論創社作品一覧
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-変わりゆく時代に翻弄される人々を鮮やかに描いた チェーホフ最晩年の傑作。 『桜の園』には三つのバージョンが存在した!? 本書はこれまで翻訳されてきた最終稿ではなく、 チェーホフが上演を望んでいたノーカット版の新訳に詳細な注釈を付す。
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4.0考古学者殺害事件の犯人として逮捕された若者。裁判で死刑判決を下されながらも沈黙を守り続ける真意とは……。評論家・井上良夫に「探偵小説の面白味をまさに満喫させてくれる」と高く評価された、折目正しい英国風探偵小説が103年の時を経て初邦訳!
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3.0太平洋を航海しながら寄港先で興行を行なう移動サーカス団〈サーカス・クイーン号〉。団長の不可解な死を皮切りに、サーカス団員たちは災難に巻き込まれていく。マニラから乗船することになった大学教授のハントン・ロジャーズ教授が事件解決に乗り出す。
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-空中ブランコの演者が衆人環視の前で墜落死。自殺か、事故か、それとも殺人か? サーカス団に相次ぐ惨事の謎を追うサッチャー・コルト主任警部の活躍!
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4.0妻と別居中のピーターは、マヤ文明の遺跡で謎の美女デボラと出会う。二人は遺跡めぐりに出かけるが、デボラが聖なる泉に落ちて命を落としてしまう。彼女の死に疑問を抱いたピーターの身に次々と災難が。〈ピーター・ダルース〉シリーズ最後の未訳長編が遂に完訳!
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4.0今なお読み継がれるシャーロック・ホームズ物語。コナン・ドイルが生み出した偉大なる名探偵の事件簿より短編13話を厳選し、明治・大正時代の翻案・翻訳を原作の重複なく収録! 編者はシャーロック・ホームズ研究家の北原尚彦氏。知る人ぞ知る隠れた名訳が新たなテキストで甦る。
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-著作隣接権の要求から、設定出版権の電子出版への拡大へ 〈電子書籍〉に対応する出版権の整備を内容とする「著作権法改正」(2014年)は、出版社・著作権団体・学者・文化庁等による錯綜した攻防を展開した。当時の資料・論文・メモを基にした貴重な記録。
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-2023年の〈出版販売売上金〉は1兆円を割りこみ、〈書店〉は1万件を下回り、〈取次〉にも危機が及ぶ。出版の時々刻々をリアルに剔出する、クロニクル第七弾!
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3.0巨匠G・K・チェスタトンが、国内政治や国際関係を背景とした事件に与する人間を鋭く描く。さまざまなことを知りすぎているゆえに苦悩するホーン・フィッシャーと、相棒役である新進政治記者のハロルド・マーチ。彼らの推理譚8編と、ノンシリーズ2編を収録。
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4.12003年4月末に突然あらわれた〝真っ白〟な集団。奇怪な装束と行動で話題をさらった千乃正法会/パナウェーブ研究所とは。彼らは何を信じ、何を求めていたのか。「教祖」である千乃裕子の生涯をたどり、その謎を解き明かす。
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3.5連続殺人でロンドン市民を恐怖の底に陥れている謎の犯罪集団〈クリムゾン・サークル〉を、超能力探偵イエールとロンドン警視庁のパー警部が追う! SF小説の金字塔、キングコングの原案をてがけたエドガー・ウォーレスによる痛快娯楽悪党小説!
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-波瀾万丈。喜怒哀楽。生涯現役。あの日あの時。輝いていたあの人。いまは何をしているのだろう。キラキラしていた時代の裏で起きていたこと。渦中の人が感じていたこと。そして、当時を振り返って思うこと。時代を彩った44人が、いま本音を語る。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人の血を受け継ぎながらも、米兵として出兵したという日系二世の数奇な運命をたどる。
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-従軍で精神を病んだダルースは一時的に妻アイリスと離れることを決意。それが功を奏して復調したダルースは、妻のいるメキシコへと発った。愛する者のために奮戦する彼を待っている結末とは。本格ミステリ・ファン待望の “パズル・シリーズ” 最後の未訳作、ついに登場。
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-日本近代史の中で、つねに権力の敵として立ちはだかった男。部落解放運動の先頭に立って、全国水平社を率いた。「部落解放の父」といわれた松本治一郎の生涯を現代によみがえらせる感動の評伝!
