ハーレクイン・ロマンス小説 - ハーレクイン作品一覧

  • クリスマス嫌いのシチリア貴族
    -
    富と力を誇る貴族の館でクリスマスを過ごす。彼の子どもたちの世話係として……。 マルク・ウベルト――傲慢なシチリア貴族がなぜここに?ロンドンの百貨店で働くモネは突然職場に現れた彼を見て驚いた。モネは母とともにウベルト家の屋敷に身を寄せていたが、マルクにひどく心を傷つけられ、イギリスへと渡ったのだった。あれから8年、やっとつらい記憶も薄れかけたのに、彼の亡妻が遺した子どもたちの休暇中の世話を私に頼むなんて!マルクの身勝手な振る舞いにモネは唖然としたが、権力と金に物を言わせる彼の手で城のような館に連れてこられた。熱い想いが再び燃え上がり、報われぬ愛に身を焦がすとも知らず。 ■婚外子という出自を持つモネは8年前の出来事で、自分がマルクの属する貴族社会にはふさわしくないということを痛感しています。それでもなついてくれたマルクの子どもたち。いつしか無垢なモネは家族となることを夢見ますが、彼には美しい婚約者がいて……。
  • クリスマス・ストーリー2009 四つの愛の物語
    3.0
    ◆『指輪はイブの日に』― トニー・ダンゼッタは高校時代の友人の訃報を知り、急遽故郷に戻った。友人はミリセント・エバンズという悪女のせいで、自殺に追い込まれたという。猛烈な怒りに駆られたトニーは、弔問に現れたミリセントを罵倒し、憤怒の形相で詰め寄った。とたんに彼女の顔は青ざめ……。 ◆『王子様と聖夜を』― クリスマスイブの前夜、フェリシアは十年前に別れたきりだったギデオンと思いがけない再会を果たした。二人は高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。クリスマスの休暇を一緒に過ごすうち、二人の胸に昔の恋がよみがえる。 ◆『魅惑の舞踏会』― 貴族の令嬢ローワンは、友人ペネラピが気の進まぬ結婚を強制されて悩んでいることを知った。その縁談は、相手の伯爵と共に招待された大邸宅でクリスマス休暇を過ごしている間にまとまることになっている。ローワンは友人の衣装係になりすまし、縁談をこわそうとするが…… ◆『忘れえぬクリスマス』― 今日はクリスマスイブ。海軍に勤務するレン・ドーバーはボストンへ向かう列車を待っていた。彼は固い決意を胸に、家族が、そして恋人エイミーが待つ故郷へ帰る途中だ。雪のせいで遅れていた列車がようやく到着し、彼は安堵したものの、今度は脱線事故に巻きこまれてしまう。
  • クリスマス・ストーリー2011 四つの愛の物語
    3.0
    ◆『クリスマスに間に合えば』― アメリカ人の夫との結婚生活に破れ、クレミーはイギリスの緑豊かな町へと戻ってきた。引っ越しの荷物も片づかないうちに、クレミーは信じられない偶然を知る。12年前の高校卒業記念ダンスパーティの晩、熱いキスを交わしたアレックが隣家に住んでいたのだ。 ◆『億万長者の贈り物』― ベスは2年前の事故で夫と両親を同時に失った。あんな悲しみはもう二度と味わいたくなくて、他人と深くかかわるのを避けている。恋愛などもってのほかだ。だが、みぞれ混じりの雨が降る朝、裕福な実業家ニックと出会い、彼女の凍てついた心は揺さぶられ……。 ◆『愛を忘れた伯爵』― ベネチアの壮麗な宮殿では仮面舞踏会が催されている。悲惨な事故で逝った夫ドメニコの生家を衝動的に訪れたのをダイアンは後悔した。こんなことをしても過去は変えられない。ふと近づいてきた男が仮面を外したとき、彼女は息をのんだ。亡き夫がなぜここに? ◆『キャンドルナイトの誘惑』― ジョージアはひとり静かに休暇を過ごすため、かつて両親が暮らしていたコテージに来た。ところがその晩、コテージの所有者で憧れの男性チャンスが突然現れ、近辺に洪水の危機が迫っていると告げた。図らずもジョージアは彼の屋敷でクリスマスを過ごすことに。
  • クリスマス・ストーリー2015 五つの愛の物語
    4.0
    『クリスマス嫌いの億万長者』-“クリスマスに必要なものを大至急家に届けてくれ”ソフィーは億万長者マックスの無茶な依頼を引き受けるはめになった。大切な行事をすべて人任せにするなんて! あきれながら脚立にのって玄関の飾りつけをする彼女の前に、突然帰宅したマックスが現れ……。 『ドクターの意外な贈り物』-ジェニファーは医師の夫アレックスと結婚し、4人の子供に恵まれた。慌ただしい日々を送っているものの、いまだにアレックスの妻への愛情深さは申し分ない。でも、彼女は夫に言えない秘密を抱えている。やがて、その秘密を最悪の形で告白する日がやってきた。 『ボスと秘書だけの聖夜』-クリスマス間際、ボスのリュックから出張への同行を求められ、秘書のアメリアは驚いた。不動産業界で頭角を現す彼には休暇など関係ないらしい。買収交渉に赴いたスキーリゾートで、さらなる驚きが待っていた。憧れのボスと同じ部屋に泊まることになったのだ。 『聖夜の贖罪』-子爵のシンクレア卿――愛しながらも別れざるを得なかった人。未亡人のキャロラインは重要なことを伝えるべく、6年ぶりに彼と会った。だが、いまだに裏切りを許せない彼は彼女を責める。父親の借金のため、怪物のような伯爵と結婚するしかなかった事情も知らず。 『真夜中の奇跡』-看護助産師のケリーは初恋の男性――サミュエル・ワトソンの牧場に駆けつけた。誰かが産気づいたらしく、手助けを求められたのだ。だが、12年ぶりの再会に胸を震わせるケリーに、彼はつれなく言い放った。「きみの助けなど必要ない。一刻も早く出ていけ」
  • クリスマス・ストーリー2010 四つの愛の物語
    -
    ◆『レディ・ラブレスを探して』― 十九歳でアレックスと結婚したものの、すぐにメリセントは夫が自分との結婚を望んでいなかったことに気づいた。一家の領地の運営に夢中で妻を顧みない夫とのよそよそしい結婚生活は二年あまり続いた。だが、メリセントはついに耐えかね、大喧嘩の末に飛びだしてしまい……。 ◆『いたずらな天使』― クリスマスイブなのに、キャリーは朝から不運続き。勤め先からは解雇を言い渡され、住居の管理人からは一カ月後の部屋の明け渡しを宣告されたのだ。さらに突然部屋を訪ねてきた老婦人が、玄関先に大きな箱を置いていく。なんと箱の中には生後三カ月くらいの赤ん坊がいた! ◆『聖夜は億万長者と』― カロは夫ジェイクの不貞を確信して身重のまま家を出ると、一人でマヨルカ島に渡って娘を産んだ。そして今、生後六カ月になる娘を連れて、唯一の肉親である弟とクリスマスを過ごすため、ヒースロー空港に降り立った。ところが、彼女を出迎えたのは、誰あろうジェイクだった。 ◆『恋に落ちた十二月』― 会議の開催されるホテルへ向かう途中、イモージェンは凍った道ですべり、泥まみれになった。着替えに提供された部屋へと急いだが、部屋の番号を間違えてしまう。部屋から途方もなく魅力的な男性が現れ、イモージェンは心を奪われた。その男性――ライアンが新しいボスだとは知りもせず。
  • クリスマス・ストーリー2014 四つの愛の物語
    4.0
    『放蕩領主と美しき乙女』 キャロル・モーティマー作■貴族のグレイは亡兄から相続した領地を初めて訪れた。暗い屋敷に足を踏み入れると、亡兄の義理の娘アミーリアに悪漢と間違われ発砲される。お仕置きとばかりに抱きすくめ明かりをつけると、彼が2年前に会った17歳の少女は、見違えるほど美しく成長していた。■『イヴに天使が舞いおりて』 レベッカ・ウインターズ 作■挙式寸前に婚約を破棄された痛手から立ち直ろうとしていたブルック。クリスマスイヴの夜、彼女は吹雪の中で泣いている少女を発見した。少女を自宅で保護して警察に連絡すると、魅力あふれる男性ヴァンスが事情聴取に現れた。もしかして、わたしの運命の人?■『花嫁にメリー・クリスマス』 マリオン・レノックス作■2年前に夫を亡くしたジェニーは経営するブライダルサロンの売却を決めた。亡夫と共に事故に遭って火傷を負った息子の治療費を捻出するためだ。だが売却先の会社の社長ガイが店に現れ、傍若無人な態度をとった。ジェニーが激怒すると、突然彼に唇を奪われ……。■『純情なシンデレラ』 エリザベス・ロールズ 作■裕福な家の娘ポリーは不運に見舞われた。父の遺産を全部失ったうえ、住みこみの家庭教師の職も解雇されたのだ。心優しい教区牧師のアレックスに相談すれば、新設される学校の教師として雇ってもらえるかもしれない……。しかし、彼女の期待は見事に裏切られる。 4話収録。
  • クリスマス・ストーリー2008 愛と絆の季節
    3.0
    『かけがえのない贈り物』―ロージーは人気映画俳優ジョシュア・ホークレー――ホークの付き人を急遽つとめることになった。インフルエンザで寝込んでしまった父ドナルドの代役としてだ。ところが、ホークはロージーのことを自宅に押し入った熱狂的なファンだと勘違いし、彼女に厳しい警告を発する。 『億万長者とクリスマス』―コリーヌは会社経営者のアレックスと結婚して十二年になる。だが、今や億万長者となったというのに、彼は仕事一筋で家庭を顧みようとしない。このところは別居生活が続いている。明日のクリスマスイブさえ一緒に過ごせないと言ってきたら、彼女は離婚する覚悟だったが……。 『真夜中の情熱』―実家に連れていく恋人さえいないなんて。名門エリオット家の豪邸で開かれたパーティで、もうすぐ三十歳になるクロエは大きなため息をついた。そんな彼女の前に現れたのは、高校時代の上級生ライダー・マクフィー。同じく招待されたと言う彼を、クロエは急に意識してしまう。 『海賊のキス』―夫に先立たれたルシンダは、過去の苦い思い出を忘れ去り、分別のある女性として家庭教師をつとめている。ある日、滞在中の大きな屋敷の庭で、ルシンダは信じられないものを目撃してしまう。それは、かつて彼女を捨てて海賊になった婚約者ダニエル・ド・ランシーの姿だった。 *本書に収録されている「かけがえのない贈り物」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマス・ストーリー2008 聖夜の贈り物
    -
    『旅路の果てに』―マリアンは赤ん坊を抱えながら、ようやくのことで亡くなった夫の生まれ故郷の町にたどり着いた。この町に来たのは、臨終の際に夫と交わした約束を果たすためだ。寒風の吹きつけるなか、マリアンはある屋敷を訪ね、その主人ヘイウッドに家政婦として雇ってくれるよう頼んだ。 『愛に救われて』―両親を亡くしたコニーは工場での重労働に耐え、切りつめた生活を送っていた。妹と弟四人を養っていくために。だが過労がたたって、仕事帰りに気を失い、雪のなかで倒れてしまう。彼女は偶然通りかかった農場主ルークに助けられ、弟妹と一緒に彼の農場で暮らすことになった。 『診療所の天使』―ロンドンの貧しい人々が暮らす地区にある診療所でティリーは助手を務めている。ある日、診療所の老医師が病に倒れ、その甥で医師のハリーが急遽、代役を務めることになった。しかしティリーは上流階級育ちのハリーのよそよそしい態度と診療の方法にいらだちと反発を覚える。 『大尉の花嫁』―アビゲイルは一人ではるばるナポリまでやってきた。英国大使の所有する古美術品のコレクションを、目録を作ったうえで祖国まで無事に輸送するためだ。彼女は大使館の晩餐会で海軍大尉ジェームズと出会い、ひと目で惹かれる。ところがフランス軍の攻撃がナポリに迫り……。 *本書に収録されている「旅路の果てに」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマス大作戦
