amieさんのレビュー一覧
レビュアー
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うーん
リアル…リアルかな、これ?
セックスレスの気持ちはよくわかるし、良く描写してあると思う。
まあ、それがメインテーマなんでそこさえ押さえておけばいいんだろうけど…。
主人公の女性が、キレイ過ぎませんか?
結婚6年目という事は、20代の終わりから30代半ばくらいの設定?
そのくらいの年齢の主婦にしては、十分服装も靴などもオシャレじゃないかと思います。
結婚6年目、「色気が無い」と焦っているような人が、完全に膝上丈のミニスカートなんて履くかなあと。
少なくとも、あの状態であれば会社ではかなり人気になるんじゃないでしょうか?
(もちろん、既婚者という事で手を出してくる人はそ...続きを読む -
凄いね、やはり
もうすぐ50歳になろうかという私も詳しい内容は知らないような時代の作品である「ダグラム」。
今調べると、「ガンダム」の2年半後、「イデオン」の1年半後、「ザブングル」の1つ前、「ダンバイン」「ボトムズ」「バイファム」の1年半~2年前という時代の作品。
更にその後、「エルガイム」「Zガンダム」とサインライズの作品は続いていく。
ちなみに、「マクロス」の1年前の作品でもあり、いかに当時(1980年代前半)がロボットアニメ全盛期だったかが良くわかる。
そんな時代において、「ダグラム」は「ボトムズ」と並んで究極のリアル路線かつ、重くて暗い作品という評価が一般的。
一方で、徹底的なリア...続きを読む -
意外にも…
怪しいレーベルの怪しい作者の作品。
しかも、単話売り。
よくある「エロだけの中身の無い作品」と思って期待もせずに読んだけど…、これ、なかなか良いじゃない!
まず絵がキレイ。
デジタル前回ではなく、手書き風の絵で、尚且つ嫌味が無く好感の持てる絵。
そして、カッコつけるだけではなく、あくまで3枚目キャラを押し通す先輩。
ストーリーに深みが無く、恋愛というか会話術に関するうんちくが多くて説明っぽさも強く感じるが、それも含めて「ギャグ漫画」と思えば十分納得。
これなら、普通に人気誌で連載できるレベルと言えるんじゃないだろうか?
少なくとも、この作品よりずっとツマラナイ作...続きを読む -
いい!
医者マンガは数多くあるけれど、精神科医というのはなかなか無く、新しい。
どうも医者マンガ・ドラマの世界では「天才外科医」が一番という傾向があるけれど、それ以外の医師にスポットを当てる作品がもっとあってもいいんじゃないかと思う。
この作品を読むと、自分自身も精神科に対する偏見・勘違いが多いなと感じる。
さらに、自分もちょっと発達障害の傾向があるのかも、と思ってしまった。
全体の話の雰囲気としては、「Dr.コトー診療所」と似た傾向がある。
天才医師が敢えて小さなクリニックで働いている点、患者にやさしく、笑顔で寄り添う点など。
一方で、1話の冒頭の4人が寄り添う挿絵に関しては、完...続きを読む -
いいね
作者ふなつかずきが「華麗なる食卓」の後、「すんどめ!!ミルキーウェイ」の前に連載していた作品。
「すんどめ!!ミルキーウェイ」とかなり似た要素が多く、こちらの方が少し対象年齢層が下で、エロ要素もマイルドにした感じというところか。
登場する女性キャラが皆かわいい点や、メインヒロインと言える存在が2人いる点、そのうちの片方が人間ではないという点などはすんどめと重なる。
この作者の作品、絵のかわいさやエロ要素はもちろん、セリフの自然さ・かわいさがすごくいい感じ。
このノリにハマると、エロだけでなく普通にギャグとして楽しく読めると思う。
一方、「すんどめ」の方は主人公キャラが強烈...続きを読む -
悪くはない、けれど
相変わらず絵は美しい。
今回は、2人の関係に少し進展があった回。
ただし、壬氏の方は真実を打ち明ける気満々なのに対し、肝心の主人公が勝手に誤解をし、聞くのを避け続けている構図。
読者からすればとっくに真実はわかっており、あまり長く引っ張るのもどうかと思う。
「少女漫画」的には趣があるのかもしれないが、「少年マンガ」的ではない感じ。
(原作は小説家になろうなので、どちら向けなのか不明だが)
男性目線からすれば、こういう話はすっと終わらせ、またヒリヒリする推理系の話にもっていって欲しい所だけれど、この秘密がオープンになってしまうと話が大きく動いてしまうのでなかなか難しいんだろう...続きを読む -
確かに
20巻くらいまでは本当にすごい作品だったんだけどなあ。
「ハワイアンズ編」からは本当につまらない。
うじうじだらだらもそうだけど、結局は「読者が全く共感できなくなっている」のが一番なんじゃないだろうか?
