若桜鉄道うぐいす駅

若桜鉄道うぐいす駅

737円 (税込)

3pt

3.0

鳥取県内を走る若桜(わかさ)鉄道は、三両編成。一両や二両のときも……。ローカル色あふれる路線には、昭和初期に著名な建築家が設計したとされるうぐいす駅の駅舎がある。しかし、この場所に病院を誘致し、とりこわす計画が持ち上がり、改築と保存で田舎町は揺れていた。大学院生の芹山涼太(せりやまりょうた)は、村長である祖父の命令で、駅舎の歴史を調べるなか、祖父の急死で、村長選に立候補させられてしまった。(傑作青春ミステリー)

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若桜鉄道うぐいす駅 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年12月06日

    鳥取県の三セク、若桜鉄道うぐいす駅の駅舎取り壊し計画をめぐり、村長と住民グループとが激しく衝突する。

    主人公涼太は、ここに巻き込まれてしまう。
    村長の孫にして、住民グループリーダーの重次郎からは学問上の孫弟子にあたるからだ。

    うぐいす駅の駅舎は本当にF・L・ライトの設計なのか。
    そうでないなら、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月02日

    「家康江戸を建てる」(まだ読んでいない)でこの作者を知り、読んでみようと思った小説。

    芹山涼太という主人公の一人称で物語が進んでいく。

    田舎の駅が取り壊されるという話が出てどんどん進んでいき、最後にはハッピーエンド?で終わる。

    最後に物語の疑問点を回収していってよかった。

    0

    Posted by ブクログ 2016年07月28日

    地方ローカル線の駅の取り壊しをするや否やで物語は進んでいく。

    話しは全体的に面白いのだが、その場面展開が結構唐突過ぎて、無理やり感がある所が多い。
    もう少しスムーズな場面展開を意識してストーリーを進めて貰うと良かった。

    特にキーマンの一人の心変わりの突然感は頂けない。

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月07日

    ストーリは鳥取のローカル私鉄の駅の取り壊し問題で住民が争う物語。駅が有名な建築家(ライト)が設計したと言われているが、病院建設のために取り壊すことにした村長派と、歴史的建造物だから保存しようとする人々。主人公は村長の孫で、この争いに巻き込まれる。その中、実はライトが設計していないのではないかと主人公...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月18日

    田舎の駅舎が文化財、保存か建て替えかというテーマ。

    フランクロイド ライトまで引っ張り出して。

    門井氏の一冊は、穏やかでとてもインテリジェンスが醸し出る。

    岐阜の片田舎に巻き起る珍事に心温まりました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年12月07日

    鳥取県に実在する第3セクター鉄道、若桜鉄道を舞台としたローカル線(または沿線地域)再生の物語…を想像して読んでみましたが、全然違っていました。これ、実在の鉄道を舞台にする必要はあったかなあ。若桜鉄道を積極的にPRしている訳でもないし、実際の沿線風景に触れる訳でもない。若桜とライトって現実にも関わりあ...続きを読む

    0

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