    -
    クローディアの書いた記事に腹を立てて、警察署長が怒鳴り込んできた。追い返してやろうと出迎えると、そこには昨夜のパーティで衝撃的な出会いをしたザックがいた。
  • クリスマスに再会
    3.5
    双子の姉が緊急入院したと聞き、ブロッサムは子守りに駆けつけた。夜、子供たちがようやく寝てくれたとき、来客があった。ザック・ハミルトン。姉の夫が勤める会社のオーナーだ。長身でハンサムなザックに、ブロッサムは心を動かされたものの、過去のつらい経験から、もう恋はしないと決めている。ザックの強引な誘いにも抗いつづけた彼女だが、ついに食事に行く約束をしてしまう。退院してきた姉は彼の女性遍歴を耳にしていて、あんな男性は絶対にやめたほうがいいと忠告する。わかっているわ。一度つき合うだけ。絶対に、二度目はない。
  • クリスマスに間に合えば
    -
    アメリカ人の夫との結婚生活に破れ、クレミーはイギリスの緑豊かな町へと戻ってきた。引っ越しの荷物も片づかないうちに、クレミーは信じられない偶然を知る。12年前の高校卒業記念ダンスパーティの晩、熱いキスを交わしたアレックが隣家に住んでいたのだ。
  • クリスマスに見た夢は…
    -
    リサは恋人の実家で開かれた晩餐会で、オリヴァー・ダヴェンポートの姿を見つけて愕然とした。先日、偶然出会った大富豪のオリヴァーは、リサを金目当ての女のように扱った傲慢な男だ。しかも彼のせいで二人の仲を誤解され、彼女は恋人に捨てられてしまう。屋敷を飛び出したリサは、その憎らしいオリヴァーに助けられるはめになり……。
  • クリスマスに結ばれた絆
    -
    クリスマスツリーを買いに来た家族連れ。わたしたちもそうなれたら……。 ロンドンの病院で働くエイプリルは、数週間だけの予定で赴任してきた魅力的な医師のライリーを避けている。がんで命を落とした双子の妹と同じ遺伝子を自分も持っているから、男性に心を奪われ、ともに歩む未来を夢見てはいけないのだ。それに、もうすぐ予防手術を受け、子どもを産めない体になる……。ところが、ライリーの赴任期間が終わる日に驚くべき知らせが届いた。元恋人の女性が事故で亡くなり、別離後ひそかに出産して育てていた5歳の息子が遺されたという。その場に居合わせていたエイプリルは愕然とするライリーに頼られ、彼とその息子との新たな生活に深く関わっていくことになり……。■S・ウィルソンは胸が震える物語を次々に贈ってくれる作家です。魅力の塊のような医師ヒーローと、彼に心を奪われながらも頑なに距離を置こうとする理学療法士ヒロイン。はたして二人のロマンスのゆくえは? イギリスのクリスマスの雰囲気もご堪能ください。
  • クリスマスの幸せ星
    4.3
    クリスマスの星は、きっと幸せの星なんだ―― 読み応え120%の心に染みいる物語は、C・ケリーの真髄。 1812年――ローラ・オルティスの人生は18歳にして突如、天国から地獄に変わった。名高い会計士だったはずの父親が横領と町の人々への詐欺の罪で捕まったのだ。彼女に対する世間の態度は一変。屋敷も家財道具も奪われたローラに優しい声をかける者はなく、彼女は自身の下着までもが売られる悪夢に打ちひしがれながら、辛辣な蔑みに耐えるほかなかった。そんなローラに手を差し伸べたのは英国軍医トーマス。長身で気高き名医は、すべてを失ったローラを救うため結婚を申し込み……。3世代に渡り、ある一族の奇跡を描いた珠玉作。■ロマンス界で最高権威とも言われるRITA賞を2度受賞し、数いる作家の中でも「もはや別格の存在!」と評されるカーラ・ケリー。そんな彼女の、心の奥底にまで沁みこむクリスマスストーリーをお届けします。本作は、3世代に渡ってある一族を描いた物語。1812年を舞台にした「英国軍医のウエディング」で幕を開けます。王室会計士の父親が詐欺を働いたため、尊敬されていた立場から、一気に街の嫌われ者になってしまったローラ。打ちひしがれるローラを見かねた英国人医師トーマスは“結婚”という形で彼女を救おうとし…。さすが史実に詳しいカーラ・ケリーだけあり、本作には実在した歴史上の人物も出てきますので、そんなところにも要ご注目。訳者のさとうさんも「ほろりと来た」と語るようにひしひしと胸を打ちながらも、随所にユーモアが垣間見える、オススメの1作です。クリスマス独特の神聖な空気感を、どうぞ読みながら肌で感じてみてください。
  • クリスマスの受胎告知
    -
    クリスマス一色の雪の町で、彼と二人きり。でも、私は帰りたい……はずよね? 小児科医のメリーはイギリスから飛行機でアイスランドに来ていた。今は山道にいて、頭から爪先まで雪まみれでこごえている。彼女には大事な目的があった。一夜をともにしたクリスチャンに、“あなたの子を妊娠した”と言わなくてはならない。段ボールに入れられて教会に捨てられていた私のように、おなかの赤ちゃんを父親のいない子にはしたくないから。でも、つかの間の関係以上を求めなかった彼には何も期待していない。寒さに震えながらクリスチャンが勤める病院に着いたメリーは、雪で道が通行止めになり、町から出ていけなくなったことを知る。さらにクリスチャンは意外にも、「父親になりたい」と言い出して……。 ■邦訳デビュー作『愛をつなぐ小さき手』を読んで、その作風に心癒やされる人が続出のL・ヒートン。ヒーローには赤ちゃんができたから一緒にいるのではなく、愛しているから一緒にいてほしい。ヒロインのささやかで切なる願いはクリスマスに叶うのでしょうか?
  • クリスマスの受難
    -
    キャシーはついに辞表を提出した。最愛の人、ドミニクに。この5年、キャシーは社長であるドミニクの個人秘書として、休暇も取らず献身的に尽くしてきた。だが仕事一筋で冷淡な彼は、当然キャシーになど目もくれない。行き場のない苦しい片思いをあきらめるため、キャシーはクリスマスを姉の家で静かに過ごすことにしたのだ。突然のキャシーの行動に怒りをあらわにしたドミニクだったが、一転して意外な申し出をしてきた──車で送り届けてくれると。今日はクリスマスイブ。いったいドミニクは何を企んでいるの?
  • クリスマスの小さな天使
    -
    あなたに身も心も捧げたのは、寂しさを埋めるためじゃない……。 姉から預かっている生後半年の甥テディをかわいがるフィービー。ある日、彼女が管理するコテージに、大企業の重役レオが静養に訪れる。権力で人を従わせることに慣れた堂々たる態度の、容姿端麗な男性だ。ひょんなことから彼と一つ屋根の下で過ごすことになり、身の上話やクリスマスの飾りつけを一緒にするうち、打ち解けていく。そんななか、フィービーは赤ちゃん用の木馬のオーナメントを見て、3年前にお腹の子を亡くしたつらい記憶が甦り、思わず涙をこぼした。レオの慰めに救われた彼女は、そのまま身も心もゆだねるのだった。ところが翌日、気まぐれに現れた姉がテディを連れて帰ってしまい、フィービーはふたたび喪失感にさいなまれて……。 ■ベストセラー作家J・メイナードが綴る本作は、『大富豪と偽りのシンデレラ』のヒーロー、ルックの兄レオが主人公。フィービーが生きる意味を問い直すためこのコテージに住むようになったと語る一方、レオはここへやってきた本当の理由を隠しているのでした。
  • クリスマスの誘惑
    -
    トリーシャはコーヒーショップで働きながら、長年の夢であるペットサロンを開く計画を進めていた。だが、資金を援助してくれる銀行がなかなか見つからない。そんなとき、ある男性客が投資会社を紹介してくれた。実は、彼こそその会社の社長ラシター・ドラーガンで、すぐにトリーシャへの融資が約束された。しかし、取り引きにはとんでもない条件がついていた。クリスマス休暇の間、ラシターの妻を演じるというものだ。夢が実現できるなら、それくらい平気だと思い、トリーシャは危険な一歩を踏み出した。

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  • クリスマスは愛のとき
    4.0
    エリーは弟トビーの取った行動に唖然とした。職場のパーティーに姉をエスコートしてほしい、と尊敬する上司パトリック・マグラスに依頼したという。数日前、エリーは冗談めかして、理想のエスコート役はパトリックのような男性だと言ったのだが、どうやら弟はそれを真に受けてしまったらしい。パトリックにエスコートしてもらえたら、どんなにすてきだろう。でも、彼の厚意に甘えることはプライドが許さない。すぐさまエリーは断ったものの、翌週どうしても彼に頼らなければならない事態が生じて……。

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  • クリスマスは愛のとき【ハーレクイン文庫版】
    -
    エリーは弟のとった行動に唖然とした。職場のクリスマスパーティに姉をエスコートしてほしいと資産家一族に名を連ねる上司パトリックに頼んだという。冗談めかして、エリーが理想の相手はパトリックだと言ったのを、真に受けてしまったらしい。ハンサムなパトリック・マグラス。彼にエスコートしてもらえたら、どれほどすてきだろう。ためらいながら一緒に行くと、思いもかけないことに、彼は「きれいだよ」と囁き、濃厚なキスを仕掛けてきたのだ。あまつさえ、デートに誘われて、臆病なエリーは恥ずかしくなる。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマスは億万長者と
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    『キスの魔法で』 モーリーン・チャイルド■アナは賑わうパーティ会場で、資産家の元恋人とよりを戻せとうるさい継母の撃退法を必死に考えていた。やがて、宿り木の下に立つ男性に狙いを定めると、近づいて背後から肩を叩いて言った。「お願い、私にキスして」振り返ったのは青い瞳のゴージャスな男性。にっこり笑い唇を重ねてくる。その瞬間、不思議な火花がアナの体を駆け巡った。 『もう一度愛を教えて』 サンドラ・ハイアット■「ただいま、ダーリン」――メグは目を疑った。彼が戻ってくるなんて。瀕死の大富豪ルークは、自分の死後、義弟に財産が渡ることを恐れ苦肉の策として、看護師のメグと便宜的な結婚をしたのだった。それから3カ月、瀟洒な邸宅で妻を演じていたメグに死んだと思い込んでいた名ばかりの夫は、ベッドを共にするよう命じた。■クリスマスをテーマにした短編2編――人気作家M・チャイルドの巧みな人物描写と、本作がRITA賞にノミネートされた日本初登場の実力派作家、S・ハイアットの斬新なプロットにご注目ください!
