イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」

2,200円 (税込)

11pt

【時代が変わっても読者が増え続ける】

累計58万部ロングセラー『イシューからはじめよ』改訂版が発売!

「課題解決の2つの型」「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」などを新たに収録


■『イシューからはじめよ』とは?

2010年の『イシューからはじめよ』(旧版)発売以来、知的生産のバイブルとしてビジネスパーソンを中心に研究者や大学生などから幅広く支持されてきました。14年間一貫して売れ続けて累計58万部に到達(紙と電子版、旧版と改訂版を合算)。ビジネススキルの本として異例のロングセラー、ベストセラーとなっています。

そしてこのたび、「課題解決の2つの型」「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」など、読者の実践に助けとなる内容を追加した『イシューからはじめよ[改訂版]』を発行いたします。


■イシューとは?

イシューとは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。

世の中で問題だと思われていることのほとんどは、 イシュー(今この局面でケリをつけるべき問題)ではありません。 本当に価値のある仕事は、イシューの設定から始まります。


■今回の改訂点

・New「課題解決の2つの型」(コラム)

・New「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」

・New「改訂版あとがき:旧版の裏話と今回の改訂にあたって」

・24ページ増(旧版248ページ→改訂版272ページ)

・全文推敲、一部事例差し替え


■本書の3つの特徴

(1)著者が発見した「圧倒的に生産性が高い人」の共通点

限界まで働き、努力をすれば、本当に目的にたどりつけるのでしょうか? 「圧倒的に生産性が高い人」の共通点──それは、ひとつのことをやるスピードが10倍、20倍と速いわけではありません。ビジネスでもサイエンスでも本当に優れた知的生産には共通の手法がある。それは、今この局面でケリをつけるべき「イシュー」からはじめることです。


(2)脱「犬の道」! イシューからはじめると、やるべきことは100分の1になる

さまざまな問題がある中で、「いま本当に答えを出すべき」かつ「答えを出す手段がある」問題は、ごくわずか。しかし、気合いと根性で手当たり次第に始める「犬の道」を進むと、本当に重要な問題に取り組めず、意味も成果もない仕事になってしまいます。価値あるアウトプットを一定期間内に生み出す必要のある人にとって、本当に考えなければならないことは何か。本書では、仮説ドリブン、アウトプットドリブン、メッセージドリブンなど、イシュー度と解の質の高める方法を解説します。


(3)新規事業、リサーチ、商品開発、研究…分野を超えて生きる、究極の思考法。

「仕事のやり方が根本的に変わった」「私のバイブル」「新卒の時から何度も読んでいます」…累計58万部ロングセラーの本書は、経営者、起業家、コンサルタント、デザイナー、研究者から学生まで幅広い方々に支持されています。AI×データ時代の産学官におけるリーダーであり、「価値ある未来のつくり方」を提示する『シン・ニホン』(NewsPicks パブリッシング)著者でもある安宅和人さん。価値観の刷新と新しい行動が求められる中で、本書は「本当に価値あるもの」を生み出したい人の必携書です。


■なぜ今『イシューからはじめよ』」なのか(本書から抜粋)

この本は、知的生産の現場において空気、常識、権威で判断することや、努力すればなんとかなるという根性論を終わらせ、本当に向き合うべき課題に取り組む人が増えることを期待して書いた。日本はイシューからはじまる社会に近づいているのだろうか。残念ながら、手応えは今ひとつだ。

イシューという言葉自体はずいぶん浸透したが、日本社会で行われているのは、今もなおイシュードリブンではなく空気ドリブンだ。ひとつ断っておくと、僕は「空気を読む力」を否定しているわけではない。重要なのは、空気はあくまでファクトと論理の上にあるべきだということだ。

では、イシュードリブンな社会に移行するには何が必要なのか。かつて電気や化学が登場し今や当たり前になったように、データやAIがない世界に戻ることはないだろう。価値観の刷新と新しい行動は避けられない。一人ひとりの行動変容が不可欠だ。その一助になればと思い、本書ではあまり詳しく触れていなかったことをお伝えしたい。


■目次

はじめに 優れた知的生産に共通すること

序章 この本の考え方──脱「犬の道」

第1章 イシュードリブン──「解く」前に「見極める」

第2章 仮説ドリブン①──イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる

第3章 仮説ドリブン②──ストーリーを絵コンテにする

第4章 アウトプットドリブン──実際の分析を進める

第5章 メッセージドリブン──「伝えるもの」をまとめる

おわりに──「毎日の小さな成功」からはじめよう

なぜ今『イシューからはじめよ』なのか

改訂版あとがき──旧版の裏話と今回の改訂にあたって

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イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かれこれ10年以上前に上梓された作品。書店で見かけて来たのではあるが、なんだかその時流行りのhow to本みたいな印象でこれまで読まずにきた。
    が、実際に読んでみたら、本質に迫る良書だと感じた。著者自身が、後書きで編集者からキャッチーなタイトルにするために書名を変えたというようなことが書かれていたが

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    メモですいません。
    一次情報が大事
    言葉は大事。言語化
    5w1hはwhere,what,how
    深い仮説が大事、仮説を、言語化できないと進まない
    本当に取り組むべき問題か

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    有名なコンサルワークの教科書本の一つ。
    前に途中まで読んで積み本化していたが最近最後まで読み切った。論点設計から成果物作成までの一連の流れが教科書的に解説されているので、プロジェクトワークの中でセオリー通りに作業を進められているかを確認する際のチェックにも使えそう

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    内容はサクッと読みやすい。
    車検みたいな本。定期的に振り返って頭をリセットしながら、知的生産性が落ちてないか確かめるというのが良さそう。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    価値の源泉=「イシュー度 × 解の質」。いまこの局面で本当に決着をつけるべき問い(イシュー)を見極め、その答えの明瞭さを上げる以外に、生産性のある知的成果は生まれない。根性で量を積む“犬の道”は切り捨てろというのが論旨

    1) イシュー(Issue)
    ・定義(本書の趣旨):①複数ステークホルダー間で

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    本業はそこまでイシューが重要ではなかった(意欲がない)が、副業がイシューの見極め連続だということがこの本で理解できたため、最近のAIとの会話の単語で「イシュー」が多くなった。
    というかやりやすくなった

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    がむしゃらに頑張れではなく、本質を見極めてそこに力を注ぐことが大切。
    働いていると全部がんばらないといけない気持ちになるけど、それで自分をすり減らすのではなくていいんだと気持ちが楽になる本。
    仕事の方向性を決める上の方々にぜひ読んでほしいと下っ端は思います。
    イシューから始めるということを全体を通し

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

     以前より書籍のデザインが目を引くものであったため気になっていたものを購入。手にすることが遅くなった理由は、従来、乱造されてきた単純な思考フレームワーク本の一種かと思い避けていたためだ。
     結論から言えば本書もフレームワークの一種であるとも言えるが、視点はもう一段階も二段階も高く、価値ある成果へと繋

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    名著は何年経っても名著である(改訂版読んでるのだが…)
    隙間時間に読み続けて、読み終わってすぐに2周目を読みたくなる不思議な体験。
    分かりやすく、実践的、それでいて身につけるには何度も読む必要あるなと感じる。若い頃に出会えてたらなと後悔する一冊。間違いなく名著

    0
    2025年06月05日

    Posted by ブクログ

    ・問題解決の入門書。
    ・自分がコンサルという仕事をしながら、この本に書かれていることでできていないことは多くある。
    ・読みながら、何か非常に申し訳ない気持ちに。

    0
    2025年12月01日

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