講談社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みたい本が溜まっていく中でまた溜まっていってしまうと思いながら恐る恐る手に取った。結果、既読の本がまあまああったのもあるが、そこまで読みたい本が増えることはなかった。安堵(笑)
現役作家たちの書評を読むのは楽しいし、各話の終わりにある読者アンケートも楽しかった。自分の選んだ選択肢が少人数だと少し嬉しい。
読んでいてはっきり思ったのは、私が好きなミステリは「犯人の動機がしっかり納得できるものであり、その動機がびっくりするようなものであったらなお楽しい」だということ。
あと帯文に関しては「どんでん返し」とか「二度読み必須」等できれば書かないで欲しいということ。書かれていたからと言ってその本を敬 -
Posted by ブクログ
もう少し人物の前後の繋がりを知りたかった。
例えば1章に出てきた人物の血縁が2章にも出てきているはずなのに、誰のひ孫なのか、どうしてそこに住んでいるのか、現在に至るまでの経緯など、脇役キャラのディテールをもう少し掘り下げて欲しかった。3章に出てくる妙にトリスタンと風貌が似ているウル族のシレンや、3章に引き続き4章にも出てくるボネッティ座のペネロペやミラなどもっと脇役キャラの事も掘り下げて欲しかったな~と。
読者の考察に対する解説のような存在の本だと思っていたのですが、小説で描かれている事を分かりやすく整理した本でした。
もしまたガイドブックを製作するのであれば
小説では描かれなかった空白 -
Posted by ブクログ
ミステリー作家5人が、15冊ずつミステリ小説の書評を書いたものを収録。合計75冊(+おまけで紹介されている本もあり)という大ボリュームなブックガイド。
1冊ずつの書評は見開き2ページなので、隙間時間に読むのに最適。
ミステリー作家さんたちがどんなところを気にしながら読んでいるのか、どこを面白いと思うのかが人それぞれで、紹介されている本はもちろんだが、5人の作家さんたちの書かれた本も読みたくなる。
結果、読みたい本が一気に増えて、とても楽しいミステリーツアーだった。
他のジャンル(恋愛、青春、お仕事小説など)や、他の作家さんたちのツアーもぜひ読んでみたい。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ話が当たり障りなさすぎた。
最後は映画本編に繋げたいだろうからそこは分かるが、そこまでの道筋で意外性が全くなかった。
話のテンポや文章自体は読みやすいので、読み物としては良いのだが。
争いに巻き込まれてイドゥナは敵国で身の上を隠して暮らすことになるが、そこでその国の王子と仲良くなり、成長するにつれて仲が深まる。しかし当然、王子は国のため政略結婚となり、イドゥナを愛してるんだと断り、相手国も実は結婚を成立させたいがために裏工作を働いていたことが発覚して破談。そしてイドゥナは良家の血筋ではないか、素晴らしい人柄であったり上記の発覚での騒ぎで追求されず、見事結婚。
そして2人の娘を授かったが、姉の -
Posted by ブクログ
ネタバレヴィランズとしての終わり方だった。
前半は容姿に囚われており、まぁ誰でもそんなチャンスがあればしばらくそうなるよなと思いながら読み、後半はアガサと恋が進展しつつ、事件を解決するが、結局ガストンは容姿に囚われていたというか、魔法に魅了されていた。
最終的にアガサとは結ばれず、見た目だけ整って、アニメ映画本編へ繋がる。
魔法の使い方が、話として結構な魔法なのに都合が良すぎる気軽な使い方をしており、後から魔法の使い方が軽すぎたんだわと後悔していて微妙だった。
ガストンにはできる弟と我儘な妹がおり、ガストン自身はある時から身体の成長が止まり、顔も髪も体格も、容姿が頗る微妙で、さらに狩りなどが苦手で