高杉良のレビュー一覧

  • 労働貴族

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    古本屋で購入。高杉良さんのビジネス小説。日産自動車労働組合の委員長 塩路一郎氏の記録。労働貴族といわれるほどの権力を手にした男の話。本当にこんな人がいたの?というほど、当社の組合とはかけ離れている。反面教師として学ぶことは多い。と同時に、素直に学ぶべきことも多い。

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    2018年10月14日
  • 乱気流 下 小説・巨大経済新聞

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    ネタバレ

    日経新聞社をモデルに、過去の事件や会社の体質に鋭く斬り込んだサラリーマン小説。
    この時代を生きていないからこその難しい部分はあれど、今も昔も変わらない、どこの企業にでもありがちな会社組織トップの腐った体質、ミドルの反発や立ち回りに暮れる様子がすごく巧みに描かれていて、そういった部分がとても面白かった。

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    2018年08月19日
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男

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    「コクがあるのにキレがある」いやいや樋口廣太郎は「キレがあるのにコクがある」!「この味がビールの流れを変えようとしている、スーパードライはガンガン行きます」そうそう「この男がビール業界の流れを変えようとしている、樋口廣太郎はガンガン行きます」!広告のコピーと一体化したような名調子「麦酒王樋口廣太郎伝」でした。住友銀行のトップを取れなかった悔しさをエネルギーに「夕日ビール」と揶揄されていたアサヒビールをNo.1ブランドにした男とそのチルドレンたちの物語。組織って仕組みの箱じゃなくて人のモチベーションの運動体なんだな、と再認識。本宮ひろしにマンガにしてもらえればテンション上がりそう。風味としてはパ

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    2018年07月31日
  • 辞令

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    ファミリー企業の大手電機メーカーを舞台にした企業小説。
    最初に集英社から単行本が発売されたのが1988年。
    30年にわたって(出版社が変わりながら)文庫が売れている。
    時代を感じる描写が多数でてくる。
    登場人物がとにかく、よく煙草を吸う(場所関係なし)。
    メールもない、携帯電話もない。
    夜や休日、重要な話は直接、自宅に電話。
    有力な役員には、夜討ち朝駆け的なアプローチ。
    でも、30年前も今も、人事は変わらないのかもしれない。
    出世競争、ワンマン経営者のゴリ押し、落としどころの探り合い……。
    必ずそこには誰かの意思が存在する。曖昧決着もよくあること。
    長きにわたって読み続けられているのが、よくわ

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    2018年07月01日
  • 辞令

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    主人公広岡の異動しても腐らずに行動した点、また広告代理店の接待旅行の汚点騒動で奔走する役員。そして今度は、友人のスキャンダルに奔走する事に。人の為にどこまで必死になれるか考えさせられる一冊でした。

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    2018年06月18日
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男

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    シェア下降が止まらなかったアサヒビールに住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎社長の話。
    ・チャンスは貯金できない
    ・先例がない、だからやる
    ・口先や頭の中で商売をするな
    など、色々と頭に残る話がありました。

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    2018年06月12日
  • エリートの転身

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    エリートサラリーマンの転職、左遷、解雇…
    短編が4編。
    サラリーマン、しかもエリート故の苦悩、、大変だなと思った。

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    2018年04月27日
  • 辞令

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    30年前の刊行でも古さを感じず、一気に読み終えました。
    人事異動の悲喜こもごもは、30年たっても変わらないということでしょうか。

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    2018年04月10日
  • 辞令

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    ネタバレ

    携帯電話のない時代を生きるサラリーマンの悲哀を描いた作品。
    上に媚びる者、自身の正義を貫こうとする者、どちらが正しいかは目に見えてわかるはずなのに、会社という組織がそれを歪めていく様子が面白かった。

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    2018年03月21日
  • 辞令

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    ネタバレ

    面白かった。
    営業からマーケティング、そんな出世街道を走っていた広岡に突然の辞令。
    人事部へ。
    一体何が?裏には会社の思惑が動く。
    同族経営の会社の中で、うごめく思惑。
    広岡もツメが甘くそこがバレポストを外される。
    異動した人事部にて今度は昇進した同期を守る。
    同期は金を作っていた。
    面白と同時にリーマン世界に触れられる。

    p12
    浮き貸しなどの不正が行われている場合を考慮して、とりつくろうひまを与えないためにも、抜き打ち的に辞令を発令する必要があるのだろうが、
    →銀行の事情がわかった。

    p18
    本部付けでラインにも入れてもらえないそうです。
    →ラインという言葉を覚えた。

    p27
    きみ、

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    2018年02月23日
  • 巨大外資銀行

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    ひさしぶりに高杉さんの小説を読んだけど、やっぱり面白いし勉強になる!

