歴史・時代小説作品一覧

  • 広重と女八景
    -
    「七夕の晩、また君恋橋で逢おう」と男から錦絵を渡された女。 その話を聞いた絵師は、落款から己の描いた絵だと気付き、二人の邂逅を見届けたいと二十数年ぶりに彼の地へ向かう(「小金井橋夕照」)。 名所絵の依頼を受けた歌川広重が「江戸近郊八景」を描く道すがら、人々の抜き差しならぬ恋模様を覗く傑作八篇。 『恋々彩々』改題。〈解説〉細谷正充
  • 渦巻いて 三河牧野一族の波瀾 〈上巻〉
    -
    1~2巻1,144~1,320円 (税込)
    今川氏、松平氏(後の徳川氏)のはざまにあって、戦国の世を生き抜き、その後5つの近代大名・牧野氏の流れを輩出した「三河牧野氏」の100年に及ぶ壮大なる物語。一族はどのようにして勢力を広げ、城を築き、戦ってきたか、上巻・下巻に分けてお届けします。織田、豊臣のように誰もが知る人物ではありませんが、地元民でなくても、きっと興味深く読めること間違いなしです。
  • 黄塵の彼方
    -
    第二次世界大戦が終結したその日、北京の町中が青天白日満地紅旗で埋まった。やがて、日本軍の全部隊が武装解除すると北京城内は百鬼夜行の恐怖の町と化した。そんな時、無実の罪で投獄された日本人の男が獄中で出会ったのは、半白の頭をした日満混血の男だった。男の語った波瀾万丈の日々とは……。史実に基づいた緻密さと大胆な発想、流麗な文体で綴られた小説。
  • 士・黙示録 ─政宗が南蛮の天際へ放った、中世の〈はやぶさ〉─
    -
    慶長十八(一六一三)年九月、伊達政宗は支倉常長に密命を下し、宣教師ソテロとともに秘かに使節を奥南蛮(ヨーロッパ)へと送り出す。伊達の黒船〈サン・ファン・バウチスタ号〉は太平洋の嵐を乗り越え、見事ヌエバ・イスパニア(メキシコ)に到着。施設はローマ教皇との謁見にも成功したのだが……。全てを失った彼らに“復活”はあるのか。時代に〈黙殺〉された伊達・遣欧使節の不運!
  • 腫面
    -
    時は平安中期。戒定寺を乗っ取り、さらに殿上人となるため、あれこれと画策する豸恵と実仞。その野望の障害となる、清少納言の夫、橘則光の暗殺を企て、さらに藤原道長に近づくため、その妻に対して自作自演までして信頼を得ようとする。さて、豸恵らの野望は達成されてしまうのか。則光の命は、源頼信、高僧・治恵の運命は如何に! 最後に老婆の「腫面」顔になるのは誰?
  • 斑鳩の地で ─聖徳太子の思い出
    -
    聖徳太子は、馬子が崇峻天皇を弑逆した東漢直駒を処刑する光景を悪夢として思い出しながら、この悪夢は果たしてどこから始まったのかと思索し、日本の歴史を思い出しつつ自らの人生を思い巡らせていく。太子を聖人として扱わず、時代を手探りで生きた不器用な人物として描きながら、後に仏に導かれた太子が、夢で馬子と対決し思想を昇華させていく意識を辿る小説。
  • 表裏の旗 戊辰野辺地戦争秘聞
    -
    侍とは何か、忠義と何か、汚名を覚悟してなお生きる道とは  風雲の幕末期。大政奉還により誕生した新政府軍、旧江戸幕府を支持する奥羽越列藩同盟との間で板挟みになる弘前藩(現在の青森県西部)。軍備も思惑もばらばらな同盟軍が新政府軍に勝てるわけがない。だが新政府に恭順すれば他の同盟藩から攻撃される。混迷を深める政治情勢の中、頭脳明晰ながら人付き合いが苦手な弘前藩家老・西舘宇膳と、剣の達人、絵の名手として名高い藩士・小島左近。固い友情で結ばれた二人は、土地と民草の生活を守り抜くため、命を賭して奔走する……。  戊辰戦争の戦いの一つである「野辺地戦争」を材に取った歴史小説。電子オリジナル作品。 ●葛西伸哉(かさい・しんや) 1965年、青森県木造町(現・つがる市)生まれ。92年『ソードワールド短編集 スチャラカ冒険隊、南へ』収録の「かくもささやかな凱歌」でデビュー。98年から本格的な作家活動を開始し、シリアスからコメディまで多彩な作品を手がける。岸杯也(きし・はいや)の名義で手がけた『しゅらばら!』(MF文庫J)は全11巻を重ねるヒット作。
  • 手籠め人源之助秘帖 みだらくずし
    -
    兵藤三郎は貧乏御家人の三男坊。学問所で医術に秀でていた三郎は、町医者の鉄丸源斎から請われて養子となる。 だが、この源斎にはもうひとつの顔があった。彼は鉄魔羅の源――手籠め人という裏稼業を持っていたのだ。養父の死後、三郎は鉄魔羅の二つ名を継いで源之助と名乗る。 手籠め人の元締めである薬種問屋の女将・お美津から色事の手ほどきを受けた源之助。絵草紙屋の女将・香代、旗本の女剣士・雪絵と情交を重ね、経験を積んだ彼は、男と女の痴情のもつれを解きほぐす、手籠め人として江戸の闇の中への第一歩を踏み出すが……。 鬼才が放つ傑作時代エンターテインメント!
  • みわがしろ 豊後府内城普請異聞
    -
    歴史の波間に埋もれた人柱伝説の真相とは? ある姫の数奇な運命を描く歴史物語 戦国末期、日向を追われ豊後に落ち延びた名門・伊東一族。 気高く優しい心と類まれな美貌で多くの人から愛される伊東家の姫・美夜、天正遣欧使節として世界を見た兄・虎千代(マンショ)、新たな地で信仰を伝える宣教師たち――権謀術数が渦巻く戦国の世で、誰もが懸命に生きていた。 そんな折、大地震と津波で被災した豊後府内で新城建設が始まると、工事の難航を理由に人柱が求められ……。 歴史の過渡期を生きた人々の祈りと決断、そして絆の物語。

    試し読み

    フォロー
  • 信長様と猿 小牧城から天下布武への思い出
    -
    織田信長との邂逅が運命を動かした——。 桶狭間の戦いや美濃攻略、そして信長の死。二人の運命が交錯する歴史の裏側には、どんな思いが隠されていたのか?「猿」と呼ばれた秀吉が激動の戦国を駆け抜けた、知られざる波乱と栄光の物語。

    試し読み

    フォロー
  • 義経北へ ─純愛と悲劇の生涯─
    -
    その軍才と奔放な性格が兄・頼朝に疎まれ、邪魔者扱いされた源義経。危険を察知し京を脱出した彼は、北を目指し藤原秀衡を頼って奥州へ。しかし、鎌倉による追撃は厳しく、平泉は安住の地にはならなかった。どんな災難が襲おうとも、その愛ゆえに決して彼を見捨てなかった二人の女性、郷御前(正室)と静御前(愛妾)をも巻き込み、その運命は思わぬ方向へと転がってゆく──。
  • 言志録物語
    -
    江戸時代末期に誕生した語録「言志録」に触発され、人生の厳しさと美しさを学ぶ三人兄弟の旅を描く。貧しさや困難を乗り越え、各自が人生と向き合い、成長していく過程を繊細に、そして力強く描写する。読者に対し、自己反省と人生の価値を見出すきっかけを提供し、心温まる絆と真実の探求を通じて、感動と共感を呼び起こす。時代を超えて響く、生き方について深く考えさせる小説である。
  • 最古参の新選組隊士
    -
    時は幕末──讃岐高松藩浪人の子として生まれた蟻通勘吾は、「武士の矜持を守れ」という父の教えに従うべく京へ向かうが浮浪者同然となってしまい、小料理屋を営む後家のツネに拾われ男女の仲に。うどん打ちの腕が幸いして平穏な生活を手に入れたが、「新選組」の前身「壬生浪士組」が隊員を募集していることを知り、「武士としての職にありつける」と入隊を決意するのだが……。
  • 新装版 海賊モア船長の遍歴
    -
    大冒険小説の傑作を新装刊 海賊が跋扈する17世紀末。 海賊討伐の命を受けて出帆するも自ら海賊船へと姿を変えた「アドヴェンチャー・ギャレー」号。 航海士としてこの船に乗り組み、やがて海賊船の船長となったジェームズ・モアは、ユニークで頼りになる仲間たちとともに大海原をゆく。 海賊としての輝かしい成果と数々の危機。痛快な大冒険。そして因縁の対決へ――。 1998年初版、傑作海賊冒険小説を新装版として刊行
  • すずめのお師匠 身代わり与力捕物帖
    -
    草加冬吾は、手習い所・雀堂の師匠として子らに読み書きを教えている。ある日、深川で料理茶屋の手代が殺された。冬吾の兄で与力の紀一郎はさっそく科人を追うが、冬吾も町暮らしの身軽さを活かし聞き込みを手伝うことに。一方、彼は兄との関係に複雑な思いを抱えていた。二人は双子であり、それゆえ弟の冬吾は世間から隠されるようにして生きてきたのだ――。わだかまりに向き合いながら互いに助け合う、江戸の家族の物語。