今回、ようやく話が動き始めた感があるけれど、それにしても4巻分ほど引っ張り続けた末、ようやくという感じ。
しかも、水原と麻美はともかく、主人公の和也の気持ちに全く共感ができない。
なにあの妄想。
作者自身も話に詰まり、かつアニメ2期の事もあってうまく話を引っ張らないといけないので無理くり…という感じなんじゃないだろうか?
このままどんどんダメな作品になる前に、早く...続きを読む -
これは新しい
まさに、正体不明の主人公の食べるシーンを見せるだけの話。
それに、取ってつけたような各話のエピソードがくっついている。
絵は、正直うまくない。
この作者の代表作「させよエロイカ」とも違い、当初は押見修造の劣化版のようなタッチに感じたが、「させよエロイカ」よりこの作品の方が先なのね。
いずれにせよ、この無茶苦茶なテーマ、そして勢いは新しい。
「孤高のグルメ」よりは後だが、「忘却のサチコ」「ワカコ酒」よりは前の連載開始という事で、当時は今以上に斬新だったのではないかと思われる。
深夜ドラマなどにピッタリと思ったら、これまた9年近くも前の2013年夏にドラマ化されていた。
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これまた新しいスタイル
これまた新しいスタイルのゾンビもの。
ゾンビ出現→仲間がやられる→友情と恋愛感情が絡んだ人間関係の中、大切な人を守るために戦う
的なスタイルが従来型。
本作は初めからチートな強さかつ悲観していない女子高生2人が中心となるストーリーという事が新しい。
もっとも、個人的にこの手の代表作だと思う「ゾン100」ほどのインパクトはないかな。
本作はゾンビ系と、よくある「頭のいいキャラが考える戦略もの」の複合技という感じがする。
絵はかなりキレイな方であり、読みやすい。
ゾンビの絵は皆同じ顔になっているのがちょっとアレだけど。
という事で、気楽に読むならなかなか楽しい作品と...続きを読む -
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ネタバレ
1年戦争からF91まで、多くのガンダム作品が伏線として出てくるので、ざっと読んだだけでは理解できない面も多い。
ガノタとしては、この作品を何度も読み込んで、答え合わせをする楽しさもありますね。
例えば、2巻の「モンキーハウス」。
1年戦争中、WBの独房に入ったカイが、そこでラクガキを発見するという流れだが、結局誰が書いたのか、また何を書いたのかも明示されないまま。
調べたところ、文章はジオン・ダイクンの「新人類たちへ」という演説の後半部分。
また、このエピソードの少し前、ランバラル隊のコズンが捕虜になっていた際に、セイラも独房に入っていた事実がある。
つまり、セイラさんが独房内...続きを読む -
良作!
