あらすじ
部下の不祥事の責任を取って退職した証券マンは、チョコレート職人への転身を目指し単身スイスで修業を始める(『エリートの転身』)。派閥争いに巻き込まれ、些細な理由で会社上層部から懲戒解雇にすると脅されたサラリーマンが、重役と刺し違える覚悟で会社に闘いを挑む(『エリートの反乱』)。転機を迎えたサラリーマンの生き方を、厳しくも温かい眼差しで描いた珠玉の4編。組織で働く全ての人たちへの応援歌。文庫化にあたり、著者による後日談を含むあとがき解説を収録。
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Posted by ブクログ
■2016年初版、2023年7版発行。ロングセラー。
■4つの実話短編小説で構成。
■最初の「エリートの転身」が一番面白い。華麗なる転身に見えるが、本人は家族もいて乾坤一擲の大勝負だっただろう。
■2012年刊行の単行本だったが、コンプラや男女の仕事の仕方など、古さが否めない。
Posted by ブクログ
まぁ、普通。小説自体は読みやすくおもしろいけど、そんなに信念強いエリート社員っているかなぁ。そんなところが実態と違いそうで引き込まれなかった。
Posted by ブクログ
4作からなる短編集。エリート証券マンからショコラティエになる話。友人が濡れ衣を着せられて懲戒解雇になるのを妨げる話など、どれも現実見があり勉強になった。