  • クリスマスは特別に
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    愛する人との便宜結婚に、舞い降りる聖夜の奇跡は……? 自分を不器量だと思い込んでいる内気なマティーは、少女のころから父の共同経営者のジェームズに恋をしている。彼は“実業界の若き帝王”ともてはやされる男性だが、クリスマス目前、とつぜん美女との婚約破棄を発表し、マティーにプロポーズしたのだ。いったいなぜ……?拒めるはずもなく、マティーは愛する人の花嫁となった。だが初めての一夜で身ごもったとき、幸せは無残に砕かれた。夫の元婚約者に「彼は子どもなど望んでいない」と嘲笑され、マティーは身重の体で家を飛び出してしまう――。 ■HQロマンスの人気作家ダイアナ・ハミルトンによる、クリスマスが近づくと思い出す名作をお贈りします。マティーに求婚したジェームズの本当の意図とは……? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマスは特別に
    -
    ★ひそかに思い続けた男性からのプロポーズはロマンチックな夢とはかけ離れて……。★マティーは学術書の翻訳の仕事に打ち込み、家に閉じこもりがちだが、控えめで穏やかな人柄は人の心を和ませる。それを知っているのは幼なじみのジェームズだ。父親の跡を継いでマティーの父と建設会社を共同経営する彼は社交界の花フィオナとの婚約でゴシップ欄をにぎわし、わずか二カ月後の破局で、またもやさんざん書き立てられた。ジェームズに同情を覚えていたマティーは、クリスマス休暇に押しかけるという彼を快く受け入れる。ジェームズは静かな数日を過ごしたのち、出発の朝、切り出した。「ぼくと結婚してくれないか」これは悪い冗談?それとも、フィオナへのあてつけ?少女のころからずっとジェームズを愛してきたとはいえ、こんなプロポーズをすなおに受け入れられるものですか!
  • クリスマスはパリで
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    ★愛しているから、別れを選んだ。愛しているから、真実を告げられなかった。★八年前に働いていたパリのクリニックの前に立ったとき、アリッサは胸が締めつけられた。私はここでピエールに出会い、彼を愛するようになったけれど、ある悲しい理由から一方的に別れを告げざるをえなかった。だが、きっぱりと過去に別れを告げて前に進むために、このクリニックで再び働く決心をしたのだ。ところが、今はカリブ海の島に住んでいるはずのピエールが、急病で倒れた院長の代理を務めているという。まさかこんなことになるなんて!八年前の別れの理由を問い詰められたらどうしよう?今でも私の中にはピエールへの愛が生きつづけている。だから、真実は絶対に明かせない……。
  • クリスマス・ファンタジー
    3.0
    ★彼は七歳年下、しかも姪のボーイフレンド。でも、この熱い思いは抑えられない。★五年前、まだ二十代のころに夫を亡くしたテイラは女手一つで十六歳の娘ケアリーを育てている。仕事は順調、娘との関係もまずまずだ。家族で過ごす楽しいクリスマスももうすぐ……。夫が伝統行事に無関心な人だっただけに彼亡き後、一抹の後ろめたさを感じながらもテイラはこの特別な時期を楽しんでいた。ところが今年は、なぜかもの悲しいような気分がこみ上げる。彼女の前にリックがさっそうと姿を表したのはそんな折だった。革ジャン姿でバイクにまたがり、姪のボーイフレンドとしてやってきた危険な匂いのする男。テイラにとって未知の領域にいる男。彼の鮮やかなブルーの目と目が合った瞬間、テイラの心に何かが起こった。
  • クリスマスベイビー
    -
    ロレッタは今、妊娠八カ月。四週間後――クリスマスの翌週が出産予定日だ。叔母夫婦の代理母として身ごもったのだが、その叔母夫妻が突然他界してしまい、ロレッタは自分一人で子供を産んで育てようと決意していた。そのためには、どうしてもあと三週間ほど働かなければ。出産間近の妊婦にできる仕事はなかなか見つからなかったが、やっと臨時の執事の職を紹介してもらい、派遣先の家を訪れた。家の主はコンピューター・ショップを経営する大富豪で、タブロイド紙をにぎわす独身男性グリフィン・ジョーンズ。妊婦では邪険に追い返されても当然だと覚悟していたところ、意外にも彼は親切で優しく、ロレッタは戸惑いを覚える。
  • クリスマスまで待てない
    -
    式の直前になって花婿に逃げられたケイシーは、純白のウエディングドレスのまま教会を飛び出し、かつての親友が住む場所めざして車を走らせた。ところが、激しい雨が道にぬかるみを作り、途中で車が止まってしまった。そこを助けてくれたのが、親友の兄である初恋の男性ジェイクだった。結婚がだめになり、こういう状況になったのもなにかの運命だ。ケイシーは意を決して、ジェイクに迫って拒絶された五年前の夜を再現しようと試みた。ジェイクの部屋で一糸まとわぬ姿になり、ベッドの中で彼を待つ。ただ、あのときと違うのは、ケイシーは十代の“子供”ではないということだ。思いは今も変わっていない。これはチャンスなのかも。「わたしを抱いて、ジェイク……今すぐに」
  • 情熱の聖夜と別れの朝 クリスマス・ロマンス I
    4.0
    偽名の大富豪は、お楽しみのつもりだった。おなかの子は愛の証と信じていたのに。 吹雪のクリスマスイブの夜、ホリーは車が故障して困っていた。けれど、近くの別荘に滞在するヴィトという男性のおかげで、一晩だけ泊めてもらえることになった。イタリア人のヴィトは大変なお金持ちらしく、貧しい自分とはなんの共通点もないのに、彼女は最初から彼に惹かれた。だから、ずっと守ってきたバージンも捧げたのかもしれない。家に帰って妊娠がわかっても、ホリーは運命の恋を疑わなかった。だが知らせたいヴィトは見つからず、遊ばれたと思い知る。悲しみの涙にくれながら、ホリーは孤独の中で出産するのだった。■リン・グレアムが描く、クリスマスを舞台にしたミニシリーズ〈クリスマス・ロマンス〉の第1作をお届けいたします。イブに出会った理想の男性に身を捧げ、赤ん坊を授かったヒロイン。その後、ヒーローとはドラマチックな再会を果たしますが……。
  • クリスマス・ローズを捜して
    -
    ローズはロンドンから遠く離れたいとこの城で、温かなクリスマスを迎えようとしていた。彼女がある貴族の情婦だったという根も葉もない噂も田舎の社交界では知られていないはずだ。そう思って安心していたローズの前に、以前、侮蔑の言葉を投げつけてきたサー・マイルズが招待客として現れた。彼はわたしの過去を暴くつもりだろうか?

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  • 狂おしき再会
    3.0
    ビッキーは双子と亡き夫の連れ子を抱え、一人で小さな宿を経営している。ある日、知人から、やり手の実業家ジェイを宿に滞在させてほしいと頼まれた。喜んで受け入れたビッキーだったが、彼をひと目見るなり早くも後悔し始めた。強く惹かれて、落ち着かないのだ。私はいったいどうしてしまったの? 初めて会った人なのに。動揺するビッキーをよそに、ジェイは一家の一員としてすぐになじみ、ついには彼女にプロポーズしてきた。戸惑いながらもジェイとの将来を描き始めたビッキーは、彼の正体を見破った親友のひと言で、いっきに地獄へと突き落とされた。■人気作家ペニー・ジョーダンの旧作を初邦訳でお届けします。誰にも言えない九年前の出来事。そして双子の出生の秘密、年の離れた亡夫との関係……。ほろ苦い大人のロマンスをお楽しみください。
  • 狂おしき再会【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ビッキーは一人で小さな宿を経営しながら幼い双子を育てている。ある日、知人から、辣腕実業家ジェイを宿に滞在させてほしいと頼まれ、喜んで受け入れたものの、彼をひと目見るなり早くも後悔し始めた。強く惹かれて、落ち着かないのだ。私はいったいどうしてしまったの? 初めて会った人なのに。動揺するビッキーをよそに、ジェイは子供たちとすぐにうちとけ、ついには彼女にプロポーズしてきた。戸惑いながらもジェイとの将来を描き始めたビッキーは、やがて彼が何者かを思い出す。若き日にたった一度犯した過ち――ジェイは、子供たちの父親……。 ■大人気作家ペニー・ジョーダンが描く、重厚な大人のロマンスをお贈りします。ヒロインが9年間隠し通してきた秘密。魅惑的なヒーローが彼女の前に現れたのには理由があったのでしょうか? 愛憎相半ばするヒロインの想いは、はたしていずこへ? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 狂おしき復讐
    4.0
    アンジーの愛する妹は、半年前にギリシアで亡くなった。大富豪ニコラウス・キリアクー邸のバルコニーから転落死したのだ。その大富豪がロンドンに暮らすアンジーに会いに来て、悔やみの言葉もそこそこに、妹の遺品のダイヤを返せと迫った。彼女が身につけていたダイヤはキリアクー家に代々伝わる品だからと。罪の意識などかけらもない彼の態度に、アンジーは憤った。妹をもてあそび、死に追いやった男。彼への憎しみが突きあげ、すんなりとダイヤを返す気が失せた。それどころか、彼に地獄の苦しみを味わわせたい。ふと絶妙な方法がひらめいて、彼女はダイヤ返還の条件を提示した。★自分は少しも美しくないと信じ込んでいて、おしゃれにも興味を持たず、ひたすら考古学の研究に打ち込むヒロインの復讐物語。人気作家サラ・モーガンの力作をお楽しみください。★
  • 狂おしき復讐【ハーレクイン文庫版】
    -
    アンジーの美しい妹が、半年前にギリシアで亡くなった。大富豪ニコスの屋敷のバルコニーから転落死したのだ。そのニコスが、いまアンジーを前にし、悔やみの言葉すらなく、妹が盗んだという、遺品の宝石を返すように迫っている。妹を弄び死に追いやったのに、罪の意識の欠片もないらしい――罰を与えたくて、彼女は色気のない自分との結婚を条件にした。しかも、ほかの女性との関係を禁じる屈辱的な契約書付きで。ところが、プレイボーイの彼はためらいもなく承諾したうえに、「僕の所有物になるんだ」と、アンジーの体を舐めるように見た。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 狂おしき誘惑
    3.7
    アテネ郊外で継父と継妹と暮らすクレアは、継父の決めた裕福な好青年との結婚を4カ月後に控えている。内気な自分にぴったりの相手だと思いつつ、彼女は迷っていた。ある日、継妹がヨットクラブで出会った男性ベンを家に連れてきた。クレアと違って奔放な継妹にお似合いの自信満々のプレイボーイだ。ベンはクレアを無遠慮に観察し、いきなり手を取ってキスをした。そのとたん、クレアは激しく震えた。いったいなぜなの?初めて経験する熱いざわめき。拒もうとしても拒めない。「君はお父さんの決めた人と結婚することなどできない」彼の言葉は、今まで平穏だったクレアの人生を根底から揺さぶった。■往年の名作家シャーロット・ラムの貴重な未邦訳作品をお届けします。初めて知る恋に戸惑うクレアと、迷う隙を与えまいとするかのように次々と誘惑をしかけるベン。二人が繰り広げる熱い攻防……はたして勝者は? 最後までハラハラドキドキが止まりません!