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-母と娘だからこそ起こる、すれ違い、わだかまり、そしてゆがみ。でも、わたしは信じたい。悲しみ、傷つき、ぼろぼろになった二本の線が、やがて一筋の光のように重なる瞬間がくることを。親子の崩壊と再生を描くノンフィクション!
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-日本で初めてのスパイに関する本格的事典。1900以上の項目を50音順に収録! 国立公文書館、FBI、NASA出典の写真や図版の他、CIA、FBI、KGBの組織図も併録。索引完備。
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4.0グーテンベルクVS.デジタル化の争闘 電子書籍元年(2010年)から十数年、本の電子化は未だ〈低速前進〉にとどまる。一方、「紙の本」を取りまく環境はまさに、〈高速後退〉だ。著者が博引旁証をもって切り込む!〈出版の今〉……
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-アメリカ女性劇作家の先駆者、グラスペル(1876~1948)による珠玉の名編5作品を本邦初訳。最新の研究に基づく解説・解釈で、“逸脱と体制破壊”の作家グラスペル劇の核心に迫る。
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-ボート上で発見された男女の遺体。事件の真相を追及するべく、NY市警察本部長のサッチャー・コルトが捜査にのりだす!金田一耕助探偵譚「貸しボート十三号」の原型とされる作品の完訳!
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-元日本原子力研究開発機構研究員、元原子力安全解析所副主任解析員などを歴任した技術評論家であると同時に、東京大学大学院で宗教学を研究した曹洞宗修行僧でもある著者が、禅思想を基に、日本アルプス・八ヶ岳、スイスとフランスの山々、ヒマラヤの5000-7000mの山々総計100峰を登頂した「千寺巡礼」と「巡礼登頂」の記録。登山のすごさや厳しさよりむしろ、自然に溶け込む「山歩き」「山遊び」の楽しみ、そのための準備段階のおもしろさを記した体験記。
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4.5平手友梨奈、三浦春馬、上野樹里、松岡茉優、木村拓哉、『鬼滅の刃』『いだてん』『翔んで埼玉』『エヴァンゲリオン』……。人物を、作品を、船を運ぶ透明な水のように、ていねいに伝達する。オンラインで活躍する著者の第1作目となる芸能時評!!
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-出版史のジャングルを探索する 大正末期から昭和初期にかけて、西欧の新しい文学・芸術思潮の影響を受けたモダニズム文学を支えた出版社と、その周辺を逍遥する古本エッセイ集。
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4.0ロンドンの寂れた商店街に佇む名家の屋敷。教養ある血筋を襲う怪事件! アルバート・キャンピオンが暴く、葬儀屋の“次の仕事”とは……?
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-底なし子が、引き受けた! 大人のための童話作家、糸瀬はづきは母親の死をきっかけに自身の過去を題材にした『底なし子の大冒険』を書き始める。現実と童話が錯綜する、生きる力を取り戻す物語。ーー『底なし子の大冒険』 ?の力と信じ抜く力。 橘は呼吸をするように?をつく。おまけに自覚がない。養護施設で育った六郎は、4年の刑期を終え間もなく出所する。自己愛性パーソナリティ障害を持つ男と、その幼なじみの物語。ーー『狼少年タチバナ』
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-劇作家・演出家の日々思うこと 舞台といっしょに10年。10年間、更新し続けたブログの中から演劇をめぐる記事を精選してまとめたエッセイ集の第一弾!
