高杉良のレビュー一覧

  • 生命燃ゆ
    最後の方は電車の中で静かに読んでましたが、普通に泣きました。
    主人公はTHE・昭和の人っていう感じで仕事が生き甲斐なタイプですが、どんどん引き込まれて行って、最後は泣ける展開です。
    少しプラントの話は難しいですが、そこら辺は読み飛ばしても楽しめると思うので、是非手にとって読んでみて欲しい作品でした。...続きを読む
  • 辞令
    左遷人事を言い渡された広岡が、その背景を探る中でファミリー企業における保身、足の引っ張り合いに巻き込まれていく。時代は古いものの、臨場感溢れる筆致は流石です。目の前にやりとりが浮かんでくるよう。サラリーマンなら各所に思い当たる節があるはず。
  • 辞令
    時代描写は、昭和60年代と古く今とは違うな〜と思う部分が多くあるが、辞令の重み、同族経営というものは今も昔も変わらないんだなと実感しました。
    内容もスラスラ入ってきてとても読みやすい本でした。
  • 銀行渉外担当 竹中治夫 ~『金融腐蝕列島』より~(1)

    ストーリーで読ませる。

    企業犯罪物を得意とする高杉良の原作がさすがにしっかりしているので、ストーリー展開だけで読ませる。
    コミックとしては絵が素直すぎるし、小説のコミカライズのけってとしてありがちな 地の文が多すぎる という課題はあるが、ストーリがしっかりしているのでさほど気にならない。
  • 辞令
    一枚の辞令に翻弄されるサラリーマン達を描いた作品。とにかく、時代を感じる。

    これが令和の時代なら、おそらくほとんどの人が躊躇なくこんな会社辞めて転職するだろう。
    それができない(というかその選択肢がなかった)この時代、自らの保身のため、親友のため、家族のため、部下のため、愛人のため(?)にこれだけ...続きを読む
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    住友銀行副頭取からアサヒビール社長に転籍した樋口廣太郎氏の社長就任後とアサヒビールのその後を描く。住友銀行・磯田一郎会長とのイトマン事件における確執からアサヒビール再興までの描写は惹き込まれる。組織を率いるものに問われる資質、言動の描写が興味深い。さらに知りたくなるのは、樋口廣太郎の若かりし頃の生き...続きを読む
  • 青年社長(下)
    ワタミ社長が若い頃どれ程の努力をされたかがわかる本。今ではブラック企業と言われてしまうようなことも多々あるが、ワークアズライフ的な生き方をされているとも思った。
  • 銀行渉外担当 竹中治夫 メガバンク誕生編(2)

    良くも悪くも期待どおり

    前シリーズから読んでます。高杉良氏の原作であり、銀行業界の経営権争いが描かれており面白い。良くも悪くも期待どおり。安心して読んでます。
  • 世襲人事
    広岡厳太郎(日本生命 弘世源太郎)の人物像は、今の我々が求めている「理想の上司像」そのものである。
    時代背景や職種は違えども、明朗闊達、平身低頭でありながらリスク管理をしながら、強いリダーシップを持ち続ける姿は読み手までも引き込まれた…故広岡厳太郎
    新しき酒は新しき革袋盛れ!
  • 世襲人事
    高杉作品は疲れた時に一気読みするのにすごくいい!
    この作品もいつもながらに楽しめました。しかし実在モデルがいたとは。また生き方学ばせてもらいました。
  • 落日の轍 小説日産自動車
    日産自動車が英国に進出するかどうかを労働組合の動きと合わせて書かれており、労働組合がある会社にとっては参考になるかもしれない一冊
  • リベンジ 巨大外資銀行
    ■最後の3分の1がクライマックス。クライマックスの場面のやり取りは読み応え充分。ドラマにできるのでは。
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    5月の連休も終わり、ビールのおいしい季節になってきました。昭和61年当時、売り上げが低迷していたビール会社を社長のリーダーシップにより、どのように改革し、業界トップに押し上げたのか、興味深く学ぶことができます。
    当時の京都府知事として、元理事長も登場されますので、是非ともビール通の方はご一読ください...続きを読む
  • 銀行大統合 小説みずほFG
    銀行大統合 小説みずほFG

    日本興銀、第一勧銀、富士銀の世紀の大統合の話。ちょうど20年前の1999年のGW、興銀の西村頭取が文字通り音頭を取り、一勧の杉川頭取、富士の山本頭取を巻き込んで、強力なリーダーシップで統合までこぎつけたという話。あくまで小説ではあるが、システムトラブルの原因について、実...続きを読む
  • 虚構の城 完全版
    封建的な会社に勤めるエンジニアが、経営層の反感を受け、転職する物語。伏線として家庭不和や悲壮な恋愛物が描かれている点が面白い。
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    ビールの業界の勉強として面白そう、ということで買ってみたら、偶然にも起業闘争と同じ作者である高杉良の作品だった。何という偶然。
    アサヒビールのスーパードライによる復活がどこまで凄まじかったかよく分かる。銀行から来た社長で、ここまでトップとして動ける人は稀有なんだろう。会うだけで感動する社員がいるなん...続きを読む
  • 青年社長(上)
    泣けた。
    下巻が愉しみ。

    「ただ俺と一緒に仕事をしたら、後悔させないと約束する」

    状況もスケールも違うけれど、最近そんな気持ちになった事があったばかりなので、素直に感動した。
  • 青年社長(下)
    誠実であること、ほぼそれが書いてあった。

    やっぱりそこかなぁ。

    上巻から一気に読んじゃいました。泣けます。
  • 起業闘争
    Facebookでフォローしている久松達央さんの投稿をきっかけに購読。
    さすがに企業文化が一昔前ではあるけれども、30年前に、しかも取材に基づいてリアルに書かれたものとは思えないくらい、ぐいぐいと引き込まれて読めた。どう生きるのか、何のために働くのか。そして誰と働くのか。それを改めて自問自答したくな...続きを読む
  • 辞令
    同族会社では、今でも現実問題として起こっている人事配置の綱引き。特に、世代交代の時期には、今なお往々にして起こりうる問題。今や崩壊していると言われながらも、現実には多くサラリーマンの潜在意識に横たわっている終身雇用への固執。それが、ますます会社生活を苦しく醜く追い込む。ラストでそうした心情に新たな光...続きを読む