あらすじ
「俺は、この世界のルールの穴を突いて生き延びる――!」
引きこもりゲーマーの高校生・桐原行人は、妹の佐奈を探すため、剣と魔法の異世界《エバーワールド》で冒険の旅をすることに。だが行人には、過酷なファンタジー世界で生き抜くには厳しすぎる、とんでもない「縛り」があって――? 『精霊使いの剣舞』の志瑞祐がおくる、変化球異世界転生ファンタジー!
感情タグBEST3
読んでいるとテーブルトークRPGとして一世を風靡したD&Dをベースに世界観が構築されているのが分かる。
昔やっていた人などは出てくる用語がどれも懐かしく感じられるかも。秩序にして善とか混沌にして猛悪とか・・・
こういうのを待ってた
最初はよくあるチートギフトを貰った勇者の異世界物語系かと思ったが
ギフトが絶望的なので工夫しなければ即死ぬという展開が面白かった
ゲームで例えるならダークソウルやSEKIROに属するジャンルだと思う(世界観は全く異なるが)
面白い。
3巻無料だったので2巻まで読みました。
お話はすごく面白かったです。
持てるスキルや道具をギリギリまで使って、そのかわりに負ける博打は極力打たない。――という、まさにマンチキンと言えるプレイスタイルの主人公が、目的のためにヒリつく展開の中を綱渡りしていく展開がとても面白い。
先が気になって次々読み進めたくなる、良作だと思います。
展開の緩急がきっちりついていて、飽きさせない作り。楽しく読めました。
1巻当初では絵はちょっと垢抜けない感じですが、描き込みが丁寧なので、連載が続くにつれて上達していくでしょう。
ただ、主人公が……というよりは、作者の善悪感が合わなかったので、2巻より先には読み進められませんでした。
些細なことですし、詳しいことを述べるとネタバレになると思うので、この辺で筆を置きます。
卑怯者
いきなり、命の扱いが軽い異世界に行くことになってしまったため、卑怯なことでもなんでもしないと、行方不明の妹を探し出すどころか自分が生き残れることすらできない。
卑怯なことをされる側としては迷惑でしょうけど、そういう世界だし仕方ない。
発想は新しい
転生時のゴタゴタでHPが1から増えないという縛りのある主人公。
その状態で異世界で妹を探すため、卑怯と言われようとあらゆる策略・テクニックを使って生き延びるという発想は新しい。
また、世界観自体がD&Dのような古典的テーブルトークRPGを元にしている点も新鮮。
一方で、このテーブルトークRPG風というのが「わかりにくさ」という大きな欠点に繋がっているのも否めない。
1D4とか言われても、とっさにどんなレベルの攻撃か理解できないもの。
さらに、本来ほぼすべての行動にダイスが必要なはずなのに、冒頭のステータス決め以外はダイスが出てこない。
能力がターン制なのにターンが作中では明確でないなど、いろいろ問題も多い。
また、「手段と知恵を尽くして」と言う割には、都合の良い魔法やスキルがどんどん出てくる。
これも最初に手札をオープンにしているならいいが、いざとなった際にどんどん新しく、またその場に合った強力な能力が出てくるんじゃ、そっちの方がずっとチート。
結果として、「限られた手札内でなんとかして勝つ」という描写が見られないのも大きなマイナス。
絵は当初ややクセがある印象だったが、2巻の中ごろからそのクセが弱まり、違和感が無くなってきた。
あと、「最愛の妹を探す」というストーリーの根幹自体がちょっとベタすぎかな。
トータルで考えて、テーブルトークRPG風の分かりにくさと、急にチートスキルが出てくる点のマイナスがやはり大きく、平均点程度と言う感じ。
新鮮味はあっていいんだけどね。
異世界チートものかなって最初の方読んだだけだと思ったんですけど、でもそんなことなくて工夫を重ねないとすぐに死んでしまう結構なハードモードです。
Posted by ブクログ
タイトルとしては主人公のHPが1しかない事を売りにしているようだけど、内容を見てみるとそういったダメージを一回でも喰らえばゲームオーバーになるという点よりも無力な主人公が如何にして異世界を生き抜くかという点を売りにした内容であるように感じられた
唐突に異世界転生するというのはこの手の作品ではお馴染みの描写なのだけど、いわゆる転生ボーナスを手にすることもなく強大な力を持っているわけでもないというのは珍しいかも
その手に有るのは世界の全てを記した書物〈世界書〉だけ。だから主人公のユキトは知識を片手に生き抜いていくことになるわけだけど……
元から備えた知識ではなくその場その場で得て行かなければならないからどうしたって後手を踏むことが多くなる
ユキトはそんな後手を踏んだ状況にて知識を引き出す、または有効活用するための知恵を備えた人間のようだね
これまで平穏な世界に生きてきた人間らしくユキトって異世界転生者にしては随分と警戒感が薄いんだよね
ゴブリンの群れを「優しそう」だと思ってしまったり、酒場で一悶着有った後に話しかけてきた人と無警戒にパーティを組んでしまったり
そういった危うさは彼に手痛いしっぺ返しを齎すのだけど、その度に知恵と知識を武器に事態を切り開く彼の姿は主人公然としているね
人を疑わず頼られたら手を差し伸べるシャルロッテ
彼女のそんな性格を知りつつ妹を助けるために利用するユキト
ラングとのいざこざにより〈世界書〉の内容であっても疑う必要性を覚え卑怯者になることを心に決めた彼がこれからどのようにして他人を利用していく事になるのか。少々恐ろしくも有り楽しみでも有り
最後に…
この巻で最も強い存在って馬のロシナンテであるように思うのだけど、あのお馬さんは旅に付いて来ないの?
ロシナンテが居るかどうかでパーティメンバーの力量に大きな差ができそうなのだけど……(笑)
3巻まで読みました。
HPが1以上にならないという主人公の設定は斬新だと思う。
そのためマンチキンという臆病者で卑怯な戦い方というところも頷ける。
ただ全般的に何かしっくりこない、パッとしない物語だと感じる。
HP1のまま?
何か色々考えさせられる物語です。
明らかに攻撃食らってる気がするんだけど気のせい?
目的は妹を探す旅。どこにいるのかね?
絵が好み別れると思います。