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愛し子と八年目の秘密
一夜で授かった天使が、愛の奇跡を呼び覚ました。 婚約者が急死し、プリヤは悲嘆に暮れていたが、婚約者の親友クリスチャンの献身的な支えで立ち直った。ほどなく二人は友情を保ったままの便宜結婚に合意し、暮らし始めるが、吹雪の夜、情熱に抗えず一線を越えてしまう。私は夫を愛し始めている──プリヤは妊娠と同時に確信した。だがその直後、クリスチャンも飛行機事故で帰らぬ人に。彼女は泣く暇もなく、夫の忘れ形見を独りで育てるほかなかった。8年後、プリヤと息子の前に見覚えのある男性が現れた。クリスチャン! 嘘でしょう。いったい何が起こったの? ■“禍福はあざなえる縄の如し”という言葉をそのまま体現したようなヒロインの人生を、タラ・パミーが生き生きと描きます。何度つらい目に遭おうとも、愛を信じるヒロインのピュアな想いは揺らぎません。ヒロインを思わず応援したくなるロマンスです。 -
買われた妻【ハーレクイン文庫版】
ロミーは意を決し、社長シャビエルのオフィスに向かっていた。 3年前、彼女は初めて恋をしてシャビエルに純潔を捧げたが、彼から「君を愛していない」と突き放され、追い払われた。 今もまだ、そのときの痛みは完全に消え去ってはいないけれど、父を窮状から救うため、どうしても彼に会う必要があった。 じつはロミーの父はシャビエルの会社の経理を担当していて、病の母の治療費などに困り、とうとう横領してしまったのだ。 必死に許しを乞うロミーに、シャビエルは冷たく言い放った! 「君が僕の妻になり、子供を産むのなら許そう」 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
百通りの愛し方【ハーレクインSP文庫版】
ひとりぼっちのシンデレラのすてきな夢の続きは…。 飛行機事故に遭ったダニーは乗客を助けた女性として有名になった。 怪我のため自宅療養していたある日、見知らぬ男が訪ねてきた。 ランドと名乗るその男はモナコの大富豪クリーブの使いで、彼に顔を見せるためにモナコに来てほしいと言う。 クリーブは両親を別れさせた冷酷な祖父で、会ったこともない。 たちまち怒りがこみあげ、ダニーはすぐさま追い返そうとした。 だがランドは唯一の肉親にチャンスを与えるよう懇願してきた。 彼のやさしさや、誘うようなほほえみはきっと仕事のためだろう。 警戒しながらも、ダニーは根負けしてモナコへ旅立った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
寂しき婚礼【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
結婚が苦しみしかもたらさないのなら、一生、夫を拒み続ければいい……。 エレナは親の決めた意に染まぬ結婚相手から逃れるため、出会った当初から惹かれていたキットと駆け落ち同然で結ばれた。 式を挙げた直後に、彼が行方をくらましてしまうとも思わずに。 ぽつんと独り屋敷に取り残されたエレナを、社交界の口さがない人々は、“捨てられた花嫁”と呼んだ。 世間の陰口なんて気にしなければいいとは思っても、夫がヨーロッパでオペラ歌手と恋仲になっているという噂には傷ついた。 そして失踪から5カ月後、突然、キットが姿を現す。 しかしエレナは夫に打ち明けられない“秘密”を思い、切なくなった。 彼がいない間に、お腹に宿っていた小さな命を失ったのだ……。 ■リージェンシーの旗手ニコラ・コーニックの名作をお贈りします。幸せになるはずだった新妻に訪れる試練と愛の再生を描いた本作。再会後の、じれったくてもどかしい夫婦生活の紆余曲折のあとには、感動の涙が待っています! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
朝、あなたのそばで
あくまでもボスと秘書の関係だったはず。 同じ屋根の下で一夜を明かすまでは。 ロンドンでの独り暮らしのために仕事が必要なテオドラは、 建設会社の社長ジェイムズが秘書を探していると聞いて応募した。 前任の秘書たちに色目を使われ辟易していたというので、 髪を引っつめ極度に地味な姿で面接を受け、首尾よく採用になる。 ジェイムズは噂どおり高慢なボスだが、抗いがたいほど魅力的。 こんな外見のおかげで、彼が目もくれずにすんで助かったわ。 だが、ある朝、テオドラはやむを得ぬ事情で出社が大幅に遅れ、 すごい剣幕で住まいを訪ねてきたボスに素顔を見られてしまう。 辞職を伝えるテオドラに、なんと彼は出張旅行への同行を命じ……。 -
恋人は聖夜の迷い子
身分違いの花嫁が受け取った、かけがえのない贈り物。 ララはある吹雪の夜、木の下で昏倒している男性を見つけ、家に連れ帰って手厚く介抱した。彼は完全に記憶を失っており、自分の名前すら思いだせなかったが、それでも二人は惹かれ合い、甘く濃密な6週間を過ごしたあと、聖夜に結婚した。だがその直後、突然の見知らぬ訪問者が驚くべき事実を告げる。夫の名はガエターノ。行方不明のモスヴァキア新国王だというのだ。貧しい清掃人の私が王様の花嫁ですって? とんだ笑い物よ。ララは逃げるように姿を消した──妊娠しているとも知らずに。2年後。幼い息子と暮らすララの前に、ガエターノが現れて……。 ■『灰かぶりはかりそめの妻』、『麗しき堕天使の一夜妻』に続く、〈ステファノス家の愛の掟〉第3話をお届けします。息子と慎ましく暮らすヒロインの前に2年ぶりに現れたヒーローは、記憶を取り戻してはいたものの、以前とは別人のように冷淡で……。 -
あどけない復讐
復顔彫刻家イヴ・ダンカン、運命を揺るがす新たな事件――8年前の少女の骨が、葬られた真実と波乱の未来を呼び寄せ……女王アイリス・ジョハンセン最新作! 森で少女の白骨遺体が発見された。依頼を受けた復顔彫刻家イヴは少女の「顔」を取り戻すが、直後に捜査関係者が殺され像を奪われてしまう。すべてを葬るため真犯人が動きだしたのだ。調べを進めるうち似た容姿の少女が何人も消えているとわかり、事件は典型的なシリアルキラーによるものと思われたが、待ち受けていたのは想像を絶する真実で――。イヴの運命が大きく動きだす、急展開のシリーズ最新作! -
がちょうの乙女の忍ぶ恋
クリスマスに私の愛する子爵が帰ってきた! でも頼まれたのは、彼のための花嫁選び。 アンナ・リーゼははっきり言って、幸せではなかった。 初めは母、続いて父も亡くし、継母と継妹にうとまれながらの日々。 話し相手になってくれるのは、仲良しのがちょうだけ。 そこへ、20年近く離れ離れだった幼なじみ、ピーターが帰ってきた。 片想いの相手は、ハンサムで魅力的なクリバートン子爵へと成長していた。 アンナ・リーゼはうれしかったけれど、自分の服を見て涙をこらえた。 こんなみすぼらしい格好とあかぎれの手で、ピーターには会えない。 子爵はクリスマスに舞踏会を開き、そこで花嫁選びをするのだという。 継母と継妹は興奮するが、アンナ・リーゼは愛する人の選択が悲しかった。 私はピーターにとって永遠に幼なじみ。彼の花嫁にはなれないのね……。 -
生け贄の花嫁は聖夜に祈る
わたしは明日、花嫁になる──心から愛する人に思いを残したまま。 20歳で両親を亡くし、強欲で支配的な叔父から逃れるように生家を飛びだし、ロンドンで暮らし始めたティモニー。実業家クレタと偶然出会って恋に落ち、彼のペントハウスへ移り住むように。半年後、ティモニーはついに愛を告白するが、驚いたことにクレタは拒絶すると、その場で彼女を追いだした。なぜこんな酷い仕打ちを? わたしは愛されていなかったの?傷心の彼女は叔父に強いられるまま、高齢の富豪との縁談を受け入れてしまう。だが挙式を翌日に控えた聖夜のパーティに突然クレタが現れ、彼女を担ぎあげると車で連れ去って……。 ■ヒロインが聖夜に突然現れた最愛の人から聞かされたのは、彼の哀しい生い立ちの秘密でした。そして同時に叔父のたくらみも知ることに……。ケイトリン・クルーズらしい軽快な展開でありながら、印象深いシーンも多い、ドラマティックな一作です。 -