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-〈別役ワールド〉入門書! 別役 実 初期評論集の増補復刊! 安部公房の戯曲「友達」を批評した「演劇における言語機能について」(『季刊評論』)を中軸にすえ、〈不条理劇〉を展開した劇作家の1970 年前後の論巧をまとめた。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この一冊で台湾プロ野球のすべてがわかる!全5球団のカラー写真名鑑〈寸評付〉、全球場ガイドとチーム紹介。王柏融(北海道日本ハムファイターズ)のインタビューも収録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今、台湾プロ野球が面白い!2024年プレミア12優勝!台湾プロ野球は新たなステージへ。選手名鑑〈全球団418名〉はもちろん、球場ガイド、コラムも充実。全選手寸評つき!全6球団チアリーダー名鑑〈全球団159名〉も収録。詳細プロフィール付き!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本で唯一の台湾プロ野球観戦ガイド。球団、選手情報はもちろん球場ガイド、コラムも充実!全選手寸評付き!今季ガイドからチアリーダー名鑑〈全6球団138名〉も収録。台湾プロ野球のすべてが詰まった一冊。
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3.518世紀のイギリスを舞台に文豪サミュエル・ジョンソン博士が難事件に挑む。史実に基づく描写が高く評価され「クイーンの定員」に選出された歴史ミステリの先駆的シリーズ。原書全四巻から厳選した日本独自編纂の傑作選!
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-外国人の住人が多いことから、一時期は「チャイナ団地」と揶揄された埼玉県の川口芝園団地。高齢者と外国人が集住する場所としての「団地」で、30代で自治会の事務局長となった著者が、人々の共住と共生の可能性を探った2000日の記録。
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-「僕にとっての韓国」って、なんなのだろう? 在日コリアンに対するヘイトデモなどをモチーフとした小説と、自分と韓国との関わりを綴ったとエッセイで「作家・平山瑞穂にとっての韓国」を探る。
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-新聞記者ホランドの前に立ちはだかる堅牢強固な密室殺人の謎。英国仕込みの探偵小説を多数発表した松本泰(論創社より『松本泰探偵小説選』1〜3巻が発売)、大正時代に『秘密探偵雑誌』へ翻訳連載されたエドガー・ウォーレスの本格ミステリが新訳でよみがえる!
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-九十年の人生を振り返ると、小学校低学年の頃、母から教えられた「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」の生き方が、私の人生の「芯」になっていたことを改めて確認した。 少年期から青年期にかけて左翼政治運動の渦中に身を置いたが、周囲はほとんどが極端を好む「過激」派的考えの持ち主ばかりだった。私は、彼らの跳ね上がりを抑える側に立っていたが、つねに孤立していた。政治運動における少数派の運命は、決まって悲惨である。あぶない経験もしたが、「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」の中庸思想を貫いて生きてきたつもりである。 左翼運動を卒業してジャーナリズムの世界に入ったが、ジャーナリズムの世界でも「中庸」派はつねに少数派だった。とくにマスコミにおいては「極端」派が多数派だった。しかし、私の心身には「中庸思想」がしみついていて、極端派とは同調できなかった。 孔子とアリストテレスは、私の師である。『論語』と『ニコマコス倫理学』は最も大切な原典である。(著者あとがきより)
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-イギリスの文豪ロバート・ルイス・スティーヴンソンが遺した珠玉の短編を日本独自編纂で一冊に集成。初出雑誌からの初邦訳となる「眺海の館」を巻頭に置き、捻りの利いた掌編集「寓話」や日本初紹介となる没後掲載作品「慈善市」などを収録し巻末には英文学者・井伊順彦氏による詳細な解説を付します。
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-日本の江戸文学、文化の研究を通して日本、韓国の文人精神を、そして自然と共生する日本人の知恵を高く評価する。日本は東アジアの平和を創造し、アジアと世界の平和のための新しいグローバル・システムを構築するために指導的な役割を果たせると断じる。
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3.0東京オリンピック、デルタ株、総選挙、そしてオミクロンの兆候。コロナ禍における社会の動向を定点観測する企画の第4弾!
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-新型コロナの感染拡大は、2022年7月には第7波、12月には第8波を迎えた。ウィズコロナにはほど遠い状況の中、感染者が自主検査をすることや、全数把握が見直された。日本社会は、新型コロナと向き合うことをやめるのか。本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。
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-2021年末まで激減していた全国のコロナ感染者数は、年が明けると激増し、過去最大の10万4169人となった。オミクロン株の猛威が私たちに襲いかかるなか、政府のコロナ対策は止まっている。コロナ禍の日本社会を「定点観測」するシリーズの第5弾!
