講談社のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ三姉妹が呪いをかけたクルエラの翡翠のイヤリングや、トレメイン夫人の翡翠のブローチは、ロンドンの古物商にてそれぞれの手に渡っていった。
そのロンドンの古物商にそれらを運んだのは(運ばされたのは)、フック船長だった。という、前作や前々作に繋がる話から始まった。
ピーターパンの無邪気な恐ろしさもあり、ネバーランドに憧れる未来のフック船長(ジェームズ)、面白かった。
最近この本に限らず、ピーターパンって結構嫌な奴だなという印象が強まっている。映画本編での「空飛ぶ悪魔だ!」というフック船長の台詞にその通り!と頷きたくなる。昔みた、大人になればフック船長の気持ちがわかるというコメントを思い出す。
これが大 -
Posted by ブクログ
ネタバレアンドレの胸に銃弾が撃たれたのに、「まぁ大丈夫でしょ、駄目ならだめでその時だ。」というアースラの潔さは好きなのだが、その後そのことに関して大した描写もなくサラッと(腕かどこかに掠ったかのような)回復していて突っ込みたくなった。
話自体はアースラの冷酷さが節々にあって結構面白かった。アンドレとの恋や、その妹の病気、バネッサという美女の姿と本当のタコの姿との葛藤など、心が頻繁に揺れるのだが、冒険や戦闘時には魔法で脅したり首を蹴飛ばしたり、アースラらしさが良い。
アースラが初めて人間の姿になり地上に降り立った話と、力を求めて丁度いい人間と共に冒険する話と、共に暮らしてゆきたい人間と出会ったが戦闘の -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭は妖精たちの会話から始まるが、おそらく前作の話なのか、クルエラの話や覚えのない名前などが出できて、読み流した。冒頭のみではあったが、前作の続きのような体であった。
トレメイン夫人は裕福な生活も財産も騙し取られ、冷酷な夫は口を開けば嫌なことばかり言うし、最後にはハッピーエンドを期待したのだが、娘のドリゼラとアナスタシアは救われたものの、肝心の夫人は屋根裏部屋で彫像に変えられてしまった。挙句、「二百年は静かに過ごせるでしょう」と、苦笑する妖精。報われない夫人。
不遇の時も助けて貰えず、シンデレラは報われ、娘たちも最終的には救われ、なら、夫人も救われてもいいんじゃないかと疑問に思う。
公式のト -
Posted by ブクログ
作者の文体には個性がありますので読んだことのない作家さんの作品には少し手を出しにくいですよね。どうも読み慣れている文体の作家さんの作品に偏りがちになってしまいます。この本はいろんな作家さんの短編を読めるので好みの作家さん探しという観点でも良いのではと思います。
全部読んでみて、個人的な好みによるのでしょうけど前半に面白いのが偏っていた感じでした。あくまでも個人的な感想です。そんな私が好きなのは、
・嘘の代償
・もうすぐ死ぬ
・みんなのいえ
・幸せな嘘
・盛ってるで…
・嘘日記
ですね。
第一弾の「黒猫を飼い始めた」も読んでみようと思います。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。