光文社文庫の検索結果

  • 三人の賢者
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    エアライン・日空ビルの28階取締役室。そこでは名誉会長、会長、社長、3人の老人が、後継社長人事をめぐって暗闘を繰りひろげていた。トップの確執を、社員は息を詰めて見守った。前途に不安を抱き緊張がみなぎっていた……。「その女、スパイかもしれないぞ」上司の邪推に、経営企画室の岡弘文はたじろいだ……。巨大企業の中に息づく人間群像を鮮烈に描く力作。
  • 私刑(リンチ)~七人心中~
    3.0
    一代で財を成した栗山悠輔。彼の何よりの誇りは、医大に通う美貌の娘・千恵だった。ところが、妻ある大学講師・園田逸雄に処女を奪われ妊娠、自殺未遂……。そして、園田のバラバラ死体が発見された! 栗山父娘は絶対的なアリバイに守られている! ベテラン刑事・鳥居執念の追及。捜査陣が真犯人を追い詰めたと思ったとき、意表を衝くドンデン返しが待ちうけていた。
  • 霧の殺意
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    一月も終わりに近いよく晴れた朝。夫を送りだした奈美子は、宅配便のためドアを開けた。一人と思っていた配達の男は二人だった。突然、一人の男が奈美子にナイフを突き付け、もう一人の男は、持ち込んだ段ボール箱から撮影機材を取り出した。「奥さん。裸になってもらうよ」……!? 凄まじい凌辱と溢れる官能の渦!
  • 恋 盗 人
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    「妻が殺された!」愛人・杉正彦の声が凶々(まがまが)しく響く。不安におののく細川知子は、杉と二人でひそかに死体を埋めた。だが、「犯行と情事は知っている」という脅迫状が! 脅迫者の要求はとめどなく、金策に苦しむ知子。二転三転の運命に翻弄される知子を襲う、衝撃のドンデン返し! 女の性を描く傑作サスペンス・ミステリー。
  • 黒部ルート殺人旅行
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    大日本住宅の開発技術部長・西崎良二は、黒部アルペンスキー行で、娘・真貴子の目前で突然姿を消した。数日後、彼は立山連邦の新雪の下で爆殺死体となって発見された。真貴子の依頼を受けた横浜地検・香山検事たちの周辺に出没する黒い影の正体は? 西崎の眠る黒部ルート。そこは、かつて彼が青春の秘密を埋めた場所でもあった! 〃時間差〃トリックの妙!
  • 葬 送 曲
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    「親父が殺された。霊柩車に遭ったときに、親指を隠さなかった罰らしい」――なにげない親子の会話が、中学時代に友人からもらった不吉な手紙を思い出させた。それは迷信だと、一笑に付すことができない人の心。(「自信家」)ほかに「会葬者」「副葬品」など、短編の名手が、人の死の前後のさまざまなドラマを、ウィットあふれる筆致で描く、珠玉の連作ミステリー。
  • 感染性求愛症
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    野城(のしろ)は、街に、官能をくすぐるような匂いが漂(ただよ)っているのに気付く。そこに、腰をくねらせ、うずくまる女性がいた。野城は声をかけ、思わぬ展開でホテルへ。女もある匂いをかぎ、我慢できなくなってしまったと言う。そして、同じ症状に見舞われる女性が次々と現われ……。これがアメリカで報告された感染症なのか!?
  • 奥義・殺人剣
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    秘剣、邪険、妖剣――剣の「道」を究めんとする男たちが編み出す必殺の「技」。一瞬の見切りで肉を斬り、骨を断つ。彼らは生死の境に命を懸ける緊張感、いわば血の陶酔感の虜となる。男女の愛憎や復讐に燃える凄まじい怨念の果てに辿り着く剣とは、奥義とは、何であろう……。 赤穂浪士の討ち入りの背景に隠された人々の苦悩にも焦点をあてて描く、密度の高い傑作集。
  • 魔 豹 人
    3.5
    疾風のような脚(スピード)と研ぎすまされた牙(パワー)をもつ水月豹馬。この妖異な能力(ちから)を秘めた超A級用心棒(バンサー)が、ふとしたことからヤクザの抗争にまきこまれた。その背後には、古代日本の〃伝説の種族〃の超技術を狙う陰謀が? 秘密の鍵を握る美少女を守る豹馬! 怪人物〃御前〃が送り出す人外の魔人たちとの奇怪で壮烈な死闘が始まる! 痛快無比、容赦なく面白い傑作!
  • 魔性迷宮~魔界都市ガイド鬼録(リポート)~
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    魔界都市〈新宿〉の居酒屋で、結婚詐欺師がくすねた風呂敷包み。それがとんでもない厄災をもたらし始める。街のあらゆる神社が不審火で燃え、謎の自殺事件が頻発……。風呂敷包みを巡り、美しき不死の殺人鬼・八千草飛鳥、新宿警察・屍刑四郎(かばねけいしろう)刑事らがせめぎ合い、街は混乱の渦に。包みの中味は? そして新宿ナンバーワンガイド・外道棒八(とみちぼうはち)は、街を破滅の淵から救えるのか?
  • 殺人理想郷~北多摩署純情派シリーズ6~
    1.0
    「一本の木に三人の首吊り死体!」。東京・国立市で発見された奇妙な事件現場。そのうち一体には、明らかな殺人の痕跡があった! 駆けつけた北多摩署の刑事・相馬と蟹沢は、被害者の金融業者・飛田(とびた)の身辺を洗ううち、90億円にも上る巨額株券詐取事件に辿り着く──。南房総から淡路島へと事件を追う二人。そして新たな殺人が……。大人気シリーズ第6弾!
  • 人間消失~非法弁護士~
    3.0
    大阪城公園の「密室」から一人の男が消失した。尾行していた鉄平たちの目の前で……!? 詐欺を繰り返した挙げ句、恐喝者に怯(おび)えていた長谷部は、消えたのか、消されたのか?──やがて、謎を追う鉄平たちがつきとめた男・松山には、二つの名前と生活があった! 法を悪用して他人を欺(あざむ)く奴がいる。弁護士資格をもたないウラ弁護士・大淀鉄平が活躍する傑作推理!
