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Posted by ブクログ
引きこもりにはあまり関心がなかった。
心のどこかで、親に甘え、自尊心が高く、周囲を見下している人だと思っていたからかも知れない。
確かにそういう人もいるだろう。
しかしそれが全てではない。
狭く、密室である、家族という中で苦しむ人は一定程度いる。
その苦しみに想いを馳せなければ、思い込みで語ってしまう危険性がある。
「存在の肯定」が引きこもりからの回復に欠かせないと著者は言う。
それは口で言うほど簡単なことではない。
近すぎる関係がもたらしたこの問題は、本人だけでも、家族だけを支援するのも、不十分だからだ。
双方に適切な方向転換を求めて、助けをもたらさなければ、事態は動かない。
親の苦悩もわかる(と言っていいものかどうか、疑問はあるが)。
傷つきやすすぎる心と、暴力によってしか自己表現できない子供を保護し、育てる心労は如何程のものか。
と、まるで私は良き理解者のようだが、どうしたって芯の部分で理解し難い点は多くある。
あまりに複雑に絡み合った問題で、家族という興味のあるテーマであっても、避けがちな問題のひとつだ。
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