高杉良のレビュー一覧

  • 呪縛(下) 金融腐蝕列島II

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    大部の小説にもかかわらず結末まで一気に読んだ。描写の粘り強さはすごい。権力に固執する人間をあそこまで醜悪に、しつこく描き得た筆者に喝采。08.6.13読む。

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    2009年10月04日
  • 金融腐蝕列島(下)

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    すごく面白かった。やりたい放題の鈴木がずるずると権力の座を滑り落ちていく様はいかにも痛快であった。08.6.3読む。

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    2009年10月04日
  • 青年社長(下)

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    ワタミ渡邉社長の物語。   

    名前、地名等全て本名で書かれている。
    社長がこれまでどんなことをしてきたかの経歴の羅列はほとんど分かっているのだが、その過程で具体的にどんなことをしてきたかがこの本で分かる。

    しんどい思いはしてきているがそれは自分の夢のため。
    この本を読んでいて、「人との出会いの大切さ」に気付く。
    事を成すにはたくさんの人の支援があってこそ、と思わせてくれる。
    これからも自分を高めてくれるような素晴らしい方と出会えるように自分の力を高めよう。

    流れに乗って読んだら‘えびせん’ばりに止まらないぜ。^^

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    2009年10月04日
  • その人事に異議あり 女性広報主任のジレンマ

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    「後継者を誰にするか?こんなに難しいものとは……」の後悔をよそに、人事への思惑は社内に拡がる。創業社長とタタキあげ副社長との確執が再燃し、さらには社長御曹司みずから世襲に異議を唱えだす。どうなるのか。アパレル大手企業を舞台に、女性広報主任の眼から鮮烈に描く。「女性広報主任」を改題。「後継者を誰にするか?こんなに難しいものとは…」の後悔をよそに、人事への思惑は社内に拡がる。創業社長とタタキあげ副社長との確執が再燃し、さらには社長御曹子みずから世襲に異議を唱えだす。どうなるのか。アパレル大手企業を舞台に、女性広報主任の眼から鮮烈に描く。

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    2009年10月04日
  • 銀行大統合 小説みずほFG

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    “その後”の軌跡も活写した完全版!!
    三行統合なら生き残れる! 第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の各トップは世界でも例のない大再編に向け猛スピードで走り出した。困難な調整や会談の内幕など、最後の決断までの日々を圧倒的な情報量とリアリティで描いた実名企業小説。その後の迷走と再生のドラマも収録した完全版でついに文庫化!
    三行統合なら生き残れる!第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の各トップは世界でも例のない大再編に向け猛スピードで走り出した。困難な調整や会談の内幕など、最後の決断までの日々を圧倒的な情報量とリアリティで描いた実名企業小説。その後の迷走と再生のドラマも収録した完全版。

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    2009年10月04日
  • 燃ゆるとき

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    築地市場の6坪のオフィス?から、一代にして大会社に育て上げた東洋水産の社長の物語です。どんな苦難にも負けず、お客様のため、従業員のため頑張りぬく彼の鉄の意志に感動します。

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    2009年10月04日
  • 金融腐蝕列島(上)

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    渉外班という、エリートコースの行員はまず着かないポストにつけられ総会屋対策をすることになった主人公の話。
    単純に読み物としても面白いのだが、話にうまいこと金融の実体を説明する文章をはさみ込む高杉良の筆力は圧巻。
    バブル後の建て直しで必死な都銀の姿が描かれる。
    ノーパンしゃぶしゃぶが何なのかが分かって満足。

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    2009年10月04日
  • 金融腐蝕列島(下)

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    金融系にでも就職しない限り、地下水み脈のように見えないところで大きく流れるお金の動きについて知るコトはまずないだろう。
    この本を読んで、日本の金、権力、法、マスコミ、ヤクザの関係性について新しい視点が持てるようになったと思う。

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    2009年10月04日
  • 青年社長(下)

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    下巻では、引き続き社長のカリスマ的な魅力とともに、ワタミの従業員に対する考え方、育て方がよくわかる。
    ワタミの文化にしっかりマッチする人を見極め、充実感のある仕事をしてもらう。挑戦をさせ、実力主義で能力を認めると同時にはっぱをかけ成長させる。そして、その人間を大切にする。会社において人と、その人々の気持ち、ベクトルをまとめて調節して進めていくリーダーの重要性を強く感じた。

    また、体の思い亀になって、強く、じっくり、しっかりと前に進んでいこうという思想は印象に残った。





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    2009年10月04日
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー

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    前作を読まなくても問題なく入り込めるので心配無用。
    誰よりもまず島耕作に読ませてやりたい一作。映画は深井役に鹿賀丈史ってのが・・・まあ全然イメージ違うけどそれなりにハマッてました。

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    2009年10月04日
  • 広報室沈黙す(下)

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    高杉良の小説に嵌るきっかけになった作品。
    旅行に行く際、空港の書店でたまたま手にした本。
    この人の小説は実によく取材されているようで、リアル感が伝わってくる。

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    2009年10月04日
  • 広報室沈黙す(上)