  • 黄金の鍵~墨野隴人シリーズ1~
    3.0
    〃愉快な未亡人(メリー・ウィドウ)〃と呼ばれ、気ままな生活を送る村田和子。そんなある日、不思議な魅力をたたえた謎の中年紳士・墨野隴人(すみのろうじん)と知り合う。……時を同じくして、百年以上も前の不動明王の絵と埋蔵金の噂にからむ奇怪な連続殺人事件が発生。現場に残された一枚の小判とは!? 事件に巻き込まれた和子は墨野に助けを求めたが……。
  • 荒鷲デス・アタック
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    総理の特別SP、鷲津勇人(わしづはやと)。彼が、金井(かない)総理とともに、政界の黒幕・長渕日出造(ながぶちひでぞう)邸で見たものは、水晶でできた髑髏(どくろ)だった――。世界中に散らばる4つの水晶髑髏。その全(すべ)てを集めたものは、世界の王になれるという。最後の髑髏に魔の手が迫る! 荒鷲の前に現れた謎の美女・ミリアとは? 世界征服を企むゴッドキラーを壊滅せよ!
  • アルプス魔の山殺人事件
    -
    スイスに旅行中の行天燎子警部補が誘拐された!? 仕事も家事も忘れ、観光を楽しんでいた行天燎子と柊春子がなぜ事件に……? 早速、赤かぶ検事こと柊茂はスイスへ出張したが、慣れない海外で捜査は難航。そんななか、重要参考人の他殺死体がフェンデルン氷河で発見された! 赤かぶ検事アルプスに登る!?
  • 不連続線
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    吉本紀子の義母がカバン詰めの死体となって発見された! 死の直前の義母・静枝の呟き、福井県秋津村役場からの葉書、静岡県浜松市で診察を受けた眼科医院……一見無関係な義母の言動をたどるうち、紀子は過去の忌まわしい事件と、ある男性の名を探りあてる。だが、彼には鉄壁のアリバイが! 鮎川哲也が「一点の手ぬきのない作品」と評した傑作推理!
  • 寝台特急「ゆうづる」の女
    3.0
    青森駅に到着した「ゆうづる5号」の二人用個室寝台で、女の死体が見つかった。犯人は一緒に乗っていた男なのか。ところが、その男から警視庁宛に手紙が届く。自分が同室したのは、上野駅で声をかけられた見知らぬ女で、死体の女とは違うというのだ。彼は罠にはめられたのか? 真犯人の狙いは何か? 事件に隠された女の哀しい過去が、十津川(とつがわ)警部を翻弄(ほんろう)する。
  • 極道ソクラテス
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    大阪・通天閣をのぞむ街を根城にするソクラテスは、ヤクザも恐れる一匹狼の極道。が、近所の中学生・チエには頭が上がらない。チエに頼まれ金が必要になったソクラテスは、印刷屋・松本が金融屋に騙し取られた手形の回収をする羽目に。やがて背後に潜む組織の存在をつかみ、東京へ飛んだソクラテスに、さらなる陰謀と罠が襲いかかった! 長編ハード・ロマン。
  • まぼろし鏡~岡っ引き源捕物控(二)~
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    岡っ引き源次の縄張りで心中事件が!? だが、源次は二人の死体から殺しの匂いを嗅(か)ぎ取る。女は半囲いとして3人の男の妾(めかけ)だった。源次は、元同心・神子孫七(かみこまごしち)の助言で見つけた血染めの手拭(てぬぐい)と女の線から、下手人探しに奔(はし)る。そんな折り、またもや女の水死体が……。女は生前、鏡に向かい、呪文のようなものを呟いていた(表題作)。――巧みな物語構成で描く好評シリーズ。
  • 本日も誤診~医者のないしょ話~
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    「お婆ちゃんを一人引き取ってくれないかな」六(ろく)さんが困り果てて、やってきた。彼の飼い猫に傷物にされた雌猫の飼い主・鳴鐘(なるがね)きり子がその罰として、母親・春(はる)の世話をするように言ってきたのだ。六さんのために、私は自分の病院に春を引き取ることにしたのだが……(「愛の季節」より)。常に患者の立場に立ち、市井(しせい)の人々の視線を持ち続ける現役医師が描く、心温まる物語!
  • 沸点
    -
    椎名の経営するシンクタンクから幹部の吉永が引き抜かれた。仕掛けたのは椎名の旧友でリゾート会社社長の蓼科。五輪開催に沸く長野に進出した蓼科は、県下の観光事業を牛耳る成都鉄道に、なりふり構わぬ醜聞攻撃を開始。元部下が汚れた裏工作に利用された事実を掴んだ椎名は激怒──。親友との対決に向かう! 男の絆と死闘を描く傑作ハードボイルド!
  • 死闘
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    「カリスマは不要だ」そう言い切った経営顧問・椎名に、スーパー最大手「リュウマート」の会長・染谷は激怒した。その後、椎名を起用した担当者が失踪。椎名の周辺にも怪しい影が蠢き始める。それは、椎名たちを恐れた染谷が命じたことであった。やがて、椎名ばかりか、彼の部下・坂崎舞にも敵の毒牙が迫り……。そして舞台はタイへ──。息もつかせぬサスペンスが始まる!
  • 追われる刑事
    3.0
    貿易会社の専務、大西伸吾が自宅で殺された。さらに翌朝、女性の変死体が空地で発見され、身分証明書から、現職刑事・岩崎の一人娘、佳子(よしこ)と身元が判明。二人の死には、一体どんな関係があるというのか。……そして娘を殺された刑事は、犯人を突き止めるため、ひたすら捜査を続ける──。「石橋をたたいて渡らない」慎重居士(こじ)、近松茂道検事の鋭い推理が冴える!
  • おぼろ隠密記~妖(あやか)し小町 二 大奥騒乱ノ巻~
    3.0
    和菓子の老舗・華月堂は代々幕府の隠密。看板娘の橘華月も隠密名〃朧(おぼろ)〃を持つ。藩主が登城して、将軍から菓子を賜る〃嘉祥の祝賀〃の日に、将軍暗殺の企てが! 早速、仲間の宮本暁良、平賀拓海とともに、大奥に忍び込んだ朧に魔の手がのびる。水を自在に操る目鬘の太市、田沼意次の意を汲む謎の陰陽師・池原雲伯の策謀……。好評第2弾、渾身の新感覚時代小説!!
