高杉良のレビュー一覧

  • 銀行渉外担当 竹中治夫 ~『金融腐蝕列島』より~(1)

    引き込まれます

    10数年前に小説を読みましたが漫画版も面白い、話に引き込まれていきます。。続きに期待
  • 燃ゆるとき
    東洋水産創業社長を主人公にした小説。

    骨の髄から来る誠実さと、何があっても諦めない不屈の精神があれば、こんな人間になれるのかと感動した。

    明日からまた心を磨こうと思わせてくれる。
  • 燃ゆるとき
    東洋水産が好きになりました。会社の理念は創業者に宿りますね。
    さっそく赤いキツネと緑のたぬき買いました。
    実名では無い日清と物産が悪の権化みたいに書かれてますが、これはほんとかなぁ。
    東洋水産の、商品がなぜ売れたか?すなわち、どのようにして商品開発を行ったのかが描かれてなかったので、それも知りたいな...続きを読む
  • 青年社長(下)
    渡邊美樹氏の店頭公開に至るまでの失敗を含めたサクセスストーリーだ。とてもパワーのある人だと思う。外食業界の内情、人の出入りの激しいことはよくわかった。一番印象に残った言葉は逆境に悲観せず、順境に楽観せず、現状に満足せずである。戒めにもなるフレーズだ。必ずルールを守れ、こころを表現する、誠実さ、世のた...続きを読む
  • 青年社長(上)
    高杉良の本は初めてだがとても良い本だ。ワタミの社長:渡邊美樹の半生を描いたもので彼の人となりが良くわかった。この本はリーダーシップの本だともいえる。どう自分で運命を切り開き、どう人を引き付けて巻き込み、組織として会社としてどう成長させていくか、常に挑戦をしているのだ。リーダーとしてあるべき姿だと思う...続きを読む
  • 燃ゆるとき
    マルちゃん正麺でお馴染みの東洋水産創業の物語。
    実名小説であるため、物語にはある程度のリアリティがある。創業者森和夫が第一物産、日華食品(日清食品)という大企業からの圧力に真っ向から立ち向かう姿が痛快。創業者の森和夫は第二次大戦を生き延びた人物で、長いものに巻かれない大胆な姿勢は、その経験によるもの...続きを読む
  • 銀行大統合 小説みずほFG
    3行統合という空前スケールの再編劇で誕生したみずほファイナンシャルグループ。統合当初に発生したシステム障害は当時テレビや新聞のニュース等で観て覚えていますが、本書では3行統合という大再編劇の舞台で繰り広げられた当事者たちの苦闘や苦悩がノンフィクションということでリアルに描かれています。当時駆け出しの...続きを読む
  • 濁流(上) 企業社会・悪の連鎖
    今回の作品も実在の人物をモデルに書いた経済小説。
    その当事者が誰かかをどことなく匂わせつつ
    様々な実在する登場人物や人間関係をリアルに
    描写させるのも高杉小説の特長かと。

    経済新聞社ののワンマン社長の秘書役が主人公で
    日々振り回されつつも、野心を持って娘婿になり
    若手とボードだけでなく、義父と妻と...続きを読む
  • 小説 ザ・ゼネコン
    高杉良の「ザ ○○」シリーズ。
    「ザ 外資」に続いて読んでみました。

    日本語チックに言うなら、「まさにゼネコン」とも
    言えるほどまるでノンフィクションかのような描写。
    (まぁ、話のモデルは存在していますが…)

    高杉良の特長でもある情報量と独特のストーリー展開を
    付け加え、面白い小説になっている。...続きを読む
  • 新装版 懲戒解雇
    約4年振りに読んだ高杉良。

