上橋菜穂子の作品一覧
「上橋菜穂子」の「香君・文庫版」「獣の奏者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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立教大学文学部卒。1989年『精霊の木』でデビュー。『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、『精霊の守り人』が野間児童文芸新人賞・産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞しTVアニメ化もされた。『獣の奏者』もTVアニメ化された。作品に『守り人』シリーズ、『旅人』シリーズ、『狐笛のかなた』などがある。父は洋画家の上橋薫。
Posted by ブクログ
上橋菜穂子氏の新作長編ファンタジー。
香りで万象を捉える「香君」が影響力をもつ国と勇敢な一人の少女の物語。
国と文化と歴史が緻密な上橋ファンタジーの今回の題材は作物と蝗害。
国の豊かさに直結する作物に関して深堀った本作は上橋ワールドの相性は抜群。
魅力的だかどこか不気味なオアレ稲を巡って国内の政から周辺国との国交、さらには未開の地の未知の生物まで拡張されていき、次々と展開が進んでいく構造は見事、この没頭感が上橋作品の一つの大きな魅力に思えます。
登場人物も言わずもがな魅力的、目的は明確かつ同じであるにも関わらず、それに対する手段や考え方は人や立場によって異なるという部分を、国の歴史や背