ネタバレありですのでご注意を。
宇宙世紀105年…、つまり1年戦争の終結から25年、第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア)終結から13年、ラプラス事変(ガンダムUC)終結から9年、そしておそらく、「マフティー動乱」(閃光のハサウェイ)の終結直前の時系列に位置する物語。
(マフティー動乱の直後という意見もあるが、2巻の某人物の発言からすると、まだ水面下の段階で大事件は起こしていなさそう)
物語はジオンの本拠だったサイド3で開催される、「1年戦争WB展」を中心に進む。
それにゲスト及びアドバイザーとして招かれた元WB隊クルーのカイ・シデンが、実際の1年戦争当時を振り返りつつ、現...続きを読む -
結局最新刊まで読んでみた
1~2巻の絵に酷評したけど、結局最新刊まで読んでみた。
絵に関しては、決してうまくはないけれど、手抜き感は無くなった。
一部の女性キャラの美しさも素晴らしい。
一方、なんの変哲の無い絵を描くのにまだ自信がないのか、JOJOばりのポーズを決めた人物画が非常に多い印象。
結果として、スタイリッシュにも見えるようにはなっているが。
ただね、あざとい感じがする。
本編でもいろいろ触れられているが、「どういうストーリー展開にすればウケが良くなるか、わかった上で狙って書いている」感がする。
天才と凡人。天才になれなかったけど、凡人として非凡な才能を見せる人たち。
そういうテ...続きを読む -
うーん
まず、絵にクセがあり、違和感を感じる。
そしてストーリーもハチャメチャ、ギャグも面白くない。
少なくとも1話目はひどい出来であり、これでいきなり興味を失くしてしまった。
調べたところ、なかなかに有名なマンガ家であり、本作も中盤以降はかなり深い展開になるようだけれど…、読み続ける気になれません。
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独特な世界観
独特な世界観に引き込まれてしまう。
他の作品で言うなら、「ドロヘドロ」の様な感じだろうか?
格差社会という基本設定自体はありがち(特にハリウッド映画などで)ではあるが、この描写は独特。
一方、ストーリーは2巻まで読んだ時点ではどうなっていくのかわからない。
ただ、「平凡な主人公と、チートな強さを持つ個性的な相手役」という組み合わせ自体は、他の作品でもよくある流れではある。
つまり、世界観の描写がキモであり、ストーリー自体は特別斬新ではないという事だろうか?
まだまだ導入部分で、今後の展開が読めないので評価はまだ微妙。
ただし、この世界観に合う人なら、強烈な印象を残す作...続きを読む -
これはすごい
なんか見たことある絵だと思ったら、「医龍-Team Medical Dragon-」の絵の人の作品。
瞬間瞬間の絵がキレイなだけに、余計不気味さ、凄みが際立つ感じ。
一方、ゆるい時の主人公など、なんか「土竜の唄」の菊川玲二のような雰囲気なんだけどね。
(そういえば、悪そうなタイプで固めの職業といい、本当の姿を偽っている点といい、共通点あるかも)
で、肝心のストーリーですが、今のところ非常にいい感じ。
何とも深そうで、かつダークな雰囲気の心理戦。
この先どう展開していくかが全く読めない。
一方で、ダークな展開ではあるが怖さはない。
主人公が明るく、めげそうにもないタイ...続きを読む -
悪くない
「月間マガジン」で7年ほど連載されていた作品。
原作者の河島正さんは連載終了直後に亡くなられていますが、作画のあだちとかさん(女性2人組らしい)は後に「ノラガミ」を連載されていますね。
絵は非常にキレイで、少年マンガっぽい。
ただ、当初は各キャラの「目」の描き方にちょっと違和感を感じた。
だんだん気にならなくはなったけど…。
ストーリーは少年~青年マンガっぽい、独特の世界観で「異能力」を用いて戦ったりするというもの。
ベース自体はよくあるものだが、肉付けの仕方は新しい。
先が読めない展開はなかなか引き込まれるものがあり、良い作品だと思います。
各キャラもそれなり...続きを読む -
駄作ではないけど…
テーマがストーカーという事で過剰反応する人もいるかもしれないが、それはマンガの世界という事で。
リンチや殺人などがテーマの作品もたくさんあるんだしね。
そういう前提で見れば、クソマンガというほどではない。
絵は決して上手いとは言えないが、十分読みやすいレベル。
なーんにも考えず、ヒマつぶしに読むなら別に構わないだろう。
が、なんかもう1つ物足りない。
それが何かと考えてみると、「深み」かな?