  • 八ヶ嶽の魔神
    -
    日本の伝奇小説を大きく発展させたと言われる国枝史郎の三大伝奇長篇。かつて八ヶ嶽を舞台に、一人の姫をめぐる兄弟の対立。果てもなく続く一族の血塗られた歴史の発端だった。憎悪は憎悪を呼び、復讐は復讐を生む。山窩族と水狐族に分れて争う末裔たち。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 御家人風来抄(1) 天は長く
    -
    1~6巻495円 (税込)
    御家人の意地と生計のため、あらゆる仕事を引き受ける風来屋が剣を振る  貧乏御家人の緒方弥十郎は、美丈夫で剣の腕も確か。贅沢な母親を満足させるための風来屋稼業では、色恋がらみの用心棒や御家騒動の肝煎役、喧嘩の仲裁役と、様々な依頼が舞い込む。二晩、褥をともにしたおりょうが、謎の死を遂げた。別れ際に彼女が発した「後朝の別れでござんすねえ」の一言が気になった彼は、この言葉を手がかりに真相を調べ始める。表坊主の宗順、小者の也寿たちの手を借り、弥十郎が解明した真相とは? 巻末に「電子版あとがき」を追加収録。 ●六道 慧(りくどう・けい) 東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
  • 若さま九郎と岡っ引弁慶
    -
    名門佐竹家につらなる大名の竹藤家。現当主である竹藤出羽守良房は、いま混乱の真っ只中にいた。跡継ぎの藤千代が原因不明の高熱におかされ、時を同じくして雪山から謎の若者が現れたのだ。 その若者、ほとんどの記憶を失っており、しかもおのれのことを源氏九郎義経……源平の世にいた悲劇の名将・源義経などと自称している。 ふだんであればそのような戯言、誰も信用はせぬ。放っておけばよいのだが、竹藤家にはちょうど年頃の合う、行方不明となったご落胤の若さまがいたのであった……。 大名家の支援を得て江戸に出てきた謎の若さまが、手下の岡っ引を弁慶に見立ててさまざまな謎に挑む。痛快娯楽時代の傑作シリーズ、ここに開幕!
  • 鳥刺同心 遅い春
    -
    定町廻同心・小鳥遊篤右衛門は息子に家督を譲って俳諧三昧の日々。宝永五年師走、煙管屋市兵衛の店に来た押し売りが猫殺しを企む。立て続けに篤右衛門の旧友・喜田屋庄兵衛が誘拐される――。生類憐れみ令を背景に策謀する犬目付・深見の真の狙いとは?
  • 日露戦争と雪原の騎兵隊
    -
    本書は日露戦争の勝利という明治期になしえた日本の奇蹟の物語であり、秋山好古が率いた騎兵たちの胸躍るドラマである。明治38年1月、騎兵旅団長の秋山が戦線に送り出した三つの挺進隊の奮闘を丹念に追った書。
  • 火盗改・中山伊織<一> 女郎蜘蛛(上)
    -
    悪が慄く、鬼の火盗改長官。 今夜の敵は、凶賊一味。 果断な探索と苛烈な仕置きで、江戸の民を護る。 旗本先手組・中山伊織が火付盗賊改方長官を拝命し、江戸の治安維持に奔走しはじめた矢先、一軒の米問屋から火の手が上がる! 不穏な噂を感知しながら、伊織は押し込み強盗を防げなかった。一味の頭は、閻魔の藤兵衛。証人を残さぬ非道な犯行を二十年余りも重ねていた。伊織は賊の壊滅を誓うが……。 悪を憎む鬼面の下に、仏の心あり。火盗改の活躍描く傑作捕物帳。  【『女郎蜘蛛』改題作品】
  • ヲガタとイマムラ
    -
    朝日新聞編集局長のヲガタと日本陸軍大佐のイマムラ。二人が初めて出会ったのは満州事変が起こる直前であった。太平洋戦争、終戦、日本の独立とめまぐるしく歴史が動くなか、言論人のヲガタと軍人のイマムラはそれぞれの立場で激動の運命をたどっていく。片や内閣国務大臣、片や戦犯裁判の被告。戦後再会した二人は何を語ったのか? 現代史の深層を克明に探っていく。
  • 鄙の国
    -
    遺跡の発掘を媒介にして、奈良時代と現代とを往き交う歴史小説。奈良時代当時に、権勢をふるっていた藤原仲麻呂の力添えで、東国『鄙の国』へ国守として赴いた山口沙弥麻呂だったが、藤原仲麻呂の乱によって、沙弥麻呂もまた歴史の中に消えていく……。そして、当時の遺跡が発掘された現代では、その遺跡の保存と工場誘致をめぐって、市政が揺れていた。
  • 克己
    -
    守られた権益か、勝ち取る未来か 今や、海外から日本人のメンタリティーと誤解されている、切腹や、戦前の価値観では美徳とされた『死を持って失敗の責を償い』それを命じた権威。その考えや行為、その存在の愚かさを彼は、この時代に既に喝破し、故に、参集してきた若者に説きたかったのだろう。(本文「克己」より)

    試し読み

    フォロー
  • 日本橋恋ぞうし おるうの嫁入り
    -
    武家出身の美鳥は、実家の三津瀬家を助けるためにおるうと名を変えて身分を偽り、骨董商を営む佐久良屋に嫁入りをする。夫の燕七は端整な顔立ちで優しい性格だが、なぜかおるうには遠慮がちで冷たく接する。ある日、店先に現れた乱暴者をおるうは小太刀術で懲らしめる。奉公人を救ったことで、店に馴染んでいったおるうは、おかみとしての新生活を歩み始める――。訳あって結婚した夫婦が心を通わしていく様子を描いた、恋愛時代小説。
  • 松の露 宝暦郡上一揆異聞
    -
    浪人の奥津慶四郎は、郡上領で年貢算定法が変更され、領民が重税に苦しむさまを知る。村を代表する惣次郎を慶四郎は助け、領主の金森頼錦の非道を江戸に訴えるが、頼錦はさらなる圧政で人々を苦しめる。慶四郎は惣次郎が命を賭してとる最後の手段を見届け…… 朝日時代小説大賞と小説野性時代新人賞を受賞した実力派が描く渾身の歴史時代小説!
  • 「江戸の御庭番」シリーズ【全7冊合本版】
    -
    江戸の隠密仕事専任の御庭番・倉沢家に婿入りした喬四郎。着任早々、八代将軍徳川吉宗から、神田に現れた盗賊・牛頭馬頭の始末を命じられる。嫁の佐奈と仮祝言を上げたのも束の間、喬四郎は探索に乗り出した。盗賊の隠れ家はなんと武家屋敷。背後に潜む者を感じた喬四郎は、次の押し込み先で盗賊頭の義十をわざと逃がし、真相を曝くために後を追うが、義十は謎の武士に斬られてしまう――。息を呑む展開とアクション。時代劇の醍醐味が詰まった傑作時代シリーズ! ※本電子書籍は「江戸の御庭番」シリーズ全7冊を収録しています。【収録作品】『江戸の御庭番』『源氏天一坊』『忍び崩れ』『富籤始末』『はぐれ忍び』『首一つ』『裏切り』
  • 和算入門 江戸の算数ものがたり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 算術は剣より強し!? 若き日の新選組の斎藤一の兄・公明は、剣術の腕はてんでダメ。だが、得意の算術で人々のさまざまな悩みを解決していく。幕末江戸の痛快人情話。
  • ながい坂 合本版
    -
    山本周五郎の長編の歴史小説。合本版で一気に読める。「人間の一生は勝ち負けではないし、仮に勝ち負けがあるとしても、死んでからでなければわからない」藩政を握ろうと企む六条一味との対決はついに頂点に達する。平侍の三浦主水正は幼少時近所の橋が壊され蔑まれたことで世の中に立ち向かう決心をする。学問武芸に精進しついに藩主に見いだされるが、彼の苦悩は続いた。硬直した権力支配とそれを支える御用商人たち。片や藩政改革に燃える若き藩主。常に実直で前向きな主人公に心打たれる。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 新・若さま同心 徳川竜之助 : 1 象印の夜〈新装版〉
    値引きあり
    -
    田安徳川家の御曹司の身分を隠し、持ち前の機転と練達した剣の腕によって江戸の町を守る見習い同心、その名は徳川竜之助。頻発する辻斬りを捕らえなければならないはずが、同心たちがフグの毒にあたって壊滅状態の南町奉行所で、ひとり無事な竜之助は一手に調べを引き受けることに。しかし、そんな時に限って、象に踏まれたそば屋の死体が見つかったという奇妙な報せが舞い込んできた。果たして竜之助は、続発する奇妙な事件をたったひとりで解決することができるのか? 傑作時代小説シリーズ続編、新装版で堂々登場!