  • 苦しみのあとに【ハーレクインSP文庫版】
    -
    忘れえぬスペイン富豪に、ただ会いたくて。 ここに来たことを、ローラはもう後悔し始めていた。家庭教師の求人広告を新聞で見たばっかりに。そこには5年前、ローラのもとを去った男と同じ名があった。ラファエロ・マドラレーナ。それを見たとたん、ひとめでいい、ただ会いたいという欲望にかられるままに、ここまで来たのだ。マドラレーナ家――彼は代々続くスペインの領主で、やがて国に帰り、許嫁と結婚するのは免れない運命だった。わかっていたのに。辛い過去がよみがえりローラの胸は痛んだ。あれほど愛されていたのに、なぜ別れなければならなかったの……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 苦しみのあとに
    -
    ここに来たことを、ローラはもう後悔し始めていた。家庭教師の求人広告を新聞で見たばっかりに。そこには5年前、ローラのもとを去った男と同じ名があった。ラファエロ・マドラレーナ。それを見たとたん、ひとめでいい、ただ会いたいという欲望にかられるままに、ここまで来たのだ。マドレーナ家――彼は代々続くスペインの領主で、やがて国に帰り、許嫁と結婚するのは免れない運命だった。わかっていたのに。辛い過去がよみがえりローラの胸は痛んだ。あれほど愛されていたのに、なぜ別れなければならなかったの……。
  • クレタ・愛の風景
    -
    貧しい祖母を見捨てる冷酷非情な男。私はあなたの獲物になどなりはしないわ!ヨーロッパ屈指の抱かれたい男?ケイトはザンのもとへ車を飛ばしながら苦笑した。たしかに、ザン・ウォルコットは有望で富裕な芸術家だ。だが、たった一人の身内である年老いた祖母を、容赦なく見捨てる冷淡な男でもある。ケイトの雇主ネリナは、今、死に瀕している。それなのに、彼女の孫であるザンは身内の苦境などおかまいなしに、美女たちをはべらせて、豪勢な生活を送る毎日だ。自身の出生についてはデパートの試着室に捨てられていたことしか知らず、まったく身寄りのないケイトは、どうしてもザンが許せなかった。今度だけは逃がさないわ。だが、交渉に行ったケイトは、ザンに値踏みするような目つきで眺め回されて…。
  • クレタ島の恋人
    3.5
    オフィスのドアを開けたアレックスは、我が目を疑った。だが九年の月日が流れたとはいえ、彼を見間違うはずはない。黒い髪、堂々とした風貌……たしかにニック・サントスが目の前にいる。クレタ島でともに過ごした日々、そして残酷な別れ。不意にすべてがよみがえり、アレックスの胸を締めつけた。でも、ニックは故郷ギリシアで一族の帝国を動かしているはず。なぜシドニーの不動産会社なんかにいるのだろう。その答えはすぐにわかった。彼は亡き社長の後任として来たのだという。ニックのもとで働くなんて、絶対に無理だ。ずっと守り続けた秘密を、知られるわけにはいかないのだから。■“ラテン系ヒーローとの恋物語”――情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。
  • クレタの聖像
    -
    「名門の僕は君とは結婚できない。だから愛人になってほしい」ある出来事がもとで、心に傷を抱えていたソフィだったが、ギリシアのクレタ島で働くことになった。周囲にもなじみ、自分の居場所を見つけたが、唯一彼女の心を悩ませるのが、プレイボーイな社長アレックスの、傍若無人なこの誘惑。類まれな美貌の彼は、平然と女性を弄ぶという悪い噂があったし、そもそもいまのソフィでは、到底そんな気持ちになれない――そう断ると突然、唇を絡ませてきた。ソフィは知る由もないが、社長の目には、まぎれもない本気の火がちらついていた。
  • 黒い城に囚われた花嫁
    -
    荒海に囲まれた孤島の城は、美しい花嫁たちの鳥籠なのか……。 アンジェリーナは、二十歳になったばかりで結婚を決められた。相手は、イタリア貴族の末裔ベネデット・フランセッシ――莫大な富を持つ、孤島にそびえる〈黒い城〉の城主だ。アンジェリーナは破産寸前の没落貴族の末娘で、父親が金銭的援助を受ける代償として、ベネデットに売り渡されたのだった。彼と初めて会った夜、その恐ろしいほどの美貌に心奪われ、アンジェリーナは熱いキスと、それ以上の行為を許してしまう。彼には6人もの前妻にまつわる、恐ろしい疑惑があるというのに。 ■〈7つの愛のおとぎばなし〉の4話目は、モチーフとなっている『青ひげ』同様、花嫁は“決して開けてはならない部屋”の鍵を託されます。すばらしい初夜を過ごした翌朝、夫は姿を消してしまい……。謎めいた夫への、切望と愛が描かれます。
  • 魔法の一夜は明けて 黒い城の億万長者 I
    5.0
    最高の出会いだと思った出来事は、炎にうぶな蛾が飛びこんだだけのこと。 壮麗な屋敷のパーティに出席したエリーは、舞踏室に入るやいなや、背の高い黒髪の男性に目が釘づけになった。飢えた豹さながらの強烈で危険なオーラ。「きみがほしくてたまらないよ、ぼくの女神」甘い囁きと炎のように熱いキスにいざなわれ、エリーは初めて愛の喜びを知った。彼の名は、ラファエル・サラザール。有名な億万長者の実業家だが、その過去は謎に包まれていた。そんな彼に身も心も奪われ、やがて彼の子を身ごもったエリー。だが、彼女は知る由もなかった――ラファエルが父への憎悪に燃え、彼女を復讐の道具にするつもりだとは……。 ■ドラマチックで濃密な愛の世界を描いて大人気、O・ゲイツの4部作がスタート! 幼いころ囚われた邪悪な組織を逃げだし、その天才的頭脳を武器に億万長者となった男たちの愛と復讐の物語です。第2話のヒーローはライデン。舞台はなんと日本です。
  • 黒いドレスは幸運の印【ハーレクインSP文庫版】
    -
    親の決めた政略結婚から逃げたいという内気な親友に頼みこまれ、ジェーンは式の当日に、捨て身の行動に出た。自分は新郎と深い仲にあるふりをして永遠の誓いを阻んだのだ。すぐに結婚はとりやめとなり、目的を果たすことができた一方、じゃまされた新郎のライアンは“鬼”と化す。商才のある彼はまたたく間に成功して富を得るやいなや、ジェーンが父から継いだ会社をいともたやすく潰してしまった。たまらず抗議しに行くと、彼は強引に唇を奪って宣戦布告した。「お楽しみはこれから。今度は僕が君の人生をかきまわす番だ」 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒いドレスは幸運の印【ハーレクイン文庫版】
    4.2
    親の決めた政略結婚から逃げたいという内気な親友に頼みこまれ、ジェーンは式の当日に、捨て身の行動に出た。自分は新郎と深い仲にあると嘘をついて永遠の誓いを阻んだのだ。すぐに結婚はとりやめとなり、目的を果たすことができた一方、じゃまされた新郎のライアンは“復讐の鬼”と化す。商才のある彼はまたたく間に成功して富を得るやいなや、ジェーンが父から継いだ会社をいともたやすく潰してしまった。たまらず抗議しに行くと、彼は強引に唇を奪って宣戦布告した。「お楽しみはこれから。今度は僕が君の人生をかきまわす番だ」 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒い瞳の悪魔
    3.0
    弟が危篤状態だからイタリアへ来てほしい……。レインのもとに、イタリアの銀行頭取ザーレから電話があった。どうやらレインを弟の恋人と勘違いしているらしい。お金がないことを理由に断ると、今度はザーレ本人が現れ、レインをさらうようにして、イタリアへ連れ去ったのだ。だが、屋敷に彼の弟の姿は見当たらない。不審に思う彼女を見て、ザーレは完璧な美貌に黒い瞳を煌めかせながら、言い放った。「残念だが、まだ弟は君と戯れるまで回復してないんだ」そして、あっという間に唇は彼のものになっていた。
  • 黒い瞳のエトランゼ 運命のモントフォード家 I
    4.0
    アレクサンドラはアメリカで貿易会社を切り盛りする気丈なレディ。取引相手のソープ卿に直接面会するため、はるばるロンドンへやってきた。予想外に魅力的な独身男性だったソープに誘われ、舞踏会に出席したアレクサンドラ。そこで高貴な老婦人に紹介される。だが伯爵夫人だというその女性は、アレクサンドラを見るなり「シモーヌ!」と叫び、そのまま気を失った。C.キャンプの歴史ロマンス3部作がついに始動。仏革命で生き別れた三兄妹の運命は。
  • 黒い瞳の公爵
    3.3
    祖母にひどい仕打ちをしたルーカン・セントクレアに近づき、評判どおりの非情な男か、この目で確かめたい。その一心で、レクシーは身元を隠してルーカンの個人秘書になった。だが初日から出張についてくるよう命じられ、窮地に立たされる。行き先がセントクレア家の公爵邸だったからだ。そこは祖母のシャンと先代公爵が愛をはぐくんだ場所であり、周辺にはレクシーを知る者もたくさんいた。もし、わたしがシャンの孫娘だとルーカンに知られたら大変だわ。両親の離婚はシャンのせいだと信じる彼の怒りに怯えながらも、命令に背くすべを知らないレクシーは、くだんの地へと向かった。
  • 黒い魔性
    -
    盗賊を標的にする女泥棒のニコールは、ある大富豪の屋敷が窃盗団に狙われるという噂を聞きつけ、そこで開かれているパーティに潜り込んだ。暗い客室に隠れて様子をうかがっていたとき、背後にひとけを感じ、ニコールは息をのんだ。振り返ると、宿泊先のホテルで一目惚れをした謎の男性、アレックスがタキシード姿で立っていた。どうして彼がこんなところに?予想外の事態にうろたえ、彼女はその場を去ろうとしたが、突然抱き寄せられ、あらがう間もなくキスを盗まれた。
  • 黒い魔術師
    -
    幼いころ父が破産、自殺し、孤児となったダイナは、裕福な未亡人に引き取られ、何不自由なく育てられた。美しく成長した今、上流社会にふさわしい結婚が控えている。だがダイナが結婚を承諾したのは、養母の恩に報いるため。彼女はまだ、燃えるような激しい恋を知らなかった。そんなある日、イタリア人ホテルオーナー、ラフと出会う。年上の傲慢な彼は自信たっぷりにダイナをデートに誘い、すっぽかされると今度は屋敷に忍び込んでくる強引さだ。婚約者にはない熱い何かを感じて、彼女の心は揺れた *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒い魔術師
    2.0
    幼いころ父が破産、自殺し、孤児となったダイナは、裕福な未亡人ベラに引き取られ、何不自由なく育てられた。美しく成長した今、上流社会にふさわしい結婚をしようとしている。相手は上院議員の息子で、ルックスも家柄も申し分ない。だがダイナが結婚を承諾したのは、養母の恩に報いるため。彼女はまだ、燃えるような激しい恋を知らなかった。そんなある日、ダイナはイタリア人ホテル経営者のラフと出会う。年上で傲慢な彼は、自信たっぷりにダイナをデートに誘い、すっぽかされると今度は彼女の屋敷に忍び込んでくる強引さだ。婚約者にはない熱い何かをラフに感じ、ダイナの心は揺れ始める。■ふたたび大きな注目を集めている往年の人気作家V・ウィンズピア。80年代の初期の作品には、いまも色褪せぬ珠玉のロマンスが数多くあり、HQセレクトからのリバイバル刊行は大好評を頂いています。
  • 黒髪の誘惑
    -
    ケイティは友達に誘われて仮面舞踏会に出席した。海賊に扮したワイルドな男性にダンスを申し込まれ、カルメンの仮装で大胆になっていたせいか、バルコニーで彼と燃えるような情事を経験してしまう。なぜかケイティはそのとき、忘れられないかつての恋人、カーヴァー・デインに抱かれているような幻想にとらわれた。数日後、仕事で訪れたある会社で、ケイティは偶然にも十年ぶりにカーヴァーと再会した。そして彼の香りが、舞踏会で出会った男性と同じことに驚いた。まさか……カーヴァーがあの海賊だったの?ケイティの胸に疑問と不安が渦巻いた。
  • 黒騎士と悲しみの乙女
    -
    “君を微笑ませ、幸せにしてあげたい”あれは私を弄ぶための方便だったの? 妹の結婚式だというのに、ケイトは祝福できずにいた。ずっと思い焦がれていた人を美人の妹に奪われ、あげく花嫁の付添人まで務めることになるなんて……。そんな彼女の深い悲しみを見抜いたかのように、花婿の付添人が青い瞳でこちらをじっと見つめてきた。ブレイク・ランドール──世界に名を知られた大富豪は、ケイトをダンスに誘い、笑わせ、体調や仕事の心配をし、あっという間に彼女の心を鷲づかみにしてしまう。無垢なケイトは気づきもしなかった。彼の本当の狙いさえも。 ■セクシーさとユーモアを兼ね備えた大人のロマンスを、長年にわたって描き続ける大人気作家M・リー。今作は、読み終えたあとに不思議と元気になれるお勧めの一作。魅力的なヒロインに注目です!