怪異とか超能力とかそう言うのを抜きにして似た作品としては、「怨み屋本舗」シリーズなどがあるだろう。
古くは「のぞき屋」、エグくすれば「スモーキング」なども系統としては近いと言え...続きを読む -
これはなかなか…
絵はちょっとロリ入ってはいるが、キレイかつ慣れており、読みやすい。
話はかなりマニアックなところにまで入り込んでおり、ちょっとぶっ飛んでいる面もあるが、まあ異世界もの自体ぶっ飛んだ設定なので許せる。
色々都合よく展開していくのも、異世界ものならではとも言えるだろう。
全体的に説明が多く、それを嫌がる人もいるとは思うが、気にならない人ならなかなか新しいアプローチで興味深い。
という事で、異世界転生(転生ではないけど)ものとしても新鮮で、面白い作品。
上手く展開していけば、そこそこ人気作になってもおかしくないのでは?
ちなみに、原作は「小説家になろう」の作品であり、無料...続きを読む -
シリーズとして最高評価
1年戦争…いわゆる「ファーストガンダム」の新訳作品。
オリジナルのTV版とは大まかなストーリーこそ同じだが、細かい点はかなり違っている。
が、オリジナルが1979年という大昔の作品で、設定にも色々無理があることを考えれば、修正は当然だろう。
それを承知の上で、「ファーストガンダム関係者の1人であった安彦良和が、現代風に再デザインした1年戦争」と捉えて読むなら、素晴らしい作品だと思う。
もちろん、「正史」的位置づけのTV版とは相違点があるし、元の設定が強引過ぎる分この作品でも設定に破綻が生じている面は確かにある。
(そもそも、ファーストガンダムのストーリーが僅か3ヵ月強の出...続きを読む -
ちょっとアラが目立つ
ここにきて、ちょっと色々細かいアラが目立つようになってきた気がする。
まず、1つ前の6巻あたりから、WBの正規軍人がやたら増えてきた感。
宇宙に居た時、あれだけ人手不足だったのに、なぜここにきて急に??
しかも、少尉とかの士官クラスもいつの間にかかなり増えている。
あと、黒い三連星。
WBがカリフォルニアからアンデスに向かう間に、彼らは宇宙から黒海沿岸のオデッサに降下し、さらに遠く南米までたどり着いている。
いくらWBが戦闘等で時間を取られていると言っても、この移動速度の差はなに??
