井上芳保の作品一覧
「井上芳保」の「鬼滅の社会学 ――家族愛・武士道から〈侠の精神〉の復権まで」「つくられる病 ――過剰医療社会と「正常病」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「井上芳保」の「鬼滅の社会学 ――家族愛・武士道から〈侠の精神〉の復権まで」「つくられる病 ――過剰医療社会と「正常病」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルを見て、購入しました。筆者は、『鬼滅の刃』は、人々の深層意識に働きかけ、人々が潜在的に希求する、義侠心を掘り起こしているのではないか、と主張している。義侠心というと、「任侠」「ヤクザ」などが思い浮かぶが、もっと奥深い言葉のようだ。本書では、膨大な文献を分析しているが、特に気になったのは、司馬遷『史記』に見る「遊侠」論である。「遊侠とは、その行為が世の正義と一致しないことはあるが、しかし言ったことはぜったいに守り、なそうとしたことはぜったいにやりとげ、いったんひきうけたことはぜったいに実行し、自分の身を投げうって、他人の苦難のために奔走し、存と亡、死と生の境目を渡ったあとでも、おのれの能