高杉良のレビュー一覧

  • 青年社長(下)

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    株式公開に向けて前進したかに見えたワタミ。KEI太の伸び悩み、唐変木の業績悪化、日粉からの子会社化の圧力、社員の不正や飲酒事故、そして創業以来の仲間の退職と幾つもの苦難が押し寄せます。しかし、国際証券の豊田氏との出会いをきっかけにして思いを更に強くし、長年の目標だった店頭公開を果たします。大きな目標を達成するには、"日付を入れた夢"という計画に沿った周到な準備と周囲を取り巻く人間との理解や協力が必要だという人生訓とともに、苦難な時代に培った経営哲学が今のワタミの礎にあるような気がしました。

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    2011年11月16日
  • 青年社長(上)

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    ワタミの社長である渡邉美樹氏の半生記。少年時に経験した母親の死と父親の会社清算によって社長を目指す意を強くし、佐川のセールスドライバーを経て、つぼ八の店舗を買い取って学生時代の仲間と会社を作り、お好み焼き店「唐変木」を展開するところまでが上巻です。ここまでは順風満帆に事が進みますが、本人の計画性や人望もさることながら、半分は幸運に、残り半分は仲間に恵まれたことも勝因ですね。成し遂げた人のプラクティスというのは人を魅了するし、参考になる点も多いなと実感しました。

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    2011年11月16日
  • 消失(下) 金融腐蝕列島・完結編

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    このシリーズの完結編。こんな終わり方なのかと思いつつ、納得する面と別の終わり方がよかったなどいろいろ考えさせられたが、全体的にはおもしろかったです。

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    2011年09月23日
  • 金融腐蝕列島(下)

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    おそらくはうちの銀行が主なモデルの金融小説。

    会長による不正融資、MOFへの接待、不可解な人事、暴力団との絡み、住専問題…

    バブル後の痛みに痛んだ銀行の内部が1人の感情的で正義感の強い主人公の目を通して描かれている。

    読んでいるうちにテンションが下がってきたが、次第に視点は変わってきた。

    ・絶望するような現実の前でも頑張れば正義が通ることもあり得る。

    ・内部の権力闘争はハンパない。

    ・政治と金融は切っても切り離せない。



    人生キレイゴトだけで生きていけるとは思わないけど、いかにキレイゴトを大事にするかも大事だし、今は余計な心配をせずに夢を持って1日1日がんばろう!

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    2011年09月19日
  • 小説 日本興業銀行(3)

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    河上弘一元総裁が入院生活を送り亡くなる章が印象的だった。お見舞いに中山素平が来ると身支度をして迎えるところや、自分が入院する以前に妻の歌子を献身的に看病するところで、多くの後輩から慕われていた河上弘一の人柄が伝わってくる。

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    2011年06月13日
  • 小説 日本興業銀行(2)

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    昭和電工疑獄事件と芦田内閣についての話が中心。特に、興銀の総裁から閣僚になった栗栖赳夫の秘書官三ツ本常彦が拘引された時の苦悩が描かれている場面が印象的だった。英和辞書を丸暗記して覚えたページを破り捨てるという話には驚いた。
    また、興銀マンの結束の強さ、興銀を再建して長期資金を民間に投入することが自分たちの使命であり、それが日本経済と産業の復興につながると確信し、身を粉にして働く姿には感動する。

    サブプライムローンを端として日本にも降り掛かってきた金融危機、東日本大震災といった現在直面する大きな問題に対して、政策投資銀行などの政府系金融機関に勤める人たちが、この頃の興銀マンのように働いていて欲

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    2011年06月02日
  • 小説 日本興業銀行(1)