  • 夜叉神の呪い 浮世絵おたふく三姉妹
    -
    美人三姉妹が営む水茶屋「おたふく」常連で北町奉行所の同心・加納らは、抜け荷一味を探っていた。 長女・桜の懸念をよそに、次女・梅は取引現場で張り込み。三女・竹は身分を偽って疑惑の呉服問屋に接近。 やがて岡っ引の半次は、南町奉行所与力・長谷部と抜け荷一味が通じる動きを察知する……。 江戸に蔓延る悪を蹴散らす三姉妹の華麗な裁きを御覧じろ!
  • 海禁の島
    -
    16世紀前半、浙江省沖の港は明の民のほか、市場開拓を狙うポルトガル人、ジャワやマラッカの者たちも往来して栄えた。国禁を冒しても利益を上げたい商人たちは、時に略奪者ともなる。賤民の青年、葉子春は密貿易の頭からさまざまな仕事を与えられ、交易の仕事に邁進、日本へも向かう。だが、港の運命とともに翻弄されて……。壮大なスケールで描く歴史小説。
  • 昇龍の笛 ─平安仇討秘抄─
    -
    山歩きの途中、偶然にも帝の命を救い、右近衛の少将に取り立てられた凛々しき青年・正時。正時の部下となった右近衛将監・高明は、都を騒がす謎の女性・陽炎と出会ったことをきっかけに、正時の意外な正体と、この若き少将の秘めたる大望を知る。十三年前に右大臣家で起きた凄惨な事件の真相が今、明らかとなる! 筆者の「心の中の平安京」を舞台に繰り広げられる、きらびやかな物語。
  • 隧道はるかに
    -
    太平洋戦争末期、大人達が軍に召集されたことで発生した人員不足のため、急遽蒸気機関車の機関助手見習いとなった汀真帆。しかし戦況が悪化するなか、米軍の爆撃機による空爆も激しさを増していく。そして遂に、真帆の乗務する蒸気機関車にも二機のグラマンが襲い掛かる。進藤機関士は鉄橋の先にある隧道(トンネル)に逃げ込もうとスピードを上げるが……。戦時下の悲劇を描いた物語。
  • ながい坂  上巻
    -
    平侍の三浦主水正は幼少時近所の橋が壊され蔑まれたことで世の中に立ち向かう決心をする。学問武芸に精進しついに藩主に見いだされるが、彼の苦悩は続いた。硬直した権力支配とそれを支える御用商人たち。片や藩政改革に燃える若き藩主。常に実直で前向きな主人公に心打たれる。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 最強の虎 隠密裏同心 篠田虎之助
    -
    関宿藩の若き武士・篠田虎之助は、同じ道場に通う加藤柳太郎とともに、竜虎とまで称された剣の達人。その凄腕を見込まれたのか、ある日、藩の重臣から密命を受ける。 要人の暗殺という剣呑な仕事であったが、その途中、友の柳太郎は命を落としてしまう。 主命により江戸にのぼった失意の虎之助は、もう人を斬りたくないという強い決意のもと、変幻自在の武器・杖術を学ぶことに。そんな虎之助に、江戸町奉行から新たな密命がくだるのだが……。 「秘剣の名医」シリーズで大人気の永井義男が描く、まったく新しい剣戟時代小説。 大きな運命のうねりにあらがう若武者が、江戸の隠密同心として悪党を成敗していく、剣と恋の新シリーズ第一弾!
  • 山本周五郎 作品集 合本版 一巻~十巻
    -
    時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。山本周五郎作品集の一巻から十巻、三十一本を収録。一気に読める合本版。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 入り婿侍商い帖【全16冊合本版】
    -
    旗本家次男の角次郎は米屋の主人に見込まれて婿に入った。婿に入ると聞いていた話と大違い、店は借金だらけで妻は自分と口をきかない。角次郎は店を立て直すべく奮闘するが……。妻と心を通わせ商家を再興する物語。 【収録作品】『入り婿侍商い帖(一)』『入り婿侍商い帖(二) 水運のゆくえ』『入り婿侍商い帖(三) 女房の声』『入り婿侍商い帖 関宿御用達』『入り婿侍商い帖 関宿御用達(二)』『入り婿侍商い帖 関宿御用達(三)』『入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)』『入り婿侍商い帖 出仕秘命(二)』『入り婿侍商い帖 出仕秘命(三)』『入り婿侍商い帖 大目付御用(一)』『入り婿侍商い帖 大目付御用(二)』『入り婿侍商い帖 大目付御用(三)』『入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(一)』『入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(二)』『入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(三)』『入り婿侍商い帖 外伝 青葉の季節』 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 戦国快盗 嵐丸 今川家を狙え
    -
    女にゃ弱いが腕は立つ。 狙うは一攫千金! 嵐丸に破れぬ屋根はない。 一匹狼の盗賊・嵐丸は桶狭間での敗戦後も賑わいが続く駿府にいた。 武家屋敷に侵入し、隠し金山の地図を目にした嵐丸は濡れ手に泡のぼろ儲けをもくろむが、腐れ縁で美貌の女盗賊・麻耶が計画に絡んでくる。さらに怪しい牢人・沢木も登場し、各自の思惑が交錯。 騙し騙され、三つ巴のお宝争奪戦が始まった──。 『八丁堀のおゆう』『入舟長屋のおみわ』著者の新シリーズスタート! 文庫書下ろし痛快時代小説。
  • ヤマンタカ【上下合本版】
    -
    時は幕末。府中から日野にかけての甲州街道沿いに辻斬りが出現。一方、大菩薩峠で、深編笠の武士によって老巡礼が惨殺される。4年に1度開かれる奉納試合と関係があるとみた土方歳三は、自分もその試合に出るため天然理心流に入門する。出場するのは「音無しの構え」で知られる剣客・机竜之介、甲源一刀流の師範・宇津木文之丞ら猛者たち。そしてついに奉納試合の日が。自分の強さを見極めるため剣に賭け、激しく白刃を交える男たち。彼らは善も悪もない、ヤマンタカ(閻魔大王をも殺す最凶の明王)の世界を生きている――。死闘の先にある、数奇な運命とは……。そして、竜之助が使う「音無しの構え」の正体は? 時を超え蘇った『大菩薩峠』、ここに完結! 上下合本版。
  • 拵屋銀次郎半畳記 侠客一〈新装版〉
    -
    ================ 剣戟、捕物、謀略、そして人の情 すべてが揃った時代小説の最高峰! ================ 拵屋にして、無外流免許皆伝 異色の経歴を持つ男が、 大奥を揺るがす大事件を解決すべく、 江戸を疾駆する!  女性の着付け、化粧にかけては 江戸一の評判を誇る銀次郎。 そんな彼に仕事を依頼した 老舗呉服問屋京野屋の先代主人が惨殺された。 実はその主人、 幕府の隠密調査役を担っていた 過去の持ち主。 きな臭さが漂う中、第二の惨殺事件も発生し、ことは大奥大年寄、江島をも巻き込む 大事件に発展する。 旗本・桜伊家の嫡男にして 無外流の免許皆伝者。 異色の経歴を持つ銀次郎、江戸を奔る!