これは、マクベの副官であるウラガンにも言えるかな。
ザンジバルの受領とその後の連絡...続きを読む -
1巻より良くなった
「1巻」で感じた絵の違和感が減り、ストーリーも「カイメモ」と似たような深いものに変わってきた。
アムロやシャア、セイラと言った大物キャラも登場し、1巻よりも良い印象になった感がある。
一方、やはり「劇場版Zガンダム」をもとにしているというのはちょっと違和感があるかな。
見知っているTV版と違う面が多いので。
あと、「カイメモ」と絡めて気になる点が1つ。
本作の後半に、若き日のナナイ・ミゲルが登場するが、これは「劇場版:逆襲のシャア」での名前。
これはこれで問題はない。
一方、本作の後に書かれた「カイメモ」の方は、「閃光のハサウェイ」のマフティー動乱の話が少し出...続きを読む -
カイレポ
同作者の「デイアフタートゥモロー」の、「カイ・シデンのレポートより」の方。
いわゆる、「カイレポ」と呼ばれる作品ですね。
内容は映画版「Zガンダム」に沿っており、それがテレビ版を見ていたものからすれば少し違和感を感じてしまう。
また、映画版に時系列を合わせようとするあまり、少し強引な展開も見られるかな。
個人的に大好きな「マスターキートン」を意識したという第一話は秀逸ですが、そこからしばらくはキャラ絵のイメージ違いに苦しむことになりました。
アムロとシャアは別にいいんですけどね。
という事で、個人的には「カイメモ」版の方が好きです。
ただ、外伝として秀逸で、「カイ...続きを読む -
なんかちぐはぐ
2000年前後、「ホイッスル!」を少年ジャンプに連載し、アニメ化もされたマンガ家さん。
連載終了から6年半となる2009年スタートしたのがこの作品。
ベースとなるのは「サイコメトリー能力」であり、これは「少年マガジン」で1996~2000年に連載され、TOKIOの松岡昌宏主演で2度もドラマ化された「サイコメトラーEIJI」と同じ。
同作がかなり有名なだけに、新しさはないと言わざるを得ない。
また、内容が基本的に暗い。
特に主人公のキャラが高校生っぽくないくらい冷めており、主人公としての魅力に欠ける。
周囲に人気の出る陽キャラがいればカバー可能だが、友人たちもいまいちキャラが...続きを読む -
悪くないが、色々惜しい
刀文化が現代まで残っている世の中という設定。
「銀魂」などギャグマンガなら見たことあるが、普通のストーリーものの設定としてはちょっと新しい。
一方、両親の敵を取る為に、圧倒的に強い公職としての「侍」に憧れる双子の姉弟、なんだかんだで姉弟を見守り、育てる「侍」というのは、少年マンガの王道的流れとも言える。
この姉弟のキャラも悪くない。
という事で、ここまでは少年マンガとしてのツボを良く抑えていると言える。
一方で、絵が雑で安定していない(良い時と悪い時の差がある)点や、ちょっと残酷描写が多い点、作画の一部にカラー描写が入る点などはメジャー作っぽくなく、マイナーさを感じさせる...続きを読む -
なかなか斬新
大空を駆け巡る人たちの物語。
「ラピュタ」や「空挺ドラゴンズ」のようなイメージではあるが、本作は飛行能力そのものに独特のアイデアが用いられている。
この発想は未だかつてないものであり、非常に斬新。
また、他の作品でもそうだが、やはり大空を自由に駆け巡る「空賊」的な存在には夢がある。
これらの設定だけでドキドキワクワクするような内容。
絵は、下手ではないが、線が細かすぎてちょっとゴチャゴチャしている感がある。
また、主人公コンビの絵はちょっと独特でクセがあるかな?
さらに、古典的かつベタな「悪役」や「ライバル」の登場と、ストーリー自体にはあまり新鮮さがない。
...続きを読む -
設定が新鮮
大坂の陣の後、傭兵としてヨーロッパに渡った日本人が、銃士=スナイパーとして活躍するという物語。
このような設定の物語は初めてであり、新鮮で興味を惹かれる。
内容もリアル路線であり、戦場の緊迫感や迫力が伝わってくる。
絵も普通にキレイで読みやすい。
一方で、細かく見て行くと詰めの甘い点も見えてくる。
実在の人物であるスピノラの件は後でカラクリがあるので良いとしても、重要人物であるスペインの王子やその軍隊など、実在ではない人物が普通に出てくる。
(実際は、物語開始の1620年時点のスペイン王はフェリペ3世で、翌1621年に死亡して息子のフェリペ4世が16歳で即位しているし、...続きを読む -
待ってました!
