中国経済講義 統計の信頼性から成長のゆくえまで

中国経済講義 統計の信頼性から成長のゆくえまで

968円 (税込)

4pt

世界第2位のGDPを誇る経済大国、中国。だが実態はつかみづらい。その経済力が世界秩序を揺るがすと見る「脅威論」から、正反対の「崩壊論」まで、論者によって振れ幅が大きい。本書では、「中国の経済統計は信頼できるか」「不動産バブルを止められるか」「共産党体制の下で持続的な成長は可能か」など、中国経済が直面する根本的な課題について分析。表面的な変化の奥にある、中国経済の本質を明らかにする。

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中国経済講義 統計の信頼性から成長のゆくえまで のユーザーレビュー

4.2
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    Posted by ブクログ

    無関心ではいられない中国経済の動向をネタに、経済学の様々な道具を紹介しつつ使ってみせる。経済学初学者のための良書だと思う。デット・デフレーション、リフレ政策、金融政策・通貨価値・対外資本取引のトリレンマ、資本の過剰蓄積、ユーロ圏の罠、ルイスの転換点、ゾンビ企業、深圳のエコシステム(産業生態系)、囚人

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    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    これは良書。先人の実績も参考にしながら、的確な切り口で現在の中国を切り取っています。中国は相当歪んだ国ではあるけれど、多様で柔軟であることが感じられます。中国ビジネス関係者にとっても役に立つ本ではないでしょうか。

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    2019年01月23日

    Posted by ブクログ

    日経の書評は★★★★★。媚びるわけではありませんが、私もそう思いました。

    本書は近年の中国経済が直面しているいくつかの重要な課題について、「経済学の標準的な理論と、それを前提とした近年の実証研究の結果を踏まえながら」分析を行なっています。
    例えば、中国の経済格差の問題については、まず中国国家統計局

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    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    中国の経済統計は信頼できない、中国人もそう言う。例えば経済成長率が工業統計と一致しないとか、省の統計の合計と一致しないとか。しかしどこに誤差があるかと言う地道な検証が進んでいる。李克強指数や様々な代替指数でGDP成長率を推定しようとする様々な試みが行われたが、国家レベルでは恒常的な水増しが行われたと

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    2018年11月12日

    Posted by ブクログ

    20190109〜0124 中国経済の現状と今後の見通しについて、オーソドックスに分析し平易に解説している良書だと思う。中国については、感情的な見方によって大分左右されるから、こう言う冷静な見方は貴重。欲を言えば政治情勢や国内における思想、民族宗教的統制の現状も踏まえて欲しかったが、それは本書の守備

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    2019年01月25日

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