作品一覧

  • ブリタニア列王史 ――アーサー王ロマンス原拠の書
    3.0
    1巻1,595円 (税込)
    中世ヨーロッパを代表する騎士道物語として愛され、今日でも様々な文化芸術に大きな影響を与えつづけるアーサー王物語。その起点をなすのが本書『ブリタニア列王史』であり、『アエネーイス』の主人公であるアエネアースの子孫ブルートゥスが紀元前12世紀にブリタニア王国を建設してから、ブリトン人が追放されサクソン人による支配がはじまるまでの二千年近くに及ぶ歴史がダイナミックに物語られる。本書を通じてその生涯や事績がはじめて体系化されることとなったアーサー(アルトゥールス)王や魔術師マーリン(メルリヌス)らの活躍が鮮烈な印象を残す、ロマンス文学の先駆的古典。
  • ゴリアール派中世ラテン詩歌集
    -
    1巻4,950円 (税込)
    十二世紀ヨーロッパ。「ゴリアール派」と呼ばれる若者たちは運命の女神に翻弄されて身を持ち崩しながらも、堕落した高位聖職者らを鋭い舌鋒で批判・諷刺した詩歌や、酒、女、賭け事を主題にした多くの享楽的なラテン語の詩を後世へ遺した。
  • アーサーの甥ガウェインの成長記
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ガウェインの誕生と若き日のアイデンティティ確立の冒険譚! 婚外子として生まれた円卓の騎士ガウェインの青少年期の委細を知る貴重な資料であり、後の『ガウェイン卿と緑の騎士』やスペンサーの長編叙事詩『妖精の女王』等の作品研究の上でもきわめて重要な作品とされる。

ユーザーレビュー

  • ブリタニア列王史 ――アーサー王ロマンス原拠の書

    Posted by ブクログ

    出版社の販売ページにもあるように「壮大な偽史」ではあるものの、アーサー王物語として知っているエピソードの基本は出てくるし、自国の権威付けとして、古くから遡って王とその統治についてまとめあげられた熱量がすごい。物語として楽しむのなら、出てくる人たちの名前で別の作品を探した方がいいと思う。ひとつひとつのエピソードもあっさりと、な感じなので、さっくり軽く「知れた」気になる一冊。

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    2025年10月06日

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