大好きな作品の最新刊。
前巻の発売が4月だから、実に9ヶ月も首を長~くして待っていました。
おかげで、深夜0時の配信開始直後に購入、その後30分かけて0時半過ぎには読破してしまいました。
9ヶ月待って味わう、30分の幸せ。
この9巻は作中でアシャフも言うとおり、前巻までのアンジェラとの戦いが一段落し、次なる展開への下準備となる巻。
新たなキャラクター?の登場もあり、冒頭は静かに始まります。
その後、中盤に入ってからは主人公コンビ抜きの激しいバトルの連続。
それが終盤まで続き、「以上が今から10日前に起きた出来事でした」という終わり。
完全に、下準備ですね。
一...続きを読む -
高橋留美子作品としては…
「うる星やつら」「めぞん一刻」「1ポンドの福音」の頃から高橋留美子の作品は読み続けています。
本作は、いきなりデジタル化された感の強い絵でやや違和感。
内容は安定の高橋留美子クオリティではありますが、なんかちょっと勢いが無いような…。
「犬夜叉」「境界のRINNE」あたりと大きく変わらない設定とストーリー、若干感じる絵の違和感、おバカorドジっ子キャラではない主人公(ヒーロー)あたりがそう感じさせるんだろうか?
これなら、「半妖の夜叉姫」(ちなみにこの作品、高橋留美子作の犬夜叉のキャラ・設定を引き継いだアニメオリジナルで、高橋留美子自体はキャラデザイン以外のストーリーに関与...続きを読む -
発想が新しい
お金に応じて変身時間の決まるヒーロー。
主人公は最強だが、燃費最悪かつ貧乏=変身時間が極端に短い。
この発想は新しく、また面白い。
キャラ絵は好感が持てるものだが、決して上手いとは言えない。
ところどころ、何を表現しているのかわからないコマも散見される。
キャラの描き分けもそれほどうまくない感じ。
一方、少年マンガの王道的な主人公やその周囲の人たちの正義感・人間の良さは、読んでいて気持ちがいい。
ギャグはストレートではないが、クスっと笑えるひねったものが多く、個人的にはこれも悪くない。
特にネーミングセンスが好きかな。
(威借=イカリと来て、シンジやゲンドウ等...続きを読む -
まだなんとも…
記載はないが、単話での配信。
つまり、1巻が非常に短い。
無料で4巻まで読んだが、まだようやく旅立ったところ。
という事で、未だどんな話になるか、全く読めない。
師匠とか、職業としての探検家?的なものが出てくるところからして、「メイドインアビス」のような冒険になるのか(もっとも、あちらほどすんごい展開にはならないだろうが)、それともロードムービー的に様々な土地で様々な人との出会いを描くのか、そこすらまだわからない。
という事で、現段階では評価はできない。
ただ、1巻あたりが短いとはいえ、話の進み具合がスローなのは確か。
この先、「めくるめく冒険の大スペクタル」という展開よ...続きを読む -
いわゆる韓国版エロマンガ
登場人物の名前からしてもわかるように、韓国のマンガ。
ただし、各キャラ、特に主人公の絵は日本のものと変わらず、違和感はない。
その他のキャラに関しては、若干違和感はあるが…。
絵はキレイだがシンプルで、背景の描写なども最低限。
ところどころにハングルが出てきたり、日本では無いと感じる面も多い。
内容は…まあいわゆるエロマンガ。
日本でも良くある、デジタル作画の「絵はキレイだけど中身の薄い作品」という感じ。
韓国好きな方、キレイな絵のエロマンガ好きな方ならどうぞというレベル。
名前が韓国名で、いきなり登場キャラも多く、頭に入ってこなかったのが正直なところ。
...続きを読む -
いい作品
全巻読破。
まあ、ラストは落ち着くべきところに落ち着いたという感じですね。
10巻からの、答え合わせのような伏線の回収は見事でした。
過去の巻を見ても、確かに伏線となる表現が使われている。
つまり、「物語序盤から全ての伏線を意識していた」=「連載開始時からほぼストーリーが決まっていた」という事だと思われます。
たしかに、そのくらい練られた伏線だったし、余分な話が少なく、必要なものだけに絞られていた感が強いので、そうだったのでしょう。
(ラスト付近のひげオヤジの話などは完全に余分だったと思いますが)
総括として、五つ子のかわいさが非常に引き立つ作品でした。
最初はキツ...続きを読む -
不幸にも現実化したSF
お台場に作られた原発が、大地震でメルトダウンし、東京周辺が放射能に汚染された近未来の話。
まさかこの内容が、2008年…東日本大地震のわずが3年弱前に描かれ始めていたとは驚きでしかない。
(もちろん、3.11の時も連載中)
内容は福島で実際に起きたことに近く、また多摩地区の現実の地名・建物などが出てくるので非常にリアル。
これは、ヘタをすると実際に政治利用されかねず、アニメ化が遅れたというのも納得できる。
一方で、背景以外のところは完全にSFであり現実味は薄い。
また、ヘリコプターの「プロペラ」という表現があったり、B-2爆撃機が機銃射撃をしたり500mの幅しかない多摩...続きを読む -
原作を読むべし!