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    高杉良の小説に嵌るきっかけになった作品。
    旅行に行く際、空港の書店でたまたま手にした本。
    この人の小説は実によく取材されているようで、リアル感が伝わってくる。

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    2009年10月04日
  • 管理職降格

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    時代が違うが、管理職の父親という自分と似た境遇で、自己投影しながら読める。
    津川はちょっと脇甘すぎないかと思うと共に、最後にわかる過去の話を踏まえると、妻との接し方には旦那として問題ありかな、とも。
    昭和時代のサラリーマン家庭、しかも妻もバリキャリという中では、今と重ね合わせて考えるのは難しいが、とは言え、津川に共感するところもあり、自分ならどうするかなーとか思いながら、あっという間に読めた。面白い。

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    2025年10月05日
  • 世襲人事

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    理想の上司そのものだろう、けれど身を粉にして働いたせいで病に倒れたのだとしたらその志を真似することはお勧めできない。実際のモデルがいるということなのでリアリティある話である。時代が違うということで今はこれほどまでに働き過ぎの傾向はないと思う。源太郎は社長の息子ということが逆に働き過ぎを招いたようでもある。あまりにも急な展開で急逝した為その後の実際の大日生命(日本生命)はどうなったのかも興味深いけれど、、続編『腐食生保』も読んでみたいけれど文庫化はされていないようだ。

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    2025年08月31日
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー

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    日経の「私の履歴書」のようだった前作とは雰囲気が異なり、よりエンターテイメント性の強い経済小説を読んでいるようだった。東洋水産の社員たちが異文化の中で努力して良い会社を作り上げていく物語と受け止めた。事実、同社の米国やメキシコでのシェアは相当に高いらしいので、そのための努力も大変なものだったのだろう。駐在員同士の会話の中で創業者にまつわるエピソードが披露されるが、いずれも前作に描かれていることなので冗長に感じた。それ以外はすっかり引き込まれて、速いペースで読み進められた。

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    2025年07月02日
  • 燃ゆるとき

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    この小説はやはり実名で書いて下さったのが一番嬉しいです。誠実、謙虚で共に働く仲間を非常に大切にする方だというのが、よく伝わりました。業績指標など数字が多い分、正確なのかもしれませんが、読み物としてはやや淡白かもしれません。とは言いつつも、日清食品(小説では違う名前でしたが)との米国での特許訴訟にまつわるくだりは、ついこちらも熱くなってしまいました。
    とりあえず、今度からは「どん兵衛」を買うの早めて「赤いきつね」と「緑のたぬき」にしようと思います。

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    2025年06月30日
  • 迷走人事

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    これは経済小説のトップランナーである高杉良さんが、あえて一度出した作品を10年後にリニューアルして世に問うた作品である。設定はほぼ変えない状態で、さらにブラッシュアップしてリニューアルして出すということは、新しく小説を書き下ろすよりも骨の折れる仕事である。それをしっかりまとめ上げたのは、著者である高杉氏の構想力であろう。


    物語は、一人の女性の目を通して描かれる。会社の仕事、取引先、同僚や経営陣との関係性。それらに織り込まれた伏線が、最後に見事に回収される。


    実際にファッションメーカーに取材をして、描き上げた小説であろうことは想像に難くない。しっかりした舞台の上に成り立っている、物語にな

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    2025年03月11日
  • 転職

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    筆者の娘婿の実話をもとに書かれた小説。人に勧められて読んだのだけど、おもしろかった。新卒からさまざまな仕事、経験をしながら転職でステップアップしていく話になっていて、逆境を乗り越えたり悩んだりしながら自分のやりたいこと、すべきことをまっとうしていく姿が読んでて感銘を受ける。いつか社長になる!という気持ちで突き進むところもすごい。

    タイトルからすると、転職への導きの話なのかなと思えるけど全然そうではなく、1人のビジネスマンの生き様を知ることができて勇気づけられる話だった。

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    2025年01月24日
  • リベンジ 巨大外資銀行

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    リーマンショック前後の金融危機を回避しようとするビジネス小説。日米の銀行、投資会社を転々としながらも米国の不況を目の前に、教訓を得て、巻き添えのないように舵取りをしていく一人の男を描く。日本も米国の金融危機に巻き込まれないよう先手先手を打つ。そこに現れたのは以前務めていた重役、強制的に処分を受け退職した経緯がある、だがその逆転劇、仕返しする時がやってきた。
    現実、政府も企業も含め権力と欲得で住宅ローン負債を隠し続けていたが、やがて限度を超えると、政府は企業に引導を渡し破綻させた。儚く見せ締めとなった機関投資銀行リーマンブラザースの負債は6千億円と米国史上最大の企業破産を余儀なくされ、世界の金融

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    2024年12月14日
  • 小説 ザ・ゼネコン

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    亡くなった父親がゼネコン勤務でした。私は、まだ学生でしたが、バブルがはじけてゼネコン不況からの会社更生法、家族として経験しました。
    昭和の企業組織、サラリーマンの姿、女性社員の扱われ方、令和の今と比べると変わったことは多いなぁと思いつつ、最後の会長の息子の件、あれだけは今も何も変わっとらん。

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    2024年11月30日