【感想・ネタバレ】転職のレビュー

あらすじ

野球選手への道をあきらめ外資コンサルに就職した小野健一。持ち前の体力でハードな研修を乗り越え、プロジェクトを成功に導いた小野だったが、社長になるという夢を叶えるために、転職することを決意する。マーケティングを武器に様々な業界を渡り歩いてキャリアを積み上げていくなか、小野はどんな逆境でもビジネスを成功に導く方法を模索する――。チャレンジし続ける小野の姿に勇気をもらえる、著者渾身の経済小説!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

社会人として青二才の自分にとって、身分に関わらず多くの人のために実直にかつ、丁寧に奔走する主人公(先輩)の姿には感銘を受けた。

本作全体として、現代の仕事では利他的な部分が重視される、ということが強調されているように感じた。個人的にブルーボトルコーヒーの話は、利他という考えが同社社内全体に浸透していて、これまでの主人公の経験・価値観が全て集結しているところに快感を覚えた。

主人公の学生時代に構築された、素直で正義感のある性格が本作中の一貫した生き方の原点となっていて、そこには主人公を支える家族の影響が大きいと記されている。
やはり子供の時に刷り込まれる価値観が後の人生に与える影響は大きい。
その価値観を社会人人生の如何なる苦難に対峙した時にも崩すことのない主人公の屈強さが伝わってきた。

結局社会の中で、最初は小手先の技術力で評価されがちではあるが、最終的には人柄が物を言う、ということなのだろうか。
一言に纏めるには勿体なく、所々に今後社会人として自分も最大限奔走したいと思わせてくれる文章が隠れている、そんな作品であった。

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2025年01月01日

Posted by ブクログ

高杉良さんの綿密な取材に基づいた小説であり、実在の主人公が次々とチャレンジしながら進む姿に励まされる。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

ほぼノンフィクションの経済小説で組織風土や人間関係、登場人物のパーソナリティがリアルで面白い。

ビジネスのスキルや知識以上に人への接し方や熱意、やり抜く力が物事を動かすのだなと思った。

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2024年07月10日

Posted by ブクログ

テンポが良く、主人公小野健一の目標に向かって進んでいく様がとにかく気になり一日で読み終わってしまった。
解説にある通り、『青年社長』の姿を再び感じられる高杉良らしさを味わえる作品であった。
目標を持ち目指すこと、その為に必要なスキルを身につけること、身につけるまでの努力は惜しまないことを改めて学んだ。日々の仕事に忙殺され、こなすことに必死になってしまいがちだが、自身の将来ありたい姿をイメージしながら現状とのギャップを埋めていく努力が必要だと感じた。
加えて小野の仕事を一緒に取り組む仲間たちへの愛を感じられ、相手を尊重しながら働く姿勢に私も「ケンさん」と慕いながら読破した。
『青年社長』も大好きな作品だが『転職』と並ぶ作品になった。

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2024年04月18日

Posted by ブクログ

【転職】
高杉良さんの著書。
野球一筋で頑張ってきた主人公健一が、最初に就職先として選んだのは外資系コンサルティング会社。
そこから様々な課題をクリア、そして新たな会社に転職をして更なるキャリアアップをしながら、新人時代から『社長になる』という目標に向かう奮闘記です。

健一の凄いところは、仕事はもちろん家族のこともしっかり考えながら自身の目標に邁進するところです。

私も新たな地に活躍の場を求める者として、健一の生き方にとても共感、レベルは全然及びませんが自分を信じて前に進むところは同じです。
どの会社で仕事をするのも自分次第、そしてその経歴はその人にしか体験できないものです。

今の私にとてもハマる著書です。

これから転職を考えようとしている人、また今の仕事で悩んでいる人は必読していただきたいです。

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2023年07月18日

Posted by ブクログ

筆者の娘婿の実話をもとに書かれた小説。人に勧められて読んだのだけど、おもしろかった。新卒からさまざまな仕事、経験をしながら転職でステップアップしていく話になっていて、逆境を乗り越えたり悩んだりしながら自分のやりたいこと、すべきことをまっとうしていく姿が読んでて感銘を受ける。いつか社長になる!という気持ちで突き進むところもすごい。

タイトルからすると、転職への導きの話なのかなと思えるけど全然そうではなく、1人のビジネスマンの生き様を知ることができて勇気づけられる話だった。

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2025年01月24日

Posted by ブクログ

ビジネス社会に生きる主人公から同じビジネスマンとして、学ぶものが大変ありました。
転職をするのはあくまでも、プラス思考になるもの。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

ビジネス小説といえば高杉良。
本作は一人のビジネスパーソンのキャリアの変遷を描いています。出てくる企業名は実際のもので、ビジネステーマはどれもリアルなもの。あとがきによると、お婿さんの実話がもでるとのこと。
さくっと読めて転職によるキャリア形成の1つの形を知ることができる小説に仕上がっています。