  • 遠野大観音物語 住職が自ら彫り上げた信念の日々
    -
    戦後の日本が疲弊していた頃、一人の住職が戦没者慰霊と日本の復興と世界平和を祈願して、観音像を建立したいと考えた。しかし、巨木探しから難航する。ついに住職は、自身の手で17メートルの高さの大観音像を彫ることを決意。そして近隣の人々が総出で苦労の末に運搬し、奉納することができた。岩手県遠野市に実在する福徳十一面観自在菩薩の建立物語を民間の歴史家が綴った。
  • 百地丹波の標的
    -
    1巻1,386円 (税込)
    時に賢く時に泥臭く、運命に抗い、一時代を駆け抜けた忍者達の盛衰記。クールジャパンの強力なコンテンツとして老若男女から注目を浴びる忍者たちの日常生活や恋愛、親子の情などを描いた本作品は、従来の“忍者もの”とは違った魅力が感取される。生き残りを賭けながらも、歴史の影に埋もれ、語られることのなかった忍びの者たちの慟哭と希望。その魂に向けての鎮魂歌。
  • 晋作に銭を持たすな
    -
    動乱の世に現れた長州の風雲児には、"天狗の目"があった 鎖国時代、外の世界に目を向けた師匠・吉田松陰に惹かれ、彼の遺志を継いだ松下村塾門下生たち。異端児・晋作もその例に漏れず、上海視察を通じて世界の現状とその真理に到達し、日本の未来を案じて開国を目指した。同時に故郷長州藩のために自らが発起して「奇兵隊」を創設。時代を見抜く力を持った青年がもたらした日本の夜明けを描く。 生まれ持った鋭い洞察力と激しい行動力で周囲を驚かせ、やがてはその求心力で藩の救世主となった高杉晋作。 破天荒な彼の嵐のような生き様と、その裏で紡がれた愛の物語。

    試し読み

    フォロー
  • 100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ398 蔦屋重三郎完全ガイド
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2025年NHK大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が千倍面白くなる 時代背景・人物関係・出来事・諸説・妄想etc.を全方位まるわかり解説! 時代背景・人物関係・出来事・諸説・妄想etc.蔦屋重三郎を「全方位」解説! 2025年NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が 千倍面白く、世界一よくわかる企画が満載!
  • 「はなの味ごよみ」シリーズ【全10冊合本版】
    -
    鎌倉で畑の手伝いをして暮らす「はな」。器量よしで働きものの彼女の元に、良太と名乗る男が転がり込んできた。なんでも旅で掏摸にあったらしい。だが良太の料理は味わったことのないほど絶品だった──。次第に心を通わせる二人だったが、良太は突然姿を消してしまう。はなは、僅かな手掛かりをもとに、良太を探しに江戸に旅立つが……。二人の恋の行方を描く、感動のグルメ時代小説、全10巻。収録作品『はなの味ごよみ』『はなの味ごよみ 願かけ鍋 』『はなの味ごよみ にぎり雛』『はなの味ごよみ 夢見酒』『はなの味ごよみ 七夕そうめん』『はなの味ごよみ 心ちぎり』『はなの味ごよみ 勇気ひとつ』『はなの味ごよみ 涙の雪見汁』『はなの味ごよみ 蛍の約束』『はなの味ごよみ 花笑み結び』 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 浦之助手留帳(1) 花も花なれ
    -
    1~4巻495円 (税込)
    相談の儀、承り候……春を告げるや福寿草、助広一閃、月下に舞う 『江戸城の智恵袋』と称された越後河田藩の元留守居役・山本浦之助は、各藩の厄介事を解決して余禄も望める、悠々自適の隠居生活を送ろうとしていた。折りしも、相談事を持ちかけられた他藩の小納戸役が不審な死を遂げてしまい……。小太刀の遣い手・浦之助が縺れた謎を解く長編時代小説。電子版あとがきを追加収録。 ●六道 慧(りくどう・けい) 東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
  • 官能時代小説 晏邨と玉羽 謎の虚無僧と「気」が紡いだ艶句の世界
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 艶句の世界は、まさしく性愛・エロチシズムの珠玉である。著者が折りにふれ、目にしてきた江戸期を中心にした破礼句と呼ばれる官能的な古川柳は庶民風俗、性愛模様を粋にユーモラスに謳って、笑いを誘い、好色心をくすぐる。「白魚の力帆柱引き起こし」とか「顔が火で娘とばした事が知れ」といった、エロスの綾、美感さえ漂わせる句に親しむにつれ、江戸期の秘事の多彩さ、奥の深さに魅了され、著者の脳裏には「男と女の物語」が、あれこれ浮かび上がってきた。一時期、気功をかじった体験も味付けに、性文化の花が咲き溢れた江戸の昔に想いを馳せて、この奇想な小編は描かれた。艶句の魅力・表現を延長させた「句的な小説」とでも呼びたい。カラー挿絵付き。
  • 朽木の花 新編・東山殿御庭
    -
    怪異や妖かしに立ち向かう一休宗純の壮絶な生涯を描いた傑作室町伝奇小説  鉛丹侯は口をいっぱいに開いた。唇を失った彼がそうすると、髑髏が笑ったようだった。その、恐ろしい笑い顔の、呉藍色をした口の奥から、暗い色をした粘液が溢れ出した。粘液は黒よりも暗い色をしていた。涅色――海底で何億年もかけて溜まった泥の色だ。一休が感じた、夜行城を包む気配の色だった。(「尊氏膏」より)  第58回日本推理作家協会賞短篇部門候補の「東山殿御庭」ほか、一休宗純の活躍を描いた短編集。 *尊氏膏 *邪笑う闇 *甤(ずい) *應仁黄泉圖 *朽木の花 *東山殿御庭 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 一休魔仏行
    -
    “天の瓊矛”争奪戦! 中世神話の異様な世界を舞台に展開する怒涛のストーリー  神代より伝わる秘呪具“天の瓊矛”が大内裏から強奪されたのが怪異の始まりだった。局地的な大地震が起き、太陽は二つに分かれ、熱海沖には一夜にして魔神の横顔にも似た島“真仏島”が隆起する。強奪に巻き込まれ惨殺された辻君の無念を晴らすため、瓊矛奪引に立ち上がった一休宗純の前に、神、仏、魔王を超えた存在“魔仏”たらんとする六代将軍・足利義教、魔少年・赤松貞村、謎の神官・吉田憲法らが立ちふさがる……。長編伝奇時代小説。 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 一休破軍行
    -
    混沌の時代・室町の闇を討つ! 恐るべき陰謀に挑む一休の激闘を壮大なスケールで描く  青墨色の闇の中、“邪宝剣”八支刀三柄剣が十賊色に輝き、殺戮と焼尽の幕が切って落とされた。終わらない旱天に流行病、続発する民衆の暴動。時は正長元年、南朝復興を叫ぶ伊勢国司・北畠満雅は、伊勢裡宮に伝わる秘法により次代の帝・彦仁王の魂魄を抜き取った! 彦仁王の魂は、“器”と定められた虚丸の肉体に憑依する。放浪の僧・一休宗純は二人の少年を救うべく、伊勢裡宮へと旅立つ。“黒衣の宰相”三宝院満斎、北畠満雅、“旧司等”の神々を祀る裡宮の血族、それぞれの思惑は……。長編伝奇時代小説。 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 一休虚月行
    -
    招くは闇、赴くは魔界! 中世・室町を舞台に邪宗の徒や妖物と死闘を繰り広げる  解き放たれた魔燈が暗黒き炎を点すとき、海を渡ってきた魔“悪巣(あくす)”があらわれた。四代将軍・足利義持の懸命の願いを受けた放浪の僧・一休宗純は、五代将軍・義量を“悪巣”の呪詛より救うため、彼に伴い鯖街道を若狭小浜へ向かう。道中に待つは敵の放った最強の忍びたち、そして“悪巣”の妖術による奇怪な罠。一方、“黒衣の宰相”三宝院満済も邪悪な秘術を使い陰謀を巡らせる……。長編伝奇時代小説。 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • P+D BOOKS 怒濤逆巻くも (上)
    -
    1~2巻770~880円 (税込)
    幕府船初の太平洋往復を成功に導いた男。 ――咸臨丸は蒸気を焚いて、午後三時三十分、浦賀を出航した。……しばらく木村も勝も甲板に立っていたが、風と揺れに耐えられなくなり、船室に降りていった。……友五郎と浜口が羅針盤をのぞいて針路を確認しあっているところへ、万次郎と福沢諭吉がやってきた。――  数学や測量に造詣の深い笠間藩士の四男・小野友五郎は、開明的な旗本の子・小栗忠順と出会ったことをきっかけに、幕府の海軍伝習所に入所。やがて遣米使節団を乗せるポーハタン号に咸臨丸が随行することになった際は、その航海長として、幕府船初の太平洋往復を成功に導く。  勝海舟、福沢諭吉などの陰に隠れてスポットライトを浴びることのなかったテクノクラートに光を当てた大作の前編。
  • 美食奉行 大岡越前 江戸めし人情裁き
    -
    江戸の一膳飯屋で、ひとり孤独な食事を楽しむ中年侍……見たところ食い道楽の隠居武家のようにも思えるが、くたびれた顔だちの奥には、きらりと輝く鋭い知性が見え隠れしていた。 それもそのはず、なんとこの男は現将軍・徳川吉宗の懐刀であり、いま世間を騒がす名奉行、大岡越前その人だったのである。 ところがこの越前、口を開けば吉宗への愚痴ばかり。激務を押しつけられた腹いせで、いまや美食めぐりが唯一の生きがいとなっていたのだった。 そんな大岡越前の秘密の夜食は、ひょんなことから腕利き同心を巻きこみ、はからずしも江戸の事件を裏で裁いていくことになるのだが……。 料理と謎が絡みあう新シリーズ開幕!
