ディアスポラ

ディアスポラ

1,034円 (税込)

5pt

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30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。

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ディアスポラ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年07月07日

    難解さで知られるイーガン作品のなかでも、比較的とっつきやすいと思います。
    人間の、というより知性のアイデンティティを極限まで突き詰めた小説です。

    ちなみにとある漫画で「イーガンを理解している人はいないけど、理解したふりをするのが通の読み方」みたいなことを、さもSFあるあるっぽく言ってました。
    そう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    グレッグ・イーガンの作品は、それを読む前と後で読者の考え方を大きく変える程の力を持っているが、この本も例外ではない。

    ストーリーを支える設定としての科学的考察があまりにも専門的すぎる(しかもあらゆる科学ジャンルを横断する)ため、1ページめくる毎にWikipediaを開くなんてことがしょっちゅう起こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月20日

    30世紀を舞台に、ソフトウェアによって生み出された
    主人公ヤチマの冒険譚。

    ヤチマの誕生を描いた第1章では、
    ソフトウェア上での知性・人格・自我の生成プロセスが丁寧に記述されており、
    難解ながらも読み応えあり。

    その後、章ごとに、情報科学、数学、遺伝子工学、天文学、と、
    多岐にわたる科学分野を横...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月20日

    まさに、ハード・SF。圧倒的な時間とスケールの世界が描かれる。章立てが変わるたびに次元が変わってその世界観にクラクラした。

    原子やワームホールの理論的に難しい話はさておき(しかも話の核ではなかったし、よく出てくるコヅチ理論の位置付けも謎だった)、肉体を離れた後の人類が、ソフトとして「生み出され」、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月29日

    これでもかとSFが詰め込まれつつどんどんとスケールが大きくなっていく物語が、よくわからない部分がありつつもとにかく良い。

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    Posted by ブクログ 2016年02月05日

     この頃、星空を見上げると、ある感慨にうたれる。この宇宙にはいろんな世界がある。他の星の生命もいるかも知れない。宇宙人もいるかも知れない。
     もしかして自分もそこに到達できるかも知れない。と思ったのは子どもの頃。
     星々の世界があると思っても、もはや自分にはあの星々に到達することはあり得ないと今は思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月28日

    色々な作品、映画をみても、これ以上の切なさを感じさせるラストは出会えないかもしれない。イメージの極致。

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    Posted by ブクログ 2013年04月26日

    圧倒的スケールにして緻密。読者を選ぶ物語ではあるけれど、量子力学と認知科学のある程度の知識があれば、何とかついていける。ただし、これは宇宙オタクを満足させるためだけの衒学的な語りなのではなく、こういった舞台の中でしか語り得なかった物語なのではないか。知性とは何かということを読みながらたくさん考えた。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月19日

    すごく難解で世界観が理解できるのかあやふやなまま読み進めましたが、ハマリました。
    とてもスケールが大き目の前に広がる宇宙が頭の中に浮かんできます。さすがに多次元の空間は想像しがたいですが・・・
    人が肉体を捨てて生きていく世界、孤児として創出されたヤチマが宇宙の果てまでも追求する真理。
    何度読んでもあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月04日

    とにかくスケールが圧倒的。
    それぞれのパートで用いられる個々のアイデアが非常に独創的でよく練られており、それだけでも楽しめたが、特に最後の1節、結末の感動は他の小説では絶対に味わえないものだったと思う。

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