  • アメリカ本土決戦~戦艦“大和”米艦隊を殲滅す!~
    4.0
    昭和十六年十二月八日、日本軍は真珠湾(パール・ハーバー)を火の海と化し、アメリカ空母群を撃滅して太平洋の制海権を握った。この期を逃してはならない。山本五十六聯合艦隊司令長官は秘策を実行に移した。戦艦〃大和〃の鬼神のごとき大活躍。日本軍は怒涛のように、カリフォルニア沿岸に上陸を開始した! 一大スペクタクル架空戦史(イフ・ドキュメント)!
  • 大逆転!太平洋戦争を阻止せよ
    3.0
    〃太平洋戦争は回避できた〃と主張する大学助教授・西条秀彦のもとに、シミュレーション・ゲームに挑戦してほしいとの要請があった。二・二六事件、太平洋戦争などが起こった激動の昭和にタイム・スリップ! 首相となった西条は、陸軍の不信をかって、いきなり暗殺されてしまった……。戦争を阻止することは可能か? 小説の枠を超えた感動興奮の仮想現実小説(ヴァーチャル・リアリティ・ノベル)。
  • 恐怖の骨~サイコ・ホラー~
    4.0
    新宿区下落合のアパートの一室で不可思議な白骨死体が発見された。長椅子に横たえられた一体の黄白色の骨を鑑定するため、検死官・田代ゆり子は現場へ。検死の結果、骨年齢は80歳代の老年男性と推定されたが、歯型から判明した身元は24歳の青年だった……。さらに次々と事件が起こる。不可解な死に共通するものは何か? 若き女性検死官が、異常犯罪に挑む!
  • 京都先斗町殺人事件
    -
    祇園祭の夜、京都・鴨川べりの納涼床で奇怪な事件が起きた! 『月沢製薬』の宴会中、取締役の法務部長・鳴海正法が忽然と消えたのだ! しかも、彼のグラスからは青酸カリが検出された。死体なき殺人!?――捜査陣は『月沢製薬』のインサイダー取引との関連を追及するが、やがて第二の悲劇が……! 白熱する法廷シーン。
  • 偽装捜査
    3.0
    様々な人間の欲望が渦巻く街・渋谷。駅前の交番に勤務する巡査長・高知和仁(たかちかずひと)は、次々に起きる事件に忙殺される毎日を送っていた。バイク盗難の被害届を受けた高知は、背後に裏組織の存在を感じ取り、非番を返上して聞き込みを開始。ところが、捜査線上に浮んだ男は管内で刺殺体となって発見された……。交番勤務の警察官の視点で、現代社会の歪みを描く力作!
  • 黒いペナント
    -
    球場は熱気に包まれていた。日本シリーズの開幕だ。観客の予想はラビッツの優勝。だが車引烈(くるまひきれつ)はエレファンツの勝利を信じる。彼はラビッツの名野手らを〃エラー1回50万円、三振1回10万円〃といった罠に掛けていた。八百長試合は果たして成功するか? 野球通だった有馬が、推理手法で読者を魅了した。その興奮がいま再び甦る!
  • 遺書配達人
    -
    昭和十九年夏、上海で発病した西山民次は死地に赴く十三人の遺書を預かり内地に戻った。息子の帰りを待ちきれず息絶えた『墓の女』から、本人に直接遺書を手渡すことになる『受取人なし』まで、西山の辿る八年間が十四話から成る。西山は有馬自身だ。「戦争体験の風化を厳しく告発した」という著者の言葉が新鮮に甦る名作!
  • 永遠の途中
    4.1
    広告代理店に勤務する薫(かおる)と乃梨子(のりこ)は、同期入社。仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。どちらも、同僚の郁夫(いくお)に恋心を抱いていたが、ささやかな駆け引きの後、薫が郁夫と結婚して主婦に。乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。歳月は流れ、対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまうふたり……。揺れる女性の心をリアルに描く長編小説。
  • 冬になる前の雨
    3.0
    何度電話しても、彼は出ない。志保(しほ)は、敦雄(あつお)の気持ちが自分から離れていることに気付いていた。彼の心を取り戻したい。忘れることなんて出来ない。彼を独占したい。……方法は一つ。彼の骨を、砂時計に閉じこめてしまうこと――(「ひと時の砂」)。表題作を含む、愛(いと)おしく、そして凍り付くような16作品。『ぶたぶた』作者が描き出す、もう一つの代表作!
  • 撃  つ
    -
    自衛隊機が、日本領空に接近したロシア偵察機を誤って撃墜、ロシアと交戦状態に突入した。すでに日米安保条約を破棄、孤立していた日本に対し、ロシア軍は北陸地方に上陸。ロシア軍圧倒的優位の中、たった一人残された自衛隊の狙撃兵・次頭武顕(じとうたけあき)の熾烈な戦いが始まった! 戦場でしか生きられぬ男の孤独な戦いを圧倒的な筆致で描く、会心の冒険アクション小説!
  • 黄金戦線――聖王の遺産
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    お家復興の悲願に燃える、土佐一条家残党・段蔵は、四国の覇者・朝宗我部元親(ちょうそかべもとちか)から、阿波剣山に眠るというソロモン王の財宝探索を命じられた。お宝を餌に南蛮諸国を動かし、打倒豊臣を謀ろうというのだ。だが、既に噂を耳にした秀吉が動いている。一番乗りはどっちだ!? 豊富な資料を駆使して注目の新鋭が描く、壮大な一大伝奇巨編!
  • 人妻ですもの
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    いまや、〃人妻不倫〃が真っ盛り! 精和電器の宣伝課課長・織部太一は、幸運にも社長の次女を妻とした。だが、その妻も一年ほどで元AV(アダルトビデオ)男優と深い仲に……。織部は目には目をと、人妻社員たちに大接近。そこへ専務から「当社の人妻社員が企業機密を洩らしているらしい。その人妻を洗え」と感動の秘命が下る。 趣味が仕事となった。性愛文学の第一人者が見せる真骨頂!