  • 黒騎士の素顔
    -
    相続した広大なブラックソーンの土地を売るため現地に赴いたオーレリアは地元民の話にとまどいを隠せなかった。かつての土地の所有者で義賊アンドレが死後もなお、愛馬の悪魔(デイアブル)にまたがり黒衣をまとって疾駆するというのだ。伝説の地の保存を望む声も根強いが、彼女の心は決まっていた。難病の母の介護にはお金が必要だ。幽霊なんて信じない。きっと土地売却を邪魔する人物の仕業だわ……。1人コテージに滞在する恐怖を必死に静めるオーレリアだったが、ふいの物音に驚いて外に出ると、そこには――月明かりのなか黒馬を駆る黒騎士の姿があった。そして次の瞬間、騎士は剣をひらめかせて彼女に向かってきた!■北米でも大人気の作家キャロライン・バーンズが描くゴシック・サスペンスをお届けします。
  • 黒猫【ハーレクイン文庫版】
    -
    あなたが、私の運命の人…? サビーナは19歳。父が決めた婚約者との結婚式を控え、なぜか心がざわつき、スコットランドへ旅に出た。ネス湖の湖畔をサイクリングしていると、突然濃霧が広がり、気づけば森の中にさまよいこんでいた。やがて山小屋を見つけて安堵するが、扉を叩いても反応はない。すると窓辺のカーテンが揺れ、小さなふたつの緑の目が光った。思わずサビーナは悲鳴をあげた。そこにいたのは黒猫――。「サタンはお節介やきが嫌いでね」背後からの声に振り向くと、目も覚めるようなハンサムな男性が彼女を訝しげに見ていた。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒猫
    -
    サビーナは19歳。父が決めた婚約者のニコラスは45歳。結婚式は2カ月後に迫っているというのに、なぜか心がざわつく。一人になって考えたくて、サビーナはスコットランドへ旅に出た。ネス湖の湖畔をサイクリングしていると、にわかに濃霧が広がり、気づけば彼女は森の中にさまよいこんでいた。ようやく山小屋を見つけて安堵するが、扉を叩いても反応はない。すると窓辺のカーテンが揺れ、小さなふたつの緑の目が光って、思わずサビーナは悲鳴をあげた。「サタンはお節介やきが嫌いでね」背後からの声に振り向くと、目も覚めるようなハンサムな男性が彼女を訝しげに見ていた。
  • 黒の貴婦人
    4.0
    あんなに熱い口づけまでしておきながら、あなたはまだ友人でいようと言うのね。カーラは優柔不断なクウェンティンに心底落胆した。ならば彼と結婚する夢は捨てて、ひとりで生きていこう。でも、田舎に帰ってクウェンティンのいない人生を歩む前に、一度でいいから、彼と結ばれたい。思いあまったカーラは、奔放な絵描きの妹アイリスを訪ねた。そしてクウェンティンをとりこにする、大胆な秘策をさずけられる。やがて、ある仮面舞踏会の夜、会場でカーラを待つ彼の前に、全身黒ずくめの魅惑的な貴婦人が現れた。★今月のハーレクイン・ヒストリカル・エクストラはアメリカ・ロマンス作家協会のゴールデン・ハート賞受賞作家、ジュリア・ジャスティスの登場です。リージェンシー・ロマンスを得意とする彼女の、恋と冒険に満ちた世界を心ゆくまでお楽しみください。★
  • 黒の公爵
    3.0
    地味で冴えない“壁の花”を、放蕩公爵がもてあそぶ――!「キスをしたのは起こしてくれたお礼だ。魔が差した」 貴婦人の邸で話し相手をしているヘスターは、美しい姉や妹とは違って、舞踏会ではいつも壁の花。でもその日、“黒の公爵”とあだ名される、夫人の継息子エイドリアンが帰還すると聞いて、少しそわそわしていた。行く先々でスキャンダラスな出来事を巻き起こすという放蕩者と悪名高き公爵は、くらくらするほど魅力的だったので、ヘスターは夫人の忠告どおり、彼に近づかないことに決めた。だがある日、ソファでうたたね中の公爵の苦しそうな声に気づいて声をかけると――突然、唇を奪われてしまったのだ! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒の公爵
    3.7
    へスターはバロービー・ホールで公爵夫人の話し相手(コンパニオン)をしている。地味でもてない彼女には、偏屈な夫人の孤独が痛いほどわかる。その日は、夫人が目の敵にしている人物が帰還する予定だった。屋敷の主で夫人の継息子、エイドリアンだ。“黒の公爵”とあだ名される彼の行く先々ではスキャンダラスな出来事が次々に巻き起こるらしい。噂の公爵に会えると思うと、へスターは少しわくわくした。真っ青な顔で現れた公爵は、女性を巡る決闘で負傷したという。男性が自分のために命懸けで戦う――まるで夢のような話ね。だが続いて、夫人の溺愛する息子エリオットも帰還すると、へスターにとって、まさに夢のような日々が始まったのだった。★絶世の美女の姉、華やかな妹とは違い、舞踏会ではいつも壁の花。そんなへスターを、美しい蝶に変身させてくれる男性とは……?★
  • 黒伯爵と罪深きワルツを
    -
    悪い伯爵のままでいて。 叶わぬ恋に落ちてしまうから。 「君はそうとう変わった小娘だ。自覚はあるのかい?」 伯爵に見つめられ、オリビアは逃げ出したい衝動を懸命にこらえた。 物憂げな黒い瞳と漆黒の髪。危険な魅力にあふれた強烈な存在感。 彼がシンフル・シンクレア――罪深きシンクレア伯爵と呼ばれるのは、 名字の語呂合わせと黒い噂のせいだけではないらしい。 オリビアは勇気をかき集め、ある私的な調査に行きづまったこと、 その調査で先代伯爵の汚名を晴らせる可能性があることを説明した。 一笑に付されながらも必死に協力を仰ぐオリビアだったが、 ふいに伯爵は身をかがめ、彼女の柔らかな唇に指をすべらせた。 「帰ってくれ。夜の楽しみを台無しにした償いをさせたくなる前に」 ■おびえて逃げるように帰ったオリビアに、後日伯爵は協力を申し出ます。ともに謎を追ううちに冷酷非情なはずの彼の優しさに触れ、心ならずも強く惹かれていくオリビアでしたが……。人気作家L・テンプルの真骨頂、愛と癒やしのノンストップ・リージェンシー!
