高杉良のレビュー一覧
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企業犯罪物を得意とする高杉良の原作がさすがにしっかりしているので、ストーリー展開だけで読ませる。
コミックとしては絵が素直すぎるし、小説のコミカライズのけってとしてありがちな 地の文が多すぎる という課題はあるが、ストーリがしっかりしているのでさほど気にならない。 -
住友銀行副頭取からアサヒビール社長に転籍した樋口廣太郎氏の社長就任後とアサヒビールのその後を描く。住友銀行・磯田一郎会長とのイトマン事件における確執からアサヒビール再興までの描写は惹き込まれる。組織を率いるものに問われる資質、言動の描写が興味深い。さらに知りたくなるのは、樋口廣太郎の若かりし頃の生き...続きを読むPosted by ブクログ
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前シリーズから読んでます。高杉良氏の原作であり、銀行業界の経営権争いが描かれており面白い。良くも悪くも期待どおり。安心して読んでます。
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5月の連休も終わり、ビールのおいしい季節になってきました。昭和61年当時、売り上げが低迷していたビール会社を社長のリーダーシップにより、どのように改革し、業界トップに押し上げたのか、興味深く学ぶことができます。
当時の京都府知事として、元理事長も登場されますので、是非ともビール通の方はご一読ください...続きを読むPosted by ブクログ -
銀行大統合 小説みずほFG
日本興銀、第一勧銀、富士銀の世紀の大統合の話。ちょうど20年前の1999年のGW、興銀の西村頭取が文字通り音頭を取り、一勧の杉川頭取、富士の山本頭取を巻き込んで、強力なリーダーシップで統合までこぎつけたという話。あくまで小説ではあるが、システムトラブルの原因について、実...続きを読むPosted by ブクログ -
ビールの業界の勉強として面白そう、ということで買ってみたら、偶然にも起業闘争と同じ作者である高杉良の作品だった。何という偶然。
アサヒビールのスーパードライによる復活がどこまで凄まじかったかよく分かる。銀行から来た社長で、ここまでトップとして動ける人は稀有なんだろう。会うだけで感動する社員がいるなん...続きを読むPosted by ブクログ