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5.0
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今では過去に葬り去られてしまった1989年6月4日の「天安門事件」、そして2002年の独立までに20万人以上が虐殺されたという「東チモール独立運動」への弾圧。両事件の現場取材記録を基に事件に至った内実と真相を、今ここに明かす。
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3.0ジェットコースターに轢き殺された少年。不幸な事故か? 巧妙な殺人か? 過去の死亡事故との関連を探るため、新聞記者サム・エヴァンズが奔走する。《軽ハードボイルド》の名手が描く人間の暗黒面。
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-1919(大正8)年1月、コロンビア大学教授デューイはアリス夫人とともに日本へ向けて旅立った。デューイ夫妻からアメリカの家族に宛てて、日本到着直後から8月まで書き継がれた日本発27通・中国発37通の全文を収録。
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3.0年に一度の同窓会―肩書きこそ違えど、みな伝統校メレワース学院の卒業生である。クリケットOB戦やダンス・パーティーなど華やかな催しが続くなか、ひとりの卒業生が凶弾に倒れた……。シリーズ探偵チャールトン警部が事件に迫る! 第一級の本格ミステリ。
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-日本のゲイ・カルチャーの原点がここにある。もっと多様な人々を集め、疎外感を感じている人々を励まし、癒し、結び付ける。新宿二丁目には、そういう街になってほしい! 28年前に刊行された伝説的名著を復刊。各章末には、書き下ろしのコメンタリーを掲載。
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-日蓮<出生>の謎を解く! 「まさにコロンブスの卵だ」 本郷和人氏(東京大学史料編纂所教授)が驚愕した日蓮研究の最前線が、これだ。 日蓮は貧しい漁民か役人の子とされる。ならば何故、幕府は一介の僧を二度も流罪にしたのか。政権が恐れたのは政治的影響力で、出生に関係する。論考は、門弟との関係を分析し、日蓮の父母に辿り着く。実は教団は将軍家に近かった。日蓮から見た鎌倉史はスリリングだ。信仰の原形も再現する。 <本郷和人氏推薦!> なぜ、今まで気付けなかった?「日蓮の出自について」には驚愕し、納得した。「日蓮と将軍家」は解釈は分かれようが、私は大好きだ。日蓮を政治から見てみる。面白い! ――帯より――
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-What does "Nam Myoho Renge Kyo" mean? What is the significance of the Gohonzon of "Nam Myoho Renge Kyo"? In this book, we will uncover the mistery of Daimoku and Gohonzon which Nichiren of Japan began. What is Shakyamuni, Lotus Sutra, and furthermore, the supreme teaching of the Buddhism? I explained them clearly and carefully in this book. Why was Nichiren oppressed by the regime (Shogunate) at that time? How did he try to guide the country and the people to the happiness? This book is the most recent essay on the Buddhism of Nichiren, in which we discover the truth of Nichiren's life. 「南無妙法蓮華経」の意味は何か。「南無妙法蓮華経」の御本尊は、どんな意味があるのか。日本の日蓮がはじめた題目と御本尊の謎に迫る。釈迦とは、法華経とは、さらには最上の仏教の教えとは何か。分かりやすく、丁寧に解説した。日蓮はなぜ当時の政権(幕府)から弾圧されたのか。日蓮は国と人々を、どのような方法で幸福に導こうとしたのか。これが、日蓮の生涯の真実に迫る最新の日蓮仏法論だ。
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-四つの刑務所を脱獄した白鳥由栄の手口は、神業といわれた。そして、その根底には、非人間的な看守がいると報復で脱走するという思想があった。漫画『ゴールデンカムイ』の白石由竹のモデルとなった脱獄王の数奇な生涯を、本人の証言を元に探る。
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3.7発見された死体と書き換えられた遺言書。遺された財産を巡る人間模様。シャーロック・ホームズのライヴァルで法医学者にして名探偵のソーンダイク博士が、科学的知識を駆使し事件の解決に挑む!