  • 黒百合の復讐
    -
    婚礼の宵、ジェルーサは式の直前に薔薇園へと逃げ出した。ウエディングドレスのまま部屋にこもっているのが窮屈だったのだ。薔薇園には兄の友達と思われる若い金髪の男性がいた。ジェルーサは警戒心を解き、気安く言葉を交わした。しかし、一輪の薔薇を摘もうと身をかがめた瞬間、背後から手が伸び、薬品のしみ込んだハンカチで鼻と口を覆われる。目覚めたとき、あの金髪の男性が彼女をじっと見つめていた。
  • 君主と砂漠の秘め事
    3.0
    彼の誘惑は計算ずくだった──砂漠の国へと連れ去るための。 結婚式当日に花婿が現れないという屈辱を受けて以来、リビーは世間から半ば身を隠すようにして暮らしてきた。ある日そんな彼女のもとを、砂漠の国の国王サラディンが、従者も連れずにお忍びで訪ねてくる。リビーの持つ、特殊な技能の評判を聞きつけてきたのだという。彼から協力してほしいと頼まれたが、リビーはきっぱりと断った。その直後だった──停電が起きてふたりが闇に包まれたのは。リビーは蝋燭の炎に煽られるようにサラディンの誘惑の手に落ち、一夜にして彼の強引な要請までも受け入れてしまうが……。■彼の砂漠の国が想像を超えた男尊女卑の世界であることにリビーが気づいたときには、時すでに遅し。冷淡なサラディンから邪険に扱われても嫌いになれない、彼女の切ない心情が胸に迫ります。
  • 君主の誓い
    3.0
    ~お金持ちでハンサムな男はみんなくず~男性不信のマライアは、日ごろからそう思っていた。最近、隣に越してきたザヤドと正面衝突したときも。異国の王を思わせる堂々たる立ち姿に惹かれつつも、そのみなぎる自信と傲慢さに反感を抱いていた。ある日、マライアは浴室で転倒して動けなくなる。助けを求めて大声でルームメイトを呼んでいると、物音を聞きつけたザヤドが浴室の外までやってきてしまった。裸で、しかもこんなにぶざまな姿を彼にさらすのだけは避けたい。入ってこないでと懇願したもののドアは容赦なく開けられ……。★ロマンスの王道を行く人気作家ローラ・ライトの作品をお贈りします。★
  • 偶然のキス
    -
    軽蔑に満ちた視線が、彼女の心を切り裂いた。 ■二人だけの結婚式を挙げる日、花婿はルーシーの前から姿を消した。償いのつもりか、仕事が見つかるまで彼の別荘にいてもいいと留守番電話にメッセージを残して。行く当てのない彼女は、プライドをのみ込み受け入れるしかなかった。ある日、元婚約者の兄が別荘を訪れる。弁護士の彼コナーは、財団を立ち上げるためここで過ごすという。ルーシーの姿を一瞥すると、また金目当ての女かというようなうんざりした表情を浮かべて言い放った。「うちには留守番は必要ないんだ」
  • 偶然の恋人
    -
    セレーナの父親は往年のロックスター。そのせいで彼女は子供のころから常に好奇の視線にさらされ、つらい思いをしてきた。だから平凡でも堅実な男性と幸せな家庭を築きたいと願っている。そんな彼女が理想の夫を求めてブラインドデートに車で向かう途中、誤って水たまりをよけそこなったのがすべての始まりだった。歩道を歩いていたスーツ姿の男性をずぶ濡れにしてしまった彼女は車を降りて謝り、彼を家まで送り届けることになった。ハンサムで魅力的な彼を助手席に乗せ、セレーナの心は揺れた。彼の名前はジェイク、仕事は会計士――わかっているのはそれだけ。でもブラインドデートの相手より彼とこのまま過ごせたらいいのに。
  • 偶然のシンデレラ【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    彼は面白がって、私を振り回しているだけ。この気持ちは恋なんかじゃない。 パーティのケータリングサービスをするサマンサは、エキゾチックな面差しの男性、マシューに声をかけられ驚いた。イギリスとギリシアの血を引く、海運王の後継者で有名だ。彼に祖父の誕生パーティの手伝いをしてほしいと言われたが、彼のまなざしと態度が親密すぎる気がして警戒する。でも……彼のような別世界の人が私に興味を持つわけないわね。それに、私には婚約者がいるのだから。慌てて仕事を請け負ったが、そのパーティが催される間ずっと、マシューと一つ屋根の下で寝食をともにすることになるとは――しかもそれこそが彼の思惑だとは、彼女は知るよしもなかった。 ■自分の住む世界にいる女性たちとはまるで違うヒロインに興味を持つヒーロー。ヒロインは彼の自信満々で高慢な言動にとまどうばかりでしたが……。HQロマンスを代表する作家アン・メイザーが、突然の嵐のような恋の訪れを丹念に描くシンデレラ物語! *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 偶然のシンデレラ
    -
    パーティでケータリングをするサマンサに、男性が声をかけてきた。マシュー! ハンサムな彼はイギリスとギリシアの血を引く、船舶会社アポロニアス・コーポレーション後継者という有名人だ。彼は、祖父の誕生日パーティの手伝いをしてほしいのだという。仕事の話にしては、まなざしや態度が親密すぎる気がしたが、彼のような男性がわたしなんかに興味を持つはずがないと、サマンサは恥ずかしくなり、慌てて仕事を請け負った。まさかそのパーティが、ギリシアの美しい孤島で催され、その間ずっと、マシューと寝食をともにすることになるとは――そしてそれこそが彼の思惑だったなど、彼女はまだ知らなかった。 ■ハーレクイン・セレクトもめでたく500号を迎えました。これもひとえに、いつもご愛読くださる皆様のおかげにほかなりません。感謝を込めて、ハーレクイン・ロマンスを代表する作家アン・メイザーのシンデレラ・ストーリーをお贈りします。
  • グラスゴーでふたたび
    3.0
    “あなたの花嫁になりたい”と初めて思ったのは、5歳の頃。19世紀のスコットランドを舞台に、切ない愛が再燃する。 19歳になったばかりのグリニスは舞踏会を抜け、控えの間でレノックスが来るのを待ち侘びていた。彼は兄の親友で幼い頃から憧れ続けた人。今夜大人びたドレスをまとってきたのも今日こそ想いを打ち明けるためだ。だがついに現れたレノックスの傍らには、正真正銘の大人のレディが仲睦まじく寄り添っていた。二人が将来を約束する仲と知り、打ちのめされたグリニスは逃げるようにイングランドへ。そして7年後――成熟したグリニスはついに故郷グラスゴーに戻ってきた。今や世界規模の造船会社経営者となったレノックスがいる地に。 ■USAトゥデイやNYタイムズのベストセラーリストに名を連ねる新鋭作家がMIRA文庫に初登場。19世紀半ばのスコットランドを舞台に“成就しなかった初恋の相手との再会”を切なく描き上げます。ヒロインはかつてお転婆だったグリニス。兄の親友レノックスとの結婚を夢見ていましたが、彼の婚約の噂に打ちのめされ、故郷を離れることに。そこから運命の歯車が狂っていきます。7年ぶりに故郷の地を踏んだ彼女は、別人のような仮面をまとい…。少女時代が生き生きとした性格だっただけにその変化は胸にくるものがあります。発展著しいグラスゴーの社交界をみずみずしい筆致で描いている点にもご注目。ヒストリカルファン必読の一冊です!
  • キスは隠れて グレンモアに吹く風
    3.0
    ジェンナは夫の手ひどい裏切りに遭い、ロンドンを逃げ出した。遠く離れたグレンモア島で、すべてを新しくやり直すつもりだった。フェリーのタラップを降りたとき、目が合ったのは偶然か、背が高く日に焼けたその人は、青い瞳でまっすぐジェンナを見つめた。まさか彼が上司となる医師、ライアン・マッキンリーだったとは。仕事以外の交友を避け、ひとり灯台に暮らしているという彼は、ジェンナと同じ、傷ついた過去を抱えているように見えた。惹かれずにはいられない気持ちを押し隠そうとすればするほど、真っ赤になったりぼうっとしたり、空回りばかりしてしまう……。ライアンはまるで少女のようなジェンナに、ある朝たまらずキスをした。■2009年にハーレクイン・ロマンスから刊行され、好評を博したミニシリーズ〈グレンモアに吹く風〉の関連作をお届けします。愛に傷ついた人々が流れ着く島グレンモア。噂好きで世話好きな島の住人たちに見守られながら、幸せを見つける2人の物語です。
  • 経験不要!
    5.0
    男性運は最悪だけれど、せめて赤ちゃんは欲しい。お嬢様育ちで、何でも家政婦まかせだったベイリーは、家事と育児を特訓しようと、三カ月間の休暇を取った。ある日、住み込みの子守り兼家政婦の新聞広告が目にとまる。これなら実地訓練ができると思い、彼女はさっそく応募した。広告主は、建設会社経営のギブという野性的な独身男性だった。いたずら盛りの子供を三人抱え、てんてこ舞いなのだという。全くの未経験であること、三カ月しかいられないことを隠して何とか採用されたけれど、案の定失敗ばかりした。ギブは忍耐強く接してくれ、決して怒ったりはしなかった。ハンサムで優しい彼にベイリーは惹かれていき、隠し事をしているのがうしろめたくなってくるのだった。
  • 契約関係
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    ■過去に置き忘れてきた恋の相手と、突然、新しい関係が始まるなんて!■レベッカは女子寄宿学校の教師。だれからも慕われている彼女のもとを訪れる生徒は多かった。でも、まさかエミリー・パーから悩みを打ち明けられるとは!エミリーは教師に相談するようなタイプではなかった。反抗的で、転校してきて以来起こした問題は数えきれない。しかも、その告白が妊娠しているという内容では驚きもひとしおだ。父親を呼び出したものの、なんと伝えればいいのだろう。「ミスター・ナイトがみえました」彼の到着を知らせる校長の秘書の言葉に、レベッカは不審を抱く。ミスター・ナイトですって? エミリーと姓が違う。ナイト……。それは、かつてレベッカが思いを寄せた人の姓だった。校長室の扉が開き、父親が姿を現したとたん、レベッカは息をのんだ。ニコラス・ナイト! 十七年前の記憶が彼女の心によみがえった。
  • 契約関係【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    レベッカが教師をしている寄宿学校で、母親を亡くして間もない女子生徒が騒ぎを起こした。ロンドンから父親が呼び出されるが、現れた彼を見て、レベッカは息をのむ。ニコラス・ナイト――!16歳のとき、初めての愛を捧げ、傷つけられた相手……。ということは、ニックはあのとき私たちの仲を裂いた女性と結婚し、娘を授かっていたのね……レベッカの心の傷が、再び疼いた。ところがいまや大富豪となったニックは、金の力にものを言わせ、レベッカに仕事を辞めて、娘の家庭教師にならないかと持ちかける。もちろん、ロンドンの彼の屋敷に住み込みで。 ■ニックの提案は、娘の家庭教師にとどまらず、彼の愛人をも兼ねるというものでした。そうすれば、娘を側に置いて父娘の関係修復を図ると同時に、昔なじみのベッドの相手も同じ屋根の下に囲えると。なんという男の身勝手! レベッカが突きつけた答えは……? *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 契約外のシンデレラ
    3.0
    億万長者の娘の臨時のお世話係──それだけで十分だと思っていたのに。 昼は法律事務所の事務員、夜は食堂のウエイトレスとして、寄る辺ないサニーは働きづめだった。ある日、法律事務所を億万長者ステファノが仕事で訪れ、サニーは上司の命令で彼の幼い娘の世話を任される。娘はすぐにサニーに懐き、なんの問題も起こさず過ごしたが、それを見たステファノはひどく驚いて、意外な提案をしてきた。これまで何人ものナニーをくびにしてきた娘の世話を、サニーにぜひ頼みたいというのだ。もちろん破格の報酬で。ありがたい申し出だけれど……なぜこんなに胸騒ぎがするの?■両親を早くに亡くし、幼い頃から貧しい暮らしを強いられてきたサニー。臨時で雇われたはずの幼い娘の世話係は、やがて雇い主である億万長者ステファノへのせつない想いを募らせて……。
  • 契約結婚
    -
    五年前、手ひどく裏切られ傷ついたアビゲイルは、その張本人グレッグとだけは二度と会いたくなかった。だが、今度ばかりは避けられない事態だ。妹夫婦が突然の事故で亡くなったとの急報で、ロンドンからニューヨークへ、とるものもとりあえず駆けつけた今、妹の夫の兄であるグレッグと、顔を合わせないわけにはいかない。グレッグは会う早々敵意をむき出しにした。妹夫婦の忘れ形見の哀れな幼いきょうだいを、アビゲイルが引き取ってロンドンにつれて帰るつもりだったのに、彼は自分が引き取ると言って頑として譲らない。解決策はただ一つ――グレッグと契約結婚をすることだった。★ハーレクイン・ロマンスからもK・ロスの新刊が現在発売中です。筋金入りのプレイボーイの上司にひそかに思いを寄せる秘書の物語、R-2281「愛されぬ秘書」をお楽しみください。★
  • 契約結婚は天使のために
    -
    愛なき結婚は、ほんとうにすべてを解決するの? ダイナは同性婚の姉夫婦を亡くし、三つ子の赤ちゃんを引き取った。けれど、身を粉にして働き子育てに奮闘する嵐のような日々は、精神的にも、経済的にも、彼女を消耗させていった。そんなとき、ダイナは驚愕の事実を知る。三つ子の精子提供者はコナー・キング。裕福で絶大な権力を誇る名家の御曹司だったのだ。協力を求めると、コナーは前触れもなくダイナの家を訪ねてきた!魅惑的な支配者の風格を漂わせ、三つ子を引き取ると言い張る彼。たちまちダイナと彼の意見は対立してしまった。するとコナーは、「問題を解決する方法はひとつだ」と、形だけの結婚を迫ってきて……。 ■D-1668『夢から覚めたシンデレラ』のコルトンの弟、コナーの物語です。今作のベビーは、なんと三つ子! ハンサムで不敵な億万長者と一つ屋根の下にいるからって、誘惑されたりしないわ――ダイナは自分に言い聞かせますが、はたしてコナーの狙いは?