  • 他人(ひと)のパンを狙え
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    ホーム電業の影近三兄弟。長兄は社長、次弟は副社長、末弟の宗佑は常務で、アメリカ現地法人の社長をしていた。独身の宗佑は、秘書と恋仲になり、「自分が死んだら会社の株を100株贈与する」という遺書をつくってやった。数日後、女は消え、彼は謎の転落死を遂げた!? ベストセラー『十年後』の著者が、恐怖の企業買収社会の到来を予見!
  • 会社喰い(マージャー)
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    199X年。アメリカ企業の、日本産業への狙い射ちが横行している。和光電機のコンピューターシステムに侵入した形跡が見つかった。副社長は優秀な調査員に徹底的に調べさせる。が、次々と起こる奇怪な事件。和光電機は危機に……! ベストセラー『十年後』の著者が、マージャー(合併屋)、ヘッドハンター(首刈り)の暗躍する、10年後のビジネス界を鋭く描く!
  • 異端の殺し屋
    -
    「島田左近は、おいが斬る!」 薩摩藩の志士・田中新兵衛は、勤王派にとって仇敵である左近の暗殺を決意した。成功すれば、その報酬で、惚れた女郎小りんに会えるのだ。――果たして、示現流の一太刀で、見事、左近の首は宙に躍ったのだが……。 ともに「人斬り」と称された新兵衛と土佐藩の岡田以蔵。ふたりの悲劇を描いた標題作のほか、著者会心の時代小説集!
  • 雨女
    4.0
    雨の日に限って、向津刑事が見かける美しい女。まさか、こんなときに出会うとは!?――大学教授が病いを苦にして首吊り自殺! だが、現場検証に訪れた向津は、不審の念を抱く。踏み台に使った火鉢を、重病の彼が動かせたはずがないのだ。そこへ、妻である彼女が……〃雨女〃が、現れた。(表題作)直木賞作家が描く、本格ミステリーのベストセレクト!(『ぼくたちの太陽』改題)
  • ダイヤル7をまわす時
    3.0
    戸根市にはびこる二つの暴力団・北浦組と大門組は、ことごとにいがみ合い、まさに一触即発。そんな時、北浦組の組長が何者かに殺害された! 果たして殺害現場で電話をかけたのは犯人か?(表題作) 奇術師としても高名な著者ならではのトリックを各作品にちりばめ、あなたに挑戦する〃犯人捜し〃。 推理ファン必読の珠玉の短編集!
  • 奇跡の男
    3.0
    六十人を越す死者が出たバスの転落事故で、たった一人生き残った男…宝くじを買えば、その賞金の十倍という袋くじの特賞に当たる。果たして、この世の中にそんな男が存在するのか? 写真週刊誌の記者・白岩百合子は、彼に興味を持ち、追跡を開始するが……(表題作) 小気味よい推理短編の醍醐味!
  • 空中の選択
    5.0
    「おもしろい人生だった――」漁船でひしめき合う〃海の銀座〃で、一枚のメモ紙が、腐乱死体から見つかった。身元は、かつてS商事でベトナムに赴任して以来、消息不明となっていた秋元厚朗だった。誘拐? 逃亡? そして自殺? しかし、空白の21年間には、戦うことで自分を見つけようとした男の意外な事実が眠っていた――。航空小説の第一人者が贈る感動の遺作。
  • 樹海のピラミッド
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    東アジア航測KKの小型双発機が富士山周辺で測量写真を撮り、余ったフィルムで青木ガ原の樹海を撮影した。翌日焼き上がった樹海の写真に、異物が写っていた。直ちに写真判読の権威に鑑定を依頼。結果は何とピラミッドだった。捜索のため樹海に入った者が目にした光景は!? 著者自ら操縦する航空機で、富士山を撮影して以来育んできた仮説を伝奇ロマンに結実!
  • 大韓航空007便
    -
    ルポライターの滝は、東名高速道路で、トラックの事故を目撃した。即死した運転手は、元自衛官〃木嶋一成〃という男だった。事故から半月後、大韓航空機事件が起きた。乗客名簿に〃木嶋一成〃の名前。滝が解明した、驚くべき事実は!? 自らも操縦桿を握る著者が、今なお謎の大事件を、新説で描破する、長編航空ミステリーの傑作!
  • 好色天使
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    美津が謙次に囁(ささや)いた。「あたし、矢部さんともあるんだよ」。それどころか、全部で4人と交際中だというではないか。あの機能と乱れ方を知ると、男は美津から離れられなくなってしまう。しかも彼女はかぎりなくやさしいのだ。そんな多情な天使が謙次に語る、いっぷう変わった性遍歴とは?(表題作)普遍的な男女の悩みを、透徹(とうてつ)した眼で描いた著者の珠玉集。
  • 母の情人(アマン)
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    「ね、一回でいいから、貸してくれない?」。三重は冗談まじりに母の佐知子に頼んだ。佐知子の情人・中山と寝てみたい……ふたりの秘め事を垣間見た三重の感想はそれだった。他方、中山も母娘の違いを知りたいという《悪魔的な欲望》が……。(表題作) 著者永遠のモチーフ「若者たちの悩める性」。その多彩な貌を浮き彫りにしながら語られる、美しき神話の数々。
  • 好色取材ノート
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    フリーの記者・吉井は、女性週刊誌の企画でユニークな性生活を送る男女を取材した。レズビアン、マゾ夫婦、近親相姦の母子などに取材し、彼らの愛欲の姿をさぐった。常識では信じられない愛と欲望の世界が、吉井の前に生々しく現れる。
  • 雌雄の光景
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    弘道は複雑な家庭に育った。父は発明狂で家族には無関心、母はその虚しさを愛人に賭けた。当然破局が訪れ、弘道は母の愛人に引き取られる。父も若い恋人を得て対抗した。こうした環境が弘道の性格に暗い影を落とし、恋人良江を得ても、結婚に至るまで懊悩する。――大胆な性を描く富島世界の根幹ともいえる恋愛傑作小説。
  • 狙 撃 者
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    山口組四代目が竹中正久に決まると、不満分子が一和会を結成し、狙撃班を編成したのは周知のとおり。風屋健三にも拳銃(チャカ)が手渡された。全身が慄いた。当日から竹中組長を追う。ところが、別の攻撃隊が先に組長を斃したのだ。風屋は獣のように吠え、泣き喚いた。この表題作を含めた七編で、著者はアウトローの心理と行動に肉迫する!