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2024年05月22日

Posted by ブクログ

実話に近いノンフィクションだと知って、驚かされました。

自分がどんなに甘い環境か‥

とても参考になりました

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2024年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった
社会人として、お仕事小説は共感できる部分が多いためより楽しんで読めると思っている。
サクサク進むし困難はあってもしっかり解説して前へ進んでいくため、読みづらさもない。
明日からの仕事のモチベーションが少し上がること、仕事に対する自分の姿勢を見直す良い機会になるのではないだろうか

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

主人公 小野健一は、新卒でアンダーセンに入社。英語が苦手であるにも関わらず、奮戦。頑張りで周囲より評価を勝ち取っていく。
そこで、マーケティングを学びたいからとP&Gに転職。そこでもファブリーズ、プリングルス、パンパースの販売に奮戦。ここでも評価を勝ち得ていくが、上司との手法の違いに、リーバイスジャパンに転職。苦戦する販売を盛り返す奮戦をするも、アメリカの親会社の方針のズレから、社長を目指し転職。
モルソンクアーズジャパンの社長につき、奮戦するも、アメリカ親会社のジャパン支社の売却の路線から退職。
次はブルーボトルコーヒージャパンの社長に就任。業容拡大するもアジア支社拡大の為、ジャパン社の社長から退任。
そして次はアサヒコという豆腐会社に転職、という時点で物語は終了。
さて、この小野健一は高杉良の娘婿で実話である。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

すごく面白かった。どれだけ困難な状況でも、どうやって対応するかを考えて実践して、乗り越えていくことが仕事の楽しさだよなと再認識。
転職するときに自分の武器を明確にしておくこと、そして仕事をしていく中でその武器を増やして強化していくことが大事だと改めて思った。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

すごくリアルな小説だなーと思った。あとがきによると、娘婿さんの話のほぼ実話らしい。一部よく知っている業界の話が出てきたので(笑)、結構身につまされた。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

著者の娘婿のストーリーだと知り驚いた。実際にこんなに転職を繰り返し成功していく人がいるのだと。仕事が好きなサラリーマンにとって羨ましい経歴だけれどその苦労も並大抵ではなかっただろう。出世欲があってもなかなか思うようにはいかないものだけれど運も味方につけて人生を楽しんでいるようでやっぱり人柄かな。

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2025年08月08日

Posted by ブクログ

著者の娘婿をモデルにした、ビジネス小説。
実在の会社で主人公が活躍していくのだが、文量が少ないせいか、基本的に成功続きであり、起伏に欠ける。
また、主人公以外の人物像がまったく描かれていないのも気になるところ。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

I'll become the king of pirates!! He will become the CEO of the enterprise!

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2025年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小野健一
一九六九年九月十三日生まれ。神奈川県立平塚江南高校に進学。軟式野球部で野球を続けた。横浜市立大学商学部を一九九二年三月に卒業。五月にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。七年半勤め、マーケティングの能力が必須と考え、P&Gへ転職。リーバイ・ストラウスジャパンへ転職