伯爵と片恋の婚礼
あの夏、淡い想いを踏みにじった彼となりゆきで結婚することになるなんて……。 長いあいだ兄弟たちの悪ふざけに悩まされてきたデイジーは、男性不信のため社交界デビューにも失敗し、両親に失望されていた。そんな折、デイジーは兄とその友人たちの信じがたい会話を聞いてしまう。兄が「君たちの誰でもいいから妹と結婚してほしい」と頼み、友人たちは「氷柱を抱いて寝るほうがよっぽどましだ」と答えたのだ!何より傷ついたのは、その中に初恋の伯爵ベンがいたことだった。夜になり、デイジーが湖上の小島でひとときの安息を得ていると、舟で湖に繰り出した友人たちが悪戯で半裸のベンを小島に置き去りにした。心優しいデイジーがベンを説得して自分の舟で岸に連れ帰ったとたん、あらぬ誤解を呼んで家族中に激怒され、ふたりは結婚を強いられて……。 ■初恋の人ベンとの愛なき新婚生活に夜ごと枕を濡らすデイジー。ベンも嫌われていると思い込み、徹底的に新妻を避けます。やがて気持ちは通じ合いますが、めくるめく幸せも束の間、過酷な運命がふたりを引き裂いて……。A・バロウズのもどかしすぎる純愛物語! -
秘密は罪、沈黙は愛【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
あなたを誰よりも愛していた。だから、わたしは沈黙した。 フェイスは恋人クインと医学を志し、卒業後は結婚しようと誓っていた。だが大学進学を前に、彼女は理由も告げず、突然彼の前から姿を消した。あれから17年。亡き母の葬儀で帰郷したフェイスは、医師となって母の最期を看取ってくれたクインと再会を果たす。「フェイス?」以前より深みが増した彼の声を聞いた瞬間、なつかしさと、やるせない悲しみの涙が、彼女の頬を伝った。ああ、彼への想いは、あの頃と少しも変わっていない。でも……。一方、クインは彼女に寄り添っている若者に敵意を向けた。不穏な空気を察したフェイスは、いとまを告げてその場を後にした――傍らに立つ若者の、17年前のクインとよく似た声に促されながら。 ■秘密と真実が明かされる瞬間、涙が止まらなくなる感動作をお贈りします。かつてヒロインが最愛のヒーローの人生から忽然と消えた理由とはいったい……? ともに同じ夢を抱き、愛し合っていたのに別々の道を歩んだ二人の再会ロマンス。色褪せない名作です! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
かぐわしき天使【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
私は家政婦。舞踏会やオペラなど、夢のまた夢。 天涯孤独のケイトは名家に生まれながら困窮を極め、働きに出るよりほか、もう生きるすべはなかった。ある日、亡き母の名づけ親だという年老いた伯爵夫人が訪ねてきて、みすぼらしいケイトを見るや、孫息子ジャックの邸へ連れていった。社交界一の美貌を誇るジャックは戦傷を負い、今は隠遁生活を送っている。私が連れてこられた理由はわからない。でもここで仕事が見つかれば……。そう願ってケイトが床を磨いていると、そこにジャックが現れた。「ふざけるんじゃない! 勝手に私の屋敷の床を磨くとは、何事だ!」怒りの声をあげたジャックは彼女の手をつかみ、じっと見つめた。ブラシの赤い跡がついた掌を恥じ、ケイトは思わず手を引いたが―― ■「半年間ここで賃金なしに、家政婦として働きなさい」伯爵夫人の指示に従うことにしたケイト。半年の勤めを終えたら、伯爵夫人は彼女を社交界デビューさせてやるつもりでしたが、家政婦など不要とジャックは反対で……。心身に傷を抱えた二人の感動ロマンス! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
公爵への二度目の初恋
忘れられなかった初恋の人に、妻をあてがう立場となって再会し―― 結婚仲介人として生計を立てるアメリアは、新しい顧客である美しい令嬢を連れて、舞踏会に出席した。そこで彼女は独身主義者と悪名高いストーン公爵と再会する。社交界デビューの年、アメリアは彼にひと目で惹かれたが、ひどく冷たくあしらわれ、初恋は無様に砕け散ったのだった。あの公爵も、ついに花嫁を探すことにしたということ?アメリアが顧客の令嬢を紹介すると、意外にも彼はとても優しく、その紳士的な態度はお目付役のアメリアに対しても同様だった。公爵は令嬢を気に入っているようだわ……。喜ぶべきことなのに、なぜか彼と目が合うたび、その熱いまなざしに心がざわめき――。 ■アメリアがストーン公爵に手ひどい失恋をしてから数年。再会時、公爵は彼女を覚えてすらいませんでした。顧客の幸せを願い、公爵との結婚を後押ししようとするアメリアですが、それが実現しそうになったとき、まだ自分が公爵を愛していることに気づくのです。 -
子爵が見初めた蕾
子爵が乙女の唇に残した永遠に消えない、キスの刻印。 18歳のルーシーは、遠方の父親から思いも寄らぬ手紙を受け取った。なんと彼女を結婚させるというのだ。ずっと年上の、中年男と!婚約を社交界公認のものにするため、彼女は無理やり盛装させられ、婚約者となる男とともに、華やかな舞踏会に連れていかれた。と、二人の間に割って入ったハンサムな男性がいた。ロックリー子爵だ。彼はルーシーを静かな庭園に連れ出すと、優しく慰めた。「君は無垢で、若すぎる」そう言いながらも、甘いくちづけをして……。ルーシーは、子爵こそ私の愛する人と悟ったが、このキスによって婚約は破談になり、ルーシー自身も欧州に身を隠すことになる。1年後、美しい淑女となって戻った彼女に、ロックリー子爵は―― ■ヒストリカル・ロマンスのベテラン作家ヘレン・ディクソンによるみずみずしい初恋の物語をお贈りします。美しい大人の女性となり再び子爵とめぐり会ったルーシーですが、実は彼と元婚約者との間には因縁があることがわかり……。波瀾万丈なロマンスの行方は? -
星のきらめく夜に【ハーレクイン・ロマンス版】
愛する人の子どもを産む。彼からは、愛されないまま。 男に騙されやすい母のもと、貧しい子ども時代を送ったアシュリンは、仕事ひとすじで必死に生きてきた。だがここ2年ほど、一人の顧客がアシュリンの心を占めている。ジャンルカ・パラディオ――ローマのホテル王で大富豪だ。あるときついに彼の誘惑に屈しベッドを共にしたアシュリンは、数週間後、身ごもっていることに気づき、愕然とする。結婚どころか恋愛すら無縁だった私が、妊娠してしまうなんて!意外にもジャンルカは結婚しようと言った。子どものために。君を愛してはいないが――彼の心の声が聞こえたような気がした。 ■ハーレクイン・ロマンスで息の長い人気を誇るシャロン・ケンドリックによる2008年初版の名作。愛する人に想いを伝えられない切なさが涙を誘います。 -
不死鳥の翼【ハーレクインSP文庫版】
死んだはずの愛が ひとたびのキスで息を吹き返す。リーが大富豪ラウルに見初められ結婚したのは、18歳のとき。 だが、幸せいっぱいの甘くゴージャスな新婚生活は、 突然、終わりを迎えることになる―― リーはその日、夫婦の寝室で美女と鉢合わせしたのだった。 絶望にうちひしがれ、屋敷を飛びだしてから5年が経った。 なんとか人生を立て直し、やがて画家として自立したリーは、 ある盛大なパーティーで、さらに男ぶりを上げた夫に再会する。 ラウルは身構えるリーの唇を当然のように奪い、ささやいた。 「君はまだぼくの妻。ぼくのものだ」 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