  • 大奥お猫番
    -
    命を狙われた 愛猫を救え! 伊賀忍びの御曹司が 大奥内の陰謀に立ち向かう! 待望の書き下ろし新シリーズ! 大奥の権力争いの背後に 飼い猫の恨みが――? 伊賀忍者の名門・服部家の御曹司でありながら、江戸城内で猫の世話役を務める服部勇蔵。 大奥で飼われている牝(めす)猫にかかわる揉め事を落着する〈お猫番〉に任じられるやいなや、 さっそく御年寄の若槻から、姿を消した三毛猫の玉(たま)を探し出すよう命じられる。 さらに、大奥内の権力争いに巻き込まれた猫の命を救うために、勇蔵は伊賀忍者秘伝の術を……。
  • 公家さま隠密 冷泉為長
    -
    ひょんなことから、北町奉行所隠密廻り春田猪之助の同心長屋に転がりこむことになった男。なりは烏帽子に狩衣、面妖な京言葉を使い、学もあるが、なによりも剣は凄腕。 じつはこの男、かの冷泉家の血筋を引く、やんごとなきお公家さま・冷泉為長だった。 名家とはいえその傍流。生来のあぶれ者の為長は、風の吹くまま江戸に流れてきたという。隠密同心の店子となった為長はみずから公家隠密と名乗り、猪之助の手下をつとめることになった。  そんな折、巷では男児が攫われる事件が頻発。その中の一人が骸となって発見される。咎人を捕縛すべく動きだす猪之助と為長だが、彼らが目をつけたのは誰もが知る超有名人だった…。新シリーズ第一弾。
  • 一遍踊って死んでみな
    -
    娯楽がない鎌倉時代、人々に刺激を与えたのは踊り念仏だった。家族も財産もすべてを捨てて阿弥陀仏の導きに従う一遍は、念仏を唱えて日本全国を行脚する。一遍とともに僧達が床板を叩く足音のリズム、次第に加速する念仏、上昇する心拍数を表すかのような鉦の音。時衆が繰り広げる激しいパフォーマンスは、見る者の心を鷲掴みにする。念仏はロックだ! 破天荒かつ繊細な捨聖、一遍の物語。
  • おれの足音〈決定版〉 上 大石内蔵助
    -
    人間味あふれる男――大石内蔵助の生涯 池波正太郎が心底ほれた男――大石内蔵助 播州赤穂、大石家の長男・竹太郎は色白で可愛げのある 顔立ちだが、評判は芳しくない。 子供の頃から居眠りばかり。剣術修行は進歩ナシ。 19歳で大石内蔵助として国家老になってからも、 ついたあだ名は「昼行燈」。 妻子と仲良く暮らし、晩酌を愛し、時には遊女とたわむれ、 弱い者にも優しい――。 著者が愛してやまなかった男の生涯。 装いを新たにした決定版! 単行本 1971年9月 文藝春秋刊 文庫版 1977年12月 文春文庫刊 文庫新装版 2011年11月 文春文庫刊 文庫決定版 2024年12月 文春文庫刊 この電子書籍は文庫決定版を底本としています。 【※2011年にリリースされた電子書籍と、本文内容に変更はありません。】
  • 義満と世阿弥
    -
    その出逢いは、宿命。 室町時代を舞台に緻密で重厚な筆致で描かれる、傑作歴史小説。 死んでも覚えているのは何なのだろう。 詩歌か、音曲か、それとも涙か―― 片や、己の欲するがまま、この世の全てを掌中に収めた男。 片や、深い悲しみと屈辱を糧に己の全てを芸術に捧げた男。 運命的に交差する二人の、三十四年に亘る物語。

    試し読み

    フォロー
  • 花と火の帝(上)(新潮文庫)
    完結
    -
    武力と財力を笠に着て、天皇家を揺さぶる家康と秀忠。狡猾な幕府から帝の立場をお守りするため、謎の隠密集団・八瀬童子が凄まじい武と呪の力を解き放つ。「岩介、八瀬の鬼をあてにしているぞ」若き後水尾天皇は、自らの皇位を賭けて幕府と事を構えると肚を決めた。殺しを禁じられた兵なき朝廷に闘いの道はあるのか……。忍びの者と帝の友情をありありと描き上げた、隆慶一郎の伝奇小説!
  • 敗壊の人
    -
    易行道の人は敗壊の人なり 大志を抱いて精進し、世に出んとしながら、無残にもその志がならずして潰えた武士、本庄杢左衛門重政の物語。 【本庄重政】福山藩水野氏の家臣。1606年尾張国に生まれ、兵法に通じ、若いころ諸国を流浪、32歳のとき寺沢兵庫頭堅高に属して島原一揆の鎮圧に参陣。岡山藩池田氏、赤穂藩浅野氏に招かれたのち、1654年福山藩主水野勝俊に長子杢の後見として500石を与えられる。1660年より干拓普請奉行として松永湾岸村々の干拓造成を指揮し、高須・柳津・手城・金見新涯や、松永塩田など多くの新田・塩田を築造。1678年没。
  • 北斗の銃弾
    -
    江戸の闇にうごめく非情な暗殺と謀略のワナ。鼠小僧の拳銃が火をふき、阿修羅の怪剣が舞う――鼠小僧次郎吉は、胡椒入れ拳銃(ペパーボックス・ガン)の引き鉄(がね)を絞る。怪剣士・阿修羅外道もまた、大刀を振い暗殺に奔(はし)る。背景には異国船に脅える幕閣の動揺と権力抗争があった。江戸の闇に蠢(うごめ)く謀略の罠。その渦中に巻きこまれた牢人・松井音四郎は、鼠小僧と共に幕府老中に立ち向かっていく。サスペンスあふれる出色の長篇時代小説。
  • 桂籠
    -
    吉良邸への討ち入りを前に、大石内蔵助が若き国学者と交わした約束とは何か? 忠臣蔵異聞を印象深い筆致で描いた表題作。関白秀吉に和菓子作りで戦いを挑む「羊羹(ようかん)合戦」。黒鯛釣りに武士道を懸ける「釣って候」。気鋭が趣向を凝らし巧みに紡いだ時代小説の精粋。短篇8作を収録。<『桂籠とその他の短篇』改題>
  • 「隠密同心」シリーズ【全9冊合本版】
    -
    隠密廻り同心のさらに裏で、武家や寺社を極秘に探索する「隠密同心」。父も同役を務めていた佐原市松は奉行から密命を受け、さる大名家のお家騒動を未然に防ごうと捜査を始める。彼の行く手を阻むのは、“風神一族”が関与しているらしいが、その正体はようとして掴めず……。隠密同心・市松の活躍を描く、手に汗握る長編時代小説シリーズ! ※本作品は『隠密同心』シリーズ全9巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 「身代わり若殿 葉月定光」シリーズ【全7冊合本版】
    -
    広島藩の〈海賊〉侍が、旗本若殿の替え玉に!?「公家武者信平」「浪人若さま 新見左近」の著者入魂の新シリーズ、堂々開幕! 若殿の定光が急逝し、御家断絶の危機に瀕した旗本・葉月家が考案した奇策。それは、若殿の身代わりを立てることだった!定光と瓜二つの広島藩士・村上虎丸は葉月家の用人に懇願され、江戸屋敷に赴く。だが、病弱だった定光に比べ、村上水軍の末裔の家で育った虎丸はたくましく健康的。そのため、日焼けが治り、痩せるまでは外出禁止、芸州弁も厳禁だ。そしてさらなる難題が。若殿には、娶ったばかりの妻がいたのだ!公儀にも妻にもばれたら一大事だが、瀬戸内の海で自由に育った虎丸は、外に出たくて仕方がない。そんなある日、江戸の川で悪事を働く「川賊」が現れる。ひょんなことから屋敷を抜け出した虎丸は、川賊退治を手伝うことに――。海賊剣術を駆使して江戸の悪に立ち向かう、痛快時代小説! ※本電子書籍は「身代わり若殿 葉月定光」シリーズの全7冊を1冊にまとめた合本版です。
  • 「向島・箱屋の新吉」シリーズ【全6冊合本版】
    -
    向島で箱屋をしている二十八歳の新吉は、役者のような色気がそこはかとなく漂っている、女たちの目を引く男だった。ある日、向島で「桜家」の主人・仙太郎の絞首体が見つかった。同心は自死と決めつけていたが、新吉は、死体の近くに手ぬぐいが落ちており、さらにその切れ端が死体の口にあったことから、殺されたとみて、犯人を追う。一方、南町定町廻りの同心・扇太郎が、花街で起きている連続殺人事件を捜査していると、次に起こると考えられるのは、向島ではないかと推測する。そこで、対岸まで噂が広がっている向島の芸者・お葉に事情を聴きに行くと、そこで新吉と出会うが……。事件に隠された、驚くべき真相とは!?花街と向島を舞台に、訳あり箱屋が事件を追う人気シリーズを全巻収録。 ※本作品は『向島・箱屋の新吉』シリーズ全6巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 娘剣士守りて候
    -
    神之木流を教える道場の娘・いずみは父と二人暮らし。その父が自分に再び剣術を始めてほしいと言い残し、急に旅に出る。門弟たちと道場を守るいずみだが、不審な人物が次々と訪れ、いつしか謀反人らの拠点に——。 娘剣士いずみがよもやの謀略に立ち向
  • 殿様の家出 神田のっぴき横丁1
    -
    次は勘定奉行か町奉行、四十七歳の大身旗本が突如隠居を決め家出! 三千石真木家の下屋敷は、神田の横丁に借りた二階屋。 のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁で繰り広げられるのは……。 次は勘定奉行か町奉行と目される三千石の大身旗本真木登一郎、四十七歳。ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言、家督を長男に譲って家を出るという。いったい城中で何があったのか? 隠居が暮らす下屋敷は、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件につながることも……。 心があたたかくなる! 新シリーズ第1弾!