    しかし、ゴールドマンサックスにそんなことをされていたとは全然知らなかった。
    自分含めて、日本人はもっと賢くならねば。

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    2017年11月06日
  • 勁草の人 中山素平

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    財界鞍馬天狗と呼ばれた中山素平さんの関わられた案件を、私の大好きな企業小説家である高杉良氏が、軽妙なタッチで描いた作品。とても気楽に読破することができました!

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    2017年05月05日
  • 勁草の人 中山素平

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    前後の脈絡なく、コラージュ風の分厚い一編。バンクトップの肚の据わり方、交渉術、本音を韜晦する話術など、偉い人の素質というのがわかるような気がする。

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    2018年10月14日
  • 銀行渉外担当 竹中治夫 ~『金融腐蝕列島』より~(1)

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    小説をそのままマンガにしたようなスクエアな作り。これだけ素直なのも珍しい。漫画チックにヘンにおどけないので読みやすい。ただ絵があまりに稚拙。これも飛び跳ねた絵ではないので読めるけど。
    主人公は総会やなどの総務の渉外担当。ちょっと読んでみたい世界だ。最初は頭取の娘が愛人を作り、その愛人が融資を言ってきて、裏にはヤクザがいるという話で、結局融資してしまう。都合よく週刊誌の記者に知り合いがいたものだとも思うが、リアルな話だ。続いては不正融資をかぎつけたヤクザが脅してくる話。児玉誉士夫が出てきたりする。

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    2017年02月13日
  • 銀行渉外担当 竹中治夫 ~『金融腐蝕列島』より~(1)

    購入済み

    引き込まれます

    10数年前に小説を読みましたが漫画版も面白い、話に引き込まれていきます。。続きに期待

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    2016年09月27日
  • 燃ゆるとき

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    東洋水産創業社長を主人公にした小説。

    骨の髄から来る誠実さと、何があっても諦めない不屈の精神があれば、こんな人間になれるのかと感動した。

    明日からまた心を磨こうと思わせてくれる。

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    2016年03月31日
  • 燃ゆるとき

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    東洋水産が好きになりました。会社の理念は創業者に宿りますね。
    さっそく赤いキツネと緑のたぬき買いました。
    実名では無い日清と物産が悪の権化みたいに書かれてますが、これはほんとかなぁ。
    東洋水産の、商品がなぜ売れたか?すなわち、どのようにして商品開発を行ったのかが描かれてなかったので、それも知りたいな、

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    2016年02月29日
  • 青年社長(下)

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    渡邊美樹氏の店頭公開に至るまでの失敗を含めたサクセスストーリーだ。とてもパワーのある人だと思う。外食業界の内情、人の出入りの激しいことはよくわかった。一番印象に残った言葉は逆境に悲観せず、順境に楽観せず、現状に満足せずである。戒めにもなるフレーズだ。必ずルールを守れ、こころを表現する、誠実さ、世のため人のために尽くす、人類の幸福への貢献、夢に日付けを。この人の凄いところは常に目標をもって実現していくところだ。真似をしていきたい。

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    2015年11月23日
  • 青年社長(上)

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    高杉良の本は初めてだがとても良い本だ。ワタミの社長:渡邊美樹の半生を描いたもので彼の人となりが良くわかった。この本はリーダーシップの本だともいえる。どう自分で運命を切り開き、どう人を引き付けて巻き込み、組織として会社としてどう成長させていくか、常に挑戦をしているのだ。リーダーとしてあるべき姿だと思う。鍛えてもらっていると思え、頑張れば認められる、夢に日付を、苦しいときは他人の力を借りる、危機をばねにせよ、こだわりと挑戦、資本の論理は話し合いで解決せよ、起業にも通じる話だ。1つでも参考にしていきたい。

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    2015年11月07日
  • 燃ゆるとき

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    マルちゃん正麺でお馴染みの東洋水産創業の物語。
    実名小説であるため、物語にはある程度のリアリティがある。創業者森和夫が第一物産、日華食品(日清食品)という大企業からの圧力に真っ向から立ち向かう姿が痛快。創業者の森和夫は第二次大戦を生き延びた人物で、長いものに巻かれない大胆な姿勢は、その経験によるものだろう。
    大企業に立ち向かう若社長という構図はドラマの様だが、それでいて実在の人物や組織をモデルにしているのだからドラマ以上に面白い(どこまで事実かは知らないが)。ビジネスの後ろ側を大胆に描いている。
    この森和夫のように常に清くありたいものだ。しかし、自分にはそんな忍耐は無いので生きるうえで大事なこ

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    2015年10月09日