  • 第三の首領(ドン)
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    45口径拳銃が夜の銀座で火を噴いた。通行人が斃れた。狙われた関東会関口会長は車の床に伏せて難を避けた。襲撃隊は神戸の親和会相馬会長の一味。タレントの奪い合いからの怨みが高じたのだ。全面戦争となる。ところが関東会にソ連が、親和会に中国が〃第三の首領(ドン)〃よろしく武器と資金の援助を――。雄大な構想の新ヤクザ小説。(『六本木奇兵隊』改題)
  • 深海の鮫
    -
    ノンキャリアで大手都市銀行の支店長にのし上がった品川菊次は、倒産寸前の商社の再建にも成功する。暴力団と繋がりを持つ人間を抜擢し、勢いに乗って地上げに手を染めバブルを謳歌するが、次第に身動きが取れなくなってしまうのだった。そこへカネを食いちぎる〃鮫〃が言葉巧みに接近して……。裏の勢力が形を変えて表に進出。その恐るべき実態とは何か!?(『深海の鮫たち』改題)
  • 悪魔(サタン)の罠
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    元貿易会社OL島谷千代子の音信が突然途絶えて半年のち、母親のもとに、「お宅の娘(こ)は北海道に行きました」という不審な電話が入った。警察に捜査願が出されたが、杳として行方がわからない。ところが、失踪の背後に、奇怪な宗教団体『天宙教』の存在が浮かび上がってきた。その同じころ、米国ロスアンジェルスで、身元不明の、東洋人女性の死体が発見された!?
  • おれが撃つ
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    速水巡査部長と鎌田巡査のパトカーに、「銀行強盗!」の通報が入る。犯人は散弾銃で、すでに人を撃ち、銀行に籠もっていた。防弾チョッキは一着だけ。「部長どうぞ」と鎌田は譲り、犯人に迫った。途端に散弾銃が火を噴き、鎌田が崩れた。現場は立入り禁止となる。だが速水は復讐に燃え、中華料理店の出前に化けて裏口から犯人に向かう。著者の正義感と娯楽性が横溢する一冊。
  • 東京コカイン作戦
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    押収したビデオにはコカインを吸い、快楽に酔う裸女が写っていた。新宮俊介は思わず瞠目する。彼は警察庁直轄・極秘麻薬捜査機関から特に選ばれた剛腕の国際秘密捜査員。新宮はまず裏ビデオ屋に変身して獲物を追う。間もなく南米コロンビアの世界最大のコカイン密輸組織が、日本の経済界・新興宗教・暴力団をマーケットに狙う策略を知った。新宮の死闘がつづく。(『麻薬捜査官ジャガー3』改題)
  • 愛と死の極道戦争
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    「二人で殴り込みをかけるんや」 妻の幸恵が、夫の慎吾を誘った。幸恵は和田組の平凡な極道の娘で28歳。5歳年下の慎吾と新婚の愛欲に溺れている。そのとき恩人の若頭補佐が宿敵三輪組の狙撃を受けた。「いざ復讐!」と幸恵がバイクで飛び出し、慎吾は背後で拳銃(チャカ)を握る。うまくいけば出世の望みもなくはない。だが、二人を怖い罠が待つ……! 興奮渦巻く「極道戦争」傑作集(オムニバス)。
  • 暴力団の兵士たち
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    奇襲の乱射。賭場荒らしの四人は蜂の巣にされた。だが、この四人は日本最大の暴力団・山菱組の最下部組織に属する兵士だった。狙撃したのは博打一筋の小暴力団・花田組の兵士。山菱組は代紋のメンツかけ、花田組は極道の仁義で戦う。血みどろな抗争。不利な花田組が大逆転を図るには、山菱組の首領(ドン)を殺るしかない……。暴力団(アウトロー)小説の権威が底辺から捉えた迫真小説。
  • 驚愕の犯人
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    地方都市のキャバレーで猟銃が乱射され、死者や怪我人が出た。犯人は逃走。派出所の宮田巡査にも検問指令が下った。実家(さと)に帰省中の妻、みさ子は事件を知り、三歳の子を背に夜の山道を駆ける。と、犯人が出現! みさ子は凌辱の受ける隙に傍らの猟銃を奪い、驚く男を蜂の巣に……(表題作)。犯人の挙動を凝視する迫真の傑作集。
  • わが王国の住人たち
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    ムツゴロウの動物王国には、実に個性豊かな若者たちが集まる。自称動物博士、家出娘、そしてときには外人もいる。そんな人たちが、動物との交流を深めるなかで展開する、おかしくて、心温まるドラマの数々……。優しく、またチョット厄介な、愛すべき王国の人間と動物たちの生態(?)を、ムツゴロウが活写する生きた人間博物誌!
  • 妻を怖れる剣士
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    江戸での御前試合のため、沼田藩から五人の若い剣士が旅立った。試合は好首尾に終わったが、剣士たちは華の吉原でおいらん遊びの楽しさを知ってしまう。「我が城下にも小吉原を!」の要求で、藩内に奥方連も巻き込んだ騒動が起こって……。強いばかりが剣豪ではない。表題作など、血のかよった九人の剣士たちのほほえましい人間性に迫る異色の傑作剣士小説集!
  • 裁きの石牢
    -
    岡豊(おこう)城の城主は、城内に石牢を設け、みずから裁く罪人を入れておいた。そして、裁きの場では、神のごとく罪人の胸中を察し、空恐ろしいまでに罪状の虚実を看破した。領民は不思議がり、その〃裁きの石牢〃は、感謝と畏怖の象徴となっていた……。善政の裏にこめられた恐るべき領主の秘密の企みとは何か? 戦国乱世の無常を描く苛烈悲痛の残酷武芸譚!
  • 燈 台 鬼
    -
    遣唐副使として唐に渡ったまま行方不明となった父・石根(いわね)を求め、道麻呂(みちまろ)はかの地へ赴いた。二十数年の歳月を経て、ようやく出会った父は、あまりにもおぞましい姿に変わり果て……。 直木賞受賞の表題作のほか、オール新人杯第一回受賞作「子守りの殿」、異色作「水妖記」など初期の作品六編を収録。直木賞受賞までの歴史小説をすべて網羅した、巨匠の原点!