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    父親から勧められて読んだ。小説のタイトルの通り戦前から戦後にかけての日本興業銀行の話。第一部は世界恐慌あたりから日本興業銀行の再建準備をしているところまで。
    救済金融が必要とされる状況で、興業銀行も資金繰りが厳しいのに、担保主義金融から事業主義金融への転換を行った結城豊太郎総裁が大人物であると思った。銀行のトップの人物がこのように社会を良くしようと本気で考えてそのために行動していたということを知って感動した。
    また、人事が大変だなと感じた。総裁が変わるとか理事が交代する時に、内部の人の了解だけでなく、大蔵省やらOBやらが出てきて話し合いが行われててて、そこで折り合いをつけるのにとても苦労してい

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    2011年05月26日
  • 青年社長(下)

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    高杉良のいわゆる経済小説初体験。

    内容は、ワタミの会長渡邊美樹の若い頃からワタミを大きくするまでを描いた小説。

    感想。高杉さんも渡邊さんもすごい。

    渡邊さん、佐川急便で仕事してたらしい。大学を出て佐川でバイトする奴なんていないから「大卒」というあだ名を他のスタッフにつけられ、いじめのようなことをされながらも「起業のために短期でお金を貯めたい」という思いから、頑張ったのだそう。

    小説を読んでて思うのが、渡邊さんは常に目標を持っていて、その目標には数字がついているということ。

    こういう生き方をできたら強いだろうなと思う。

    また、この小説読んでると、渡邊さんが自分で書いたものかと錯覚して

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    2011年03月23日
  • 青年社長(上)

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    ワタミ社長の渡邉美樹のこれまでの軌跡を綴った小説。

    経理会社で財務を学び、創業資金を稼ぐために佐川急便のSDとして働くなど、ワタミができるまでの歴史や、渡邉さんの人を惹き付ける魅力や熱い思いが随所に見られる。

    渡邉さんは自分の夢に対して日付を決めて取り組んでいるというのは有名な話だ。会社を作る、上場するなどすべて具体的に決めていたからこそ、"成功"しているのだろう。

    成功の裏にある人並み知れない苦労を知ると自分もまだまだ甘いところがたくさんあるなぁと感じる。

    久しぶりの小説であっという間に読んでしまった

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    2011年02月19日
  • 青年社長(上)

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    下巻も含めて、読み終えました。ワタミの渡邊美樹氏(現会長)の起業家精神、世のため人のための生きる人間力、カリスマ性に脱帽。作者の高杉さんもすごいです。途中で何度が涙がこみ上げた。店頭公開を達成したときの社員全員とその両親を招待したパーティーは感動的。ちなみに現社長の桑原さんは、美樹さんの最初の就職先の先輩ですね。奥様との出会いから、結婚に至るまでの経緯も美樹さんならでは。創業当時に同僚の黒澤さん、金子さんが今どうしているのか気になります。

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    2011年02月05日
  • 青年社長(上)

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    ネタバレ

    ワタミの成功までの道程と苦労を実名を用いて描かれている.
    実際にどのように動いているかがすごくわかる.

    主人公の渡邊美樹さんには感動させられます

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    2011年01月01日
  • 燃ゆるとき

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    これを読んでしばらくはどん兵衛を食べなかったなあ。。熱くこころ優しい社長の物語。
    最近読んだ「できる会社の社是・社訓」にどん兵衛の会社が出てたけど、安藤さんは安藤さんで大変に苦労をされてるんだなと思い、一方的な評価はダメだなと反省。
    「一方を聞いて沙汰するな」(篤姫)ですね。

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    2010年08月02日
  • 青年社長(下)

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    下巻はFC展開から株式上場までを描いている。下巻も一気に読むことができた。「夢に日付を入れる」など渡邉の理念が随所に盛り込まれ、起業してから規模拡大、株式上場へどのように物事が進んでいったのかを細かく知ることができる。その中で、慕われたり裏切られたりといった人間ドラマが散りばめられ、非常に人間くさい魅力的な小説に仕上がっている。細かな描写は作者高杉のこまやかかつ丹念な取材によるものであろう。圧巻である。

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    2010年03月25日
  • 青年社長(上)