  • お江戸の或る日 調
    -
    1~2巻1,485円 (税込)
    江戸で一、二を争う腕前との呼び声高い植宗の幸吉。その真の姿は土浦藩土屋家御用人、坂崎家ただ一人の生き残り坂崎幸之介。飲み屋喜楽の看板娘、お浜のもう一つの顔は南町奉行所の同心桜井蔵之介の下で密偵をはたらく、元おんな掏摸。思いを寄せあう二人に横槍が、そして事件が捲き起こる! 息をもつかぬ物語運びで、今回も存分に読者を魅了する『お江戸の或る日』第2巻!
  • 吉原同心 富永甚四郎
    -
    北町奉行所の同心の次男として生まれた富永甚四郎は、蘭方医になるべく大槻玄沢の芝蘭堂で学んでいた。ところが長男が流行り病で急逝、突如同心を継ぐことになった。しかも面番所は吉原。まったく知識のない遊郭のしきたりに戸惑いながら任務に赴いた矢先、妓楼で遊女が殺害された。検使に向かった甚四郎が蘭方を用いて遺体を調べると、死因は絞殺らしい。犯人は常連客なのか? 吉原で起こる難事件に甚四郎が立ち向かう!
  • 黒の褥
    -
    人妻の看護師が、帰宅途中にスタンガンで襲われ、拉致された。全裸に剥かれ、自慰を強要され、証拠の写真まで撮られたところで、解放されたのだった。 人妻看護師は、泣き寝入りをした。そうするしかなかった。身分を明かし、レイプされたと警察に訴え出られるはずがなかった。悲嘆に暮れていたが、冷静にその時のことを思い返すうち、恐怖のなかに性的興奮があったことに気づき、次第に被虐の性癖に純化を求めるようになっていった――。
  • 麻布怪談
    -
    「その日、大坂は朝から陰雨が濡れそぼっていた。」  この名作は、この一文から始まる。  時は江戸の末。所は、鄙びた麻布界隈。独り身の男の許に、繁々と通い詰める女がふたり。  ひとりは美少女。幽霊だった。もうひとりも美女。こちらは狐女。  ふたりの美少女に惚れられた男は、命まで取られてしまうのか。  怪異譚、傑作――。
  • 「大河の剣」シリーズ【全7冊合本版】
    -
    川越の寺尾村の名主の長男・山本大河は、村の者が呆れるほどのやんちゃ坊主ぶりを発揮していた。あまりの無法行為に手をやく父・甚三郎は、大河を勝光寺の和尚に預け、性根を叩き直すことを決めた。だが、大河の性根は直るどころか、やがて強い意志となって表れてきた。「剣で強くなりたい」との想いは、武者修行途中の剣士・高柳との出会いによって、大河の運命を大きく変えていく──。時代の激流のなか、名だたる剣士たちと刃を交え、強さを求めていく大河の運命は? 気鋭の著者による、剣豪小説シリーズ! ※本電子書籍は「大河の剣」シリーズ全7冊を収録しています。【収録作品】『大河の剣(一)』『大河の剣(二)』『大河の剣(三)』『大河の剣(四)』『大河の剣(五)』『大河の剣(六)』『大河の剣(七)』
  • 遥かな絆 斬! 江戸の用心棒
    -
    金にまみれた藩内の腐敗を糺(ただ)そうとして殺された父の仇を討つため、老中を斬った真十郎。諸国を放浪した後、彼はようやく江戸に戻ってきた。そこで身分を隠しての用心棒稼業で市井に暮らす人々の幸せを守っていくのだが……。書き下ろしシリーズ第4弾。
  • おやこしぐれ
    -
    ふたりはいつの日か、本当の母子になれるのか。 藩の要職につく岩井長弼の妻・十和に悲報が届く。 藩校に通う子供同士の諍いが原因で、十五歳の息子・誠志郎が下級武士の子息・谷田小太郎に誤って斬り殺されたというのだ。 跡取りを亡くした長弼は、十歳にして文武両道と評判の小太郎を養子に迎えることに。 我が子を殺めた咎人の“母”となった十和の心は乱れ、小太郎も苦悩と悔恨の日々を送るが……。
  • おもいで料理きく屋 なみだ飯
    -
    せがれを偲ぶ職人が注文する料理は…… おきくと幸太郎の夫婦が営む「きく屋」は、大川端にある名店で、今は亡き大切な人との「おもいで料理」も評判だ。 月一の講で訪れていた升屋の隠居・喜三郎からおもいで料理の依頼人がいると聞く。 それは、きく屋にも蒸籠を納める職人の治平で、せがれの信平が好物だった炊き込みご飯を注文する。 その仔細を聞くと……。感涙必至、江戸人情物語!
  • 源氏の白旗 落人たちの戦
    -
    魂を揺さぶる不屈の戦い! 圧巻の源平合戦小説!! 抗うために逃げるのだ― 慟哭の源平合戦絵巻!! 源頼朝が初の武家政権を開く前夜、平家との激戦のなかで繰り広げられた感涙の人間ドラマ。 父殺しの汚名を着せられながら再起を図る源義朝、その妻・常盤御前と幼子の雪中の逃 避行、木曾義仲と女戦士・巴の激闘、そして、源頼朝に見捨てられた義経と静御前の矜持……。 〈敗者〉としての源氏の戦いを情感豊かに描く傑作! 目次 奔る義朝――源義朝      雪の坂――常盤御前      歌う老将――源頼政      落日の木曾殿――源義仲    しずのおだまき――静御前   解説 末國善己        敗者の戦いが新たな歴史を拓いた―― 「本書の主人公たちは、どれほど窮地に陥っても絶望せずあがき続ければ活路が開けること、 敗れても終わりではなく、敗北の経験を活かして自分で再起をはかることも、次世代に夢を託すこともできると教えてくれる」 末國善己氏(文芸評論家)、激賞!
