大澤真幸の作品一覧
「大澤真幸」の「〈世界史〉の哲学」「ふしぎなキリスト教」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大澤真幸」の「〈世界史〉の哲学」「ふしぎなキリスト教」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京大学文学部社会学科卒。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞受賞。著書に『近代日本のナショナリズム』、『資本主義のパラドックス――楕円幻想』などがある。
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社会学の古典に着手する前の準備段階として、社会学史を押さえておきたく本書を再読。「社会秩序はどのようにして形成されるのか」という社会学固有の問題意識が誕生した背景と各理論の繋がりを俯瞰できました。どの学問にも言えることだと思いますが、特に社会学は各時代の具体的な文脈と向き合うことが求められており、時代と向き合い、理解しようとする姿勢が欠如していると、独りよがりな営みになってしまうと感じました。その意味で、今起きていること・歴史に対して関心・問題意識を持つことが、社会学を学ぶ中で、最も重要な素養だと思います。歴史に疎く、きちんと学んでいなかったので、これを機に歴史を学びたいです。
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民主主義と資本主義が離反してきているのではないかという問いかけをスタートに、様々な論点から現代社会を考察している.植民地主義と人種主義がガザ戦争に深く関与しているという考察、社会構想論をベースとした交響圏とルール圏の議論など表面的な理解しかできなかったが、興味ある分野でもあり楽しめた.イスラエルとパレスチナの戦争について仲介役を日本が行ったらどうかという提案.面白いと思った.政府と民間レベルでのアプローチを例示している.政府はパレスチナを正式国家として承認し、民間は双方の側の批判的な抵抗勢力をさまざまな方法で結び付ける.実現出来たら素晴らしいことになるだろう.トランプの登場を冷静に考察している
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ニーチェの『道徳の系譜』を読み解く上で非常に参考になった。『道徳の系譜』初読の時点では全く見えなかった景色が、この本を足がかりに見えた。ニーチェ初心者は、できれば『道徳の系譜』とこの本を交互に理解しながら読み進めるのがいいのではないと思う。
しかしこの本で解説される部分は、『道徳の系譜』の特に大事なところ、要点に絞られるので、ところどころは自分自身で、あるいは他の解説書を参考にして読まなければいけないところもある。
また、『道徳の系譜』では触れられていないニーチェの思想も四章で触れられるが、『道徳の系譜』のみの解説で良い人には二章と三章で十分だろう。
それと、著者はニーチェが専門ではなく、
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現在社会で、世界で起こっていることに対して、明瞭で確固とした視座を与えてくれる1冊。
特にアメリカ大統領にトランプが再選された背景の分析が分かりやすかった。
「このままでは、民主党は今後、永遠に勝てないだろう(中略)今後、民主党の大統領が生まれる見込みはない」(p341)との言は恐ろしいが、そうかもしれないと思わされる。
トランプは西洋を内部から、プーチンは西洋を外部から否定しようとしている(pp340-341)という見立てにも納得させられた。
また、アメリカ大統領選に関連して、兵庫県知事選への言及があるのも、興味深い。
斎藤元彦(+立花孝志) vs 稲村和美は
ト
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月刊誌『一冊の本』に掲載された時事的な評論をまとめた本で、前著『この世界の問い方』の続編。今回は2022年12月~2025年2月の評論。
主題は「西洋近代のその功罪」で、著者は、現在を大きな歴史の転換点と捉えているが、それを規定している原理や法則が何かということを、時事的な評論を通じて、理解する作業を推し進めようとしている。
1.「離婚の危機を迎えている民主主義と資本主義」
かつて東西冷戦を勝ち抜いたことで、西側陣営の資本主義・民主主義は最良の選択と思われ、資本主義と民主主義は車の両輪だと信じられてきた。
それが21世紀に入り、かつての社会主義体制の生き残りの共産党一党独裁を維持してきた中国