【感想・ネタバレ】管理職降格のレビュー

あらすじ

職場で左遷、妻の不倫、娘は万引き……
あなたならどうする?

競合デパートとしのぎを削る大松屋銀座店の法人外商部課長・津川直二郎は、
突然、大口顧客から取引停止を通告される。
年商二億円の商権を失う危機に、左遷を仄めかす上司。
津川が挽回に奔走する最中、妻は不倫に走り、娘は万引き事件を起こし、
家庭にも深刻な亀裂が。
人生最悪の逆風に直面した男の選択とは?

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Posted by ブクログ

1980年代半ば始まったら東京は銀座を中心としたデパート乱立、デパート戦線。法人相手の外商として勤務する夫デパートマンとキャリウーマンとして働く妻、そして中学生の長女と長男のお話。巻末解説の昭和末期から平成、そして現在までの小売業界の推移の論考も興味深い。

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2019年10月11日

Posted by ブクログ

主人公 津川直太朗の娘の万引き事件から物語は始まる。
そして、共働きの妻の不倫。一方で、大手デパートの外商課長の主人公は大きな取引先を失う危機を迎え、その真面目さからなかなか思うように取引先との交渉が行えず、散々な目にあうが、何とかつなぎとめることに成功。しかし取引高は大幅に減らされ、厳しい状況に立たされる。
そんな中、妻の不倫を知り、娘の受験もあり、娘の不安定な心を知り、旦那、父親として真摯に体当りする。そんな状況で、更に追い討ちが、、、。
部下の裏切りにあい、最後は左遷されてしまう。
そんな状況の中、娘の受験合格。そして最後は家族がひとつになる可能性を示唆しながら物語は終わる。
何とも切ないサラリーマン家庭の物語でした。

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2019年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デパートの外商に所属する主人公。家族のゴタゴタや取引先のプレッシャー、部下の不祥事に東奔西走。トピックの繋ぎ合わせ的な感じがあり、全体を通したメッセージ感に乏しさを感じる。20点。

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2019年04月28日

Posted by ブクログ

時代が違うが、管理職の父親という自分と似た境遇で、自己投影しながら読める。
津川はちょっと脇甘すぎないかと思うと共に、最後にわかる過去の話を踏まえると、妻との接し方には旦那として問題ありかな、とも。
昭和時代のサラリーマン家庭、しかも妻もバリキャリという中では、今と重ね合わせて考えるのは難しいが、とは言え、津川に共感するところもあり、自分ならどうするかなーとか思いながら、あっという間に読めた。面白い。

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2025年10月05日

購入済み

めりはりがなく、ダラダラ続く印象でがっかりしました。
どのような展開になるのか期待していたのですが、起承転結の転結が全くなく、あっけない終わり方。

職場での問題も家庭での問題も全てあやふやなままでした。読者の判断に任せるということだったのでしょうが。

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2022年11月17日

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