  • 契約結婚は逃げた花嫁と
    -
    「ぼくはきみとベッドはともにしない」それが元婚約者との契約結婚のルール。 エロディは最愛の人との挙式直前、教会から逃げ出した。花婿――ハンサムで完璧な大富豪リンカーンを置き去りにして。なぜなら彼に愛されていないと感じたから……。あれから7年。彼を忘れたくて仕事に打ち込んできたが、仕事で必要な資金の調達ができず頭を悩ませていたとき、謎の援助者から連絡が入った。一縷の望みをかけて会いに行くと、現れたのは誰あろうリンカーンだった!「結婚してほしいんだ――」なんですって? エロディは耳を疑った。「余命いくばくもない母のために」 ■かつて深く愛したリンカーンとの幸せな日々が胸に甦り、半年だけの契約結婚を承諾してしまったエロディ。本社おすすめのダイバーシティ企画作として話題をさらった『恋を忘れた無垢な薔薇』のヒロインの双子の姉が失読症を乗り越え愛を手にする感動作!
  • 汚れなき乙女の犠牲
    2.8
    イタリアの悪魔との偶然の再会に、ベスは目を大きく見開いた。まだ10代のころ、この無慈悲な弁護士ダンテとかかわったために人生をめちゃくちゃにされたのだ。いま、わたしは本名も捨てて新しい道を歩んでいるというのに、ふたたび彼の憎らしくもハンサムな顔を見ることになるとは。敵のはずなのに、目の前にすると胸の鼓動が速まるのは、なぜ?そんなベスの心を知ってか、ダンテも激しく彼女を求めてきた。その後、過去を忘れるためにもう二度と会わないと決めたベスだったが、2週間が過ぎたころ、いきなり現れたダンテに詰め寄られる――「答えてくれ、妊娠したのか、していないのか?」■おかげさまで、HQロマンスは2900号を迎えることができました。記念作を手がけたのは“愛憎劇の名手”J・バード。かつて傲慢なヒーローに振り回されても、身寄りのないヒロインは誰にも助けを求められませんでした。時をへて巡り合わせたふたりの運命は?

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  • 汚れなき乙女の犠牲【ハーレクイン文庫版】
    4.0
    イタリアの悪魔との偶然の再会に、ベスは血の気が引いた。この無慈悲な弁護士ダンテのせいで無実の罪を着せられて、まだ10代だったベスは、奈落の底へと突き落とされたのだ。冷たいほどに端整な、その憎い美貌を再び見ることになるとは。だが、彼女を忘れているらしいダンテに情熱的に迫られて、しだいに拒みきれなくなり、ついにベスは一夜を明かしてしまう。忌まわしい、あの過去の呪縛から逃れたいと願っていたのに――しかも2週間を過ぎて、突然ダンテが現れ、詰め寄ってきたのだ。「答えてくれ、妊娠したのか、していないのか」 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 穢れなき乙女の献身
    -
    結婚嫌いの億万長者アレックスにとって、恋はつかのまの戯れ。なのに、親友ウィルの結婚式で出会った心優しき看護師グウェンを、ずっと忘れられずにいた。そんなときウィルに別荘での休暇に誘われ、グウェンも来ると聞いて、アレックスは即座にOKする。もう一度彼女を抱けば、きっとこの欲求不満も解消されるはずだ……。再会した彼女が妊娠中と知った瞬間、結婚の恐怖に卒倒しかけたが、さらなる説明に、別の意味で度肝を抜かれた。グウェンは子供を産めない患者のために“代理出産”するというのだ。「困っている人のために尽くしたいの。お金も恋も私にはもう必要ないわ」宝石もベッドでの楽しみもいらない恋人――となると、いったい全体、どうすれば彼女を誘惑できるというんだ?!

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  • 汚れなきギリシアの愛人
    -
    決して愛を告白してはならない。それが立派な愛人の心得。 エラは窮地に陥っていた。父の家具店が倒産寸前のうえ、借金の形に自宅を没収されることになったのだ。そこへ債権者として現れたのがギリシア人実業家ニコロスだった。エラは思わず息をのんだ。1年前、婚約者を亡くしたばかりの彼女を誘惑し、強引に唇を奪った傲慢な男!「君には今日から3カ月、僕の屋敷で愛人として暮らしてもらう」無慈悲な要求も、家族思いのエラは受け入れるほかなかった。ともに暮らしだしてすぐ、ニコロスから子供嫌いだと聞かされ、エラは落胆した。折しも彼女の体に妊娠の兆しが現れて……。■ハーレクイン・ロマンスの頂点で輝き続ける大人気作家リン・グレアムの、100作目を飾る記念作をお贈りします。純粋で心優しいヒロインと傲慢ギリシア大富豪の王道シンデレラ・ロマンスです!
  • 汚れなき誘惑
    -
    ■一夜の夢でもかまわない。わたしのすべてを奪ってほしい……。■獣医として父親の診療所を手伝うハンナ・クラークは、父の留守中に往診依頼を受けた。連絡してきたのは牧場主のアレックス・コールマン。雌馬が難産で危険な状態だと、助けを求めてきたのだ。ハンナはすぐに牧場へ駆けつけ、迅速な処置で馬を救った。だからといって、アレックスがお礼に何かしたいと言いだすとは!ずっとあこがれてきた男性の申し出に、ハンナの心は激しく揺れる。こんなチャンスは二度とないわ。さあ、勇気を出して頼むのよ。二十八歳になる今日まで捨てられずにいる、わたしのバージンを奪ってほしい、と……。■ついにケイシー・マイケルズがラブ ストリームに登場です!陰謀の魔の手を逃れて、テキサスに身を隠したシークたちの波瀾に満ちた運命の行く末を、たっぷりとお楽しみください。
  • 消された一夜
    -
    三年前ペイジはCIAの新米エージェントとして、ジョシュア・ストーンとともに東欧の小国に潜入した。憧れの男性との任務に胸をときめかせたものの、プロに徹する彼がペイジを女として見ることはなかった。ところが、あの夜だけは違った。間一髪で危機を逃れた安堵のためか、ジョシュアはペイジを誘惑し、激しく愛を交わしたのだ。そして翌朝、何も告げずに戦場へと消えて行方不明となった……。時をへた今、ペイジは涙をこらえて彼と対峙していた。まさかジョシュアが生きていたなんて。しかし彼の表情は冷たかった。「人違いじゃないのか?」★RITA賞を二度も受賞し、リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。人気連作『孤高の鷲』第六話では、最強のエージェントが不死鳥のごとくよみがえります!★
  • 消された結婚 秘密の扉が開くとき III
    -
    なんとしてもイーサン・シーヴァーを捜し出さなくては。クレアは新たな人生へ踏み出すために、彼と会う決意をしていた。イーサン――つかのまの結婚生活の相手。かつての夫。どう表現しようと、私が彼を利用した事実は変わらない。クレアは、親の支配から逃れようとした世間知らずの令嬢の行動が純粋な青年をどれほど傷つけたかを思い、苦い後悔の念に駆られた。家に連れ戻されるなり離婚に同意した過去の自分の弱さを謝罪し、あれから私も少しは変わったのだと彼に証明できたら……。だが、勇気を奮い起こして電話した彼女を待っていたのは、今ではビジネスで成功した男性の、冷たい拒絶の言葉だった。★新たな出発を誓い合った三人の女性の約束の物語〈秘密の扉が開くとき〉もいよいよ最終話。裕福な家に生まれたせいで自分の人生を歩むことができなかったクレアの旅立ちを描きます。★
  • 消せない一夜の宝物
    3.0
    偶然の再会が、愛の記憶を呼び覚ました。 これでやっと息子とふたり、快適で安全な暮らしができる。シングルマザーのマジェンタは、ほぼ採用が内定した面接会場で、明るい希望に胸を躍らせていた。妊娠中に見舞われた脳出血のせいで、今も記憶喪失に悩まされながら、ようやくつかんだ高級ホテルチェーンの仕事だった。だがその喜びも瞬時に消え失せた。突然、入室してきたCEOが、一方的にマジェンタの採用を覆してしまったのだ。アンドレアス・ヴィスコンティ! 先週、彼と再会したときには、こんなことになるとは思わなかった。まさか息子の父親から、こんな仕打ちを受けるなんて。 ■マジェンタは息子の父親が誰なのか、その相手と自分に何があったのか、どうしても思い出せずにいました。アンドレアスとの再会をきっかけに、断片的な記憶が次々とよみがえり……。
  • 消せない絆
    3.0
    ニューヨークでイベント・プランナーとして働くエレナは、ある日、オフィスに入ってきた男性を見て、頭の中が真っ白になった。ジェイス・ゼルヴァス! 10年前に去っていった恋人がなぜここに?ギリシアで実業家として活躍する彼が委託したパーティーの企画を、まったくの偶然からエレナが担当することになったのだ。彼女の脳裏に葬り去ったはずの過去が甦る。わたしの妊娠を知るや、彼は自分の子供であるはずがないと言い放ち、卑劣にも姿を消してしまった……。「おなかの子は、あれからどうなったんだ?」古傷をえぐるような問いに、エレナは唇を噛み締めるほかなかった。
  • 消せない情熱の記憶
    2.0
    あれほど残酷な形で私を拒絶した彼が、 まさか今になって戻ってくるなんて。 カリオペとロシアの鉄鋼王、マクシムの出会いは衝撃的だった。二人はひと目で熱い恋に落ち、理性を振り捨て、甘い陶酔にひたった。共に不幸な両親を見て育った二人には結婚という選択肢はなく、情熱が燃えつきたら潔く別れるというのが了解ずみのルールだった。だが、想定外の事態が起こった――カリオペが妊娠したのだ。マクシムは経済的な支援だけ約束し、父親にはならないと言い放つ。そればかりか、その半年後、忽然と姿を消してしまった。ああ、なぜ彼はこんなひどい仕打ちをするの?絶望のなか出産し、一人で必死に赤ん坊を育てるカリオペ。ところが1年後、マクシムが突然現れて……?!