貴志祐介の代表作の1つ。
もっとも有名なのは、今は映画で話題になった「悪の教典」ではないかと思うが、スケール感では本作の方が上。
また、2008年の本作、そして2010年の「悪の教典」と、最もノっていた時期の作品だと思う。
が、なんか違うんだよなあ。
かわいい系の絵になり、またエロ要素がかなり前面に出てきている。
(ただし、原作でも女同士の性行為の描写はあった。レズというか、それがあたりまえの時代という書き方)
何より、ストーリーが一部変わっており、原作の方がより不気味で得体が知れず、かつドラマチック。
また、原作で抱いていたイメージとかけ離れた描写がいくつも見られ、...続きを読む -
少年マンガらしい良作
19巻まで読み進めてきました。
ファッションショーなど、主人公にとってターニングポイントとなる場面の描き方は素晴らしい。
思わず見入ってしまうし、こちらにまで感情が伝わってくる感がすごく、涙が出そうになるくらい。
一方で、そうでない日常パートは相変わらず徹底的に端折っている印象。
完結まで残り3巻であり、既に連載終了を見据えた展開となっているんじゃないかと思うくらい展開が早い。
人気作でよくある、無駄な引き延ばしは好きではないが、この作品の場合はもう少し細かいところを丁寧に描いた方がより読者が作品に入り込めるのではないかと思った。
具体的には、高校卒業前の数か月間のエピソー...続きを読む -
やはり作者の代表作の1つ
1979年に漫画家デビューしているという細野不二彦の、中期以降の代表作の1つだと思う。
(初期はやはり、アニメもヒットした「さすがの猿飛」「Gu-Guガンモ」があるので)
絵としては既に完成されており、十分キレイ。
2010年以降の比較的新しい作者の作品と比べても、全くそん色ない。
また、何と言っても主人公フジタと助手かつヒロインのサラのキャラがすごくよい。
この2人のキャラは、この作者の長いマンガ歴の中でも屈指のコンビと言えると思う。
連載開始は1994年と古く、ところどころに時代を感じる描写もあるが、テーマが普遍的な「美術品」という事もあり、大筋では古さも気にならな...続きを読む -
結構好きかも
白黒の対比の絵がなかなか独特で印象的。
また、キャラ絵はキレイで、好感が持てる。
(ただし、とにかくキレイな絵というよりは、抜くところを抜いており、慣れている絵という感じ)
アンドロイド?に乗り移って戦うというのも、他に例がない訳ではないがなかなか新鮮。
特に、操縦者?の性別を含め、真の姿を隠せるという使い方は面白い。
一方、キャラ絵の描き分けが微妙であり、特に3巻あたりで登場キャラが増えてくると判別が難しくなるというマイナス面も。
何となく、全体の雰囲気として「BLEACH」に似ている気がした。
漢字名かつ古風ないでたちのキャラ達、〇〇班だ班長だという呼び名等々。(...続きを読む -
だんだんと内容が崩壊してきた
1巻の冒頭は悪くない感じだった。
天才肌っぽいひねくれ系の主人公に、あまり学校に出てこないミステリアスな同級生の女性…、ありきたりな組み合わせではあるが、悪くはない。
作品のキモとなる能力系は、前世の偉人たちの能力を継承して発揮するというもの。
発想自体は「サタノファニ」と似た感じではあるが、本作の連載開始の方が3年ほど早く、こちらが本家というところか?