  • 深川めおとそば
    -
    おみなと幼馴染みの力也は、米沢上杉家の命で江戸深川に蕎麦屋を開く。地元産の原方蕎麦粉で作る挽きぐるみは、香り高くコシがあって旨い。だが、喉越しのいい更科を好む江戸っ子に背かれ、三月経っても客がこない。そんなある日、少女に無銭飲食されて……。故郷の蕎麦粉を広めるため、究極の蕎麦とつゆを目指し研鑽を積む若者たち。深川の多彩な人々の知恵と温かさに支えられながら、様々な出来事を経て成長する夫婦の姿を描く、書き下ろし人情時代小説。目指すは江戸一番の蕎麦!
  • 歴史がおもしろい枕草子
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小学校高学年からの古典入門。教科書でおなじみ「春はあけぼの」誕生物語。●シリーズ第3弾! 小学校高学年からの古典入門。●「春はあけぼの」が書かれたのは、誰のため? 何のため? 歴史を知ると、枕草子はもっとおもしろくなる!●児童向け古典で多数の著書がある、時海結以先生が再編。「枕草子」は、清少納言が心ひかれた日常の瞬間、自然や人間関係について感じたこと、そして彼女が仕えた中宮定子の華やかな日々を描いたエッセイです。千年前の古典ですが、現代の私たちにも共感できる内容です。本書はこれらのエッセイと歴史的背景を、小学校高学年から楽しめるよう現代語訳で再編しました。300の短い文章を気ままに集めたように見える作品ですが、歴史的背景や清少納言の思いを知ると、深い意味が浮かび上がります。国語の教科書でもおなじみの「春はあけぼの」に、新たな面白さを見つけられるでしょう。
  • 星を見上げて ─日本海軍気象少尉と大社基地のあの夏─
    -
    島根県出雲市に、昭和20年春に突貫工事で造られ今も姿を残す旧海軍大社基地滑走路がある。敗戦が色濃くなったあの夏、ここから最後の爆撃機「銀河」が南に向けて飛び立った。彼らは果たして無事帰還できたのか──。観測される日々の気象データが軍の〈極秘情報〉となるなか、ある海軍気象少尉の目を通して描かれた、太平洋戦時下における軍人たちの生きざまとその人間模様。
  • じゃこ、南の海へ(上)
    -
    運命の荒波に翻弄され倭寇に拾われた少年は、海賊の一員として逞しく成長してゆく  育ての親の爺が死んだばかりか、非道の領主をやむなく刺して追われる身となった少年「じゃこ」。その運命の日の夜、彼は自分の出生にまつわる秘密を知った。母親は異国の人で、じゃこを産むと間もなく、短剣と船とを残して死んだのだという。兄とも慕う「飛魚」のすすめに従い、じゃこはたったひとりで船を操り、南の海へ乗り出すことにした。母の国をさがすために。だが、じゃこを待ち受けていたのは、嵐と倭寇の船だった……。  室町(南北朝)時代の東シナ海を舞台に、ひとりの少年の冒険を描いた伝奇時代小説、上巻。 ●松尾未来(まつお・みらい) 20世紀生まれ。水瓶座。O型。桃園書房『月刊小説』1991年9月号に「妖かしの湖」が掲載され、小説家としてデビュー。同誌に官能ホラーの短篇を発表しつつ、イギリスの魔女ドリーン・ヴァリアンテの著書を読み、魔女(ウィッカ)の生き方を学ぶ。アメリカのホラー映画専門誌の翻訳を経て『刑事コロンボ 危険な声』(二見書房)を翻訳出版。長篇小説として、時代海洋冒険小説『じゃこ、南の海へ(上・下)』(ソノラマ文庫)、『ばね足男が夜来る』(ハルキホラー文庫)。魔女関連の著書には、思想書『魔女を生きる』(白水社)と実用書『魔女の本』(学陽書房)がある。
  • 風流太平記
    -
    時代劇エンターテイメント。イスパニアから武器を購入し幕府転覆を目論む紀州徳川家。その大陰謀を阻止しようとする花田三兄弟の波乱万丈の活躍。万三郎をめぐる二人の女性との恋の行方はどうなる。誤解とすれ違い、三角関係の邪魔もありなかなか進展しない。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 品川宿仇討ち稼業
    -
    稼業は食うや食わず、情にほだされやすい優男・乾勝之助 だが、剣は強し! 廻国修行と薪割りで鍛えた剣技が光る快作時代小説 仇討ち助太刀仕り候――浪人乾勝之助の稼業は頼まれて仇を探し、討つ手伝いをすること。実は勝之助自らも仇を探していた。 勘定所の役人だった父太兵衛は、公金横領の汚名を着せられ殺害されたのだ。勝之助は稼業の傍ら下手人らしき元岸和田藩士志摩源次郎を追う。 ある日、幼い姉妹の依頼に勝之助は動揺する。姉妹の仇は志摩その人で……。情に厚い快男児の活躍を描く!
  • 悪党(上)
    -
    河内の〝悪党〟楠木正成。幕府に従わないために〝悪〟と決めつけられた男が本拠・赤坂荘で行う政は、銭を中心とする、誰もが等しい、武士の支配とは異なるものだった。その政を己の力が及ぶ範囲で守ろうとしていた正成の目標は、ある日、一人の男と出会うことで様変わりした。護良親王――今上帝の第三皇子である。彼と志を共にし、日本全土から武士の支配を取り除くため、弟・正季や幼馴染みの山の王、猿楽師らと共に強大なる敵に挑む! 熱き大河歴史小説、誕生。全二冊。
  • 曹操 卑劣なる聖人 第一巻
    -
    海外で300万部突破の本格的三国志小説、全十巻の刊行開始!  策謀に秀でる政治家、『孫氏の兵法』を駆使する軍人、雄心を壮大に謳い上げる詩人。悪評をものともしない曹操の真の姿を、全十巻で描く。  第一巻は、曹操が悪ガキだった12歳からはじまる。腐敗した官界を悪知恵で生き抜く父に反発、“腐れ宦者の筋”と揶揄されながらも、「治世の能臣」をめざして官途につく20代前半までを描く。類書でも記されることの少ない少年、青年時期がたっぷりと味わえる。  曹嵩、夏侯惇、卞氏、袁紹、鮑信をはじめ、何顒、橋玄、許劭、王甫、秦宜禄といった人物が登場する。 【目次】 第一章 突然の政変 第二章 帰郷 第三章 四年ぶりの帰洛 第四章 袁紹との出会い 第五章 決死の救出 第六章 父の計らい 第七章 仕官前夜の人殺し 第八章 官となる 第九章 このうえない導き 第十章 洛陽で名を馳せる 第十一章 都を逐われる 第十二章 赴任途上の危機 第十三章 職務に励む 第十四章 一門免職 第十五章 曹家の没落 第十六章 皇帝のひと声で返り咲く     主な登場人物     主な官職     後漢時代の地図     後漢時代の司隷の地図     後漢時代の冀州、青州、兗州、豫州、徐州の地図 【著者】 王暁磊 歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史 三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。 後藤裕也 【監訳】 関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。 岡本悠馬 【訳】 鍼灸養気院副院長、翻訳家。共著に『キクタン中国語【上級編】』、共訳書に『海角七号君想う、国境の海』などがある。
  • 王朝序曲 上 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯
    -
    長岡京への遷都、蝦夷出兵と大胆な政治を推し進める桓武天皇。繰り返される遷都の中で、帝王桓武は命をすりへらしていく。奈良朝を終わらせ平安朝に道を切り拓き、道長に至る藤原北家の基礎を築いた男の生涯を描いた長編歴史大河小説。
  • 華舞剣客と新米同心
    完結
    -
    神田で手習所を営む佳純は、娘を助けた縁で呉服屋の越前屋に用心棒を頼まれる。佳純は腕に覚えがあった。父の道場で剣術を磨き、いっぱしの女剣士となっていたのだ。 一方巷では鬼蜘蛛という盗賊が、世間を騒がせていた。金品の強奪だけでなく、おなごは手籠めにされるという。 美しい妻と娘たちを持つ越前屋は、見ず知らずの浪人者を家に入れるのを躊躇していたところに、ようやく佳純を得たのだった。佳純は越前屋に入り、大胆不敵な色右衛門率いる鬼蜘蛛を迎え撃つ。 その一方で、町方同心の真之介は佳純を見守り、陰で支えようとする。火付盗賊改方の多岐川もまた、佳純の腕前を知り……。 痛快無比の時代エンタテインメント!
