高杉良のレビュー一覧
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大部の小説にもかかわらず結末まで一気に読んだ。描写の粘り強さはすごい。権力に固執する人間をあそこまで醜悪に、しつこく描き得た筆者に喝采。08.6.13読む。Posted by ブクログ
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“その後”の軌跡も活写した完全版!!
三行統合なら生き残れる! 第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の各トップは世界でも例のない大再編に向け猛スピードで走り出した。困難な調整や会談の内幕など、最後の決断までの日々を圧倒的な情報量とリアリティで描いた実名企業小説。その後の迷走と再生のドラマも収録した完...続きを読むPosted by ブクログ -
「後継者を誰にするか?こんなに難しいものとは……」の後悔をよそに、人事への思惑は社内に拡がる。創業社長とタタキあげ副社長との確執が再燃し、さらには社長御曹司みずから世襲に異議を唱えだす。どうなるのか。アパレル大手企業を舞台に、女性広報主任の眼から鮮烈に描く。「女性広報主任」を改題。「後継者を誰にする...続きを読むPosted by ブクログ
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前作を読まなくても問題なく入り込めるので心配無用。
誰よりもまず島耕作に読ませてやりたい一作。映画は深井役に鹿賀丈史ってのが・・・まあ全然イメージ違うけどそれなりにハマッてました。Posted by ブクログ -
高杉良の企業小説。著者の緻密な取材で書き上げたあの日産の1980年頃に経営の人事や経営判断にまで口を挟んだ天皇と呼ばれた労働組合の塩路委員長と社長との対立抗争の物語り。
これが事実なら労組の暴走を止められない企業体質に驚きを禁じ得ません。こんな歴史が続いた会社だとは❗️どうしてもゴーン事件と繋いで考...続きを読むPosted by ブクログ