福田幸弘
小野と同じグループで一緒に内定が出た。

小野正秋
小野健一の父。工作機械の設計事務所を営んでいる。厳格。

貴志
健一の一歳下の弟。

和宏
健一の五歳下の弟。

優子
健一の母。大らかな性格。

荒木望
研修で小野と同じドベチーム。慶應義塾に幼稚舎から通っていたお坊ちゃん。

山瀬直樹
研修で小野と同じドベチーム。大学入学時に二浪し、さらに大学恩卒なのでほかのメンバーよりかなり年長。

宮田
東大卒で優秀。

浅倉奈緒
チューター。

土井雄一
製造業プロダクトグループ責任者。

杉野桂子
小野が当時付き合い始めた恋人。一九九四年三月二十六日に結婚。

藤岡貴之
費用管理担当。

山口
小野より一歳歳上。

寺本秀樹
小野と一緒にシカゴへ出向。京都大学出身。

跡部徹
富士ゼロックスのプロジェクトリーダー。社内で天才と呼ばれている。後に重役まで登りつめる。

原口
富士ゼロックスのプロジェクトの資金担当。

村上
富士ゼロックスのプロジェクトの資金担当。

加藤
富士ゼロックスのプロジェクトの物流担当。

健友
小野の息子。

乙武雅彦
P&Gの企業戦略担当。パンパース部門に異動。

衛藤
P&Gのディレクター。

東口譲治
P&Gのカレント部門のディレクター。

グレーロ
東口退社後に本社から出向してきたディレクター。

黒田裕一郎
P&Gの花形部署であるパンバース部門のディレクター。異動。

長谷部
小野の部下。乙武の右腕として仕事をまわしていった。

西岡
エグゼクティブサーチ会社、コーン・フェリー。

杉内和彦
リーバイスデザイナー部門トップ。

山本
リーバイ営業本部長。

ビビ・チョア
小野の上司でブランド事業本部長。フィリピン系アメリカ人。三十五歳。小柄で可愛らしい面立ち。

中谷慎太郎
リーバイスで小野の後継者。後に小野の相棒となる。

タガート
アジア本部副社長。

デイヴ
アジア本部社長。

高崎治雄
モルソン・クアーズ・ジャパン社長。

阿川裕子
モルソン・クアーズ・ジャパンブランドマネージャー。

先崎大輔
三十八歳。P&Gパンパース部門でアテンドを担当していたのを小野が自身のアシスタントとしてスカウトした。

アンドリュー・バルマス
ナガノトレーディング社長。

大林一郎
小野が採用したブランドマネージャー。

由佳
小野の長女。

石渡正一
ヘッドハンター。大手外資系のエグゼクティブサーチファームの取締役。

ケビン・ボウマン
米国本社のCFO。

岩崎愛
ブルーボトルコーヒージャパンの取締役。

遠藤秀一
ブルーボトルコーヒー店舗開発担当。

前川信也
京都店の店長を引き受ける。

宇月咲
ファイナンス担当。

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2024年10月09日

Posted by ブクログ

小野健一。野球部で180センチ以上と体躯が良く、人当たりが良い男性。将来は社長になると目標を掲げて、6つ以上もの企業を転職。その都度自分に足りないものを学び吸収していき、少しずつ大企業の社長に上り詰めていくサクセスストーリー。

著者:高杉良の娘の夫をモデルにしたほぼノンフィクションらしい。小説にするにあたり着色はあるやろうけど、モデルになった人物がいるから、物語に超絶大ピンチ!みたいな描写は少ないように感じた。それでも大ピンチはしょっちゅう起きててその都度機転を効かしギリギリ乗り越えてきた。

田中修治の「破天荒フェニックス」と同じジャンルやな。

実際に社長になる人の人生の一端を覗いた気分。1日に2〜3時間しか眠れないような日が半年間続いたっていう描写あるけど、そんな日を半年間も過ごしたくないわ。この時点でふるいにかけられる感じがする。

ただ何にでも挑戦する姿は見ていて応援したくなるな。ほんの少しだけ仕事に対するモチベが上がった。

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2024年09月27日

Posted by ブクログ

青年社長、炎の経営者以来の高杉良。
比較的現代に近く、ノンフィクションに近い内容で、読みやすく、面白い。
現役で執筆活動をされており、かつ読みやすい文章で驚かされた。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

常に人に対して誠実であろうとする主人公が、さまざまな職種を通して人に向き合っていく経済小説。

主人公である小野健一は、学生時代は野球一筋で、英語もあまり得意ではなかった。そんな彼がシカゴ研修に憧れてアンダーセン(現アクセンチュア)に新卒で入社するところから物語は始まる。
転職を6度行うが、彼は常に物事と人に誠実に取り組み続けており、どこの職場に行っても周りの人間から慕われている。物語の中で彼は比較的淡々と昇進、転職していくのでいかに難しいかが伝わりづらいが、彼が簡単に行なっている「人、物事に対して常に誠実であること」「今までと異なる環境に行っても素直に指摘を受け入れること」「相手を信じて託すこと」は誰しもができることではない。私自身も何か一つだけでも自信を持ってできるようになりたいと思った。

リーバイス、ブルーボトルコーヒーなど、同じBtoCの企業でもどういうコンセプト、マーケティングを行うかは全然違う。ビジネスには正解はない、という言葉が身に沁みた。
そして、全く違う業界に行ったとしても無駄な経験は一つもないのだと痛感した。
そしてこの物語がほぼ実話だということにも驚き。

GODIVAが以前と戦略を変えたような感覚があったが、当時小野がリーバイスで話したような、ターゲティングの会議なども多く開かれたのかなとも想像する。
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あまりに多忙すぎて、息子から父と認識されず”よくくるおじさん”と認識されるのは苦しかったと想像する。

心理描写を期待している人にとっては少し求めるものとは違うかも。

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

マーケティングを積極的に学び、体力と行動力で実践し、次々と高次のレベルにチャレンジしていく野心家のビジネスパーソンを描いている。徒手空拳で生まれた人のビルディングス・ロマンと言えるが、平たく言うと立身出世の物語かな。

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2023年12月16日

Posted by ブクログ

読みやすく、仕事に対して前向きになれた
小説の中とはいえ、前向きに挑戦することの
大事さを思い出しました

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2023年10月27日

Posted by ブクログ

ビジネスサクセスストーリー

サクサク成功していく(実際はかなりの努力や忍耐もあったと思うがそのあたりは細かくは描かれていない)ので物語としては物足りないが、挑戦、信念、情熱のつまった話だった。

マーケティングなどの勉強にもなった…

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2023年08月18日

Posted by ブクログ

経済小説と言えば、高杉良さん。 やはり読み応え満載でした。主人公の小野健一曰く、現在の日本ではか価格を下げる競争に慣れすぎて価値を上げる努力をする企業が少ない。消費者も品質が良くて安価であることが当たり前となり、品質と価格のバランスが崩れている。日本の企業は自分で自分の首を絞めているのだと思う、とのこと。
そうかもしれない。給料があがらないわけですよね。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ


ノンフィクション。

ビジネスサクセスストーリー……

軸がぶれないこと、論理的思考ができること、信頼できる仕事相手をみつけること、かな

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2023年06月17日

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