エリート証券マンからショコラティエになる話。友人が濡れ衣を着せられて懲戒解雇になるのを妨げる話など、どれも現実見があり勉強になった。

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    2017年06月18日
  • 小説 創業社長死す

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    出先で本を読み終わってしまったため、最寄りの書店(三省堂さん)の新刊コーナーの目立つところに並んでいたこの本を買ってみた。
    最近この本のタイトルに近い出来事が身近にあったので気になったってのもある。

    久しぶりの高杉良さん。そして最近読んでなかった経済小説、企業小説。サクサク読めるしまあまあ面白かったんだけど、なんか登場人物があまりにステレオタイプっぽくてリアリティが感じられなかったなぁ。
    過去にも同じ企業をモデルにした作品があったみたいなので、それは読んでみたいかも。

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    2017年06月16日
  • エリートの転身

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    ネタバレ

    組織で泳いでいくための技術を身につける事が、サラリーマンの仕事の8割だと思う。これはいつの時代も求められるスキル。

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    2016年06月11日
  • 混沌(下) 新・金融腐蝕列島

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    バブル崩壊後、不良債権で喘ぐ銀行の合従連衡が舞台。互いのパワーバランスが均衡していると、相互に譲らず上手く統合できない。かといってパワー差があり過ぎ救済合併の体を取ると、吸収される側の反発は免れず・・・。いつの時代も会社の統廃合には壮絶なドラマがあるんだろうなと思います。そんな統廃合の裏舞台を、1人の広報部長を主役に話は展開。各行の思惑がある中で、どう折り合いをつけ、どう決着に持っていくのか・・・。ハラハラしながらも、ついつい先を読み急ぎたくなる一冊でしたー。

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    2015年07月20日
  • 混沌(上) 新・金融腐蝕列島

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    バブル崩壊後、不良債権で喘ぐ銀行の合従連衡が舞台。互いのパワーバランスが均衡していると、相互に譲らず上手く統合できない。かといってパワー差があり過ぎ救済合併の体を取ると、吸収される側の反発は免れず・・・。いつの時代も会社の統廃合には壮絶なドラマがあるんだろうなと思います。そんな統廃合の裏舞台を、1人の広報部長を主役に話は展開。各行の思惑がある中で、どう折り合いをつけ、どう決着に持っていくのか・・・。ハラハラしながらも、ついつい先を読み急ぎたくなる一冊。

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    2015年07月20日
  • 祖国へ、熱き心を 東京にオリンピックを呼んだ男

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    東京オリンピックを読んだ男、というテレビドラマが、2014年の10月頃に放送されました。そのドラマに感動して、その原作を買い求めたのが、今年(2015年)の初めころです。

    普段は読みたい本がどんどん出てくるので、海外出張の飛行機の中で少しずつ読み進めました。映画を先に見ているからでしょうか、途中から読み始めても、すぐにその映画を見ている気分になれる、不思議な体験をしました。

    この本は、フレッド和田という太平洋戦争が始まる前から米国に移民していた日本人が、自らの苦しい経験をバネにして事業を成功させるだけにとどまらず、自分の時間や資産を割いて、焼け野原になった東京へオリンピックを誘致した男の物

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    2015年06月28日
  • 青年社長(上)

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    高杉良ワールドを初めて経験した作品。

    ここまで詳細な取材をして書いた経済小説は
    読んだことがない。内容が盛り上がっているときは
    どんどん読み進められる。ただ、間延びする部分もある。
    ガツガツ系のノンフィクション作品かな。

     ≪気にいった一節≫
    「順境に楽観せず、逆境に悲観せず、現状に満足せず」

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    2015年06月28日
  • 銀行大統合 小説みずほFG

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    第一勧銀、富士、日本興業銀行の三行統合を
    実名で記したノンフィクション小説。

    高杉良の特長である綿密な取材を通しての
    トップの決断から根回し、マスコミの裏で
    動いている人々の心情などの描写は流石。

    ただ、各章の繫がりが薄く、どんどん読み進めて
    いけるようなものではなかったのが残念。

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    2015年06月28日
  • 首魁の宴 政官財 腐敗の構図

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    前作「濁流」の続編の内容である文庫特別書き下ろし版。
    当然、登場人物の設定は全て同じでなかなか読みやすい内容。

    経済誌のトップで「ペンは剣よりも強し」と豪語し
    権力と地位を盾に財界人等から「取り立て屋」のごとく
    金を貪り取る交渉(脅迫)術など描写は非常にリアルである。
    恐るべき腐敗の実態を描きミドル組に力を与える作品。

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    2015年06月28日
  • 勇気凛々

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    和民の渡邉社長を描いた「青年社長」に似ているスタイル。
    今回はホダカとイトーヨーカドーが主な登場人物。
    ベンチャーからバブルを乗り越え会社を大きくしていく
    サクセスストーリーの姿を叙述に描いている。

    成功へと導くまでの失敗談や裏切りなどもリアルで
    勉強になるが、やはり重要なのはキーとなる人との
    出会いとその後の付き合いの仕方。その部分を
    非常に強く主張しているような作品だったかなと。

    ただこういったノンフィクション作品は登場人物の
    功績などの要約が通常よりも増えて、小説としては
    ストーリー展開も踏まえあまり読みやすいものでは
    なくなってしまうのが少し残念。

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    2015年06月28日
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー

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    燃ゆる時の続編。東洋水産がアメリカに進出し、インスタント麺市場でNo1メーカーになるまでの軌跡をつづったもの。苦労を跳ね返し、成果を上げて内容に、元気をもらえる一冊。
    文化や考え方が異なる国で、いかにして東洋水産は快進撃を進められたのか、それは「人を大事にする」という日本企業が持つ強みを十二分に活かしたから。理解に苦しむ出来事に七転八倒しながらも、失敗した人にもチャンスを与え、人を信じ、人に任せることが成長に繋がる。文化の壁はコミュニケーションで乗り越える。文字にすると当たり前なことかもしれないが、この当たり前のことを非凡なレベルで愚直に追い続けたことが、成功の要諦。
    組合対策の詳細記述何かは

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    2015年06月15日
  • 燃ゆるとき

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    東洋水産をモデルにした実名小説。東洋水産がいかにして、今の地位を確立したか、その時々にどのようなドラマがあったかを記録したもの。なかなか面白かったなー。
    日清食品の安藤社長の書き用がけっこう辛辣なのが印象に残った。実際のところはどうだったのかな?

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    2015年06月10日
  • 銀行大統合 小説みずほFG

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    ■みずほ銀行誕生の経緯について、3人の頭取を中心に実名で描写。
    ■ノンフィクションではなく小説仕立てなので、ひとつ前に読んだ本より大分安心して読めた。
    ■統合の時のドロドロしたことは雑誌に任せ、綺麗な部分が描かれているので、統合時の本来の夢であり、目標を知ることができる。

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    2014年10月12日
  • 社長の器

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    実話に基づいているというお話で。
    当時では、かなり衝撃的だったんでしょう・・・

    兄弟でもここまで正反対であるのと仲が悪いのは
    なんでなんだろう?
    兄貴が怖すぎる

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    2014年07月27日
  • 小説 消費者金融 クレジット社会の罠

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    昔のサラ金と変わりつつあるサラ金から消費者金融への変遷。

    へ~そうなのね~
    という感じでした。さすがの高杉さんで説得力ありますね。

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    2014年07月10日