  • 消せない炎
    -
    クリスティーナは署内で唯一の女性消防士。バービー人形のような容姿とずば抜けた能力で同僚の男性たちを魅了している。セクシーな救急救命士ダスティンもその一人だ。彼に惹かれながら心を開こうとしない彼女にダスティンが求めたものは……。
  • 消せない夜の記憶
    4.0
    実業家の父ジャイルズは商談を成功させるためなら手段を選ばない。若く上品な女性の連れが必要なときは、娘のイブが駆り出される。今夜も豪華なホテルに同行させられたイブは、憂鬱な気分に襲われていた。いつも父親の言いなりになるしかない人生なんて。もうたくさん――その思いが強烈にふくれ上がった次の瞬間、彼女は、こちらに向かって歩いてくる男性に目を奪われた。とっさにその場から逃れ、海に面した裏手のドアをすり抜ける。ところが彼は追ってきて、二人は名前も知らぬままキスを交わした。皮肉なことに、その男性こそ父のビジネス上の敵、アレクセイだった。

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  • 消せない夜の記憶【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ジャイルズ・ホークウッドは、商談を有利にするためなら、娘のイブにも売春まがいの行為を強要する非道な男だった。だがあるとき、ジャイルズの会社を買収しようとする人物が現れる。巨万の富を持つ若き実業家、アレクセイ・コンスタンティンだ。形勢不利と見たジャイルズは、コートダジュールでの商談にいやがる娘をホステスとして伴い、アレクセイを呼び出した。イブとアレクセイはひと目で激しく惹かれ合うが、美しく清楚な彼女が、実はジャイルズの娘だと知ったとたん、彼はまるで汚らわしいものに触れたかのように冷たく言い捨てた。「きみは父親の仕事のためなら、誰とでも寝るそうだな」 ■初めて惹かれた男性から、いわれのない蔑みを受けるヒロイン。アレクセイは、イブが本当にふしだらな女なのかを試すため、彼女を罠にかけますが……。“どん底ヒロインの下克上ロマンスといえばジュリア・ジェイムズ!”といわしめる名作です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 気高き愛人
    3.7
    サリーは冷酷な実業家である父親の庇護の元から独立し、今は博物館研究員として働いている。介護施設へ入所している母親を見舞いながらの生活は決して楽ではなかったが、妻にはまったく無関心な父親の代わりを務められるのはサリー以外になかった。ある日、サリーは父親のオフィスで買収王と呼ばれる豪腕な実業家ザック・デルッカに出くわした。まるで獲物を狙う猛獣のような目でこちらを見る彼に、サリーは嫌悪感を覚えた。いったい私をなんだと思っているの?だが、数日のうちに答えは明白になった――彼女の最も望まない形で。■多くの読者から支持されている実力派作家、ジャクリーン・バードの一年ぶりの新作です! どんな困難も健気に切り抜けてきたサリーでしたが、ザックの脅迫的な誘惑はあまりにも強力で……。 
  • 気高き愛人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    サリーは冷酷な資産家である父のもとから独立し、いまは博物館研究員として働いている。施設にいる病床の母を見舞いながらの生活は楽ではなかったが、無関心な父の代わりを務められるのはサリー以外にいなかった。ある日、サリーは父親のオフィスでひとりの男性と出会う。買収王と呼ばれる豪腕な実業家ザック・デルッカだった。まるで獲物を狙う猛獣のようなまなざしを向けてくる彼に、サリーは嫌悪感を覚えた。わたしをなんだと思っているの?答えは数日のうちに明白になった。サリーの最も望まないかたちで。名うての買収王が父親に要求したのは、そう、彼女の身体だったのだ。 ■近年のHQロマンスを代表する作家の一人、ジャクリーン・バード。初版当時の編集担当が絶賛する愛人契約がテーマのロマンスです。どんな困難も健気に乗り越えてきたサリーは、ザックの脅迫的な誘惑にも、せいいっぱい反発しようとしますが……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 気高き王と金色の乙女
    3.3
    汚れなき秘書は罠に落ち、独り愛し子を慈しみ育てた。 シーク・ザフィールの別邸の外壁からダーシーは転落した。彼が結婚する前に息子の存在を伝えなければと焦った結果だった。ザフィールに会うのは、彼の秘書から恋人になったダーシーがほかの重役に唇を奪われ、激怒した彼に捨てられて以来だ。護衛とともに現れた彼は、ダーシーを抱き上げて邸内へ運んだ。高貴な顔立ち、流れるような黒髪、心をかき乱す漆黒の瞳――この4年、幾夜となく夢に現れたザフィールの魅力を前にひどく狼狽しながらも、ダーシーは言葉を絞り出した。「あなたに解雇されたとき、私は妊娠していたの」 ■ダーシーへの不信感をあらわにしつつ、検査で事実が確認できるとザフィールは政略結婚を白紙に戻し、彼女を后として国に迎えます。未知の国の宮殿で暮らしはじめた母子を待ち受ける運命とは……。異国情緒あふれる魅惑のロイヤル・ロマンスをお楽しみください。
  • 気高き騎士
    -
    ■騎士たるもの、志は高く、正義を貫くためには命も惜しまず。■「婚礼の前に花嫁をさらうのはウェールズの風習なのだ」新しい主君キンヴェリンの説明に、ノルマン人ブライスはうなずいた。ウェールズの貴族にも風習にも詳しくない以上、たとえ意に染まぬ命令であっても納得するしかない。伯爵家の跡継ぎながら領地も爵位も失い、馬上槍試合の報奨金を糧に暮らしてきたブライスにとって、これは出世の機会でもあるのだ。彼が連れ去る花嫁はレディ・リアノン・ディレイニア。つい昨日の夜、ブライスのキスに応えた情熱的な貴婦人だ。彼女がキンヴェリンの花嫁だとは……。そしてレディ・リアノンの父親の前から彼女を奪ったとき、ブライスの不快感は強まった。いくら芝居だとしても、これほど彼女が抵抗するのは奇妙ではないだろうか?■『剣と竪琴』でディレイニア男爵とレディ・ロアンナが結ばれてから早二十年。いよいよ子供たちが運命の相手に巡り合うことに……。
  • 気高き心は海を越えて
    4.0
    サーカスを訪れた伯爵令嬢クリスタは、裸同然で見せ物にされている男性を見つける。鎖につながれ、長身のたくましい体を傷つけられた彼にクリスタは同情するが、彼はぶしつけに彼女を眺め回すと、すたれたはずの古ノルド語で欲望をあからさまに口にした。偶然にも学者の父からその言語を学んでいたクリスタが言い返したとたん、彼は助けを求めてきた。彼――リーフは航海中に遭難したバイキングで、言葉も通じず囚われているという。クリスタは父とともにすぐさまリーフを救い出す。やがて彼は驚くほど優雅な紳士に変身して……。
  • 気高きシーク
    -
    ギャビーはアラブの王国ザンタラに飛んできた。旅行中の兄が麻薬所持の嫌疑で逮捕されてしまったのだ。冤罪を晴らして兄を釈放してもらうには、国王に直訴するのが一番だろう。そこでギャビーは金色に輝く宮殿に忍び込んだが、皇太子ラフィークに見つかり……。
  • 気高き約束
    -
    キャサリンは大好きな兄の訃報を受け取った。ウェリントン公の指揮下、ワーテルローでナポレオン軍と戦い、勇敢な最期を遂げたのだ。悲しい知らせを届けたのは、上官だったアダム・カルソープ卿。亡くなる前夜、兄はアダムにこう告げたという。自分にもし何かあったときは妹の面倒をみていただけますか、と。陽気で優しかった兄の死に、キャサリンは泣き崩れた。それからほどなく彼女の前に後見人のおじが現れ、遺産相続をめぐる悶着が巻き起こる。窮地に立たされたキャサリンが頼れるのは、アダムのほかには誰もいなかった。
  • 結婚相手は最高?【ハーレクイン・マスターピース版】
    -
    いつも意地悪だった初恋相手の兄。なのになぜ、彼を求めてしまうの……? ポピーの初恋相手は、いとこのクリスだった。幼いころは、彼の兄ジェームズが大好きだったが、思春期になり、優しいクリスに淡い恋心を抱くようになると、それに気づいたジェームズは、ひどく冷たく、意地悪になった。大人になり、ポピーの初恋はクリスの結婚で無残に散った。ほどなくして上司でもあるジェームズの出張に同行したポピーは、あるささいなきっかけで、彼の腕に抱かれてしまう。思いがけず、クリスには感じたことのない情熱をかきたてられ、ポピーはみずからジェームズを求め、純潔を捧げた。その一夜で身ごもってしまうとは、思いもせずに――。 ■大作家ペニー・ジョーダンによる、読み応えたっぷりの初恋物語をお贈りします。ジェームズによって激しい情熱を知ったポピー。けれど彼から愛されてはいない……。そう信じる彼女に妊娠という事実が追い討ちをかけ、苛むのです。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 結婚から逃げないで
    3.0
    四年前、ソレルは結婚式の最中に逃げだした。幼なじみで、ずっと憧れてきた新郎ブレイズを祭壇に一人残して。結婚はビジネスパートナーである両家の期待から生まれたもので、ブレイズの愛と情熱を感じられず、耐え切れなかったのだ。そして今、従妹の結婚式で彼に再会してしまった。ブレイズは敵意に目を光らせ、挑発的な態度でソレルに近づいてくる。彼女は冷静に会話をしようとしたが、しだいに興奮し、ついには結婚を拒絶した理由を口走ってしまう。するとブレイズは復讐に燃えるようなキスをして言い放った。「情熱がないわけじゃないんだ」。
  • 結婚から始めて【ハーレクイン文庫版】
    -
    浪費癖のある父と病弱な妹と暮らす、ヘルパーのアラミンタは、母が早くに他界したあと、仕事も家事も一人でこなしてきた。あるとき、上流階級の医師ジェイスンの屋敷に派遣され、彼の妹の子供たちの世話をすることになった。誠実でハンサムな彼に心惹かれるが、契約は半月あまりで終了。次の仕事は老人の世話をする過酷な労働だった。だが1週間後、現れたジェイスンに、なんと結婚を申し込まれる!“愛していなくても、一緒に暮らすうちに愛が生まれればいい”ただ彼のそばにいたくて、プロポーズを受けたけれど……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 結婚から始めて【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    ヘルパーのアラミンタは、浪費癖のある父と病弱な妹の3人暮らし。母が早くに他界したあと、仕事も家事雑用も全部一人でこなしてきた。あるとき、上流階級の医師ジェイスンの屋敷に派遣され、彼の妹の子供たちの世話をすることになった。真面目でハンサムな彼に心惹かれていくが、契約は半月あまりで終了。次の仕事は老人の世話をする過酷な労働だった。ところが1週間が過ぎたとき、ジェイスンが不意に訪ねてきて、なんとアラミンタに結婚を申し込んだのだ。“今は愛していなくても、一緒に暮らすうちに愛が生まれればいい”と。ただ彼のそばにいたくて、プロポーズを受けたアラミンタだったが……。 ■〈ゴージャスな恋人〉と銘打ちお贈りする企画第1弾は、繊細な作風で多くのファンを魅了し、惜しまれつつも2001年6月に永眠したベティ・ニールズ。彼女の定番である医師との恋を描く今作は、人気の便宜結婚がテーマです。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 結婚がさき
    -
    ランチの約束で祖父のオフィスに向かったジャニンは30代前半の魅力的だが孤独な雰囲気の男性に出迎えられた。彼の名はザック・トーマス――祖父のビジネス・パートナーだ。ランチから帰ってきたあと、祖父はジャニンに爆弾発言をした。「わたしは彼をおまえの夫に選んだ」大恋愛の末の結婚を夢見るジャニンは猛反発したが、頑固な祖父はまったく耳をかさない。一方、ザックは結婚そのものを無駄だと決めつけていた。結婚を阻止すべくふたりは共謀して祖父に反抗を試みるが……。
  • 結婚コンプレックス
    3.0
    結婚して以来、ジェシカに幸福なときはなかった。夫にはいつも女性の影があったし、愛された覚えもない。冷えきった結婚生活にもかかわらず、ジェシカが別れなかったのは、ひとえに、最愛のひとり娘ペニーのため。だが会社主催のパーティに行く車中で、夫は突然、離婚したいと言い出した。新しい愛人と結婚するために……。打ちのめされ、蒼白になってパーティ会場にたたずむジェシカのもとへ、長身の魅力的な男性が近づいてきた。夫の勤める会社の社長マシュー・シンクレアだった。彼は熱く彼女を見つめると、“やっと出会えた運命の人”と言ったのだ。

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