となると、目の付け所は悪くない。
が、読み進めていくと、当初の設定からかなりの変更点が目につくようになる。
まず、ヒロイン灰都。
当初、「ミステリアスで得体のしれない感じ」の雰囲気を出していたはずが、数話であっさり崩...続きを読む -
「紅」とは雰囲気が異なる
「EREMENTAR GERAD」の続編。
オリジナルは表紙が赤いので「紅」、こちらは青いので「蒼」として区別されているらしい。
双方とも世界観は同じだが、登場キャラは主人公も含めて別。
絵は「紅」同様、少しごちゃごちゃしているがキャラの絵はキレイ。
ストーリーも、「紅」と同じ世界観だけあって余計な説明が必要なく、「紅」を読んでいる人にはスッと入りやすいだろう。
一方、主人公チームが基本女性(と少年)ばかりになったせいか、少年ジャンプや少年マガジンなど「少年マンガの王道」的だった「紅」と比べると、月刊誌や別冊系のファンタジー物になったというくらいの違いを感じる。
ぶっち...続きを読む -
王道的少年マンガ
未成年を主人公に据え、謎のあるヒロインや仲間たち出会い、冒険し、戦うという流れ。
キャラが綾波レイっぽいミステリアスな存在をヒロインに据えるなど、抑えるところも抑えている。
勧善懲悪が基本という所も含め、まさに王道的少年マンガと言える。
個々のキャラの絵はキレイだが、20年近く前の作品という事もあってか線が太く、ゴチャゴチャとした印象を受ける点はマイナスか。
余りにも王道的なストーリーではあるが、その分安心して読めるし、良作だと思う。
少年ジャンプやマガジンで連載されていれば、かなりの人気を得ることができたんじゃないだろうか?
「FAIRY TAIL」や「ワールドトリガ...続きを読む -
発想がすごい
数ある異世界転生ものだが、まさか異世界チートで野球が出てくるとは…。
この発想を思いついただけでもすごい。
絵はデジタル系らしいキレイさ。
また、この手のデジタル系としては、味のあるキャラをうまく表現していると思う。
普通に野球マンガにしても面白いんじゃないかな?
一方、まだ1巻しか読んでいないので、この先どう展開していくかは不明。
現時点ではリアル追及系であり、異世界とのギャップがまたいいのだが、この先もこの路線のままだと「ただの野球マンガ」となりかねない。
異世界らしさとリアル路線をどう並立させていくか、そこがポイントになると思う。
あと主人公、高校生にしては考...続きを読む -
今まで知らなかったことを後悔
これは面白い!
クズだけど見た目は憎めない悪魔たちを使った探偵業というギャグマンガ。
この発想は新しい。
人間のキャラの場合、あまりにもぶっ飛んだ個性は浮いてしまう事も良くあるが、このキャラなら違和感ない。
言葉遣いも面白いし、悪魔界?での真の姿とのギャップもまた良し。
ギャグマンガでありながら、既に2期分もアニメ化されてるんですね。
それほど(一部で)人気という事も納得。
この手のギャグマンガにありがちな、勢いだけの雑な絵という事もなく、よく見るとなかなかキレイな絵。
ギャグマンガにありがちな、現実や他のマンガ等をパロディにしてふんだんに用いるやりかた。
...続きを読む
表示されていない作品があります
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