伯爵を待ちわびた壁の花
拒まれた乙女の初恋は、 あの夜に置き去りにされたまま。社交界デビューの夜、バイオレットの夢は砕け散った。 幼なじみのセスと最初のダンスを約束していたのに、 彼女のドレス姿を見たとたん、彼は何も言わずに背を向け、 そのまま別れの言葉もなく戦地へ行ってしまったのだ。 わたしが美しくないから、きっとセスは幻滅したんだわ……。 それからの月日は絶望のうちに過ぎ、6年が経った。 夫を見つけられないなら出て行けと父に叱られたバイオレットの前に、 戦地から帰還したセスが現れる。罪深いほどすてきな男性になって。 兄亡き後ダルトン伯爵の称号を継いだ彼は、近く妻を迎えるという。 そして、彼はバイオレットにきいたのだ。「なぜ君はまだ独身なんだ?」 -
伯爵夫人の片想い
憐れみや施しはいらないと言ったのに、それならば僕を受け取れ、ですって? エリーをただ働きの家政婦扱いしかしなかった冷淡な継兄が、紳士クラブで起きた諍いの流れ弾を受けて死亡した。その訃報を伝えに来たのは、ヘインフォード伯爵ブレイク――社交界随一の富と美しい容貌を持つ、エリーが密かに憧れる男性だ。銃弾が、本来彼を狙ったものだったことに責任を感じ、急いで駆けつけたのだろう。髪は乱れ、シャツも破れたままだった。天涯孤独の身となったが、彼からの憐れみだけは受けたくない……。私のことを“不美人で脚の悪い女”と呼んでいたから。だが、継兄がエリーの財産を使い果たしていたことを知るや、ブレイクは支援を拒む彼女を突っぱね、こう言った。「僕と結婚しろ」 ■人気実力派作家ルイーズ・アレン。伯爵との便宜結婚ものをお贈りします。エリーはなかば強制されるように伯爵の妻となりますが、彼に愛がないのは自明。でも、過去の事件による男性不信、不自由な脚――それらをすべて受け入れてくれる夫への片想いは夜毎せつなく募り……。 -
十九年後に愛してる
娘と同じ黒髪のギリシア富豪に、真実を話すときがやってきた―― 「2年間の兵役に就くけど、待っていてくれ。毎日手紙を書くよ」17歳のアレクサはギリシア海運王の御曹司ニコを信じて待ちわびた。けれども手紙は1通も届かず、悲嘆にくれるなか、彼女は親代わりだった祖父の転任先であるカナダへと発った。わたしは初めて愛を捧げた人に、だまされたということね……。ほどなく妊娠が判明し、アレクサはニコに知らせずに出産したのだった。月日は流れ、ある夜、18歳になった娘の恋人の家に招かれた彼女は、夕食の席に現れたギリシア神さながらの男性を見て、失神しかけた。ニコ! どうして、あなたがここに?我が子と知らずに娘と話す彼の姿に、アレクサは残酷な運命を呪った。 ■HQイマージュの代表作家R・ウインターズの甘酸っぱさと切なさが詰まったドラマティックなシークレットベビー物語をお贈りします。娘の恋人が実の父親のように慕っている“ニコおじさん”が、初恋の相手ニコだとわかり、アレクサは思わず化粧室に逃げ込んで……。 -
シークのめくるめく結婚の罠
跡継ぎと妻を罠で手に入れる。 なんて恐ろしい君主なの、あなたは!エジンバラの高級ホテルに仕事の話で呼びだされたケイトリンは、 豪華な部屋の広間にいる人物を見て愕然とした。 砂漠の国の君主カディル――わたしの息子の父親がなぜここに? 5年前、スコットランドで地所の購入を考えている彼と出会い、 漆黒の瞳の誘惑に抗えず熱い一夜を過ごして純潔を捧げた。 夜明け前に彼が忽然と姿を消すとは夢にも思わずに。 やがて予想外の妊娠に気づいた彼女はカディルについて調べた末、 その身分と不実を知り、子どものことは秘密にしようと決めたのだ。 だが今、真相を知ったカディルの手に母子とも落ちるしかなく……。 -
忘却のかなたの楽園【mirabooks版】
彼の記憶からは わたしとの時間だけがこぼれ落ちていた―― 運命のいたずらに翻弄される、切ない愛の行方は…… NYタイムズNo.1ベストセラー作家 マヤ・バンクスどこかでお会いしましたか――彼のその言葉にブライアニーは凍りついた。 5カ月前、ブライアニーは土地を購入しにテキサスの小島を訪れた 会社社長ラファエルと恋に落ちた。二人で夢のような時間を過ごし、 やがて契約書を手に彼はNY本社へいったん戻ったがその後連絡はなく、 妊娠に気づいたブライアニーは意を決して彼に会いに来たのだ。 それなのに――。呆然とするブライアニーに彼は、 さらに驚くべき言葉を続け……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のmirabooks版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
塔の上の婚約者
荒野を統べる残忍なハイランドの王。宿敵である彼へ、心まで許すはずがないのに……ジョアンナ・リンジーが魅せる、中世ハイランド・ロマンスの傑作! 宝石のような美しさとたたえられる氏族長の娘シーナは、ある日、拘束されていた宿敵の若き氏族長ジェームズの脱走を助けたかどで修道院送りにされてしまう。しかし、そこで彼女を待っていたのは、あろうことか敵城にさらわれ、囚われの身になるという運命のいたずらだった。残虐な振る舞いで名を馳せるジェームズに怯えるシーナだったが、悪魔のようにハンサムな彼はなぜか意外なほど優しく触れてきて……。 -
幸せの蜜の味【ハーレクインSP文庫版】
初恋の人のプロポーズは、私を愛したからではなかった。 冷淡な家族に虐げられて育った、5人姉妹の末っ子リー。とりわけ、企業帝国に君臨する父は家でも権力を振りかざし、標的はいつも、美しい母や姉たちではなく冴えないリーだった。その父が亡くなり、家を離れていたリーも6年ぶりに帰郷する。とはいえ歓迎はなく、母も姉も“遺産目当て”となじるばかり。そんな彼女に、ただ一人声をかけてくれたのがリチャード――リーの初恋相手で、父の後継者と噂される敏腕実業家だ。なぜ彼は優しくしてくれるの? 訝るリーに、彼は言った。「結婚してほしい。君でなければだめなんだ」 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
恋馬車に拾われたシンデレラ
ただのメイドにすぎない私が、高貴な方と、二人きりで馬車の旅なんて! 8歳で父親を亡くしてから、ジェーンと母は長く貧困に苦しんだが、いまは優しい伯爵夫人のメイドとして、穏やかな日々を送っている。ある日、ケンダル氏という見目麗しい殿方が屋敷を訪れた。客人にお茶を出しながら、ジェーンはつい、彼を盗み見てしまった。いかにも裕福な身なり。深みのある声。なんて魅力的なのかしら。彼は、ヨークシャーのたいへんな資産家である大叔父から、ある女性を捜し、連れてきてほしいと依頼を受けたと言う。伯爵夫人がそれは誰かときくと、ケンダル氏は困惑ぎみにこたえた。「ご存じでしょうか……ジェーン・ベイリーという名のご婦人を」わ、私? 驚きのあまり、ジェーンはお盆をひっくり返してしまい――。 ■RITA賞受賞作家C・ティンリーの話題作『伯爵と日陰のシンデレラ』の関連作をお贈りします。ジェーンはケンダル氏とともに、5日かけてヨークシャーへ向かうことに。身分違いの恋が募るせつない旅の終わりに、大叔父が明かした意外な秘密とは……? -
幼すぎた結婚
天使になった子の写真を胸に、あれからもう13年が過ぎた。 レイチェルは18歳でドミニクと恋に落ち、結婚した。その若すぎる結婚は、妊娠が理由だったため、ドミニクが大学進学を延期して働き、ふたりで出産に備えた。ところが、赤ん坊を亡くす不幸に見舞われ、その日を境に、ふたりは未来も、希望も……愛さえもわからなくなってしまった。離婚後、レイチェルは看護師として自立し、今ようやく心の痛手を乗り越えて、再出発できそうだった。なのに、移り住んだロンドンで、しかも新たな勤め先の病院で、医師になったドミニクと再会するとは!とたんに、亡き息子と3人で撮った最後の写真の記憶が甦り……。 ■HQロマンスでも大活躍のスター作家キャロル・マリネッリが贈る、感涙必至の珠玉作! ドミニクとの再会を機に、失った小さな命の大きさを痛感し、今ふたたび胸を締めつけられるレイチェル。かつては幼すぎて、なすすべなく手放してしまった愛の再生物語です。 -