  • 黒田長政
    3.0
    豊臣秀吉、徳川家康にも一目おかれたほどの稀代の軍師・黒田官兵衛(如水)、そして武功輝くその子長政。豊家(ほうけ)ゆかりの大名に対する幕府の圧力をみごとにかわし、黒田藩五十二万石の礎を固めた。父子二代の活躍!
  • 寺田屋おとせ
    -
    京の伏見で船宿・寺田屋を営むおとせ。黒船以来、世相は風雲急を告げ、薩摩藩御定宿の寺田屋にも若き勤王の志士たちが集う。おとせは彼らの面倒をみるが、その中に、土佐の脱藩浪人・坂本龍馬の姿もあった。
  • 少年と拳銃
    -
    今津少年は、本気で撃った! 友人の安田少年は鞠のように飛んだ。静かな渓谷である。今津は、実業家で弁護士の安田の家に駆けつけ、「彼がお宅から持ち出した拳銃で重傷を…」と告げた。父親と角刈りの男が現場へ急いだ。今津少年は再び至近距離から二人を撃殺!! 少年をここまで激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。
  • タイホされたし度胸なし
    -
    インコと金融業者が殺された。次に亀とブティック女性経営者。怪事件発生に、精力絶倫探偵・中堂鈴之助とその助手で欲望むき出しの女子大生・色田姫子が動き始めたが……。自分を犯人と思い込む恐妻家、悩める暴力団組長、正義のヒーローを夢見る巡査に、家出妻や女装少年が入り乱れての大騒動。果たして真犯人は!? 軽妙ななかに、人間心理を深く衝いた快作。
  • 野薔薇の殺人者~深夜のコンビニ事件簿~
    -
    「私」中里雄一は、コンビニエンス・ストアの店員である。深夜に事件が舞い込み、行き掛りで「探偵」を引き受けることがよくある。監禁された娘の救出、ニセ札偽造団にまつわる殺人……他人事には首をつっこまない、が身上の私が、いつも事件に深入りしてしまう。――冒険小説、恋愛小説でも才能を発揮し、大作、傑作を発表する著者が描く、ハード・ボイルドという原点。
  • 善意の報酬
    -
    サラリーマンは経営者から能力を評価されにくいし、意見の上申もむずかしい。志村哲夫はこの障害を取り除こうと、ハーバード・ビジネス・スクールで学び、学友の日本財界二世(ジュニア)と親交を深めた。帰国後、彼らの協力を得て経営コンサルタント業を開店し、ドライな恋人葉月冴子とともに弱いサラリーマンを救う善意の活動を展開!
  • 残酷な昇格
    -
    縁談を断ってまで出世に賭けたキャリア・ウーマンを描く『残酷な昇格』。名家令嬢の誘拐事件にからむ熾烈なホテル戦争を衝く『罠の代償』。京都・西陣の老舗へ婿養子作戦を図った勤め人(サラリーマン)の策謀を暴く『許せない男』。どの作品も、企業の非情さと人間の葛藤をからませた臨場感が胸を打つ。長い通勤生活を経た著者ならではの白眉の傑作集。
  • 課長の操
    -
    百貨店の花房宣伝課長が、部下の野川に囁きかけた。「相談にのってくれ。今晩、喫茶店で待っている」と。用件は、「ネクタイ売場の嵯峨景子君を紹介してくれ」。 善良で気の弱い課長でも浮気の虫が騒ぐらしい。だが野川と景子は婚約中である。困って、さて、結末は?(「課長の操」)。表題作のほかに会社員(サラリーマン)の喜怒哀楽を満載!
  • CIRKILLER(サーキラー)~戦慄の都心環状線~
    -
    深夜の首都高に現われる謎のクルマ。それを追ったサーキット族に犠牲者が続出する。これを調査するため、現代神話学者の早瀬美砂子は首都高へ。彼女の傍らを凄まじいスピードで駆け抜けて行った謎のクルマ。そのテールに食らい付くもう一台のクルマは、美砂子の恋人和倉だった!?――カーマニアの著者が書き下ろすカーホラーの傑作!
  • 愛しい唇
    -
    恵まれた容姿とセックスを武器に、次々と美女をものにしていく青年・瞭。その内面は、過去の暗い体験から荒(すさ)みきっていた。そんな彼の前に現れた天使のような処女・美香。しかし、漁色の限りを尽くす実業家・茂野も、執拗に彼女を狙っていた。茂野の邪悪な罠が美香を、瞭を襲う。そして、瞭の身に過去の悪夢が甦った……。官能小説の名手が贈る傑作サスペンス!
  • 密  会
    -
    倉科聡行と出会い、幸福をつかみかけた白野幸子。だが、彼女は澄山エリと再会してしまった。高級SMクラブにいた「過去」をエリに知られている幸子は、プレイの世界に引き戻される。幸子を陥れるために、そして資産家の倉科家を強請るために、エリが綿密な計画を立てているとも知らずに……。真実の貌をさらす女と男。愛憎の果ての衝撃のラストとは!?
  • 嗜虐の檻
    -
    二十四歳の菜保子を待っていた執拗な暴力と残酷な陵辱。廃墟と化したラブホテルの一室で、菜保子は恥辱の果てに殺された。恵津子は、行方不明となった姉・菜保子を探しはじめたが、悪鬼のような犯人・永富は、恵津子をも亡き者にしようとする。姉を殺され、婚約者の進を凄惨な拷問の末に殺された恵津子は、犯人への復讐を決意するが……。女流鬼才が放つ超ハード傑作!
  • 能登はやさしや鬼までも
    -
    作家の田辺浩三に、推理劇執筆の依頼が舞い込んだ。舞台は能登で、犯人はこの女でと、あらかじめ指示がある。奇妙な設定がもうひとつ。「死体は、高い崖の上に生えた松の木に、御陣乗太鼓の鬼面をつけて首を吊っていること」自然の密室である。ただし、「謎をどう解くか」の部分は白紙。困惑した浩三は、能登へ旅立った。いわくありげな美人女優をお伴に連れて……?