    今回の舞台は三菱化学。
    社長賞を取ったこともある技術系のエリートが常務と馬が合わないがために
    劣悪な対応や濡れ衣を着させられていく。

    結果、懲戒解雇処分を突き出されるが、そこからエリートの反乱が始まる。

    1997年TBSドラマ「辞めてたまるか!」の原作でもあったこと...続きを読む
  • 指名解雇
    今回の舞台はパイオニア。
    やはり高杉良の取材力を活かしたリアルな実名小説。
    見えにくい人事部の内部の動き、考え方、そして
    対立などサラリーマンとしての苦悩と葛藤を
    如実に描いているのは感服です。
    先も気になる内容で読みやすい作品でもあるし
    時代を感じることができるのも特長です。
  • 金融腐蝕列島(上)
    T部長に勧められて読んだ本。バブル期の銀行の悪行と、総会屋や暴力団との関わり、政府と銀行の関係、などが描かれている。難しい表現もよく出てきて読むのに時間がかかったけれど、今の仕事にも形を変えてでてきそうなお話でした。
    サラリーマンとして上司とどう対峙するのか、面白いお話でした。
  • 虚構の城 完全版
    海賊と呼ばれた男を読んで、出光興産に興味を持ったことから、この作品も読んでみました。

    書かれている事実に大きな違いはないものの、捉え方によってこうも違うか!というくらい、両極端な作品でした。

    例えば、「海賊と~」では、店員が自ら望んでタンクの底に潜り、どぶさらいの仕事をし、それがどんな辛いことで...続きを読む
  • 燃ゆるとき
     仕事をしていて何となく不完全燃焼になる時がある。仕事が行き詰っている訳でもなく、やるべきことや課題は明確になっている。それでも燃えない。いや、燃えているつもりなんだけれども、まさに不完全燃焼な感じがいなめない。

     そんな時に読んで、気持ちをググッと持ち上げてくれた一冊がある。

    ■東洋水産社長...続きを読む
  • 人事権!
    タイトルから、会社内の人間関係が複雑に絡み合う話だと想像して購入。

    想像とは少し違い、中間管理職の主人公が多方面に奮闘する話、という印象でした。一般企業で働いていない自分としては、これはこれで面白かったです。
  • 新装版 バンダルの塔
    石油コンビナートをイランに建設する事を目指して働いていた男たちの物語。
    オイルショック、イランの宗教革命、いろんな要素が絡んでいて、読みごたえはあった。
  • 消失(下) 金融腐蝕列島・完結編
    金融腐食列島もこれにて完結。

    杉本には最後、同情してしまいました。パワーが有りすぎると、上から嫌われると言うことか。鈴木相談役やカミソリ佐藤と言った、人間味のある登場人物ばかりで読んでいて楽しかった。金融庁や竹井との貸し倒れ引当金を巡るやりとりなどは、リアルな感じでした。

    これで、完結と言うのが...続きを読む
  • 消失(中) 金融腐蝕列島・完結編
    合併後のJFG銀行で、旧東亜銀行の不合理な人事を解消しようとする竹中常務執行役。銀行の増資を巡るやりとりなど見所が沢山。

    竹中の母親が登場し、竹中家の複雑な家庭事情を知ることができました。半沢直樹の様な敵味方が分かりやすい世界でない所が良いところです。増資問題では、杉本と意見が合うけど、人事の問題...続きを読む
  • 消失(上) 金融腐蝕列島・完結編
    金融腐食列島完結編。銀行の広報部から役付けで、関西の中之島支店の支店長として異動となる。そこで、不良債権処理に取り組むことになる。そして、家庭では、妻との離婚に向けて動きが。。

    UFJ銀行がモデルと言うことなので、その先の展開も想像できますが、竹中がどこまで出世するかが楽しみです。銀行員というと半...続きを読む
  • 銀行大統合 小説みずほFG
    よくぞここまで言うような徹底的な取材力に圧倒された。銀行の歴史を知らない自分にとって教科書ともいえる本当にためになる内容だった。経済小説というのはあまり読まないジャンルだがとにかくその当時に情景がリアルに描かれていて、当時の苦労を考えるだけで興奮した。