プルメリアの誘惑
ワイナリーに滞在中のアレクサンドルをひとめ見たとたん、シャーロットは初めての恋に落ちた。でも、内気で地味な私が振り向いてもらえるはずもない。満たされぬひそやかな憧れを、彼女は日記につづることだけで満足していた。自分への熱い思いをしたためたシャーロットの日記を読み、アレクサンドルはひとりほほえんだ。近づくたび逃げ出すくせに、僕に惹かれていたとは。ここにいる間だけでも、彼女の願いをかなえてあげよう。★大好評刊行中のシルエット・アシュトンズ。今月は人気急上昇中のナリーニ・シンの作品です。熱いロマンスとともに、アシュトン家に大事件が起こります。★ -
秘書の初恋
ホリーは〈ホープチェスト牧場〉の秘書。ずっとボスのブレイクに憧れていたものの、彼は有能な秘書としてしか扱ってはくれない。それはそうよね。ホリーは鏡を見てひとりごちた。だて眼鏡にひっつめの髪、地味なスーツ。これでは女性として見てくれるわけがない。ところが、ブレイクは何を思ったのか、突然パーティへ一緒に行こうと誘ってきた。いい機会だわ。ホリーは変身を決意した。★水質汚染事件の犯人はやはりあの人物?本作をもちまして、シルエット・コルトンズはいったん区切りを迎えます。新たなコルトン家の人々を巡るシリーズを秋に刊行予定です。どうぞお楽しみに!★ -
悪女入門
■「悪女になるには魅力がなさすぎるよ」彼の目はそう告げていた。■もう、いい子でいるのは卒業するわ!牧師の娘として厳格に育てられたヘイリーは、自由を求めて家を出た。お酒も飲みたいし、悪いことだってしてみたい。そして、バージンを捨てることができれば……。そのチャンスを探しにヘイリーは怪しげなバーに入ったが、すぐに悪い男たちにからまれてしまう。窮地を救ってくれたのは、連邦保安官のケビンという男性だった。酔ってまともに歩けない彼女をモーテルまで送ってくれる。紳士的に振る舞う彼に感激し、ヘイリーは思わず言った。「ここであなたが誘惑しても、かまわないわ」 -
優しすぎる花婿
■彼が結婚するのは、ベッドをともにしたいから?■寂しい家庭に育ったジェナにとって、隣人のクロッサン家の人々は、何よりも大切な存在だった。そしていずれ、ディーン・クロッサンの妻として、彼らの本当の家族になれると信じていた――ディーンが婚約者を連れて帰国するまでは。絶望と悲しみに打ちひしがれるジェナに、ディーンの兄マーカスが、突然言った。「君がほしい家族と安定をすべてプレゼントするよ。僕と結婚してくれないか」ジェナは驚きを隠せなかった。いつも私から距離を置いていたマーカスがどうして?プロポーズの理由に疑問を持ちながらも、あまりに魅力的な申し出に、ジェナはイエスと答えていた。 -
美酒の甘き香り
■美酒の甘き香りに酔いし狂熱の一夜。■偉大な父と個性的な兄たちのもとで育ったトリスタンは真面目に武芸の腕を磨きながら、片田舎のウェールズなどではなく国王のいるイングランドの宮廷での立身出世を狙っていた。そのためにはノルマン人の有力貴族の娘と結婚するのが手っ取り早い。折しも父の城クレイグ・フォアーには、格好の客人が来ている。サー・エドワード・ドゥーローの娘レディ・ロザムンドなら美人だし、縁戚関係も完璧だ。ところが彼らを招いての祝宴のあと、トリスタンは城壁の陰で待ち伏せしていた女にいきなりキスをされた。その女は……メア! 最高級の酒を造る奔放な美女は、人違いでトリスタンに身を投げかけたのだ。一度燃え上がった欲望の炎は消せず、二人は情熱のまま愛し合うが……。 -
愛あればこそ
■愛さえあればいかなる苦難もものともせず。■ジュヌヴィエーヴはディラン・ディレイニアに恋をした。よりによって、婚約者のもとへ向かう旅の途中で……。父親ほど年の離れたまだ見ぬ婚約者と目の前の魅力的な若者とでは比べるべくもない。思いつめた彼女は、大胆にも夜中ディランのベッドに忍び込み、契りを結んだと主張した。その結果、計画どおりジュヌヴィエーヴの婚約は破談となって、めでたく彼女はディランの花嫁として迎えられた……が、現実は過酷だった。ディランは近隣でも名を馳せる放蕩者で彼女を口説いたのも、ただの戯れにすぎなかったのだ。もっとも、ジュヌヴィエーヴは知らなかった――ディランのなかで早くも彼女への愛がふくらみかけていたことを。 -
呪われた誓約
■六年の月日は、十五歳の可憐な乙女を強く美しい母へと変えていた。■ライオン・サザーランド! わたしの息子の父親!ロウィーナはかつての恋人との再会に動揺した。六年前、ライオンに去られ、呆然とする彼女に、ガン族の族長パドレイクが結婚を申し込んだ。妊娠していたロウィーナには、受け入れるしか道はなかった。何より彼は、おなかの子供を実の子として育てると約束したのだ。だが、夫が何者かに殺された今、彼女を取り巻く状況は変わった。新しい族長となった息子のパディはまだ五歳。しかも、その族長の地位をパドレイクの弟が狙っている。もしパディの父親がパドレイクでないと知れたら、パディもロウィーナも、間違いなく即座に殺されるだろう。一方ライオンは、そんな彼女の苦悩を知らず、決意に燃えていた。ロウィーナを取り戻したい。いや、なんとしても取り戻すのだ!■イングランドやフランスの干渉や、氏族間の抗争に揺れる十四世紀スコットランドで、次世代のサザーランドたちが活躍します。 -
忘れ得ぬ微笑
■セント・オーバン卿が微笑んだ瞬間、ジェネヴラは恋に落ちた。■十歳のときから十年間、修道院で暮らしてきたジェネヴラに、突然結婚話が持ち上がった。たとえ母が貴族でも、父を知らない私生児では縁談もないと思っていた。ところがなぜか有数の権力者であるノーサンプトン伯爵が、家臣の騎士を彼女の夫にしようと決めたのだ。相手が老人だろうが醜かろうが仕方がない――そう覚悟したジェネヴラだったが、花婿のセント・オーバン卿は数多くの戦地で武勲をあげた若い男爵で、馬上槍試合でも敵なしといった剛の者だった。そのうえジェネヴラの情熱を目覚めさせ、奔放な一面を引き出した。だが、すばらしいのは夜だけと知って、ジェネヴラは当惑した。なぜセント・オーバン卿はあんなによそよそしいのだろう?彼に求められていると思ったのは、錯覚なのだろうか?■妻への思いを抑えようとするセント・オーバン卿に、無邪気でひたむきなジェネヴラがとった行動とは……?サラ・ウエストリーが、イギリス人作家らしい、こまやかな筆致で中世貴族社会の結婚を描きます。 -
花嫁の反抗
■突然現れた、夫の弟と名乗る男。夫とうり二つの彼の正体は?■九カ月前、リアはリゾート開発会社の社長のジェラードと結婚した。豪華な邸宅、連夜のパーティ、ブランド物のドレス……。リアは夢のような新婚生活を送った。だが、一カ月もすると、派手なだけの生活は色あせてきた。ジェラードは仕事にかまけて、妻を顧みようとはしない。私は単なるお飾りにすぎなかったの? そんな疑問を抱き始めたとき、リアは偶然、ジェラードが友人に言った言葉を立ち聞きしてしまった。結婚を長くもたせるこつは、愛していない女と一緒になることだ――その言葉に傷つき、リアは家を出た。捜さないでと置き手紙を残して。それから六カ月、リアはクルーズ船の甲板員として自活していた。もうそろそろジェラードもあきらめたと思いはじめたとき、なんと、クルーズ船の客としてジェラード本人が現れた。ところが、その客はジェラードの双子の弟のギャレスだと主張する。確かに性格はジェラードと正反対だ。彼は本当に偶然ここに来たの? -
妻を誘拐?