  • 東海道本線殺人事件
    3.0
    「可能克郎さんが亡くなりました」警察の知らせに、あわてて現場に向かう妹・キリコの前に、当の克郎がノンビリ現われた。克郎は前の晩、上着を盗まれた。盗んだ男が殺されたのだ。ダイイング・メッセージ〃アカサカノ〃……事件の核心に迫るキリコたち。そして新幹線内で克郎が襲われた。東海道にスーパー・トレインが駈ける! 著者会心のレールウェイ・ミステリー。(『東海道36殺人事件』改題)
  • 最後の誕生日(ラスト・バースデー)~満月先生推理袋~
    -
    丸山満月、年齢不詳。ちょっと太めの霊媒占い師。ある日オフィスに現れた早瀬一馬を占うと、不吉な予感が…。数日後、それが的中!彼が、恋人の夫・戸部凡太郎を刺し殺したというのだ。戸部は、遊園地の空中浮遊乗り物〃ミラクル・バブル〃を発明し、成功した男だった。 興味津々! 助手の野々村花子を伴って、満月先生ナゾに挑戦!
  • 死者の還る渚~伊勢・志摩殺人事件~
    -
    同郷・志摩出身の島崎との結婚を決意した天宮珠子。だが、両親が猛反対!以前、志摩から逃げるように上京した両親に秘密が? さらに、珠子に残る、幼時の血塗られた記憶……。友人福子と過去を探るために帰郷した珠子は、「年迎え」の行事の最中に起きた殺人に遭う。 伊勢・志摩の風光と民俗が異彩を放つ、乱歩賞作家のサスペンス!
  • マリリン・ブルウ
    -
    〃ブルウ……というよりは、グレエがかった、グレイッシュブルウ。私の、心の憂鬱程度を表せば、その色味は日により(時により)濃い薄いこそあるものの、依然として、色調(カラー)は変わらない。〃 自殺願望を持つ女性が、男性との関係でも、敏感すぎるがゆえに陥るブルウな世界。新感覚女流作家が書き下ろした神秘的小説(ミステリアス・ノベル)!
  • 闇の法隆寺~封印された「聖徳太子」の秘密~
    5.0
    大学教授・中畑に、古美術商の竹村から仏像の「光背」が持ち込まれた。それは古代史の定説を覆す「聖徳太子」の秘密を解く重要な史料だった。その後、竹村は何者かによって殺害。現場は無惨に荒らされ、遺体には拷問のような跡が残されていた! 「聖徳太子」の秘密、「法隆寺の謎」とは? 歴史の闇に光を当てつづけてきた著者が贈る歴史ミステリー傑作!
  • 秘  密
    -
    PR誌編集部の小野田副編集長と部員の光子は気の合う上司と部下。それにお互いが結婚していることで、傍目にも危なげがなく見える。この両人が二人きりの秘密を楽しみ、完全不倫ときめこんだ。ところが……?(「秘密」書下ろし)。全作品をヤング・ミセスが巻き起こす不審な出来事で統一。現代物路線でも中津作品の幅を拡大した。
  • 女医の熱い部屋
    -
    婦人科の亜美(あみ)先生は若くて美人。毎日、同性のアソコを見詰めて暮らす。でも、亜美先生の治療はいつも体当たり。お陰でレズられかけたり、調査のつもりが患者の主人に迫られたり……。恋人の翔一(しょういち)は不安から亜美を夢中で抱く。ベテラン官能作家が巧(たく)みな設定で女の秘部を公開、男の昂(たか)まりを掻き立てる。
  • また濡れる
    -
    ハードな愛撫は、ポルノ映画の世界のことで、普通の男女のセックスは平凡なものだと、紀子は思い込んでいたところがある。それだけに、修司に情熱的に口を使われると、躰中が悦び、疼いてしまう。修司の舌の先が、秘肉に埋もれたクリットを弄びはじめた。クリットが膿むように勃起ってくる。「もっと強く舐めて……噛んでもいい……」欲求が、素直に声になって出た。いやらしいことをねだれる自分が、心地いい。
  • 名のない男
    5.0
    「私」は警視庁捜査四課の秘密捜査官。潜入先が変わるたびに違う名を持つ「名前のない男」だ。本当の身分を知っているのは、首脳部の限られた人間と一部の同僚のみ。今日も愛銃ベレッタと鍛え上げた肉体を駆使し、組織犯罪に斬り込んでゆく。スピーディーな展開と随所に光るユーモア感覚。明日をも知れぬ覆面刑事の神出鬼没の活躍を描く、連作アクション12編!
  • 非情の標的
    -
    たった一人の弟が行方不明になった!? 指名手配され、アルゼンチンに逃亡していた浅岡晃一が急遽帰国した。鳥類学者だった弟に何が? 捜索する浅岡の行く手に、つぎつぎと立ちはだかる暴力団。その背後には、日本の暴力組織を牛耳る国際的謀略機関があった! 不屈の魂と自動拳銃モーゼルHSCを武器に闘う浅岡晃一。白熱のノン・ストップ小説。
  • 濡衣を着る男
    -
    藤堂新一は十年前、亡父から引き継いだ事業が困窮のどん底にあり、窃盗を働いた。藤堂の代わりに誤認逮捕された男がなぜか犯行を自供、そして服役……!? 事業が順調に軌道に乗った今、藤堂はその男に償おうと接近を計った。男はなぜ冤罪を主張しなかったのか?――巧妙なアリバイの罠と結末の意外性、書下ろし力作!
  • 悲  鳴
    -
    一人の男が関わった四つの悲鳴。最初の悲鳴は、人影の少ない海岸での若い女性のもの。二番目は、彼の上の階に間借りしているホステスの悲鳴。第三の悲鳴は自らがあげることになった。そして、第四の悲鳴の後に殺人が……!? 本格推理の名手が巧みに織り成す表題作「悲鳴」ほか、珠玉のミステリーを揃えたオリジナル短編集。
  • 真面目すぎた男
    -
    亡父から真面目だけを取り柄に育てられた西並玄一郎。彼は、彼の婚約者の父親であり、父の友人であった赤堀養治から旅行バッグを託された。その数日後、赤堀の他殺体が自宅で発見された。そして、西並が預かっていたバッグも何者かに盗まれていた……!? 『邪魔な男』で新境地を拓いた著者の洒脱な人間ミステリー第三弾!
