感情タグBEST3
理想と現実、夢と生活、個人対社会、保身と挑戦、欲望。そのひび割れから浸透してゆく日々の軌跡。
やるせなさや怒り、屈辱、諦念、希望。それでも毎日働き続ける。そうした言葉もいつかは遠ざかってゆく毎日。
ぎゅっと凝縮された社会のひとこまひとこまを垣間見た気がします。
本当に名作揃いで読みでがありました。
昭和な世界
携帯のなかった時代だからこその緊迫感。深夜に自宅へ電話したり、家へ押しかけたりと、現代なら下手すると警察沙汰になりそうです。
最後の○越社長解任劇が印象に残りました。
Posted by ブクログ
傑作短編集と謳うだけあって、どれも楽しく読めた。人事という共通のキーワードで進むそれぞれの話、時代は違えども、どうしても「人事」というものに大きく左右されるサラリーマンの悲哀を感じてしまった。会社が大きくなればなるほど、そこには理不尽が散りばめられている。それと付き合いつつ時には我慢しながら生きるのか、もしくは脱藩の道を選ぶのか、人生それぞれ。(それにしても、あとがきを書いている人物には驚かされた。)