  • 椿平九郎 留守居秘録1 逆転! 評定所
    -
    「最高裁」たる評定所で前代未聞の裁許! 平九郎は巻き返せるか。 出羽横手藩の新任留守居役、宿敵喜多方藩の策謀に苦慮。 剣豪祐筆・上野法賢の秘密。 錣無念流秘剣、熊の爪に、平九郎の必殺剣朧月は……。 爽やかで一本気な27歳! 新シリーズ第1弾!! 出羽横手藩十万石の大内山の城守盛義は江戸藩邸から野駆けに出た向島の百姓家できりたんぽ鍋を味わっていた。鍋を作っているのは、馬廻りの一人、椿平九郎義正、二十七歳。そこへ、浅草の見世物小屋に運ばれる途中の虎が逃げ出し、飛び込んできた。平九郎は、獰猛な虎に秘剣朧月をもって対処……。さらに十人程の野盗らが襲ってくるのを撃退。これが家老の耳に入り……。
  • 黒いサムライ 彌介の証言 ─遺聞・本能寺の変─
    -
    日本統一を目前にした信長は、宣教師から「黒坊主」を献上される。一目でその黒人、彌介を気に入った信長は、サムライの身分を与えボディーガードとして目を掛けるが、「本能寺の変」が勃発し、自決する。光秀に渡さぬため、信長の命を受け、その首を本能寺から持ち出したのは彌介だった。戦国の世に実在した謎多き黒いサムライのその後は……。史実を基にした歴史フィクション。
  • 天下を買った女 室町擾乱
    -
    京の街は戦乱により荒廃していた。権威の失墜した室町将軍・足利義政に嫁いだ日野富子は、「銭」すなわち「経済」の力で平和をもたらすことを決意する。応仁の乱を鎮めようとした悪女の実像を描く歴史巨編。
  • 独狼【どくろ】 念真流無間控
    -
    己は人斬り風情、悪党は銭の種にすぎぬ――隻眼蓬髪の孤高の剣士、雷蔵の元に仕事が舞い込む。男と偽った女子を江戸まで護衛してほしいというのだ。少女は藩を継ぐことを強要され、犠牲になろうとしていた。刺客どもを血の海に沈めた先に待っていたのは……
  • かげろう絵図 上
    -
    【この電子書籍は、2004年発売の電子書籍『かげろう絵図 上』の表紙を新たにしたものです。本文内容は2004年版と同一です。】 大奥を舞台に鮮やかな推理手法で描く清張流傑作時代小説 著者が「愉しさを第一に」取り組んだ傑作時代小説。徳川家斉が大御所として君臨する天保十一年、絢爛たる吹上の桜見の会で奥女中らが注視する中、事件は起こった――。家斉が寵愛する中臈と背後の黒幕石翁。彼らの追い落としを謀る水野忠邦一派。両者の罠のかけあいを推理手法で描き、権力に群がる矮小な人間の姿を炙りだす。
  • 脇坂安治 七本鑓と水軍大将
    -
    賤ケ岳七本鑓、 戦国を突き破る! 信長、秀吉、家康ら英傑とともに武勇を貫いた豪将の生涯! “関ケ原”裏切りの真相は!? 信長、光秀、秀吉、家康―― 戦国乱世を渡り歩いた男。 北近江の戦国武将・浅井長政に仕えていた脇坂安治は、浅井を離れ織田信長の部将・羽柴秀吉のもとで頭角を現す。 賤ヶ岳の戦いでは敵の首を獲り、“七本鑓"の功名を立て、大名となった安治だが、突然秀吉から経験のない水軍編制を命じられて…。 信長、秀吉、家康ら英傑たちに翻弄されながら戦国を豪胆に生きぬいた武将の生きざまを描く歴史長編。 〈目次〉 序章 老将の回想 第一章 主家滅亡 第二章 貂の皮 第三章 大返しと仇討ち 第四章 七本鑓 第五章 朝鮮ノ役 第六章 関ヶ原合戦
  • 卍屋龍次 乙女狩り 秘具商人淫ら旅
    完結
    -
    長身痩躯にして女形役者のような美貌を持ち、脇差居合術の達人でもある龍次──。目深に被る菅笠に、卍という焼き印が押されている。彼は、秘具、淫具、媚薬の類を扱う「卍屋」であった。 龍次が風変わりな行商人に身をやつし、旅を続ける理由はただ一つ。八年前に、運命の出会いをしながら生き別れとなった少女、おゆうを捜していたのだ。 だがその道中には、幾多の困難と邪悪な欲望、非常な裏切りが。双龍の刺青を施した“剛根”とあらゆる性技を習得した龍次は、行く先々で女を哭かせながら、生死さえ定かでない娘を見つけ出そうとするのだが……。 龍次が卍屋になるきっかけを描き、過去と現在をつなぐ書下ろし番外篇「女ごろし」を新たに収録した、傑作長編時代活劇!!
  • 無敵浪人 徳川京四郎  天下御免の妖刀殺法
    -
    根津権現の門前町に住まう謎の素浪人・徳川京四郎。 龍と牡丹をあしらった片身替わりの小袖を着こなす、まさに惚れ惚れするような若武者である。 しかもこの男、世間で噂されているとおり、徳川家のご落胤……現将軍・徳川吉宗の甥っ子にあたり、大名、旗本の誘いを蹴って市井暮らしを選んだ、まっこと変わり者の若さまなのである。 そんな京四郎、なんの因果か、女読売屋の松子と手を組み、町場のさまざまな騒動や事件に首を突っこんでいく。 吉宗から拝領したいわくつきの妖刀村正をぶんまわし、最強の剣法『秘剣雷落とし』が許せぬ悪を裁く! 痛快娯楽の最高潮、無敵の新シリーズ開幕!
  • 将軍側目付 暴れ隼人
    -
    三百石の俸禄を拝領する、小普請組配下の直参旗本、仙石隼人──。実はこの男には、密かに命じられている役職があった。 代々の仙石家当主が将軍家の耳目となって大名や旗本を監察し、疑惑があれば己の裁量で処断できる「将軍側目付」である。年に数度、城内の茶室に招かれ、将軍とふたりだけで数刻を過ごすことが定められていたのだ。 その隼人に、「御三家の尾張家に謀反の疑いあり、これを探索せよ」との将軍直々の密命が下る。消息を絶った父に代わり、尾州へ向かう隼人。しかし名古屋には、公儀を裏切ったと噂される父の姿が……。 果たしてその驚くべき真相とは。そして、尾張家に潜む恐るべき陰謀とは。小野派一刀流の隼人の剣が、将軍家に仇なす巨悪を一閃する──!!
  • 我らのお殿様 北条氏重
    -
    時は江戸幕府が開き初期の頃。市井の声に耳を傾け、民の暮らしに心を添わせる、ひとりの大名の生き様を、目下の者を含む全てに尊厳を保つ稀有な感覚と、発信力、行動力にスポットを当てながら、見事に描き切っている。社会に役に立つ人になりなさい。そして、自分が正しいと思ったことは思い切りやりなさい。著者の祖先のルーツを辿る中で生まれた歴史小説。
  • 空海 ─吾、永遠に高野の山に帰る─
    -
    平安時代、唐に渡り真言密教を日本に伝授した弘法大師。その誕生以前から真魚と呼ばれる幼年期を経て、修行して空海を名乗って奇跡を行い、数々の功績を遺したその生涯を丹念に描き、かの人間性に迫る。ほぼ同時期に唐に渡り天台宗を日本に伝授した最澄こと伝教大師。二人の交流も描き、千二百年もの間、高野山奥の院に入定するとされる空海の入門書とも言える、分かりやすい歴史小説。
  • 本所慕情
    -
    浅井信之助は非役の貧乏旗本。そのため嫁も娶れず、出世街道を歩む幼な友達の鈴木健四郎に嫁した初恋の相手・美佐への想いを断ち切れぬまま、悶々と日々を送っていた。そんな時、健四郎の口利きで突如、下役ながら勘定所での職を得る。しかしそれは、信之助を利用しようとする健四郎の策略だった。果たして信之助の運命は──。不義・不正にまみれた旗本社会にスポットを当てた時代小説。
  • 小さい予言者
    値引きあり
    -
    歴史時代作家クラブ賞受賞作『鳳凰の船』、第二作『楡の墓』に続く、北海道開拓期を背景に描いた第三作。ゴールド・ラッシュに翻弄された人間の悲哀/「ウタ・ヌプリ」。新天地・樺太への玄関口が静かに見守る親子の情愛/「稚内港北防波堤」。戦争に躍らされた炭鉱の末路とささやかな希望/「小さい予言者」。道内在住の著者がかつてない視点で浮き彫りにした、まったく新しい北海道の歴史の横顔。深い余韻を残す五編を収録。

最近チェックした作品からのおすすめ