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    ワタミフードサービス株式会社社長渡邉美樹という実在の人物をモデルとしたノンフィクション小説である。上巻は大学卒業から日本製粉との提携までが描かれている。渡邉の意志の強さ、カリスマ性が存分に伝わってくる、非常に魅力あふれる物語である。この本の中で渡邉を支援する人はたくさんでてくる。この人たちを惹きつける力、この人たちの能力を引き出す力の強さには感服する。人はひとりで大きなことをなすことはない。たくさんの人に支えられてこそなのだ、ということがよくわかる。この本はとても面白く、一気に読みきることができた。

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    2010年03月25日
  • 小説 ザ・ゼネコン

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    内定先の企業の課題図書で初めて出会った高杉良。
    企業と言うまだまだ学生の自分にとって未知の世界で惹かれるものがあったので続けて読んでみました。
    今回はバブル期のゼネコン企業の話。
    モデルとなっているのは青木建設だよな?実際の話と近い(と言うかほぼ同じ?)なので、凄く新鮮。
    ゼネコンって体質が何と言うか…
    ゼネコンに出向してきた銀行員さんが主人公ですが、とにかくモノ申す。
    でも礼儀がしっかりしているんだよね。
    率直にモノ申すところは自分も似ているなぁとは思うんだけど、実際にそうできるかどうかは疑問。

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    2009年10月22日
  • 勇気凜々

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    放送会社の営業マンから起業し、自転車の問屋業を成長させていく企業小説。


    営業の場面、起業家としての苦悩、会社のリーダーとしての厳しさとやりがい、その裏側にある家族の物語が描かれている。

    人とのつながり、ちょっとした事から大きな事業になるもんだと思わせてくれる。

    またこれでもかというぐらい、苦難や問題にぶち当たる。しかし、めげなずに、元気もりもり、勇気凛々を合言葉に、大きくなっていく姿があった。

    ビジネス書とは違い企業小説は具体的なビジネスの場面が描かれているのでイメージしやすい。

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    2009年10月04日
  • 勇気凛々

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    高杉良作品「勇気凛々」
    高杉良作品の実名・実話小説です。

    自転車製造、販売会社「ホダカ」の創業者 武田光司が
    サラリーマンから独立、最初は赤字続きが続くが
    持前のガッツさ、熱い魂で多くの苦難を乗り越え
    成長していく姿を描いた作品。

    私が一番印象に残っているのは
    数行のみだが武田光司とイトーヨーカ堂 伊藤雅俊会長との出会いの場面。
    そこで伊藤雅俊会長の懐の大きさ、そして何より
    「お客様が第一」という考えがうかがえる。

    ホダカだけではなく、イトーヨーカ堂の成り立ち成長も
    描かれている小説なので
    大企業が大企業になるまでの過程
    はたまた今、この時代に転職、裸一貫で独立をしようとしている人に

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    2009年10月04日
  • 青年社長(上)

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    高杉良作品の実名、実話小説!!

    現ワタミ株式会社の渡邉美樹会長の
    ベンチャー魂、数多くの困難や失敗、出会いが
    見事に描かれている勇気がでる小説です。

    これから起業する人、はたまた起業に行き詰っている人に
    とてもお勧めなモチベーションが上がる作品です。

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    2009年10月04日
  • 青年社長(下)

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    この本を読んでからワタミに行くと、いつもとは違う不思議な感覚に襲われる。

    会社設立のプロセスや株主総会の実態、株式上場の流れなど下手な経営学や経済学まなぶよりず〜っと勉強になる。さすが経済小説の雄。

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    2009年10月04日
  • 青年社長(上)

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    この本を読んでからワタミに行くと、いつもとは違う不思議な感覚に襲われる。

    会社設立のプロセスや株主総会の実態、株式上場の流れなど下手な経営学や経済学まなぶよりず〜っと勉強になる。さすが経済小説の雄。

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    2009年10月04日