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兄は多国籍企業の総帥、弟は中小企業の2代目社長。冷徹で攻撃型の兄と柔和で温情型の弟。経営理念も器量も異なる兄弟社長が、ことごとくにぶつかりあう。なぜ、確執を続けるのか。経営とは、かくも厳しいのか。二人の経営者が織りなす凄絶な闘いのドラマを通して、社長の器とは何かを考えさせる経済小説。
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Posted by ブクログ
昭和の話とみせて、内容はさほど古くない。でもこの業界の労使交渉は本当に苛烈だったんだろうな…。。ひとを惹き付ける力はいつの時代も最大の武器。
実話に基づいているというお話で。 当時では、かなり衝撃的だったんでしょう・・・ 兄弟でもここまで正反対であるのと仲が悪いのは なんでなんだろう? 兄貴が怖すぎる
一気に読める小説。物語は良くできているようで、人物の感情描写は結構表面的かも。その変わり登場人物のプロファイルを同じ表現で何度もするので、どういうキャラクターかは完全に刷り込まれる。暇つぶしにはいいと思います。
高度経済成長期の日本企業を描いた作品で、非情な経営者の兄・人情肌な経営者の弟。経済成長とともに会社も大きくなる中、会社は誰のものか!?と投げかける内容だと感じる。 2010年の日本では考えられないほど強力な労組の登場もあり、当時の社会情勢が窺えた。 いつも高杉作品を読むと仕事への活力が湧いてくる。時...続きを読む代は違えど愚直に努力する者は報われる世の中であってほしい。
恋愛小説として読むと当初はその純愛に感動するが、途中から非常に悲しい気持ちになる。 企業小説として読むと、ところどころ時が飛んでおり、肩すかしに感じる。 いずれにせよ、本書自体はミネベアの高橋高見氏への怒りから書かれたと言われているが、特に読者は読んだところむなしい気持ちにしかならないので、もう少...続きを読むしなんとかしてほしかった。
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