■家出した妻の心を取り戻すため、なんと彼は妻を誘拐した!■エマとギャレットは結婚して十年。だが、今、エマは不信感でがんじがらめになっている。ギャレットが女性と抱き合っているのを見てしまったのだ。屈辱、怒り、悲しみ、さまざまな感情に駆られて、エマは大胆な行動に出た。ギャレットを酒と薬で眠らせ、その間に彼の頭を丸坊主にして家を出てしまったのだ。目覚めたギャレットはうろたえた。鏡を見て、さらに驚く。血が……。いや、これは口紅だ。頭を傾け必死に読み取った。〝離婚したい〟なんだって? どうしてこんなことに?考えるより先に、とにかく愛するエマを連れ戻さなければ。ギャレットは弟たちと相談し、ガードの固い親友の家にいるエマを誘拐することにした。■男らしくてセクシーでユーモラスなジェームズ家三兄弟の、愛と笑いに満ちたお話をお楽しみください。 -
私を愛したボディガード
■変質者の魔の手から守るため、彼が出したアイディアは?■旅行代理店で働くクレアは、ここ数カ月間、変質者からの電話や手紙に悩まされていた。旅行代理店のオーナー夫妻はそんなクレアの身を心配して、警備会社を経営する甥たちに、彼女の警護を依頼する。フィッツパトリック兄弟のうち、真っ先に名乗りを上げたのはライアンだった。十二年勤めた警察を辞め、兄たちの仕事を手伝い始めた彼は、クレアに会ってから、彼女にぞっこんだったのだ。「私は大丈夫。ボディガードなんて必要ないわ」だが、変質者が彼女の家にまで来ている危険性が発覚し、ライアンは、二十四時間彼女を守る口実として、爆弾発言をした。「二人がずっと一緒にいるのを怪しまれないために、僕たちは婚約したことにしよう!」 -
森の中の花嫁
■バレリーナの華やかな生活か、北の森での結婚生活か……。■悩むことなく、ディランは結婚を選んだ。人々の喝采を一身に受けて踊るバレリーナとしての生活を捨て、ロンドンでの都会生活を捨てて……。彼女が愛したのは北の森に住む森林専門家ロス・ジェファーソン。舞台を見に来ていたロスと一瞬のうちに恋に落ちたディランは、燃え上がるままに駆け足で結婚式を挙げ、すべてを捨て、止める友人たちも振り切ってロスの森がある北の地に向かった。そして、二人きりの幸せな暮らしが始まるはずだったのだ。だが、ディランはよく考えていなかった――近くに民家もない田舎での、仕事もなく友だちもいない、夫が帰ってくるのを待つだけの毎日のことを。 -
魅せられた伯爵
■地域と人々に尽くす領主ですって?嘘よ、本当の姿を暴いてあげるわ!■モリーは二十二歳。イングランドの田舎町、フォードカスターへ地元新聞の新人記者としてやってきた。華やかなマスコミの世界を夢見ていたのに、モリーの初仕事はチャツネの作り方を老婦人にインタビューすることだった。がっかりしながらも約束の場所へ急ぐモリーは、途中で対向車と衝突しそうになる。車から降りてきたのはびっくりするほどハンサムで横柄な男。いったい何者?「僕はアレクサンダー・ヴィリヤーズ・セント・オテル伯爵だ」伯爵ですって? モリーは上司の話を思い出した――地域のために働く志高い伯爵の……。彼のことだったのね。でも、この態度。それに突然のキス。人をばかにして!いい人なんて嘘よ。私が真実を明らかにしてみせるわ。 -
億万長者の誤解
レネイは父の会社を救うため、ろくに知りもしない男性との結婚に同意した。花婿は裕福で魅力的な男性だし、好きになれないはずはない。そう自分に言い聞かせても、心は沈むばかりだ。そんなある日、レネイはケイト・フォーチュンから、自分の牧場で静養してはどうかと勧められる。なかば強引に送り出されたような形で、レネイはワイオミングの牧場へと向かった。だがそこで待ち受けていたのは、予想もしなかった相手だった。 -
億万長者の求婚
この結婚は間違いだ。豪華なウエディングドレスに身を包み、手を震わせて牧師の前へと進みながら、ケリーは思った。ろくに知りもしない人と結婚するはめになるなんて。だが、目の前に立つ花婿マックを見たとたん、ケリーの心は不思議なときめきで満たされた。もしかして、彼と幸せな家庭を築けるかもしれない。マック・フォーチュンは責任感が強いことで有名だ。この結婚を決意したのも、一族にかかわったがために命を狙われているケリーの身を守るのが目的だった。たとえ、花嫁が期待に満ちた目で僕を見ようとも、誰のことも愛せるわけなどないのだ。 -
疑惑のフィアンセ
■信頼すらないプロポーズ。その目的は、花嫁の監視。■一生裏切り者の烙印を押されたままでも、もうコネリー家とかかわってはいけない。グラント・コネリーの秘書シャーロットは黙って姿を消し、場末の食堂(ダイナー)でウエイトレスとして働き始めた。愛するレイフにも二度と会えないかもしれないけれど、彼と過ごした一夜の証はしっかりと刻まれている。この子と二人、ひっそりと生きていこう。だが、レイフ・コネリーには事態を静観するつもりなどなかった。シャーロットの妊娠を知った今、取るべき道は一つだ。たとえ、コネリー家に対する陰謀に加担した女であろうとも、妻として迎え入れるほかはない。レイフは彼女の勤める店へと乗り込んだ。 -
愛しすぎた女
★深淵をさまよう男と女。二人がたどりつく先にあるのは……。★観光客でにぎわう、ハロウィーン間近のニューオリンズ。モリーがこの街を訪れたのは、休暇を楽しむためではなかった。妹のクレアが“フレンチ・クォーターの殺人鬼”の犠牲になったのだ。最近は疎遠だったとはいえ、モリーは妹の死の瞬間を感じ取った。クレアは私に訴えかけている――早く犯人を捕まえて、と。事件の担当刑事アランに捜査協力を申し出たモリーだったが、歓迎されるどころか冷たくあしらわれてショックを受ける。セクシーに乱れた髪、無精髭、そして無愛想な態度。怒りだけではない奇妙な胸の高まりを覚えて、モリーは動揺した。気をつけなければ。彼はある意味、犯人よりも危険すぎる……。 -
ウィークエンド・ロマンス
密かに憧れていた社長ジャックが美人女優と婚約し、秘書のハンナは憂鬱な日々を過ごしていた。しかも婚約パーティで、その女優がとんでもない悪女と知ったのだ!なんとかして魔の手からボスを守れないかしら……そう考えていた矢先、ジャックが事故に遭ってしまう。慌てて病院に駆けつけたハンナは医師から、彼が過去6週間の記憶をそっくりなくしていると知らされた。もちろん、婚約者が誰なのかも覚えていないらしい。病院から彼を引き取る人間が必要になったとき、ハンナはとっさに口にした――自分が彼の婚約者だと。 -
囚われた秘書
■暴君のような上司と同じ家で暮らすなんて……。■ショーナは数年ぶりに外国からロンドンに戻り、特技を生かせる社長秘書の仕事を手に入れた。給料も申し分ないうえ、住居まで提供されるという。しかし、雇主となるマックスは鼻持ちならない男性で、仕事を始める前にショーナにこう警告した。君の前任の秘書はボスに恋して仕事を失った、と。心配いらないわ。ショーナは心の中で言い返した。いくら人気雑誌で“結婚したい男性五十人”に選ばれたとしても、私はこんなうぬぼれ屋の男性になんかまったく興味がない。だが、ショーナの自信はすぐに打ち砕かれた。提供される住居とは、会社の最上階の豪華なペントハウス。ショーナはボスと一つ屋根の下で暮らすことになったのだ! -
買われた結婚
■私は子供を産むために選ばれた女。彼に愛されることを願っても無駄なのだ。■大企業の最高経営責任者(CEO)ブライス・テンプラーは、気ままな独身生活を謳歌していたが、ついに結婚を決意した。重病で余命わずかな父親に、妻をめとって子供をもうけなければ会社の経営権を剥奪すると脅されたのだ。しかし、ふさわしい候補者はなかなか見つからない。そんなとき、ブライスは本社会議で一人の女性に出会った。サニーという名の、明るくて温かい女性だ。ブライスは彼女を密かに花嫁候補と決め、夕食に誘った。だが、サニーは雲の上の男性から招待されておじけづき、今にも逃げ出してしまいそうに見える。ブライスは自分に言い聞かせた。事を急ぎすぎるな!ゆっくり説得して、僕との結婚に同意させるんだ。 -