  • 西麻布 紅の殺人
    -
    建設設計事務所で残業中の社員は、向かいに建つ鏑木商事の社長が銃撃されるのを目撃した。現場へ急行したが、鏑木の姿は発見できなかった。が、引き返した彼らの事務所に、その死体があった! 警視庁は、かつての女性ロック歌手を探り当てるが、すでに彼女は病死。そして、謎の遺書を発見……!? ロマン、謎、サスペンスが見事に融合した本格推理の新境地!
  • 爆 弾 魔
    4.0
    深夜営業の量販店を狙った連続爆弾テロが発生。標的はいわく付きの社長か。しかし、新たに別のショッピングセンターで爆弾事件が! 25年前に起きた爆弾事件で警察をやめた警備員・藤村は、現場で、獄中にいるはずの男を見つけた。藤村の娘の警察官・早苗を巻き込み、爆弾魔は闇の中で哄笑する……。元刑事と爆弾魔の息詰まる攻防を描く傑作クライムノベル!
  • 死人(しびと)を恋(こ)う
    3.6
    (クリスマス・イヴに死のう)人里離れた山林に死に場所を求めた「僕」の前に、一台の車が現れた。やって来たのは、自殺サイトで知り合ったらしき男女6人――。彼らの最期(さいご)を陰から見届けた僕は、その中の一人の美少女に目を奪われた。彼女のあどけない死に顔が、僕の冥(くら)い欲望に火をつけた……。人間の深い業(ごう)を描き、戦慄の世界へと誘う衝撃の書!
  • 銀行喰い
    -
    バブル景気の最中、30代の若さで建設コンサルタント会社を設立した鬼頭慶之介は、「不動産こそ、濡れ手で粟の商売」を信条に、地上げに野心を燃やす。暴力団、仕手集団など闇世界の人間との絆を深めながら、都市銀行のなかでももっとも利益追求に貪欲な御堂銀行をメインバンクにして、経済界に乗り込むが……。銀行と企業の暗部を描いた衝撃のドキュメント・ノベル。
  • 写楽おんな秘図
    -
    江戸時代に浮世絵師の最高峰と称された東洲斎写楽。しかし、この人物は寛政6年に彗星のごとく現われ、10カ月のうちに2日に1点、計40点という凄まじい作品を量産し忽然と姿を消す。一方、女の美しさ、色気と格闘した美人絵師・歌麿には謎の空白期間が存在し、その期間は写楽の活躍時とピタリ一致する……。なぜ正体を隠しつづけたのか? その謎と真相に鋭く迫る快作!
  • 歌麿おんな秘図
    -
    爛熟した江戸文化を背景に浮世絵師が続々誕生した。なかでも歌麿の絵の評価は高い。彼は醜男だった。遊女を知ったのも22才。女が言った。「美人画をお描きよ。必ずモテるから」と。彼は遊郭の名妓から茶屋の女まで、それぞれの美を探求した。春画も多く、どの男性も巨根なのは彼自身の描写とか。勇助から豊章、さらに歌麿と改名して世に出るまでの秘話を満載!
  • 広重おんな秘図
    -
    「東海道五十三次」を描いた絵師・安藤広重が、晩年に艶本を描いたことはあまり知られていない。広重の描く人物は滑稽で、人間くさい。特に女人には目がなく、艶本の基礎は、実は東海道五十三次の旅での女修業によって培われたものであった……。社会派ルポルタージュの俊英が、北斎、歌麿に続いてスポットを当てた、浮世絵師・安藤広重の〃色と艶の東海道〃。
  • 北斎おんな秘図
    5.0
    鉄蔵、のちの葛飾派の祖・北斎は15歳で吉原の門をくぐった。洒落本の木版を頼まれても、女に無知では話にならない。女体は生きた芸術品だった。ふと知った女掏摸・かえでと結婚、その紹介で浮世絵師・勝川春章の門下となり世に出る。のちに女体修行に明け暮れ、秘画も多いが「富嶽三十六景」は光る。ルポルタージュの名手だった著者が奇才の激しい生涯を辿る野心作!
  • 夕焼け小焼けで殺されて
    3.0
    忍び込み(ノビ)専門の泥棒・八島(やつしま)大二郎は、宝石商の事務所に盗みに入る。ところが、苦心して開けた金庫の中から転がり出たのは、男の死体だった! 殺人容疑をかけられた大二郎は、警察署から脱走、自ら真犯人捜しに奔走(ほんそう)する。続いて起こる、第二、第三の殺人――。北多摩署の名物刑事・蟹沢、相馬と密かに連携を取りながら探り出した、驚くべき真相とは?
  • 破牢の人
    -
    無実の罪で無期懲役を言い渡された男の、執念の脱獄行! 愛する妻子と暮らす獅子原由造。彼は借金に困って強盗を働くが、身に覚えのない殺人罪まで着せられてしまう! 冤罪の屈辱に堪え、服役する獅子原。そんななか、妻と娘が何者かに惨殺される事件が! 犯人を探すため、獅子原は最初の脱獄を決行し、雪深き八甲田越えを目指した。──一読感動の巨編。
  • ネズミを狩る刑事(デカ)
    -
    「犯人(ネズミ)を捕らない刑事(ネコ)には用はない」。たとえ出世はしなくても、犯人検挙に全力を尽くす蟹沢石太郎警部補の信条だ。──毒ヘビによる死亡事件や連続拳銃強盗事件など、何かと物騒な北多摩署管内で、またも大事件! ホステスの強姦殺害が発生した。捜査陣はB型の男をマークする……が!? 逆転また逆転。蟹沢・相馬の好漢刑事コンビが大活躍!
  • 開化怪盗団
    -
    色白の顔に細い八の字ひげ、撫でつけた漆黒(しっこく)の髪……気障(きざ)で柔弱(にゅうじゃく)な宝石商・高牟礼三太郎(たかむれさんたろう)。しかし、彼には怪盗団を取り仕切る〃裏の顔〃があった。口八丁手八丁の仲間を率い、金持ち連中から宝石を巻き上げる手練手管は右に出る者なし。さらに、その心の内には、途方もない〃理想の夢〃が燃えていた――! 明治の若い息吹が横溢する痛快ピカレスクロマンの傑作!(『開化回り舞台』改題)

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