門井慶喜の作品一覧
「門井慶喜」の「江戸一新」「灯台を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「門井慶喜」の「江戸一新」「灯台を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
市場経済の始まり
以前に,高槻泰郎の「大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済」という新書を読んで感銘を受けたことがあったが、本書はこの新書の小説版である。小説であるから、暴れん坊将軍 徳川吉宗を資本主義経済 市場経済に理解ある将軍として描いているが実際のところは違うような気がする。まあ小説だから現実に有りえないようなことを書いても楽しめれば良い と割り切って読み進めることができた。まあ 儒教や武士道と市場経済というのは、相反するもののような気がする。
大引けや約定という大坂堂島での取引用語が現在の東京証券取引所でもそのまま生きているのは大変に興味深い。
Posted by ブクログ
和人2戸7人(1869年/明治2年)とアイヌの集落があった札幌が、明治維新以後どのように開拓され発展を遂げたのか——世界でも稀に見るスピードで200万都市となった北の大都市の開拓初期が、当時を生きた実在の人物たちの物語を通じて綴られている小説。面白いし、色々と知れる。
5人の主人公が各章で変わる。
・アイヌ語で「広い乾いた土地」と呼ばれていた時代
佐賀藩出身の島義勇が開拓判官として赴任してきて、碁盤の目状に開拓することを決める。ここに骨を埋めるつもりで自らも手を動かし、時には夜中まで作業をする。しかし最終的には職を解任されてしまう。
・その数年後、クラーク博士がやってきた頃の話。主人公の
Posted by ブクログ
日本の国土は太古の昔から不変ではない。北海道はその最たるもので江戸後期から明治にかけて幕府ないし政府が開拓したものだ。その経緯においてアイヌへの迫害ないし同化があり、ロシアとの領土争いがあった。
この本はその時代の開拓者たちの物語だ。都市計画、農業、宗教、短歌、文学、土木とさまざまな分野の開拓者たちが描かれる。激動の時代だと評される昨今だが、この物語を読むと必ずしもそうではない気がしてくる。むしろなんと生易しく安定した社会に生きているのだろうかと思わされる。今、我々が生きているこの環境は、先人たちが汗水をたらし命を削って行った開拓の上にあるのだと実感する。札幌に行った際はこの本を片手に先人の