シークに魅せられて
■いったいどういう人なの!女性はみんな自分の所有物だと思っている。■ローズは親友の結婚式で、エキゾチックな男性に声をかけられた。シルクの衣装をまとい、漆黒の髪と瞳を持つ彼は、なんと中東の王国マラバンのハリム王子だった。愛人が数えきれないほどいるという、もっぱらの評判だ。目の前に立たれただけで、その強烈な魅力に息が苦しくなる。ローズは執拗にデートに誘われたが、ひたすら断り、逃げるように式場をあとにした。惹かれながらも、ひどく危険な雰囲気を感じたのだ。ハリムは初めて女性に拒絶されたことにショックを覚えていた。そんな女がこの世にいたとは。腹立たしいが気をそそられる。なんとしてもローズを口説き落としたい。ハリムは側近に命じた。「彼女の住所をすぐに突きとめろ!」 -
暴君に恋をして
デッキの上に、女性が倒れているのが見える。マルディビノ公国の王子ニコは船に飛び乗り、黄褐色の髪をした美しい女性を助け起こした。ビーチハウスに運び、一昼夜つきっきりで看病すると、彼女はようやく意識を取り戻した。エラと名乗るその女性は、彼が誰か知らないらしく、物怖じしない態度で接してくる。ニコには新鮮な驚きだった。このまま正体を隠し続け、普通の男として恋を楽しむのはどうだろう?★地中海に浮かぶ島国マルディビノ公国の三人の王子たちの恋を描く三部作<地中海の王子たち>がスタートします。第一話は、危険と冒険を愛する三男ニコ王子の物語です。★ -
魅惑の仮面舞踏会
ミス・茶ねずみ――フィリーの憧れのボス、ダミアーノは、不格好な彼女をそう呼び、哀れむような目を向けるだけだった。だが、そんな彼女に、夢のような出来事が訪れた。会社主催の仮面舞踏会でクレオパトラに扮すると、あろうことか、ダミアーノが近づいてきたのだ。彼は絶世の美女を崇めるように見つめ、フィリーをパーティ会場の奥の部屋へと誘った。どうしよう。仮面をはずしたらわたしだとわかってしまう。フィリーは仮面をつけて正体を隠したまま、彼が約束する楽園へと飛び立った。 -
愛を捨てた理由
新社長の姿を見て、ケイトはわが目を疑った。五年前、残酷にも、ほかに女性ができたと告げて彼女のもとを去った元夫のショーンだったのだ。今でも心は血を流しているというのに、彼の下で働くことなどできないわ!ケイトはその日のうちに退職願を出して帰宅したが、ショーンはなぜか家にまで押しかけてきた。「昔のことを何も覚えていないというのか?」彼はそう言うと、いきなりケイトを抱き寄せた。 -
美しき侵入者
■僕のベッドでいったい何をしてるんだ?その声に彼女はぼんやりと目を覚ました。■村の電子部品の工場が競合企業に買収され、閉鎖される――そんな噂を聞いてジョディは黙っているわけにはいかなかった。彼女は村の小学校の校長で、生徒の親の多くは工場で働いている。工場が閉鎖されれば従業員は村を出ていき、生徒数が少なくなれば小学校も廃校になってしまう。工場を買収した企業の社長レオ・ジェファーソンを説得すれば……。とはいえ、まともな方法では大企業のトップに面会できそうにない。ジョディはしぶしぶながら大胆な行動に出た。従兄の助けを借りてレオが滞在するホテルのスイートに忍び込み、部屋に戻ってくる彼を待ち伏せしようというのだ。学校を守るためよ。手段を選んではいられない! -
アラビアの花嫁
■大事に育ててきた従姉の忘れ形見に、王家の魔の手が忍び寄っていた。■従姉のエリカと同居していたフレディは、遊び回る従姉に代わって、彼女の子ベンの面倒を見てきた。だが、エリカの事故死でそんな暮らしが一変する。フレディはベンを自分の手で育てたいと願うものの、定職を持たないので生計を支える手段がなく、ベン父親が送ってくる多額の養育費に頼る日々だ。思案に暮れるフレディの前にある日、見知らぬ男性が現れた。クアマール王国の皇太子ジャスパー・フセインなる人物で、ベンの父親の弟だという。「母親失格の君からベンを保護するのが僕の役目だ」驚くフレディに、皇太子は甥を国に連れて帰ると宣言した。わたしをエリカと間違えているんだわ。戸惑いつつも、ベンと別れたくないフレディはある奇策を思いついた。■ヒーローはアラブの王国の皇太子。ヒロインのフレディはハンサムな彼に一目で心を奪われますが、彼の傲慢な態度に反発を覚え……。エキゾチックな雰囲気たっぷりです! -
脅迫結婚
■本当はまだ彼を愛している。だから、彼のとんでもない提案に従うしかなかった。■イモジェンは十八歳の時、ドラッコと婚約した。十歳年上で、亡き父の右腕とも言われていたドラッコは、子供のころからイモジェンの憧れだった。すばらしい男性、そしてやっと実った初恋。彼女は幸せを感じていた。だが結婚式の日、義母がドラッコとのただならぬ関係をほのめかし、それを否定しようともしない彼に失望して、イモジェンは教会から走って逃げた。四年後、一度は放棄した父の遺産がどうしても必要になり、イモジェンは弁護士と連絡をとって故郷に帰ることにする。待ち合わせ場所に現れたのは――ドラッコだった。とまどうイモジェンにドラッコは言い放った。「君と僕はまだ婚姻関係にある。妻として、君にはぼくの子供を産んでもらう……」 -
ポーシャの二都物語
■複雑にからみ合ってしまった運命は、ある日、突然あなたへと近づけてくれた。■「ホワイトフライアーズ不動産です」ポーシャはオフィスにかかってきた電話に答えた。「明日パリを発って、おたくの物件を見に行くつもりだ」声の主は男性でフランス人。ひどく横柄な感じがする。ポーシャはどの物件が見たいか尋ね、その返事に凍りついた。タレット・ハウスですって……? かつて彼女が住んでいた屋敷。不意に、屋敷のキッチンから立ち上る黒い煙が脳裏に浮かび、遠い昔に失われた、いまわしい事件の記憶の断片がよみがえる。そこはポーシャが、二度と足を踏み入れたくない場所だった。「もちろん、きみが一緒に来てくれるんだろうね?」このときからポーシャは、謎めいた男へと確実に近づいていった。彼もまた、その屋敷にまつわる出来事で、大きく人生を狂わされた一人だと知ることもなく……。 -
罪深い肖像画
■天にも昇る心地でプロポーズを受けた。それが地獄の始まりだった。■エミリーは家族から愛をそそがれずに育ったため、内気で自分に自信を持てず、容姿にも劣等感をいだいていた。だからポルトガルの名門モンテイロ家所有の屋敷で働いていたとき、銀行家である当主のデュアルテから求婚されたときは心から驚いた。予想に反し結婚式はごく簡素で、自分が二人目の妻だったことも判明する。ポルトガルの本邸に移り住んだエミリーを待っていたのは、屋敷じゅうに飾られた前妻の肖像画と前妻の母の反感に満ちた目だった。孤独と惨めさに打ちのめされていたある日、エミリーは夫から、あらぬ不倫の疑いを受ける。彼は離婚を望んでおり、子供が生まれたら引き離されると聞いて、エミリーは妊娠中の身をおしてイギリスに逃げ帰る。もう二度とポルトガルには戻らず、故国で暮らすつもりだった。 -
ときめきの宝石箱【mirabooks版】
没落寸前の令嬢が欲しいのは煌めく宝石より、あの人の心。キャンディス・キャンプ名作復刊!19世紀英国で生まれた小さな恋の物語。 父親が他界したことで一族が没落寸前の憂き目にあい、貴族令嬢カサンドラは途方に暮れていた。窮地をのりきるには一族に代々伝わる財宝を見つけだしたいが、それには宿敵ネビル家の協力が必要。財宝の隠し場所を示す地図の半分は彼らが持っているのだ。意を決したカサンドラはネビル家当主フィリップに会うべく、彼が出席するパーティへと赴く。けれどフィリップは名だたる放蕩者で、その出会いは一筋縄ではいかず……。 *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品のmirabooks版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
王子様は、ある日突然【ハーレクインSP文庫版】
醜いあひるを白鳥に変えたのは、ハンサムで裕福な、大人の男性。 意地悪な継母のせいで、オードリーは自分に自信がない。浮気をした恋人を喫茶店に呼び出して別れを告げたが、“取り柄のない退屈な女”と逆に口汚く罵られてしまう。たしかに私は不器量だし、つまらない女だけど、でも……。そこへ、一人の男性が颯爽と現れた。容姿端麗で裕福そうな彼は白馬の騎士さながら、わめき立てる元恋人を見事なまでにやりこめてくれた。彼はエリオットと名乗り、オードリーを自宅まで送ると、絶世の美女を見つめるようなまなざしで、熱烈なキスをした! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
9カ月目の再会
彼の怒りも罰も、私が受ける。でもどうか、この子は拒まないで……。 スカーレットが秘書として仕えていた億万長者が亡くなった。その遺言書が開示される日、彼女は絶体絶命の状態だった。今日は遺族の一人として、スペイン富豪ハヴィエロも現れる。かつて私は自分の想いを抑えきれず、彼に純潔を捧げた。でもハヴィエロは私を、亡き父親の愛人だと疑っていた。だから別の女性と婚約したのだ。私になんの感情もなかったから。そんな人に言えるの? おなかの子はあなたの子だと。いいえ、言うのよ。スカーレットは化粧室の個室で涙をこらえた。たった今、破水したからだ。もうすぐ赤ちゃんが生まれる――。 ■大評判のミニシリーズ〈7つの愛のおとぎばなし〉。今作は『美女と野獣』がテーマです。陣痛が始まったヒロインはついにヒーローに助けを求めます。しかし彼は逆に「本当に僕の子か?」と問いつめ、ヒロインを悲しみと絶望の淵に追いやるのでした。 -
壁の花は子爵の許嫁
わたしだけが知らなかった―― 父と子爵の、都合のいい密約を。母亡きあと、ネルはずっと父親とおばに疎まれてきた。 寄宿学校から帰省するたびにいじめられ、慰めは、大好きな乗馬だけ。 ある日、ガブリエル・ハンターという子爵が父を訪ねてきた。 レディらしからぬ振る舞いで乗馬の腕を披露したネルは、 案の定、おばにこっぴどく叱られた。子爵の目の前で。 ネルは初めておばに楯突き、家を飛び出すと、寄宿学校に逃げ帰った。 4年後。成人したネルは、父からの手紙で衝撃の事実を知らされる。 なんと彼女は婚約しているというのだ――かの子爵、ハンター卿と。 まだ17歳だったあの日、ハンサムだが暗い影を落とす子爵の瞳に覚えた 胸のざわめきが、ふいにネルの全身によみがえった。 -
地下室の令嬢【ハーレクインSP文庫版】
灰かぶりの乙女への愛なきドクターのプロポーズ 両親を事故で亡くしたアラベラは、生活を一新する必要があった。慣れ親しんだ田舎を離れ、ロンドンに出てきた彼女は、偶然見つけた求人にすがるような思いで応募した。医師であるタイタスのオフィスの地下室に住み込んで、管理人として日々の細々とした雑務を引き受けるのだ。採用されたアラベラは、すぐに有能ぶりを発揮する。そんな彼女を見て、身を固めることを考えていたタイタスは、ふと妙案を思いついた。彼女は“妻”としても有能に違いない。突然の雇い主からの求婚に、アラベラは驚くと同時にときめいた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
花嫁の持参金【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
修道院の中で夢見ていたのは、形だけの結婚なんかじゃなく……。 リリスは10年暮らした修道院を出て、故郷に向かっている途中で、双子の悪童にさらわれ、見知らぬ城へと連れていかれた。理由もわからぬまま物置部屋に囚われ、リリスは困惑した。父の決めた許婚と結婚するため実家へ戻るはずが、なぜこんなことに?やがて姿を現した城の主は、ガイアの領主アレクサンダー。その大柄な美丈夫の騎士を見て、リリスは思わず身を震わせた。聞けば、リリスの故郷の川下にあるこの地では、彼女の父が上流を堰き止めたせいで、暮らしが成り立たずに領民が苦しんでいるという。くだんの上流の土地がリリスの持参金と知ったアレクサンダーは、断固として宣言した。「結論を出した――私とそなたは、結婚する!」 ■修道院を離れてようやく自由になったとたん、囚われの身になる不運に見舞われたリリス。強引なアレクサンダーに反発を覚えながらも、運命を受け入れるしかないと悟った彼女は、花嫁衣装に身を包みますが……。鮮烈かつ伝説的なドラマティック・ヒストリカル! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
知られざる公爵夫人
うち捨てられた花嫁は、小さな命を守り続けた。 ついに見つかってしまった。でも、娘の存在は知られていないはず……。辺境の地で馬上の夫と遭遇したロザリンドは、必死で動揺を押し隠した。今や公爵となった夫アッシュは駆け落ちした8年前より魅惑的だが、人が変わったように傲慢な口調で正式な離婚を要求してきた。次は君とは正反対の、平凡で従順な妻を娶るつもりだと言って。ロザリンドは手続きを進めることに同意し、大慌てで帰宅した。しかし、愛娘のジェニーは遊びに行ってしまっていた――よりによって、アッシュが泊まる宿の馬小屋に。ひと目でジェニーを我が子と悟り、アッシュは前言を撤回した。「あの子をとりあげられたくなければ、僕と一緒に暮らすんだ」 ■公爵領へ向かう道中、反発し合いながらも強烈に惹かれ合い、めくるめく夜を過ごすふたり。互いへの誤解は解けぬまま到着した領主館でジェニーが命を落としかけ、ふたりの心は急速に近づいて……。幼すぎたひたむきな恋が8年越しに昇華する、熱く切ない愛の軌跡。 -
公爵と氷の微熱
崖っぷちの令嬢が通いはじめた、“秘密のレッスン”のお相手役は……。 「今夜から、高級娼婦に教わるのです。男性を魅了する方法を」厳格な母のものとは思えない言葉に、エレナーは耳を疑った。衝撃さめやらぬエレナーだったが、破産寸前の伯爵家を守るためには“氷の女王”のあだ名を払拭し、今季中に結婚するしかないと言われ、やむにやまれず仮面とかつらで変装をして所定の館におもむいた。出迎えたのは麗しい“女性講師”と、すばらしくハンサムな紳士だった。チャールズと名乗る彼は、エレナーの相手役を依頼されたのだという。レッスンが始まり、教えをひたむきに実践するエレナー。だが、そのときの彼女には知るよしもなかった。チャールズが公爵であることを。そして、亡き父の宿敵であることを。 ■互いの魅力に抗いながら続けたレッスンの成果で壁の花を卒業し、チャールズへの想いを押し隠して紳士たちと踊るエレナー。しかしある夜会で知人に秘密を暴露され、母娘は社交界を追放されて……。叶わぬ愛を夢見た乙女の、熱く儚いドラマチック・リージェンシー。 -
かりそめの妻の片思い
この奇跡の子を私は産みたい。たとえ彼が我が子だと認めなくても。 セイディはロンドンの不妊症クリニックに勤務していたが、誤って顧客の精子サンプルを処分してしまい、即刻解雇された。謝罪のためにギリシア富豪ネオを訪ねた彼女は、震えあがった。男らしく精悍なネオは、もう子供をつくれない身だというのだ。怒りを爆発させながら彼はセイディを追いつめ、誘惑する。これは私に与えられた罰なの? 彼女は甘い炎に身を投じた。だが事後、彼の態度は一変する。「二度と目の前に現れるな」2カ月後、驚いたことにセイディは身ごもっていた。訝しがりながら、ネオは子供のためと便宜結婚を申し出るが……。 ■脈々と受け継がれるハーレクイン・ロマンスの伝統を守りつつ、現代的なアレンジを加え、読みやすく仕立てた作品に定評のあるマヤ・ブレイク。今作では重病の母を抱えて困窮していたヒロインの、思いがけない妊娠から始まるドラマティックなロマンスを描きます。 -
永久なる誓い
男たちは皆、麗しの姉を崇拝し、日陰の妹を蔑んだ――あの騎士以外は。 国王の友人サー・ブライズが、美しい姉に求婚しにやってきたとき、レベッカは純粋な好奇心から、門番に扮して彼を出迎えた。少し言葉を交わしただけなのに、彼女の胸の奥は甘くうずいた。その後、サー・ブライズは、晩餐の席にいる“門番”改め令嬢レベッカに、そして白鳥のように麗しい彼女の姉の姿に、とても驚いた様子だった。姉と違い、私のところへは誰も求婚しになんて来てくれない……。せっかくサー・ブライズに踊りに誘われても、足が不自由なレベッカは断るしかなかった。たまらず礼拝堂へ向かい、思わず切なさを吐露する。「ああ、神さま。どうか私の頭から彼のことを消し去ってください!」すると背後で音がし、人影が――サー・ブライズが、そこに立っていた。 ■サー・ブライズが囁くだけでたやすく女性を落とせると噂の騎士とは知らないレベッカですが、彼のとてつもない魅力を本能的に感じ取ります。彼がレベッカを蔑むことなく一人の人間として認めてくれたことで、想いは募るばかり。けれど、彼は姉の求婚者で……。 -
幻の乙女と仮面の花婿
憎いのは、君を愛していたから。言えなかったのは、あなたを愛していたから。 母が家政婦をする家の主の援助で、ギリシア人の少年テオは、貧しい生い立ちを蔑まれながらも名門校で勉学に励んでいた。ある日、入学してきた可憐な少女ソフィアと恋におち、夢の時を過ごすが、半年後、突如彼女は姿を消した――。10年後。ソフィアは花婿候補と会うため仮面舞踏会を訪れた。だが2人めの花婿候補にも落胆したとき、現れた白い仮面の男性に磁力で引き寄せられるように誘われ、ダンスを踊りだす。仮面越しに見える茶色の目。まさか……テオ? あなたなの?今や富豪となった彼の瞳にはしかし、怒りの炎が宿っていた。 ■今作の日本語タイトルは、ハーレクイン公式Twitter上で、読者の皆さまの投票によって決定しました。バージンヒロインのピュアな恋物語を厳選してお贈りする“~純潔のシンデレラ~”。あのリン・グレアムの愛弟子ピッパ・ロスコーが綴ります! -
残酷な秘密【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
雷雨の中、帰宅を急ぐサラは道に飛び出し、車に轢かれそうになった。運転していたのは町の名士で実業家のジェイク・ホーガンで、彼からお詫びの花束が届き、翌日にはわざわざ様子を見に来てくれた。紳士的なジェイクに、サラは生まれて初めて胸のときめきを覚えた。でも、私のような、幼い娘を育てている女に、彼は興味なんてないはず。それに、私には誰にも言えない秘密が、男性と親密になったら打ち明けないわけにはいかない秘密がある……。恋心を止めたいサラだったが、会うごとにジェイクに惹かれ、雷鳴に怯えていたある夜、彼になだめられるうちに一線を越えてしまう。そして、露見した――彼女がまだ、純潔の身だったということが! ■〈薄幸のシンデレラと幼な子〉と題して、やむにやまれぬ事情で小さな子供を育てるヒロインと大富豪とのロマンスを特集します。幼い少女の“母”として生きてきたサラの秘密の真相とは――? ベテラン作家キャサリン・ジョージの、優しくて切ない名作です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
富豪一族と愛の忘れ形見
亡き姉の小さな忘れ形見。せめて父親の名を知りたくて……。 姉を亡くして1年余り、ナタリーは遺された甥を引き取ることにした。だが姉は未婚のまま産んだ幼子の父親が誰か明かしてくれず、ナタリーは甥にいつか教えるためにも、まず父親捜しから始める。わずかな手がかりをもとに、彼女は由緒ある公爵領を訪れた。ここの葡萄園で働く誰かが、甥の父親の可能性があるのだ。臨時の仕事に応募したナタリーは、面接官のドミニクを見て息をのんだ!深みのある黒い瞳と黒髪が、怖いほど甥に似ている。まさか……。でも、この公爵家出身の大富豪には、風貌のよく似た兄といとこがいて、姉が恋におちた男性が3人のうちの誰であってもおかしくなかった。 ドミニクでありませんように。ナタリーはいつしか、そう願っていた。 ■大スター作家R・ウインターズが、情趣豊かな南仏プロヴァンスを舞台に、胸に響くシンデレラ・ロマンスを書き上げました! 真実がわかるまで、甥の父親捜しをしに来たことをドミニクに伝えられないナタリー。秘密を抱えたままなのに、恋心は止められず……。 -
燃えるルビー
薬指のルビーは囚われの身の証。愛しても報われることなどないのに…。 「弟との結婚をやめろ」式当日に花婿の兄クィンに命じられ、純白のドレスに身を包んだペイジは凍りついた。どうやらクィンは、ペイジの父親が彼ら一族の会社で横領を働き、その罪をごまかすために娘を嫁がせるのだと疑っているらしい。確かに父の強い勧めもあって半ば強引に決まった縁談だが、ペイジにはとうてい信じがたい話だった。一方、ペイジも共犯だと思いこんでいるクィンは、反論にも耳を貸さず、さらにとんでもないことを言い出した。君たち父娘の策略から弟を守るため、僕が君と結婚する、と。 -
百万ドルの花嫁
18歳の誕生日、ペトラは気鋭の投資家ケイン・フレミングと恋におちた。彼はペトラの若さを案じて関係を深めようとはしなかったが、やがて彼女の一途な願いが叶い、二人は年の差を乗り越えて結婚した。だがある日、家に帰ってくるなりケインは衝撃の事実を告げた。ペトラの伯父が、100万ドルの借金を申し込んできたという。しかも、ペトラが結婚したのは、金のためだと断言して。そしてケインは反論の余地も与えず、彼女に出ていけと言い渡した。あれから8年。その彼がペトラの前に現れ、借金の返済を迫った。100万ドルなんて、とうてい無理よ……。青ざめるペトラに、ケインは言った。「僕と再婚するという方法もある」 ■〈疎遠の二人、よみがえる愛〉と題して、一度は離れてしまった夫婦の愛の復活物語をお届けします。若くて繊細なヒロインと、裕福で無慈悲なヒーローを描いて人気の、R・ドナルドの秀作。一方的に捨てられた幼妻ペトラは、ふたたびの結婚で幸せになれるのでしょうか? -
置き去りの野の花
野の花として恋をしたい。乙女の願いは、打ち砕かれ……。 小児病棟でボランティアとして働くファウスタは、病院の食堂で見かけた美しい医師ニコに胸をときめかせた。やがて、言葉を交わすうち、彼も憎からず思ってくれていることを知る。実はファウスタは王家に生まれたが、密かに一般人との結婚を夢見ていた。ニコは人柄もすてき。知れば知るほど、彼を好きになっていく……。孤児として育ったニコは、ずっと実の親を捜しつづけていた。出自もわからずに、王女であるファウスタと結婚など考えられなかった。だがある日、ニコのとんでもない出生の秘密が明らかになる――なんと彼は、最近亡くなったさる国の王の、落とし胤だった! ■かねてよりファウスタは普通の人を好きになって、普通の人生を送りたいと願ってきました。ニコと運命の出逢いを果たした喜びも束の間、彼が王族の血を引き、しかも王位を継承する可能性も出てきて……。『終わらない片思い』『とだえた皇太子の手紙』の関連作。